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2016年10月

「駆け付け警護」はいらんらしい…

 昨年の安保関連法の改正によって、海外に派兵された自衛隊が他国軍や国連職員を守る。いわゆる「駆けつけ警護」が可能になったとされる。憲法9条が禁じる「武力行使」にあたると問題にされているヤツである。政府は来月11日にも、閣議決定して、次期部隊に付与するようだ…Yahooニュースより
<南スーダンPKO>駆け付け警護11日決定…次期部隊付与
 政府は、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊施設部隊に「駆け付け警護」の新任務を付与することを11月11日にも閣議決定する調整に入った。防衛省は28日、陸自第9師団(青森市)を中心に編成した交代部隊約350人を11月20日から順次、南スーダンに派遣すると発表。同部隊が新任務を担うことになる。【村尾哲、ヨハネスブルク小泉大士】(以下略)

 これに対し、週プレニュースで面白い記事が載っていたので紹介する…南スーダンの自衛隊が危ない!”守られる側”のNGO関係者が懸念する「駆けつけ警護」のリスク
 2ページ目…
 そして、南スーダンでは政府軍こそが紛争の当事者であることが決定的にまずい。
 7月の大規模衝突時にはNGO関係者が拠点とするホテルを、訓練の行き届いていない一部の政府軍兵士が急襲したことがあった。NGO関係者らは携帯電話やSNSなどで大使館や国連に救援依頼するが、結局、現場で活動する中国とエチオピアのPKO部隊は出動を拒んだ。救援は政府軍との交戦を意味するからだ。相手国の受け入れがあって成立するPKOで、その相手国との衝突は悪い冗談だ。
 「PKOが政府軍と衝突するような事態になれば、われわれNGOの、その後の支援活動も大きく制限されてしまいます」(今井氏)


 まぁ、現地の状況が良くないことは、もう周知のとおりだが、問題は「政府軍」がPKO部隊と「対峙」する状況になっているということだ。原則としてPKOは紛争当事者同士(政府軍も含む)が「合意」した上で派遣されるから、政府軍と武力対決するわけにはいかない。

 そして3ページ目…
 「NGOは自分たちの安全を守る方策を持っています」
 ジュバで活動するNGOは必ず事務所の警護を民間警備会社に委託している。もし強盗団の存在に気づけば、警備員が発信ボタンを押すと、巡回部隊が数分以内に駆けつけるシステムだ。
 「数分以内に駆けつけるというのはPKOには無理。救援の要請を受けた現場のPKO司令官は、さらに本部の司令官にもお伺いを立てる手順になっているので、時間がかかるのです」(今井氏)
 GPSを利用して、活動に使う車両の位置、エンジンのオン・オフの状態までも壁一面の大モニターで把握するNGOもあるという。
 また、南スーダンではNGO数十団体が「南スーダンNGOフォーラム」という連合体に加盟するが、フォーラムは毎日、NGOにその日の治安情報(どこそこで強盗があった、襲撃があった等々)をメールで配信している。そのフォーラムでは週に一度、NGOが集まってのセキュリティ会議が開かれるが、その安全対策項目にPKOの文字はない。つまり、誰も駆けつけ警護に期待していないのだ。


 すなわち現地NGOは、PKO部隊の「駆けつけ警護」には「期待」していない…ということだそうな。
 また、今井氏は最終的にこう続ける…「紛争時に大切な行動は非武装なのです」…と。

 やたら、武装部隊を派遣しても仕方がないようだ。

 現地からも、必要が無い(あるいはあっても役に立たない)とされる役目を、あえて自衛隊に負わせるのは何のためかsign02
 もう、たんに外国に「派兵」していって、現地で武器を使う…しかも日本の防衛と全く関係のないことで…だけではないのかvirgo

 PKO部隊への「駆け付け警護」付加を、粉砕しようsign03

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市東さん農地裁判、最高裁上告棄却弾劾!

 昨日26日、最高裁判所は三里塚芝山連合空港反対同盟の市東さん農地裁判において、これを棄却する決定をした。本日27日午後1時、反対同盟は市東さん宅離れで記者会見を行い、弾劾声明を出した…反対同盟ブログ上告棄却に弾劾声明発す

 

最高裁「上告棄却」決定を弾劾する(声明)

(1) 市東孝雄さんの農地法裁判において最高裁第三小法廷大谷剛彦裁判長は、10月25日付「上告棄却」決定を下した。これは最高裁による強制収用宣言であり、断じて許されない暴挙である。まさに、はらわたが煮えくり返る思いである。われわれは、この決定にひるむことなく強制収用阻止へ断固として決起することをここに宣言する。

(2)この決定は、小作者の権利を保護するための農地法による農地取り上げを許可するものであり、農民として絶対に受け入れられない不当な決定である。法の番人たる最高裁が憲法違反や違法行為にフタをして、国の下僕に成り下がるとは裁判官失格である。最高裁は恥を知るべきである。
そして、市東家が代々100年耕作し、大切に育て上げた農地をこんな無法な決定によって奪うことなど断じて許されない。
空港会社は「への字」に曲がった誘導路を直線化したいなどと言うが、とんでもないこじつけだ。実際、誘導路が曲がっていても問題なく運航されているではないか。市東さんにとって命と同じと言える農地を奪う必要性など何一つ無い。危険であるなら今すぐ使用をやめればいいのだ。
 また、土地収用委員会によって取れなくなった土地を、裁判所が代わって強制収用するなどあり得ない。こんなことを許したら国策に抵抗する術すら無くなってしまう。裁判所が法を無視してまで市東さんの農地を奪うというなら、
われわれがそれに従う義務は無い。

(3)最高裁が、10・9全国総決起集会と10・17耕作権裁判闘争の後に決定を下したことは人民の怒りを恐れてのことである。地裁の段階から積み上げた農地取り上げ反対署名は約7万筆にのぼっている。全国に市東さん支援運動が広がり、これが今、24時間空港化・第3滑走路計画との闘いと結びつこうとしている。新たな土地取り上げと住民追い出し、騒音地獄の拡大に怒りの炎が燃え広がっている。危機にあるのは空港会社の側だ。新たな三里塚闘争の爆発の中で必ず勝利する決意をあらためて表明し、声明とする。
2016年10月27日   三里塚芝山連合空港反対同盟

 最高裁の棄却を弾劾し、反対同盟とともに、市東さんの農地を守ろうsign03

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第三書館 ポリス・シリーズ

 実家に帰ってきたので、古い本が読めたりする…
 80年代後半から90年代始めにかけ、第三書館というところから、元現職警察官による内部告発もの「ポリスシリーズ」が出版されていた。第一弾が、元兵庫県警巡査。松本均氏による「交番のウラは闇」…これがベストセラーとなり、第二弾「ケーサツの横はドブ」、第三弾「オマワリさんの華麗なセカイ」、第四弾「交番の中は楽園」、第五弾「警視庁のウラも暗闇」、第六弾「巡査部長のホンネ手帳」・・・以後も続くのだが、私が実家で持っているのはここまで。
 まぁ、これを読むと、いかにケーサツ社会がデタラメであるか…ということが良く分かる。階級が幅を利かせ、上は現場を知らず下に仕事を押し付ける。二重帳簿で予算をデタラメに管理し、本来は現場のお巡りさんに支払われるべき超過勤務手当がピンハネされ、幹部たちの裏金になっている。ケーサツは市民の見ていないところで暴力をふるう。書類、調書の類いはでっち上げ、犯罪を「つくり出す」。交通違反取締りには、ちゃぁ~んと「ノルマ」がある。部落差別、在日外国人差別はあたりまえ、人権教育が行われていない…等々。
 これを読んで、警察を「信用」できたら偉いわ…もちろん30年以上前の話だから、現在とは様相は違ってきているだろう…しかし、その辺を割り引いても、この間警察組織の抜本的改革なぞ行われていないから、基本、警察はまだデタラメなことをやっていると考えて間違いないだろう。
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 第一弾、元兵庫県警 松本均著「交番のウラは闇 巡査10年選手の内部告発」 1987年5月1日 初版

 基本の基本…1.警察内に広がる不正は誰も取り締まらない 2.在日朝鮮人・韓国人を頭から差別する警察たち 3.部落差別を助長する警察組織 4.交通取締りノルマ達成のための汚いカラクリ 5.「警新会」で新聞記者と警察のベッタリ体制養成 6.警備・公安が代表する日本的不明朗警察組織 7.階級制度のしがらみで硬直化する警察 8.警察官聖職論を飾る形だけのタテマエ言辞・・・あーもう、目次打ち込んでいるだけで、嫌になってきた…
なお、松本氏は85年、山口組と一輪会の抗争…「山一戦争」で組幹部宅の「貼り付き警備」に出動し、その超過勤務手当について東灘署の会計課に「おかしいやないか!」とその支払われ方に異議を唱えたため、男女関係を利用されて組織排除されたため、辞職した。
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 第二弾、警察評論家 丸山昇 元兵庫県警 松本均 編著「ケーサツの横はドブ」 1987年8月1日 初版
 丸山昇氏が集めた全国の警察官からの、告発等が紹介されている…が、一旦丸山氏の取材を受けながら、後で警察組織にばれ、泣く泣く「記事にしないでくれ」と頼み込まれたケースも紹介されている。
 また、当時警備・公安が行った「神奈川県 共産党緒方国際部長盗聴事件」についても詳しく書かれている。
 後半は、当時、ピースボート主催者だった辻本清美と、松本均との対談がある。

S_000015 第三弾、元兵庫県警巡査 山下寛著 「オマワリさんの華麗なセカイ」 87年10月15日 初版 
 いやぁ~これは面白い…松本氏よりも少し年上の山下氏の警察体験…第1章 警察学校編、第2章 下坂部派出所編、第3章、けん銃乱射編、第4章、杭瀬派出所編、第5章、オカルト・ゾンビ編(変死体などの扱いについて書かれている)第6章、潮江派出所編、第7章、機動隊編(外勤の警察官も、「第二機動隊」という臨時編成の機動隊に配属されることがある…山下氏も1976年「神戸まつり」事件で第二機動隊として「活躍」
 第8章は、山下氏と松本氏との対談・・・




S_000016 第四弾、松本均著 「交番(ハコ)の中は楽園(パラダイス)」87年12月25日 初版
 ベストセラーになった前著「交番のウラは闇」を無視し、「そんなことはない」と開き直りながら、書店に「売らないでくれ」と圧力をかける兵庫県警・東灘署の話から始まる…警察は地元有力者から「餞別」がもらえる…警察もまた有力者・協力者にたかる。ヤクザと一緒、いやそれ以上だとも…(ヤクザの組員のほうが「礼儀正しく」て、地元に「信用されていた」話も出て来る)

 下っ端警官は、体調が悪くても休ませてもらえず「過労死」(当時こんな言葉はなかったが)する一方、幹部は公用車を使っての病院通いが許され、その公用車の運転も下っ端警察官の「仕事」…
 幹部クラスの「公私混同」はすさまじいものがある。警察内で起こった「不祥事」にしても、幹部とコネがある者と、そうでない者とでは違いがある…仕事を実直にやるより、幹部におべんちゃらを使い、付け届け出来る者が「出世」する。
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 第5弾 元警視庁・元福島県巡査部長 幕田敏夫 警察評論家 丸山昇 編著「警視庁のウラも暗闇」 1988年4月1日、初版 
 警視庁と福島県警に努めた、幕田元巡査部長の告発本…幕田氏は警視庁の空港署で外勤の巡査の仕事をしていた頃、空港会社のゴミ箱あさりをした…何を探していたか?組合関係のビラだそうな。
 その後、福島県警に転職…事前に漏らしてもらった試験問題を勉強して「巡査部長」に昇進。福島県警では、「マル暴」すなわち暴力団関係を担当する部署で活躍…シャブ(覚醒剤)の取り締まりにまつわる話なども満載。

 なお、幕田氏はささいなことを理由に幹部警察から、公務であっても郡山署への「出入り禁止」をされる等、不当な扱いをうけたため、「筋を通して」87年7月に福島県警を辞職。
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 第6弾 幕田敏夫著「巡査部長のホンネ手帳 盗聴から拾得金ネコババまで」 1988年8月1日、初版 
第1章 カネと女だ。新宿署巡査部長のホンネ 第2章 バレないよ。不正特権警察官のホンネ 第3章 自分は安全。交通取締ポリスのホンネ 第4章 賭場イノチ。バクチおまわりのホンネ 第5章 飲みたいな。タカリ屋警察署のホンネ 第6章 人権って何。留置場居眠看守のホンネ 第7章 ダマシあい。マル暴極道刑事のホンネ 第8章 右翼は友達。警備・公安デカのホンネ 第9章 保身が第一。警視警部警部補のホンネ 第10章 ミジメだな。下積み下級警官のホンネ 第11章 コソク千万。福島県警幹部連のホンネ  

…おお、これぐらいならなんとか全題名が書ける…


とまぁ、昔から警察は信用ならんし、今も信用はないんだろうなぁ~

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高江での大阪府警差別発言糾弾!松井知事の居直りを許すな!

 すでに既報のとおり、沖縄・高江ヘリパッド建設現場において、抗議行動を行う市民に対し、大阪府警の機動隊員が「土人」「シナ人」という差別発言を吐き、これを侮辱した。目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」「黙れ、こら、シナ人」「土人」、あまりにもひどい大阪府警機動隊の実態 に明らかにされている。

 これは機動隊員個人の問題では無く、「本土―沖縄」間に横たわる差別構造があること、同時にネット右翼らが増幅してつたえる、沖縄反基地闘争に対する憎悪と偏見をそのまま反映させたものであることは言うまでもない。彼らはオスプレイ配備反対で上京してきた沖縄の議員団に対し、「沖縄土人」「中国のスパイ」などと暴言を吐いてきた事実がある。
 また当日、「在特会」系の集団が現地に居り、彼らが同様のヘイトスピーチを行ってきたことも明らかにされている(現に差別暴言を吐いた機動隊員が「周辺につられて言った」とゆうようなことを述べている)

 また、大阪府警を統括する(ハズの)責任者、大阪府知事、松井一郎はツイッターで 「表現が不適切だとしても、大阪府警の警官が一生懸命命令に従い職務を遂行していたのがわかりました。出張ご苦労様」とつぶやき、それが批判されると、「相手もむちゃくちゃ言っている」とこれを擁護する発言をした…沖縄タイムスより
松井大阪知事「相手ももむちゃくちゃ言っている」 「土人」発言の機動隊員を擁護
 (前略)記者の質問に答えた松井知事は、「土人」との発言は不適切だったとした上で「売り言葉に買い言葉で言ってしまうんでしょう。(抗議している)相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか。それをもって1人の警官が日本中からたたかれるのはちょっと違うと思う」と述べ、発言した機動隊員を擁護した。(後略)

 あのなー、公務員が公務で「差別」しちゃ絶対イカンのだよ…そんな行政の基本が分かっていない…これは断固批判されなければならない。
 あと、反対運動と権力・機動隊を「どっちもどっち」としか考えていない。反対運動と機動隊の「非対称性」が分かっていない…国家権力として、機動隊が高江に「攻めて」きているのだ、沖縄の「民意」をないがしろにして、おしつぶそうとしているのだ!市民側から酷く言われるのは当然である。実際、目取真さんのブログにリンクしている画像でも、市民側は機動隊に対し「ヤクザ」と罵倒している…あたりまえだ!「ヤクザ」と同等、いやそれ以上のことを日常的に彼らはやっているのだから。

 大阪府警は差別発言をした当該機動隊員を戒告処分とし、監督責任があった警部を口頭注意という、「トカゲのしっぽ切り」でお茶を濁そうとしている…しかし幹部の責任は一切問われず、松井知事も発言を撤回せず、開き直ったままである。

 差別発言があった翌日、大阪府警に対する抗議行動が取り組まれた…また、大阪府知事に対する抗議の声が殺到した(Yahooニュース ANN)大阪府知事に抗議相次ぐ 機動隊員「土人」発言で ただ、知事に賛同する意見も4割あったそうだ。

 この事件をこのまま終わらせてはならない…徹底的に沖縄差別と向き合い、糾弾していかねばならない。

参考意見…沖縄タイムスより
何が「土人」発言を生み、誰が許しているのか 人権問題に詳しい識者3人の視点
識者は 安田浩一氏、前田朗氏、谷口真由美氏 

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反戦・反貧困・反差別共同行動in京都(デモ編)

 さてデモは、大阪・兵庫・奈良の人が第一てい団、京都・滋賀の人が第二てい団という形をとった。
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だらだらと公園内を歩く…4時半過ぎれば、大分暗い…しかし、観光客がある意味、注目する中歩くのは久しぶりだ。
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いつもの通り、八坂神社を大きく迂回して、東山通に出る…「南スーダンに自衛隊を行かせるな!」「TPP反対!」などのコールがようやく出て来る。
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四条通りを東に向かう…ここでも観光客がスマホをかざす…いやぁ~高松とは大違い。注目されるデモって、やっぱりいいなhappy01
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南座の前…
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四条大橋を渡る…
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河原町手前で、真っ白な恰好をしたパフォーマーさん…彼もデモに手を振ってくれました。
また、デモ側からも盛んに沿道の市民・観光客に向かって手を振ってアピール…
着物を着た観光客の中には、髪を布で覆ったイスラム圏からの女性もいました。
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四条河原町交差点で、信号を無視してぐるっと回る…いやぁ~これも高松では出来ないことですcoldsweats01
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河原町通りを北上…
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「坂本龍馬・中岡慎太郎遭難の地」でゲソ。
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三条通りに出る前に、ポツポツと大粒の雨が降ってきました。
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もうすぐゴールだ…
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京都市役所が見えてきましたよ~
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ここで流れ解散~ただし、第一てい団は、第二てい団の到着を待つ人も多くいた…
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こうやって流れて来る人を見ていると、参加者600人もあながち誇張ではないなぁ~という気もした…
では、また。

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反戦・反貧困・反差別共同行動in京都(集会編その2)

 沖縄から北上田さんの報告が終わった後、特別報告で服部良一、元衆議院議員から…今国会で審議されるTPPの批准についての報告
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TPPは条約だから、衆議院の賛成多数で承認されれば批准できる。10月末に採決が強行されるだろう…TPPは化け物、世界のビッグ企業が日本でやりたい放題できる。米大統領候補が2人ともTPPに反対しているが、クリントンを信用できますか?10月29日御堂筋パレードを行う。
 「水」の民営化を許してはならない。労働法制もTPPと関係がある。
 南スーダンへ「駆けつけ警護」ができる自衛隊の派遣について、今、差止め訴訟を行おうとしている。また、新潟の知事選挙、柏崎刈羽原発再稼働問題で負けるわけにはいかない(ご存じの通り、原発再稼働に慎重な姿勢を取る米山氏が勝利した)…野党共闘は必要、私も条件が整えば頑張りたい…とのこと。(まぁ、なかなか社民党から選挙区では出してくれないだろうなぁ~)
 連帯あいさつで、「関西から反戦・反基地闘争のうねりを」と題して、「戦争あかん!基地いらん!関西のつどい」実行委員会の中北龍太郎さん…
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 京都、大阪の民衆連帯運動をますます発展させよう。戦争法の発動なぞ、決して出来ない。自民党改憲案の撤回を求める。一日も早く安倍政権を打倒しましょうsign01
 つづいて、「釜ヶ崎から沖縄現地闘争へ」と題して、釜ヶ崎日雇労働組合の三浦俊一さん。
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 この1年間、毎月沖縄に居る…多くの仲間や、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会 の人たち(おお、宣伝されとる…ちなみに全国連絡会で作ったパンフは会場で販売されていた)と共に闘う。2020年の秋、この集会があれば、それを辺野古の基地を止めた記念日としたい…あと3年闘えば勝てるsign01
 ゲート前に来て、朝8時に帰る人もいる。ヤギに餌をやるために帰るのだそうだ。生活の中に闘いが根付いている。
 「集団的自衛権」だが、政府は「やってしまえばこちらの勝ち」と思っている…沖縄も同じ、あとで理由づけ、全て後付けだ…

 続いて、米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会の福井漻子さんから「11・6京丹後現地闘争へ」と題したあいさつ。
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 文章を用意してきたものを、読まれる…Xバンドレーダーが設置されてから2年が経過した…この間、福知山の駐屯地で米軍・軍属の実弾射撃訓練が行われ、航空自衛隊駐屯地の拡張も狙われている…私たち「戦争世代」は消えるが、新しい「戦争世代」をつくらせないsign01等述べられた…
 まとめと行動提起で、集会実行委・事務局長の寺田道男さん
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 まず、最初の基調提案の拍手による確認の後、沖縄との連帯、原発・大消費地での闘い、戦争法・南スーダン派兵阻止の闘いが重要であること、11月6日のXバンドレーダー阻止闘争、TPPとの闘いを呼びかけ、安倍政権を1日も早く打倒し、少しでも良くしよう。人口の1/3がシニア世代になった…この世代がもう一度登場できる時代が来た(私ゃその世代ではないが)とのこと。
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最後はみんなで、インターナショナル斉唱…この後、デモに出発。ちなみに結集は600名ということであったが、果たしてそんなにいたかなsign02

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反戦・反貧困・反差別共同行動in京都(集会編その1)

 昨日、第10回反戦・反貧困・反差別共同行動in京都が、京都円山野外音楽堂で開催されたので参加してきた。京都はすっかり秋の観光シーズン…この集会も7年ぶりぐらいの参加だ…四条通り、祇園のあたりは、街中に着物を着てそぞろ歩く観光客が増えている。外国人が多いようだ。
 八坂神社を越え、円山公園に入ると、釜ヶ崎の労働者が「わっしょい、わっしょい」とデモをしていた。
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 円山野音前では、大勢の団体ビラまき、署名集めなどをしていた。TPPの国会通過を止める署名に応じる。最後、革共同中央派が前進 配りと「京大弾圧に対する署名」をしていたが、スルーした。(中央派は団体としてこの集会には参加していないのだろうが…)
 開始30分前の会場だが、がら~んとしている…
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もらった資料やチラシ
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スローガンでゲソ…
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前段でおもちゃ楽団 さんらの演奏で盛り上がってから、集会開始…3名の司会進行体制で始まる。まず実行委員・代表世話人の仲尾宏さんの主催者あいさつ。
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 別紙に示された「10周年記念集会のための基調提案」をもとに、これまでの10年を総括…ってか、10年前は「第一次安倍内閣」であり、教育基本法改悪反対闘争や、辺野古基地建設反対闘争が果敢に闘われていた頃である…その後民主党政権を経て「3・11」があり、脱原発や反TPPが闘争課題に加わる。関西では京丹後市における「米軍Xバンドレーダー基地」反対闘争も起こる…その中で仲尾氏は「現地での直接行動が必要であること」を強調された。ウォール街占拠、台湾での占拠、香港の雨傘革命など、占拠、実力闘争の闘いの意義を強調された。
 つづいて「原発全廃へ!原発再稼働の動きは」と題して、原子力発電に反対する福井県民会議・代表委員の中嶌哲演さんの講演…この方は、確か伊方にも来ていたぞ。
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 若狭には15基の原発がある…これは国内植民地の問題であり、戦争の問題であると喝破…脱原発闘争には、3つの地元がある。原発立地地元、被災地元、そして(原発でつくられた電力を使う)消費地元である…関西広域連合は当初「被災地元」としてふるまっていたが、やがて「消費地元」の立場に戻ってしまった…「消費地元」での闘いの高揚が必要だと訴えられた。
 長い後援の後、関西ではおなじみの「浪速の歌う巨人」超博さんのライブ
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 そして京都の川口眞由美さんとおもちゃ楽団 ぷらす歌う会のライブ…
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 オラシャリアン が良かったぞ(日本語バージョンだったが)
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 歌の間にカンパを集め、いよいよ沖縄からの報告…「全基地撤去へ!沖縄の闘いの今は・・・」と題して、チョイさんの沖縄日記 で知られる、辺野古抗議船船長、北上田毅さん(10月1日天草で講演を聞いたなぁ~)…以前にも書いたが、山城博治さんが沖縄を離れることが出来ないため、あちこち飛び回っている。北上田さんはもともと、18歳の時から京都に住んでおられ、8年前に家族で沖縄に移住した人だ。
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 まずは辺野古の情勢から…裁判で仮に知事が負けても、知事は埋立て申請許可を取り消さなければならないということではない(裁判自体が、「県が国の『指導』に従わないことが違法だということが争点のため)が、翁長知事は判決には従うと表明してしまっている…しかし知事権限で出来ることはまだ沢山あるし、一番最初に埋立てを開始する大浦湾奥の川の付け替え工事は、名護市稲嶺市長の権限で止められる。判決は今年度中だろうが、判決がいつになろうとも、国が辺野古埋立て工事に着手することはまず難しいだろうとのこと・・・
 その上で、高江の情勢について述べられた…高江ヘリパッドは今国会において安部総理が「年内に完成させる」と表明した…そこから防衛局・機動隊のやり方がますます酷くなっている。しかし、「年内完成」をストップさせれば安部に赤っ恥をかかせることが出来るし、2月末まで持ちこたえればノグチゲラ営巣期間に入り工事が出来なくなる…今が「最終局面」であるsign03N1テント前に倍の人がつめかければ、工事が出来なくなる。皆さん、高江に来てください…レンタカー借りて県道をのろのろ走るだけで、工事を遅らせることが出来る…と高江への結集を訴えられた。

 なお、現在は山城博治さんの指揮の元、基地内の建設現場に入り込む闘争が行われている…「警特法」のからみもあって、警察もなかなか「排除」が出来ない…現場に入り込むための山道はいろいろあって、現地ではこれを「ホーチミン・ルート」と呼んでいるのだそうな・・・

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障害者が声を上げたらアカンのか!

 今日は関西に帰ってから、2回目の辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動 に参加(先週は園良太君が来たぞ)…

 もう10年以上も、JR当局の「妨害」を跳ね除けて続けている、ビラ撒きと署名集め行動…当初からかかわっていた人がいなくなったり(一部はいわゆる「引き取る行動」に行った人もいるが…)もあるし、私が四国に居る間に新しく参加された方もいる。

 その中で、電動車椅子に座りながら、チラシ撒きをしている女性もいる。

 今日、その女性と、昔から行動している女性に向かって、ある男性が「その(車椅子の女性は)飾りなのか?」というようなことを言ったオッサンが居たそうな…

 車椅子の女性は、「飾り」ではない…自分の意思で、自分の出来る範囲で「辺野古基地建設反対」を訴えたいために来ている人だ。
 「大阪行動」が飾りで呼んだ人では、絶対にない!

 それを聞いた、昔からやっている別の女性が、そのオッサンに怒りをもって食ってかかった(もちろん暴力はふるっていない…曾根崎警察が近くにあるのだから)…「あなたは何を言ったのですか?」…ずっと食下がったが、結局そのオッサンは走って逃げていったそうな。

 私は終了時のまとめの集まりで、その話を聞いて、無茶苦茶腹が立った…「障害者を飾りにしている」だと…

 どんな障害をもっていたとしても、自分が思うことを自分が出来る範囲で表現したらアカンのかsign03

 障害者は、社会の中でおとなしくしていれば良いのか…それは違うやろpout

 こんな「差別」が、あだまだあることを改めて知ることになった…

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反戦・反貧困・反差別共同行動in京都…山城さんが来るぞ!(変更あり)

 久しぶりに関西の運動情報

 変えよう!日本と世界 10周年大集会~第10回反戦・反差別共同行動in京都
 ■日時:10月16日(日)午後2時から (開場1時30分)

■場所:京都・円山野外音楽堂 (祇園・円山公園内)

■集会タイトル:変えよう!日本と世界
         ―改憲阻止!安倍政治を許すな!―
■発言:
 ①原発全廃へ! 中嶌哲演さん(原子力発電に反対する福井県民会議)
 ②全基地撤去へ! 山城博治さん(沖縄平和運動センター)

■コンサート:安倍政治を許すな! 
 ①趙博さん(浪花の歌う巨人)
 ②川口眞由美さん(おもちゃ楽団)

会場では「10周年記念集会のための基調提案」を配布します。

■入場無料・雨天決行・集会後デモ

■お問い合わせ:090-5166-1251 寺田

そーいや、毎年この時期、円山野音で集会やってたなぁ~久しぶりに参加してみるか。

変更…山城博治さんの発言に変え、沖縄からは北上田毅さんが発言することになりました。

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ルポ ニッポン絶望工場

 はじめに、この「ルポ ニッポン絶望工場(出井康弘 講談社+α新書)は最近の「外国人労働者」について書かれたルポではあるが、外国人労働者の権利や人権問題というより、外国人労働者をいかに「良質な人材」として確保するのか?という観点から書かれていることを始めに断っておく…その上で安田浩一氏著ルポ 差別と貧困の外国人労働者(光文社新書 2010年6月) から状況は変わっている…ということを念頭において読んで欲しい。
S_000009 安田氏がスポットを当てた「外国人労働者」は、いわゆる「研修制度」を使って来日した中国人労働者と、日本政府が特別に「移民」として認め導入した日系ブラジル人についてのルポである…ところが時代は進み、「ニッポン絶望工場」では、中国人実習生に変わり、ベトナム人語学留学生が登場する。
 「お友達ブログ」のプレカリアートさん の職場では、ベトナム人労働者が多く働いているそうだ…コメント欄で「その人たちは研修生ですか?」と聞いたら、どうもそうではないらしい…実は彼らは「留学生」として日本に来ている。どうゆうことか?

 これには「留学生30万人計画」というのがからんでくる…いわゆる「グローバル化」に対応して、日本に留学生をドンドン受け入れよう…という政策なのだが、この30万という数字…フランス(非英語文化圏の先進国)で高等教育機関で学ぶ学生の約12%が留学生だ…だから日本において約300万人の高等教育機関で学んでいる人間の10%程度を「留学生」にしよう…という安直な考えで数値目標を決めたようだ。
 この「留学生30万人」というのは、実はけっこうハードルが高い。この計画を政府がつくった2008年当時、留学生数は約12万人…それを倍以上に増やすのだ。また世界各国を見ても、留学生が30万超えるのは、アメリカの約78万人、英国の約42万人…3位のオーストラリアや4位のフランスでも、24、5万人程度である。
 そこで日本は「留学生」…正確に言えば留学・就学ビザの要件を変更する…2010年に大学などで学ぶ留学生は「留学ビザ」、日本語学校で学ぶ外国人は「就学ビザ」としていたものを「留学ビザ」に一本化する。「留学ビザ」で入国した場合、「週28時間以内」まではアルバイトをすることが認められている。
ここで、特にベトナムにおいて「日本語学校」への留学を「あっせん」するブローカー達が現れる…「日本に行けば月20~30万円は稼げる」と宣伝し、あっせん料として前金150~200万円もの「前借り」をして、ベトナム人が「語学留学生」としてやって来るようになったのだ。週28時間労働では、時給1000円のバイトでも月10万円にもならない…ブローカーには150万もの借金(多くは家や農地を担保に借りている)を返さなければならないし、日本語学校の「寮」でもぼったくられる…かくして留学生たちは夜間のバイトを毎日行って、昼間日本語学校で寝ているということになる。日本語学校に留学するためには「N5」(ひらがなが読め、簡単なあいさつ程度が出来る)能力が必要なのだが、ニセの資格はブローカーに金を出せばなんとでもなる仕組みらしい。
 日本語の出来ないベトナム人留学生の出来る仕事は、工場等での単純作業に限られてくる…人とコミュニケーションを取る必要はない。仕事で疲れて勉強も出来ず、寮もベトナム人だけであるから、「日本語が出来て、日本とベトナムを結ぶグローバルな仕事」に就くためのスキルも育たない…「何のための留学」なのか分からなくなっている。(この「留学生問題」が報道されない理由として、かつて日本の苦学生を助けた「新聞奨学制度」も日本人学生の成り手がおらず、ベトナム人等に頼っている販売店が多くなっている…ということもある)

 では中国人実習生や、日系ブラジル人はどこに行ったのか…それらの国はここ数年の「経済成長」で国内に就業場所が増え、わざわざ日本に「出稼ぎ」に来なくても良くなったのだそうな…中国から見た日本は「働く場所」ではなく「買い物に行く場所」となるまで、中国は経済成長している。

 その他本書では、フィリピン・インドネシアからの看護師・介護士受け入れ問題…向うでそれなりのスキルを持った人に対し、わざわざ日本語で試験を受けさせて「追い返してしまう」問題や、かつての日系ブラジル人に対する受け入れ態勢の不備(子どもが学校教育を受けられない)等の問題を指摘し、日本の外国人労働者受け入れ問題は、本音が「人手不足」であることを隠し、「国際貢献」「人材育成」といった建前をふりかざしながら、その実いきあたりばったりであることを問題視している。日本が外国人労働者にとって「ブラック工場」であり続けるなら、今後日本に必要な人材をアジア各国から確保することは出来ませんよ…と説いている。

 日本に必要な人材をアジア各国から確保する…現在でも農家や漁業者では、外国人労働者が無いとやっていけない現状がある。外国人の「出稼ぎ」や、さらには「移民」をどうするか、真剣に考える必要がある…というのが本書の立ち位置である。もちろん日本に一時的であれ、恒久的であれ来て働いてもらうのであれば、日本社会を構成する「市民」として、日本人と同等の権利や労働条件を認めるべきである…というのが、我々左翼の主張である。本書の筆者は左翼ではないが「そこまで(あるいはどこまで)認める覚悟が、日本社会にあるのか?」ということを問うているのだと思う。

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高江の闘いを貶めるネトウヨのデマを弾劾・粉砕する

 高江ヘリパッド建設現場では毎日、抗議行動が続いている。目取真俊さんのブログ海鳴りの島から を毎日チェックしていれば、その自然破壊のすさまじさ、沖縄防衛局、機動隊の無茶ぶりが良く分かる。

 ところが最近、ネット右翼による高江の闘いに対する誹謗・中傷が広められている…曰く…

・高江の反対運動が救急車まで検問し、救急搬送が送れた
・高江の反対運動が「ドクターヘリ」を呼びまくっている

 といった「デマ」である。
 ひとつめ…反対運動が救急車を検問…ズバリ、そんな事実は無い。ツイッターsunちゃんさんのツイート より…
 依田のコメントにあったこちら、消防に確認しました。そんな実例はないそうです。こんな事があれば問題なので報告に上がって来るそうですが、そんな報告はありません。彼は救急車に乗ってるわけではありません。FBに書いていると報告しましたよ。
 
 確認されたデマの発信源は、これ
 筒井清隆
 北部の救急医療を預かる者です。
 事実は、北部の救急医療に携わる我々が、その実情を知っています。
 事実だけ述べると、救急車も反対派の方々に止められています。なかには患者さんを乗せて救急搬送している途中の救急車を止められ、勝手にドアを開けられ、携帯で撮影しながら「誰を乗せているのか!?」と無断で無断で車内に入ろうとされました。
 搬送されている患者さんの気持ち、考えたことあるんでしょうか…


これが「針小膨大」に拡散されているわけだが、はい、一つ撃沈!
 
 もう一つ…「ドクターヘリ」を呼びまくっている…件
 まず「ドクターヘリ」を呼ぶことが出来るのは、救急関係者や医療関係者だけであって、一般の人が「ドクターヘリ」を呼ぶことは出来ない。まして「ヘリパッド」も出来ていない、狭い2車線道路しかない所に、ドクターヘリが降りることは不可能である。

 おそらくどっかで流れた動画の中、機動隊の暴力で怪我人が出た時に、反対派から「ドクターヘリを呼べ!」と言っているシーンがあって、それが勝手に拡大解釈されたものです。
 ちなみに、沖縄北部でドクターヘリを運用しているMESH というNPO法人があるのですが、2016年9月の活動実績 を見ると、東村…出動実績0件…ハイ、これも撃沈ですなhappy01

 だ~れも「ドクターヘリ」なんか呼んでないのだ。

 ちなみに、最初のツイッターに出てきた「依田」なる人物…どうやら以前「まとめちゃん」さんがコメント欄に書いてきた、「高江在住」で車を運転している時に、反対運動関係者が「検問」をしていたので、ついぶち切れて殴ってしまった人である。
 「まとめちゃん」さんが引用してきたコメントその他では、最初に自分から殴ったことを認めていたし、「反対運動」側にも落ち度はあるだろう…ということで済んでいた。産経新聞が反対派による検問を報道した9月26日での配信でもそのように書かれている。

 ところがSNSで「反対派の暴虐」を配信しているうちに、なんかネトウヨの情報源の巣窟になってしまったようだ…これについては、そのSNSで次のような「分析」がなされている。

 個人的なSNSで正当性を主張し、暴力事件を義憤からくるものと偽り、当時の状況まで話をすり替える始末。今や基地建設を推し進めたい方々と、争い事が嫌で穏やかに暮らしたい住民(機動隊と反対運動の激化に嫌気をさしている人ら)を意図的に巻き込んで、その中に自分の活路を見出そうとしている。そしてそれが攻勢に出ているように見える。

 なんかここまで来ると可哀想になってくる…「人格攻撃」もなされているようだが、それをここに書くことは控えよう。

おまけ…沖縄の蝶々研究家で、やんばるの自然をフィールドとしている宮城秋乃氏(通称アキノ隊員)のブログアキノ隊員の鱗翅体験 でこんなことを書いている。
米軍ヘリパッドに抗議する市民を貶める噂を広める際にワタシの写真を無断使用しないで下さい
 宮城氏が「パイロットに許可をいただいて撮影・掲載したものです。大切な写真です。ワタシはすべての無断使用を許していませんが、特に今回の目的で使用されることは大変不愉快です。」と述べている。

 そして最後に、「彼らには論理的に説明するという概念がないと思われます。」

 そうなのだ…ネトウヨに「論理的に説明」することなぞ、不可能なのである。

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基礎研究を疎かにし、ポスドクを使い捨てにする日本の科学界に明日は無い

 既報のとおり、2016年のノーベル生理学・医学賞を東京工業大学の大隅良典栄誉教授(しかしスゴイ肩書だなぁ~)が受賞することにあいなった。細胞の「オートファージー」(自食作用…細胞内の壊れた部分を細胞内器官が「自食」して有用なアミノ酸に分解し、リサイクルするしくみ)を、酵母を研究することによって、それに関連する遺伝子を18個も突き止めたことが評価されたとのことである。
 「ノーベル賞」の是非そのものは横においといて(「特に「平和賞」なんかはかなり政治性を帯びている)、こういった基礎研究が世界的に評価されることは、良いことだろう。だが、日本は今、こういった「基礎研究」をじっくりやる環境にない…というのが現実だ。

 まず国立大学は「独立行政法人」化され、研究内容や成果の査定をうける…「成果」の出ない研究には金がつかない…というのが現実である。ところが「基礎研究」なんてものは、いつ、どんな成果が表れるか分からないし、それが直接「何の役に立つのか?」「何に応用できるのか?」なんてことも分からない。ありていに言えば大隅教授も、自分のやりたいこと、知りたいことを純粋に研究していただけである。それがたまたま他の研究者が目をつけなかった分野であったため、「基礎研究」として誰もが発見することが出来なかった「成果」をあげることが出来たのである。
 目の前の、短期の「成果」だけ求める現在のシステムでは「基礎研究」はないがしろにされ、新たな科学上の知見は生まれない…と断言できる。

 もう一つは、研究者の待遇の問題だ…私は大学であまり勉強しなかったので大学院に進級することができず、「学士」のままである…だが大学院で「博士課程」を修了したとしても、大学に残って安定した研究が出来ない…いわゆる「ポスドク」の問題がある。
 これについては大隅栄誉教授も「若手研究者をサポートするシステムを作りたい」 と述べられている。このリンクは大隅栄誉教授の発言よりも、若手研究者がおかれている現状についての憂いが座談会方式で述べられている後半部分に注目だ…一部引用しよう。

 実際には、研究費が足らない、研究支援部門の職員が少ないため研究をなかなか進められない状況です。その中で5年に1回、研究機関全体の中期計画が作られ、独立行政法人はリセットを繰り返してきました。安定的な研究資金は実際には運営費交付金しかないのですが、この10年間で十数パーセントも減らされている中で、現場の人員が足りないだけでなくコンプライアンス強化など事務的な作業も増えて、研究現場は苦しくなる一方です。

 情報通信研究機構は、産総研と比べてパーマネント職員(正規職員)が少ないことがいちばんの問題です。もともとパーマネント職員は少なかったのですが、先行して事務も含む研究支援部門の職員を大幅に減らしました。その弊害は、たとえば財務契約担当者が減らされてしまったため、研究者が契約手続きをしなければならなくなって、研究すべき時間を割いて各種手続きを研究者本人がやらなければならないという状況になりました。また、研究予算の中で派遣職員を雇い、その仕事はそちらでやってもらうというアウトソーシングに近い、お金で解決せざるを得ない事態が起きています。独法化の初期の頃に3年任期付き研究員を多く採用し、3年後のパーマネント採用が半数以下という事態に陥り、その制度での採用を5年間でやめたという経緯もあります。

 とりわけ理系の研究者の置かれる状況がまさにそうで、私の周りの大学などでも依然として若手研究者の不安定雇用が続いています。ポスドクの人たちが医学部の中にもいて、任期付き助教になるのですが、やはり不安定雇用で将来不安に脅かされています。採用された時に任期のことは言われていなかったのに、いきなり「1回きりで更新なし」と言われたなどという問題が起きています。

 大学でも、研究機関でも、同じような状況が続いている。その上、労働契約法の「改正」などもあり、雇い止めが多発している。研究者は無期転換申込権発生までの期間が特例で5年から10年になりましたが、結局は10年から先はないわけで安定した雇用ではありません。10年後に仕事がなくなる研究者というのは本当に深刻で、なんとか改善する道筋を早く見つけないと、これが30年続いたら一世代に及びますから、研究者は滅んでしまいます。研究者だけでなく、技術者なども、結局技術も継承できなくて滅んでしまう。昔のことを知っている人がいなくなったら、一体どうなってしまうのだろうと心配です。早く解決策を見つけたいですね。


 なんかこう…マルクスじゃないけど「万国の研究者よ、団結せよsign03」そして安定した研究環境を勝ち取れsign01と叫びたくなるような現状である。

 読み進んでゆくと、ポスドクには「職業として崩壊しつつある研究職」が残されている…結婚して家庭を持つことなど考えられない…加えて女性研究者には、産休も育休も無い。そして最終的には、こうなっている。

 実際に学術論文や研究論文として見える成果も減りつつあります。業務量が増えたり、予算が減ったり、実際に研究の質が落ちたりと複合的な理由はあると思いますが、どの現場でも、評価の高いレベルで注目される論文数が、どんどん減っているのが現状ですね。
 
 諸外国ではどうなっているのか定かではないが、日本においてこの状況が続けば、やがて「ノーベル賞」モノの研究成果など、でて来なくなるだろう…それは日本においてのみならず、世界においても不幸なことである。

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御所浦の採石場を視察

 翌10月2日、辺野古土砂搬出予定地である天草、御所浦の採石場を視察するとともに、地元の方からレクチャーを受けた。
 本渡の市街地からマイクロバスで、天草上島の南側、棚底港へ…そこから船に乗って、御所浦の採石場へ…
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 「白亜紀の壁」といわれる場所が、採石場である…御所浦自体、約1億年前の白亜紀の地層が露出しており、恐竜やアンモナイトの化石が出る…でもって天草全体が天草ジオパーク に認定されている。御所浦島はその前に「天草・御所浦ジオパーク」として認定されていた。
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 採石業者は2業者あって、もちろん操業している…手前に積み上げられた「岩ズリ」が辺野古に持って行かれるのでは???と言われている。積み出しは海上から船で行われるのだが、桟橋が小さいため、1万トンぐらの大型船を持ってきてピストン輸送で搬出すると考えられている。
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 熱心に説明する、地元の方
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私たちも熱心に見学…
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 上のほうはなんとか小段を作って切土されているが、下のほうには小段が無い…一応「段切りして、採石後は緑化する」よう、県当局は指導しているそうだが、これだけ急傾斜で切ってしまうと、植生を生やすことは難しい。
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 対岸は八代海を隔てて、水俣市である…水俣から御所浦の採石場は、良く見えるそうだ…しかし御所浦に住む人が採石場を見ることは、ほとんど出来ない。島の反対側に街があるからである。
 さて、一通り見学を済ませると、船は島を1周して、本郷の港に入る。
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 この後、集会場で地元の方からレクチャーを受ける。
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 採石場で気をつけなければならないことは、いつの間にか穴やダム状のものが作られ、ヘドロや製鋼スラグのような産業廃棄物が不法投棄されることだ。現にここも、海からは見えないが、山から見ると「湖」が出来ており、ヘドロやスラグが持ち込まれているようである。
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 やっかいなのは製鋼スラグである…ちゃんと管理されたものは道路路盤材や砂の代替品、セメントの改良・改質材として使われ、産業廃棄物の有効利用とゆうことでグリーン購入法指定 されている。そこにエエ加減な「業者」が「有価物」として引き取り、エエ加減なところに山積みしたりして、あちこちで問題になっている。製鋼スラグからは強アルカリの水がしみ出し、重金属類も流れて来ることで、周辺環境を破壊する。
 製鋼スラグの投棄について阿部悦子共同代表から、「排出した元の業者に強い立場で抗議を行うよう」述べられた…実際、愛媛県今治市で製鋼スラグ不法投棄問題が起こった時、そのようにして撤去させたのだそうな…「元請け(排出業者)」が「環境破壊をしている」ということは、コンプライアンス上もマイナスになるのである。

 さて、ここで昼食を取った後、船でまた上天草島、棚底港に戻る。
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 そこから本渡港まで送ってもらい、また天草宝島ラインに乗船
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三角港からの帰りは、キハ31であった。
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奥には特急A列車 が鎮座している。
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三角線から、有明海の干潟を望む…
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天草で「辺野古土砂搬出反対全国協議会」総会に参加

 10月1~2日に熊本県天草で開かれた、「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」の総会に参加してきた…一応私は「会計監査」という「役職」を持っている。
 9月30日の夜行バスで熊本まで…途中、山陽道で事故通行止めのため、中国道へ迂回運転して熊本駅に到着…9時過ぎ頃であった。
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駅前のスタバで朝食の後、三角線~三角港 天草宝島ライン を経て天草下島の本渡港にわたる「2枚きっぷ」を購入。
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三角線の列車…赤いキハ200系2両で10:00に出発~
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進行方向左側に座ると、有明海が良く見える…
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1時間弱で、三角駅に到着
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三角港にある、三角の建物…中になにかあるというわけでは無い。
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天草宝島ラインは、高速艇…だが1日3本しか運航されていない。もっとも、天草五橋を通るバス路線があるので、メインの移動はそちらなのであろう。
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天草の海は、とても穏やか…
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松島港に到着…ここまで25分…下島の本渡港までは、ここからさらに35分かかる。
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昼飯は、港で買った天ぷら2枚のみ…
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本渡港に到着。
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港のところは、こんな感じ…それにしても無茶苦茶暑い、蒸し暑いでゲソ~
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天草宝島国際交流会館ポルト が(奥のガラス張りの建物)が、今日の会場。総会は13:00~
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西日本の土取場各地や、環瀬戸内海会議、辺野古土砂搬出反対熊本県連絡協議会の方々が集まって、総会開始…2015年の活動報告、決算報告と監査結果報告、各地の取り組み、2016年の行動方針、新役員(とはいっても役員任期は2年なので、そのまま移行)と、新顧問の発表…なんと本日来てくださったチョイさんの沖縄日記 で沖縄・辺野古情勢を発信し続けている、辺野古抗議船の船長、北上田毅さんと、弁護士の板井優さん2名が、新たに顧問を引き受けて下さったので、顧問は「海の生き物を守る会」の向井先生と湯浅氏を含め、4人体制となった。
 総会は時間どおり、15:00に終了…その後ホールに移動してイベント…
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地元の「大正琴」のサークル「ティンクルズ」による沖縄音楽の演奏
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奄美大島の大津共同代表からあいさつ。
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北上田さんから、「辺野古の今後の動きと土砂搬出反対運動に期待するもの」と題する講演…北上田さんからは緊迫する高江情勢をかんがみ「まず高江に行って下さい」と何回か述べてから、自治体で土木工事等に関わって来た経歴を生かし、「(裁判に負けても)まだ知事権限で出来ることは沢山ある」と表明…逆にそれだけ国は追い詰められているということである。
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続いて沖縄からヘリ基地いらない、二見以北10区の会 の浦島悦子さんから「ジュゴンの海に抱かれて」と題する講演…二見以北10区の歴史から、辺野古・大浦湾がいかに貴重な自然が残され、「生物多様性」の宝庫であるか?逆に沖縄で「基地を維持してゆくため」の公共事業によって、いかに自然が破壊されてきたかということを話された。
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 エコネット水俣 みなまた地域研究会の永野隆文さんから「天草御所浦と水俣」と題する講演会…先の2名で時間が長引いたため、はしょってはしょっての講演…「水俣病」は水俣沿岸だけでなく、天草にも患者が発生したこと、汚染された湾は埋め立てられて「公園」になっているが、そこが「水俣病発生の地」である碑文を入れさせるのに時間がかかったこと…などの話をされた。写真は川内原発再稼働反対の運動…
 ポルトでのスケジュールが終了し、天草氏市街地の旅館で懇親会
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こんな情緒深い石橋がある…
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もちろん食べ物は、天草の新鮮な魚介類である…翌日は「御所浦の土取場」の見学である。

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