革共同、意見を求める
こちらのエントリー で「展望19号」の「未来へのレジスタンス」なる関西地方委員会の論文を紹介し、「革共同はレジスタンス政党になったのか?」と疑問を呈したわけだが、実は「展望19号」では投稿の呼びかけが行われている。p167
『展望』編集委員会からのお知らせ
小さな政治団体ながら2008年4月の創刊から10年弱に19冊の『展望』を発行してきた。次号で20号となるが。時あたかも今年は1917年のロシア革命から100年、また日本階級闘争の新地平を印した1967年10・8羽田闘争から50年となる。それを期して20号・21号を2017年中に「ロシア革命100年、10・8闘争50年 記念号」として発行したい。
ロシア革命とレーニンについて、昨今は否定的見解が多数みられるが、改めてロシア革命の否定的側面も含めてその意義と、レーニン存命中の問題点にも論及し、今日的継承を考えるべきと思う。また10・8羽田闘争に始まる70年安保・沖縄・大学闘争、ベトナム反戦闘争は、2015年の戦争法闘争では意識的に抹消されたが、この闘いの継承は安倍やトランプが跋扈する現代社会の革命的変革に資すると考える。
とはいえこの課題はひとり『展望』編集部や革共同再建協の手に余る。現代世界の革命的変革を求める人々のこの共通の作業のために、『展望』は紙面を提供したい。ロシア革命に限らず中国革命、キューバ革命、さらにはユーゴ・東欧の闘いや、イタリアのグラムシなどの研究論稿も歓迎したい。また10・8闘争、70年闘争は、武装闘争の今日的総括だけでなく、歴史的事実の確認・手記なども歓迎したい。原稿量は『展望』のページだてで最大40ページまでとする。掲載の責任は投稿者とも議論したうえで、最終的には『展望』編集委員会にあることはお断りしておきたい。
発行は20号-6月15日、21号-11月7日をめざし、原稿締め切りは20号-5月15日、21号-10月10日としたい。ぜひとも多くの原稿をよせていただきたい。
とのこと…要するに「ロシア革命100年」記念号として、いろいろ考えたいということである。
また「未来へのレジスタンス」に関しては、「未来」第219号の『展望』19号紹介の中で、次のように述べられている。
総会報告「未来へのレジスタンス」について。具体的闘争テーマについては略して、主に情勢認識を中心に掲載されている。冒頭と反グローバリズム運動の論述に意見が出ると思う。『展望』次号に意見を掲載予定。
一言述べると、「社会的共有財産を守ろう」というのは運動的には地下鉄・市バス・水道民営化反対運動などがありうる。あるいは、政府の農民切り捨て・農業破壊にたいして、地域農業を守ろうなどで考えうる。が、他方、それが究極目的である賃労働と資本・賃金奴隷制の廃止と私有財産制度の廃止―共産主義の実現へのたたかいとどうつながっていくのかを展開していくことが問われるのではないか。この報告をベースに活発な議論を望みたい。
とある…ま、この「総会報告」が完全な論文じゃないんだぁ~ということだそうな。だったらなおさら個人名での「提起」として出すべきものだったのだろう。
とりあえず、意見・論文募集中ということで…ではでは
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