非戦ではなく、反戦を!
昨日のエントリーに付け加えると…
「米艦防護」で米軍と自衛隊が一体化することについて、多くの人々が「北朝鮮から攻撃対象にされる」から反対である…というふうな言い方をするであろう。また、実際そうである。
しかし、そこから一歩踏み込んで考えてみる。
北朝鮮に住む人から見れば、米国は攻め込んで来る「敵」であり侵略者である。
米国の戦争マシーンは、昨日書いたように、日本の自衛隊のみならず、インフラや労働者を動員することで、はじめて動き出す。
だから、周辺事態法以来、安保関連法の下の法体系で動く、日本の自衛隊や労働者もまた、北朝鮮からみれば侵略者となるのである。
憲法9条云々の前に、侵略者になること、侵略戦争を行う事について、人民大衆は「拒否」しなければならないのではなかったか?それが先の大戦において、誤った政策の下、数多くの犠牲を出して得た結論ではないのか?
「北朝鮮から攻撃される」から、「米艦防護に反対」だけでは(もちろん、とっかかりとしてここから始めることは重要だ!)非戦である…そうではなく、米国の侵略戦争に反対する、戦争協力に反対する…という視点、思考が必要である。「反戦」の思想である。
「ベトナム反戦」とは、明確に、アメリカのベトナム侵略戦争と、それに加担する日本のあり方に反対したものである。だから「反戦闘争」なのである。
北朝鮮の核開発やミサイル開発は、それ自体問題である(という自明のことをわざわざ書かなければならない「ジレンマ」はあるが…)が、それをアメリカの侵略戦争発動(朝鮮戦争休戦破棄)によって解決することは間違いであると、声を大にして言わなければならない。
ここでは、革共同中央派が使っているスローガンを使おう…「朝鮮侵略戦争阻止」
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