« 戦後日本の接待矛盾がなぜ生まれたか? | トップページ | 「朝鮮戦争」が全ての始まり… »

高江でのテント強制撤去は、とりあえず阻止できたが…

 沖縄、高江でのヘリパッド建設のため、7月22日に反対する民衆を「本土」の機動隊が500名で襲い掛かり、それから約1週間過ぎて、「8月の5、6日あたりで再び攻防が始まる」との情報が流れていた。
 高江のヘリパッド建設強行に反対する沖縄県民…のみならず、本土からも大勢の人が、交通も不便な高江ヘリパッド建設現場に赴き、集会が行われた…そのまま集会参加者は高江に泊まり込み、6日の「テント撤去」を阻止した!
 チョイさんの沖縄日記高江・N1裏の座り込みテントの強制撤去を許さない―1000名以上が現地に結集、数百名が泊まり込んだ

 である。

 ホント、「民意」を選挙で示すことも大切だが、それを踏みにじって襲い掛かって来る国家権力・機動隊に対しては、やはり「実力闘争」が不可欠なのである。

 とはいえ、N1裏はどうもあまり「重要」ではなかったらしい…表側こそが資材搬入の本命だったのだ…目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」にはN1裏からの工事は困難。N1表からの砂利搬入阻止に全力を尽くすべきだ とある。
 N1の表側からの工事は土砂崩れや道幅の狭い場所があって難しく、見せかけにすぎない。そういう主張もあったが、現実はまったく違う。毎日ダンプカー14台分の砂利が着実に搬入されている。機動隊の配置状況を見ても、政府・沖縄防衛局はN1表側から工事を進めていく態勢を取っているし、工事は順調に進んでいるとみていい。(引用)

 目取真さんは、辺野古でのボーリング調査が開始される以前は、どちらかというと高江の阻止行動支援に入っていた人である…この指摘は重大だろう。

 あと、今回、もう「AFOかいなsign02」という「事件」が、高江の攻防の中で起こった…参議院選挙で東京から立候補し、音楽ステージのようなやり方でそれなりに支持を集めた三宅裕司氏が、どうゆうわけか安部首相のつれあい、安部明恵氏をこの日に「高江の現場」に呼び寄せたことである。
 まとめサイト安部明恵を帯同して高江に行った、三宅洋平と地元の人の会話

 もういちいち中身は書き記さないが、今や「沖縄」と「日本国政府(安部政権)」とは、もはや対話が成り立たない「非和解」」の関係になっていると言っていいだろう…政府は「沖縄県民によりそう」といいながら、ロクに説明もしないで「辺野古が唯一」と繰り返している。ここで「和解」といえば、政府が「辺野古見直し」「撤回と言うしかないのだ。
 高江のヘリパッド建設は、辺野古新基地建設とリンクしている…配備されたオスプレイが飛び交い(実際、建設された2か所のヘリパッドでは、夜中の10時、11時といった時間帯にオスプレイの飛行訓練が行われ、子どもが睡眠不足で学校に行けないということが起きている)…古くて使い勝手の悪い「普天間基地」の代替施設として、沖縄北部の辺野古に最新鋭の基地を作るとともに、北部訓練場の「使っていない場所」は返還してやるから、新しくヘリパッドを高江に作れ!と言っているのが米軍再編であり、日本政府のやり方なのだ。

 その「日本政府」の「代表」たる安部晋三のつれあいが、今まさにドンパチが起こるところに「(「標的の村」を見たから)高江の状況を知りたい」と言って、「中立的」に「見学」しても、何の意味も無い…知りたければ、沖縄の自民党県議とかのつてを使えばよいだけだ…そこに「安部政治をゆるさない」陣営のハズの三宅洋平氏を取り込んで現地に行くとは何事かsign03
 もっともこれで三宅洋平氏の立ち位置も鮮明になった…彼はおそらく「相手側へのリスペクト」やら様々な考えをもって、安部明恵氏を高江に連れて行ったのであろうが、完全に的を外している…非暴力の運動に向かって、機動隊を500名も動員している中で、「政府側」の人間をわざわざ運動の中に呼び込む感性自体が、おかしい。

 明恵氏に高江の実態をみてもらいたいのであれば、「平和」な時期にゆっくりと案内すればいい…そこで住民・市民の生の声を聴いてもらえばいい…ドンパチやっているだけで「敵」をこちら側に引き込む三宅氏の感性は、結局民衆に「あきらめて話し合いを…」というメッセージにしかならないのだから。

|

« 戦後日本の接待矛盾がなぜ生まれたか? | トップページ | 「朝鮮戦争」が全ての始まり… »

たたかいとかくめい」カテゴリの記事

コメント

ちょっと混乱中

実力行使で解決と話し合いで解決
やり方に方向性が見えない

座り込みも実力行使でそれに対する機動隊投入
では話し合いに対するお互いのアプローチはどんな形?

投稿: まとめちゃん | 2016年8月 8日 (月) 07時43分

現在、高江では国家権力が暴力的に「工事着手」を襲い掛かっている、いわば「人の足」を踏みつけている状況です。「話し合い」をするためには、まず「踏みつけた足」をのけ、謝罪してもらう…そのための「実力闘争」なのです。三宅氏はその辺の勘所を理解しておらず、「踏みつけている側」の人間を闘争の場に引き入れたから、顰蹙をかっているのです。

投稿: あるみさん | 2016年8月 8日 (月) 19時41分

謝罪しなきゃ話し合わないヘリパッド建設反対派
VS
謝罪すべきこととは思っていないであろう政府
この面子で話し合っても解決は無理だろ。
地元の寄り合いが方針決めれば、
村長か区長の判断で、工事中止か受け入れの手続き進むんじゃないのか?
70世帯弱の村なんだから、集会開いて決をとれば、方針出せそうな感じするけど。

投稿: 出先からななし | 2016年8月 9日 (火) 09時24分

地元の東村自体が、ヘリパッド建設に反対していないのですね…あと高江集落内でも、全村上げて反対というわけではない。ただ「沖縄に基地はこれ以上いらない」という人々が集まって反対しているのです。

投稿: あるみさん | 2016年8月 9日 (火) 19時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1094529/66889498

この記事へのトラックバック一覧です: 高江でのテント強制撤去は、とりあえず阻止できたが…:

« 戦後日本の接待矛盾がなぜ生まれたか? | トップページ | 「朝鮮戦争」が全ての始まり… »