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歴史的選挙…市民連合とたなべ予定候補が政策合意書

 参議院選挙の告示が明日に迫る中、市民連合@かがわと、たなべ健一 野党統一予定候補の間で政策合意書が結ばれ、県庁の県政記者クラブで記者会見が行われた。(市民連合と共産党、民進党、社民党の政策合意書…今回のものと同じ…は昨日結ばれ、これも記者会見が行われている)
 記者会見には市民連合@かがわの代表、近藤浩二元香川大学学長や、市民連合の元締め?中野晃一 上智大学教授も参加…市民連合の意義や統一候補選定までのいきさつ等を説明した後、たなべ予定候補が決意表明…その後「政策合意書」の文書2通にそれぞれサインをした後、しっかり握手をした。
 県政記者クラブからは、主要四紙と四国新聞、共同通信が来ていたが、毎日新聞と読売新聞の記者から、なんか子どもの質問のようなものが来ただけであった。

 記者会見後、別室に移動し、たなべ予定候補、近藤先生や中野先生とざっくばらんな意見交換会が行われた。新聞記者からあまり質問が来なかったのを、中野先生は「おそらく彼らは今起こっている出来事が理解できていないのであろう…」と説明した。
 
 いわゆる「野党共闘」は、昨年9月19日に安保関連法が強行採決され、「立憲主義」を否定する安倍政治をなんとしてでも食い止めたいという市民たちの動きが、野党を突き動かし、32ある一人区で「野党統一候補」を擁立することが出来たものである。もちろん共産党が「全選挙区に候補者を立てる」というこれまでの方針を大転換し、「国民連合政府」構想(これを言い出した頃、私はまず無理だろう と否定的な立場を取っていたのだが・・・)を出したことが発端かもしれないが、デモコールでは「野党は共闘!」と叫ばれ、多くの市民が「次は改憲」と危機感を表したことが、「野党共闘」の基盤になっている…「政局」ばかりおいかけている「政治部の記者」には、それが理解できないということだ。(ちなみにデモや集会の取材は、社会部の記者が担当するそうな)

 09年の「政権交代」選挙では、自民党のあまりの迷走・無策ぶり(かつ「選挙管理内閣」と言われた麻生政権が、リーマンショック対策をやるためずるずる引き続かざるを得なかった)ところに、野党第一党である民主党への期待が高まって出来たものだ。民衆の期待も大きかったから、民主党もある意味「ポピュリズム的」になんでもかんでもマニュフェストに取り込んでしまい、それが官僚の抵抗にあって実現せず、野田政権で完全に官僚の言いなりになって「3党合意」で消費税を引き上げる「約束」をしてしまった…これが現在の「民進党」さらには政治そのものへの不信につながる。

 今回はいわば「市民・民衆」の側から突き上げて「野党共闘」が出来上がったのだ…先週行われた高松三越前野党合同演説会 でも、民進党国対委員長はこの体制を55年体制にならぞえ、「2016年体制だ!」と名付けた。

 たしかに参議院の半分を改選するだけの選挙ではあるが、自民党・公明党およびそれに追従する政党と、それに対抗する市民+四派(民進・共産・社民・生活)との闘いで、相手に2/3以上取らせない…そのためには現在無所属10名がこちら側についても44議席以上とらなければならないのである。それが出来ないと、ぶっ壊れた「アベノミクス」のエンジンをふかし続けることで日本社会はより壊滅し、改憲、戦争への道に進むことになるとともに、人民の権利・自由が大幅に制限される社会となってしまうのである。

 ま、意見交換会ではそれ以外に様々な話が出てきたが、とにかく今、私たちは「歴史的選挙」を闘っているのだ 

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