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「標的の島 風(かじ)かたか」

 第七藝術劇場にて、三上知恵監督ドキュメンタリー映画「標的の島 風(かじ)かたか」を観てきた。
Movie01134 映画は昨年起こった、米軍属による女性暴行殺人事件に抗議する県民集会から始まる。「風かたか」とは、海における風よけ、防波堤のようなもの。私たちは被害女性の「風かたか」になれなかった…でも沖縄は日本の「風かたか」として、最前線に立たされている。

 場面はこれまでの「標的の島」シリーズとは違い、宮古島、石垣島に飛ぶ。「中国の脅威」を口実とした自衛隊配備問題に揺れる島と、配備に反対する人たちを追う。「てぃだぬふぁ」の女性たち、石嶺香織(現市議)や、石垣島で反対する人も登場する。宮古島では水源を地下水に頼っているが、水源地に自衛隊ミサイル部隊駐屯地を建設することに対する不安が広がる。一方で自衛隊駐屯を容認、賛成する意見もある中で、宮古島市市長は議会に諮ることなく「容認」を表明する。
 映画では米軍の対中国抑止戦略も説明…第一列島線内に中国海軍を抑え込む戦略で、核ミサイルの撃ち合いになるのを防ぐとしている。小西誠氏も登場…この戦略は「先島戦争」計画だと発言する。事実、自衛隊のミサイル部隊が駐屯するということは、宮古・石垣を含む先島が戦場になることを前提としているからである。
 石垣島でも沖縄戦はあった…米軍は上陸してこなかったが、島民は軍によってマラリア有病地区に強制疎開させられ、多くの人々が犠牲となった。この記憶があるから「軍隊は民衆を守らない」という思いがある。だから自衛隊の駐屯に反対する。

 辺野古新基地も、自衛隊が米軍と共同使用・共同訓練を行うだろう…場面は辺野古基地建設反対現場。山城博治さんらが写る。博治さんの悪政リンパ種闘病についても説明がある。2016年3月4日、「三線の日」…シュワブ前でみんなが三線を引き、歌い踊る中、裁判所の和解勧告を受け入れ、基地建設工事がストップする…やった~
 高江ヘリパッド建設現場…2つのヘリパッドが運用を開始した段階で、オスプレイ他軍用ヘリが夜間訓練を繰り返し、小学校児童が睡眠不足で体調不良になった。高江でヘリパッドに反対する伊佐さん達が登場する。
 参議院選挙…「オール沖縄」伊波洋一さんの当確は、開票後すぐに出た。みんな喜んだ…にもかかわらずそのわずか9時間後、政府は機動隊を高江に投入して、ヘリパッド建設を強行する。
 機動隊は福岡県警や大阪府警、警視庁等からの応援も含めで1000名体制…本格着工の前日、高江には1600人もの人が集まり、100名もの人が泊まり込んだ。博治さん達は、車を使って機動隊・工事車両の通行阻止を試みる。翌日まだ未明から、機動隊が排除に動き出す。強制排除のシーンは、いつ見ても涙と怒りがあふれる。機動隊によって首を絞められ、救急搬送される人も出る。あまりにも機動隊の暴力が凄まじいので、山城さんも「白旗」を上げざるを得なかった…次々と人と車が排除され、工事用車両が入り込む。それでも人々は、あきらめない。高江で泊まり込む人たち…「兵士Aくんの歌」を歌う七尾旅人…

 映画はたたかいの場面だけでなく、宮古島や石垣島での普段の暮らしや祭りも紹介される。沖縄本島から基地で土地を失ったため、石垣島に入植して開墾し、畑を築き上げた人が、こんどは自衛隊基地で土地をとられる…反対運動を始めると、子どもさんが学校で友達が離れてゆくというインタビューもある。彼女は高校をでて上の学校に行くため、島を離れる。今年最後のエイサーを踊る。

 四の五の言わない、とにかく観てみろvirgo

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