普通の人は簡単に引き金を引くことは出来ない
「安保法制」の施行により、まず南スーダンPKO部隊への「駆けつけ警護」を行うための訓練が始まった…Yahooニュース(毎日新聞)より
<自衛隊・駆けつけ警護>「引き金を引けるのか」訓練開始へ
◇隊員たちは自問、家族は「戦闘に巻き込まれないか」
戦後1発の銃弾も撃っていない自衛隊が、安倍政権のもとで未知の領域へ踏み込む。国連平和維持活動(PKO)で南スーダンに派遣される陸上自衛隊に、安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」が新たな任務として11月にも課され、訓練が始まる。隊員たちは「人に向けて引き金を引けるのか」と自問し、家族は「戦闘に巻き込まれるのでは」と不安を口にする。(以下略)
ここで日本軍慰安婦問題の核心 (花伝社 林博史 2015年)のp316に「人間改造機関としての軍隊」という項目があり、そこに戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫 デーブ グロスマン 2004年)から、こんな「研究」が引用されている。
「アメリカでの研究ですが、アメリカの歩兵が敵に向かって銃を撃った割合が、第二次世界大戦でだいたい15~20%でした。多くの兵士は人を殺すことをためらって銃をそらしていました。また、負傷などいろいろな口実をつけて人を殺さないようにしていました。この結果に軍はショックをうけます。そこで訓練方法を変えて、朝鮮戦争では55%、ベトナム戦争では90%以上、イラク戦争では95%以上が人に向かって銃を撃つことができるようになりました。」
とある…要するに、「普通の人」ならば、銃を渡されて敵を殺せといわれても、そう易々と引き金を引くことができるわけではない…ということである。
では、訓練方法をどのように変えたのか?例えばイラク戦争の時は「殺せ、殺せ、砂漠のニガーを殺せ」「テロリストのくそ野郎で、全員死に値する」「一発撃つたび、一人を殺せ、アラブ人を一人、アジア人を一人」「女を殺せ、子どもを殺せ、殺せ、殺せ、全員殺せ」などと叫ばせながら訓練する。あるいはTVゲームで、敵がぱっと現れたらパンと撃つ…何も考えないで無意識に体が動くようにする。またTVゲームでは「人を殺した」という感覚がない…無感覚化の訓練を行う…といったところである。
しかし二次大戦の時の米歩兵が、15~20%ぐらいしか敵に銃を向けていなかったとは驚きである。おそらく現代の自衛隊員では、もっと人を撃つことは出来ないだろう。そこで、「人に向かって銃を撃つ」ための特別な訓練が必要になるわけだ。
果たしてどのような「訓練」になるのか…おそらくTVゲームを使った訓練が取り入れられるのではないかと思う。また、アメリカの「叫ばせる」訓練の言葉には、見ても分かるよう「ヘイトスピーチ」がふんだんに使われている。これは「ヘイトスピーチ」がそのまま、「人を殺す」ことの宣言であることを示している。
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コメント
この記事をツイートさせて頂きました。
投稿: 鷹嘴 | 2016年8月27日 (土) 15時26分
鷹觜さん、宣伝ありがとうございます。
投稿: あるみさん | 2016年8月28日 (日) 19時48分