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家制度から国体イデオロギーへ

 先日紹介した、FOR BEGINNERS「戸籍」から紹介…p32~33

 「家」=戸籍の体制は急速に国体イデオロギーになっていく。万世一系の天皇に各「家」の祖先を結び、戸主を「家」の中の天皇にする。と同時に、諸民族をひとつの「家」と考え、頂点に天皇を置く。これが五族協和や大東亜共栄圏の思想だ。
 戦前の国民学校では「各人の家は天皇家の分家である」と教えていた。天皇制イデオロギーは戸籍に支えられた庶民の本家・分家意識の上に根を下ろすことで、広く、深く浸透することができた。

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 と、まぁこんな図が描かれているわけだ(^^)

図②は、本家家族のところに「皇室」が、各分家は「各『家』」となっている。
図③は、本家家族が「皇室」に、各分家が、日本民族、朝鮮民族、満州民族、蒙古民族、支那民族、(これらママ)となっている。

国体イデオロギーなんて図にするとチャチなもの。①を植え付けて②を認めさせる。なんとなくその気になったら今度は③まで押しつける。いくら似てるったって、これじゃ子供ダマシじゃありませんか。こんな論理で聖戦だなんてよくいいますね。ホントに……。

ではでは

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