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映画「標的の村」を観る

 昨日、高松市男女共同参画センターで行われた「標的の村」 上映会に行って来た。上映は午前10:30~、午後13:00~ 15:00~ の3回…その最後の回だ。

 映画は高江で暮らす人たちを中心に始まる…突如ロクな説明もなく始まったヘリパッド建設工事…静かで自然が豊かな環境を求めて暮らす佐喜真さん一家の農作業と、カフェ「やまがめ」(ここには行ったことがあるぞ)…工事を阻止しようと「座り込み」を行ったら、防衛局から裁判で訴えられた。いわゆる「スラップ訴訟」だ。権力を握り好き放題できる防衛局が、「座り込み」という沖縄独特の闘い(ある意味、それぐらいしかやっていない…大昔の全共闘みたく、石合戦をやっているわけではない)を抑え込むだけのために、裁判に訴えたのだ。このスラップ訴訟は、裁判でなんでもかたづけようとするアメリカにおいてすら禁止されている。また、この裁判の無茶苦茶なところは、座り込みの現場にすら行ったことのない、当時7才の女の子までをも「被告」にしたということだ。

 スラップ訴訟から、やがてベトナム戦争時代にあった「ベトナム村」の話が出て来る。ベトナムの集落をイメージした家を演習場に作り、そこに高江の人たちを駆り出してベトナムの服を着させ、ベトナム人に見立ててアメリカ海兵隊は訓練を行った。当時、高江には船しか交通手段が無く、マスコミなどにもほとんど知られていなかったという。集落を取り囲むようにヘリパッドが出来るということで、高江の人たちは「また自分たちが演習の目標とされるのでは…」とベトナム村のことを思い出して考える。

 そして、オスプレイ配備問題だ…辺野古基地建設ではかなり早く「MV-22オスプレイ」が導入される情報を握っていた。開発段階で多くの事故を起こし、「未亡人製造機」と呼ばれたこの機体が、集落周辺を飛び回るのだ…どれだけ不安なことだろう。しかし政府、防衛局はひたすらオスプレイ配備については語らない…実はSACO合意の時に、すでに日本政府の高官はオスプレイ配備のことを知っていたにもかかわらずだ…住民を「だまして」基地建設を推し進める、狡猾な日本政府。

 やがて岩国基地にオスプレイの第一弾が飛来してくる…沖縄では普天間基地のゲートを人や車でふさいで、基地機能をマヒさせ、オスプレイ配備に反対した。山城博治さんもその現場で指揮をとっていた。映画では色が白く、今よりも若く見えた…というより、何年も続く連日の闘争の中で、山城さんは日焼けし、また体力も使い続けてきたのである。

 それでも機動隊は、車をどかし、座り込んでいる人々をゴボウ抜きにする…新聞記者も排除して、反対運動をつぶしにかかる…今、高江で行われていることが普天間でも行われていたのだ…というより、普天間で行われている以上のことが、高江では行われているといったほうがよいかもしれない。この時の機動隊は沖縄県警だけであった…今は福岡、大阪、愛知、警視庁、千葉から機動隊が来ている・・・

 7才で「訴えられた」女の子は、こう言った…「お父さんとお母さんが頑張れなくなったら、私が引き継いでいく。私は高江をあきらめない」この時、11才…11才の女の子が、こんなことを言わなければならない基地建設って何…というか、本土の無関心や沖縄への「基地押し付け」がそうさせているのだsign03

 SNS見ていると、今高江の問題がクローズアップされていて、あちこちで自主上映会が行われているようだ。「無関心」だった「本土」世論も、少しずつだが確実に動き出している…これをうねりに変えなければならない…そう思った。

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