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なぜ韓国では若者が立ち上がり、日本では立ち上がらないか?

 昨日、「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」 の後、ちょっと皆さんで話をする機会があって、その時、「なぜ韓国では多くの若者がデモとかに立ち上がるのに、日本ではそうならないのか?」という話になった。
 その時、ある人が韓国では「『日帝の植民地支配に抗した歴史教育で、近現代史を学んでいるからだ」というようなことを言った。

 あっ成程ね(^^)(^^)/

植民地支配に抵抗してきた歴史を学ぶことは、近現代史を学ぶことに他ならない。

 他方、日本の歴史教育は、近現代史なんてほとんど学ばない…一生懸命、縄文・弥生等の古代史をやっちゃう有様だ。

 また、仮に日本で「近現代史」をやったとしても、「抵抗の歴史」なんてほとんどやらないだろうな。自由民権運動なんて、1時間ぐらいか?米騒動は?大正デモクラシーは?治安維持法は?小林多喜二は?…食糧メーデーは?破防法は?60年安保は?三里塚闘争は?反核運動は?脱原発運動は???
 おそらく、そんな民衆の抵抗の歴史よりも、なんか政治家や政局じみた話でお茶を濁すのが精いっぱいだろう。

 でもって、日本のブルジョワ政治家とかで、尊敬する歴史上の人物は…となると、戦国武将とか、維新の元勲みたいなヤツらになってしまう。情けない話だ。

 これじゃぁ~デモしたり活動したり、ましてや「革新的」な政治家なんて出てこないだろう。
(そうゆう意味じゃ、山本太郎ってすごいわ)

 韓国だけでなく、旧植民地から独立を成し遂げた国々では、自国の成立が、民衆の闘いの結果によるものであるから、自国の歴史を学ぶことが、そのまま(政権に都合の悪い事実が隠されることはあっても)民衆の抵抗を学ぶことになるわけだ。
 これは中国でもそうだ…いかに中国共産党に「都合の良い」歴史教育であっても、現中国政権が、抗日闘争、反植民地闘争の結果成立したところがあるので、自然と「抵抗の歴史」を学ぶことになる。それはやがて、中国共産党に対する闘いに発展する基礎となるのである。

 とすると、どうすれば若者(それ以外の人も)が立ち上がるか?の答えの一つが、「民衆の抵抗の歴史」をいかに取り戻すか…ということになるのだろう。

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