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2017年8月

差止訴訟と埋立撤回の展望

 27日の「辺野古を止める『ひとり』になろう」集会で、関西大学高作正博さんの講演「差止訴訟と埋立撤回の展望」を、手元のレジメとメモにそって紹介する。

 今現在、辺野古の埋立て工事に対しては、沖縄県による差止訴訟が提起されているところである。それ以前は、公有水面埋立承認を取り消してしたが、最高裁で敗訴したため「取り消しの取り消し」が行われた。
 行政行為の「取消」とは、行政行為によって法律関係が形成・消滅したとき、その行為に瑕疵があるので、これを取り消すことによって法律関係をもとに戻すことを言う…前知事の判断に瑕疵があったので、取り消したという論理だった。
 「撤回」は、瑕疵なく成立した法律関係について、その後の事情により、その法律関係を存続させることが妥当でないということが生じたときに、この法律関係を消滅させる行政行為のこと。辺野古埋め立ての場合、建設反対の民意が明らかになり、かつ激しい反対運動が継続しているというのが「その後の事情」ということになるのだろう。

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 沖縄県が提起しているのは、岩礁破砕等行為の差し止め請求と、知事の許可なしに岩礁破砕等行為をしてはならないという仮処分命令を求める申し立てである。後者を申し立てておかないと、仮処分の判決が出る前に工事が進んでしまうこ。また、違法な工事でも一度完成してしまえば、裁判所も原状回復せよとは言わない可能性もあり、日本政府はそこまで考えた上での「確信犯」だと考えるべきである。
 日本政府は、漁協により漁業権が放棄されたため、漁業権が存在せず、岩礁破砕等許可が切れても工事続行が可能である(沖縄県漁業調整規則第39条では、漁業権の設定されている漁場内において岩礁を破砕するのに知事の許可が必要とされている)。
 それに対し沖縄県側は、漁業法第22条第1項により、漁業権の変更には都道府県知事の「免許」が必要で、漁協の放棄だけで漁業権は失効しない。規則第14条でも漁業の許可内容変更に知事の「許可」を要する…「免許」「許可」どちらも出されていない…そしてこれらが知事の権限とされているのは、公益の確保のためである。

 埋立承認「撤回」をめぐって、「撤回すべきである」論は、根本的な工事差し止めには埋立承認の「撤回」しかなく、すぐにでも「撤回」しなければ工事が続行し、事実上埋立を容認することとなるというもの。
 「撤回すべきでなない」論は、「撤回」をすれば、沖縄防衛局による審査請求・執行停止、また国による「撤回」取消の是正指示及び不作為違法確認訴訟の定期を誘発する。不作為違法確認訴訟になれば、再び「政治的判断」によろ沖縄県が敗訴するおそれが高い。最後の手段を失うことで、辺野古の埋立を止めることは不可能になるというものだ。
 そこで第3の議論として、「撤回しない方がよい」論が提起される。これは、最後の手段(撤回)を残したまま闘争を続けることが可能となる。そのうえで、2018年1月名護市長選挙、2018年11月沖縄県知事選挙、2019年7月参議院議員選挙、2020年6月の沖縄県議会選挙等で、県内移設反対の民意を継続すべきである、選挙結果と市民による反基地運動との連動・拡大により勝利を目指すというものだ。

 ここで市民運動の位置づけが大切になる。小林武「沖縄の平和的生存権」(「法学セミナー」751号(2017)8頁)に
「主権者国民・住民による政治運動(主権的権利の行使)」と「自治体の法的権限行使」との「両者の有機的結合・一体的共同の態勢を構築することが勝利のカギとなるが、やはり、民衆が行動する前者の政治活動こそ主戦場であるといえよう」
 という文言があり、これを引用しながら、市民運動こそ「主」であると位置づけている。運動の中には、普天間をめぐる議論でも即時撤去、県外移設、独立論等様々あり、議論をすることの重要性と運動の対立・弱体化の危険性がある。自分の考えが絶対だ!というふうにはしない、それぞれに理屈はある…意見の違いを越えて共闘する逞しさをもとうではないか!と提起された。

 埋立承認「撤回」については、知事は早急にやるべきという議論があるが、確かに裁判で負ければ工事が止まるのもたかだか1年ほど(「和解」から結審までの過程を参考)しかなく、「伝家の宝刀」がなくなればあとは行政として打つ手がなくなる…なるほど、第3の「撤回しない方がよい」まま、闘争を続けるというのが妥当なところなのかなぁ~というところである。

ではではvirgo

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ミサイル防衛なんか出来るか!

 何!?今朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射して、日本を飛びこえ襟裳岬の東、太平洋に落下した?
 Jアラートが鳴ったってsign02

 いや、すまん…6時に私は、起きていない(正確には目は覚めているのだが、布団の中だ)
テレビもつけない、スマホもない…なぁ~んにも分からないcoldsweats01


人間が朝の6時に、起きれるかsign03

そもそも北朝鮮は、グアムに向けてミサイルを飛ばすと「予告」していた…しかし、諸般の事情により「アメリカを狙うのは、やっぱりマズいねdog」ということで、北方に向けて発射したのだろう。
その「予告」に備えて、わざわざPAC3を中四国に展開した(正確にはミサイルを撃ち落とすのではなく、破片等が落ちてきたら迎撃するというのだが)が、まったく無駄になった…

 というか、ホントにPAC3などの「ミサイル防衛システム」って、命中するのかsign02

 あらかじめ飛んでくるコースと、発射時刻が分からない限り、どうしようもないのではないか…で、今回のPAC3みたいに、「予告」に従って配備しても、結局空振りするcoldsweats01

 そもそも本当の戦争で、何月何日どこどこを攻撃すると予告するヤツなどおらんやろ。

 また今回のミサイルもそうだが、特に北朝鮮の場合、ミサイル発射後数分で日本の上空に飛んでくる…Jアラートが鳴るころは、すでにミサイルが「着弾」していることだってあり得る。

 なのに日本政府は「北朝鮮のミサイルの脅威」を口実に、陸上型イージス、イージス・アショアを導入しようとしている…これが1基700~800億円はするシロモノ・・・で、レーダーサイトからでる騒音や低周波、電磁波の公害がとてつもなく酷いらしい。
 こんなモノを整備するくらいなら、我々の生活にまわさんかいangry

 おまけに、ミサイルが飛んで来た時のための、訓練と称するものがこれまた酷い…いちおう、地下がベスト、コンクリート等の建物の中に退避というのが「正解」なんだろうが…なんにもない所で、老人がうずくまって頭や耳を押さえている…
 こんなモン。気休めにもならない…金正恩が見たら、大笑いするだろう。私でも、するhappy01

 ミサイル時代の防衛なんか、まともに出来るものではない…だから「ミサイルが飛んで来たら、どうするか」ではなく「ミサイルが飛んでこないようにするには、どうするか」という問題解決の方法しかない。
 そして、その「解」は、朝鮮戦争の休戦状態を止めるべく、直ちに外交交渉を行うこと、米国が北朝鮮に対する敵視政策を止めることしかないのである。

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辺野古を止める「ひとり」になろう 集会&デモ

 今日は「辺野古を止める『ひとり』になろう」集会に参加…PLP会館5階会議室にて…
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 関西大学、高作正博先生の講演…翁長知事ひきいる沖縄の「埋め立て差し止め訴訟」関連のお話し…なにかと議論になる「埋め立て撤回」について、第3の道、最後の手段「撤回」を残したまま、闘争を続ける論を展開する(この辺、別途記述…)

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 牧さんの三線演奏で盛り上がる…

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 保守だった翁長久美子名護市議が、なぜ辺野古反対闘争の場に行くようになったか…

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 実はシュワブ前で「ひき逃げ」された当該…三浦さんのお話し。1週間で「公務執行妨害」で拘束され、拘束者を解放しにゆき、そして「ひき逃げ」で名護署に3度もお世話になったとか…この借りは、辺野古で返すのだそうな。

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 で、三浦さんのつてで、初めて沖縄・辺野古に行って来た学生さんの発言。

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 5時からPLP会館を出て、デモであります!

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「辺野古基地建設を阻止するぞ!」「政府は沖縄の民意に答えろ!」「美ら海を守るぞ!」等々…
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 梅田でデモ解散なのだvirgo

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ポピュリズムについて考える(後篇)

 

 ポピュリズムは「左派的」「分配重視的」なものとして始まったが、現在では「新自由主義批判的」なものとして捉えられている。特に「東西冷戦」が終結したヨーロッパにおいては、既存の政治勢力が、左派勢力のみならず「反共」としての保守勢力もその存在意義を問われている。左右の既存政党は「新自由主義」や「立憲主義」に規定されて主張の差が少なくなり、また社会構造の変化からそれらを支えている労働組合、農民団体などに帰属するメンバーが少なくなっているからだ。ところで「新自由主義批判的」に躍進しているポピュリズム政党のほとんどが、フランス国民戦線のようにもともと「極右」として誕生した政党が、民主主義的な価値を一定程度認めるよう変化したものか、民主主義的価値観を容認してきた保守政党から「イスラムは民主主義的価値観と相いれない」として「移民排斥」主張を掲げ、先進的な社会福祉は自国民だけに限るといった「福祉排外主義」を主張する右派政党がほとんどである。これはなぜか?簡単なことで、左派・左翼の主張というのは「分配」だけではなく、「権利の行使のために自ら主体的に参加し、行動する」ことを掲げる。また左派・リベラルが主張する「多文化共生」というのは、外国人の異なる文化や習俗を学び、理解した上で解決策を模索するという、ある意味大変めんどうくさく、手間ヒマがかかるものだ…だから「外国人は出ていけ!」と叫ぶことのほうがラクなのである。S_0001_3



 日本における橋下や小池のポピュリズムは、「新自由主義批判的」な主張のカケラすらなく、それどころか新自由主義的な政策を「改革」として掲げ、ひたすら敵を設定して叩き「立憲主義」を破壊しているのが現状だ。また「分配の公平さ」を求めようにも、真の収奪者たる独占資本・金融資本がアンタッチャブルになっているから、「既得権益保持者」として労組や弱者団体を叩くことが中心となる。また、日本における小泉改革は、政権政党がポピュリズム的な突破を行ったと捉えることができる。トランプ現象は既存政党にトランプというポピュリストが浸透していったものと考えられる。

 

 人民主権や選挙、多数決といった「民主主義」の言葉に依って立つポピュリズムを、「民主主義の敵」として叩くことには限界がある。議会制民主主義、代行主義に立つ限り、ポピュリズムは避けて通れない面があるのだ。だからポピュリズムに対抗するには、民主主義の質を問うもの、単に選挙の一票だけのものではない、実際の統治に「自らが主体的に参加し、行動する」民主主義のシステムをつくり、「収奪者から収奪する」社会をつくろうとする粘り強い取り組みが求められるのである。

 

参考文献…「ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か」水島治郎 中公新書201612

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ポピュリズムについて考える(前篇)

 アメリカのトランプ大統領、フランス国民戦線マリーヌ・ルペン、東京小池都知事「都民ファースト」そして大阪橋下「維新」など、「既存政治を批判する」右派潮流の躍進が著しい。こういった政治党派や政治家達は「ポピュリズム」「ポピュリスト」としてくくられることが多いが、そもそもポピュリズムとは何だろうか?

 「ポピュリズム」は「大衆迎合主義」と一般的に訳されている。一見すると「大衆」に「迎合」してくれるので、民主主義的で、私たちの利益をかなえてくれそうだ。19紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカに「アメリカ人民党」(PeoPle Party)という政党があり、ポピュリスト党(PopulistParty)と呼ばれていた。これが「ポピュリズム」の始まりとされている。
 アメリカ人民党は資本主義社会が発展する南北戦争後のアメリカ社会において、社会的に不満を高める労働者・農民層の支持を取り付けた。累進課税、鉄道や電信電話事業のS_0001_2


公有化、企業による農地所有の制限、労働規制の強化など、当時としては「先進的」な主張を掲げ、連邦議会や州議会で議員を獲得している。
 またラテンアメリカでは1930年代以降、大地主や鉱山主などの寡頭支配に対抗し、中間層や農民など多様な支持層を背景にポピュリズムが台頭、躍進した。アルゼンチンではイタリア・ファシズムに感化されたファン・ペロンという軍人が、賃上げ奨励、労働者保護立法、年金・医療・休暇施設の福祉充実といった労働福祉政策や産業政策を掲げて大統領に当選している。ペロンの政策は「ペロニズム」と呼ばれ、ラテンアメリカのポピュリズムの典型とされている。このようにポピュリズムは「左派的」「分配重視的」なものとして始まっているのである。
 
 ポピュリズムの特徴としては、主張の中心に「人民」を置くこと、「人民の意思」を体現する代表として自らを表す…その手段として「民主主義」における選挙や多数決原理、さらには住民投票などの「直接民主主義」的手法を最大限活用する。また既存政治、政治家や「エリート」批判、タブー破りを行い「敵を設定してそれを叩く」ことも特徴である。これは既存政治・政党の掲げる主張に不満を持ち、ともすれば政治から距離を置く人々の心をとらえ、政治に参加させるという意義も持つ。ただし、ポピュリズム政党が目指す人民の政治参加は、あくまでも「選挙での投票行為」のみを目標としており、具体的に人民・民衆が「統治に参加する」ということは想定していない。徹底的に「代行主義」なのだ。また政策を実現させるに当たり、民衆の「大衆運動」に必ずしも依拠しない…ラテンアメリカのポピュリズムはそれでも、政治家がバルコニーから呼びかけ、それに民衆が喝さいを送るという構図があるが…民衆の不満をすくいとり、メディア(現代ではインターネットも)を駆使して民衆に呼びかける手法は似ていても、「大衆運動」や「集会」(さらには疑似革命としての実力行使)を重視するファシズム運動とは異なる。  
 また「民主主義」社会は、選挙で体現される「人民主権」だけでなく、「法治主義」「立憲主義」という側面も持っている。要するに選挙や多数決原理だけでは、少数派や多様な価値観を尊重することが難しい、「選挙で選ばれた政治家」も、無茶してはいけませんよという歯止めである。しかしポピュリズムは「人民主権」を重視する一方、法治主義や立憲主義はしばしば「既存政治」や「エリートの既得権」として批判の対象とされる。トランプや橋下のようなポピュリスト政治家が行政権力を取ると、しばしば無茶をして暴走するのはこのためである。

参考文献:ポピュリズムとは何か?民主主義の敵か、改革の希望か 水島治郎 中公新書2016年12月

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生コン車は混合はしない…

 街を走る「生コン車」をご存じかと思う…コンクリートを運搬する「ドラム」がぐるぐる回っているヤツ…一般的には「コンクリートミキサー車」あるいは単に「ミキサー車」と呼ばれている。Wikiでは「トラックミキサー車」という名称で掲載されている。

 しかしながら…実際の生コン車は、混合すなわち「mixing」の機能はない…あれはコンクリートが固まらないよう、「攪拌」しているだけなのだ。よって「ミキサー車」と呼ぶことは「間違い」であるsign02

 業界では生コン車のことを「アジテーター」もしくは「アジ車」なんて言い方をする…「agitate」すなわち「ゆり動かす」「かき混ぜる」「攪拌する」「扇動する」「人心をかき乱す」なんて意味だ。そうそう「アジテーター」は「扇動者」と同じ英語であるhappy01

なんでこんなことを書いたか…

コンクリートとは、水、セメント、砂(細骨材)、砂利(粗骨材)を十分に「混合する」ことで得られる…コンクリートにとって混合は生命線なのである。比重の違う水と固体を十分混合するためには、それなりの装置が必要なのである。
混合するための装置が、コンクリートにとってミキサーなのである。

ところが、生コン車のドラムでは、混合することは出来ない…水、セメント、砂、砂利を直接、ドラムに入れて回転させても、コンクリートは出来ないのである。
だから、あれを「ミキサー」と呼ぶのは、技術屋さん的にいうと間違いなのである。

ちなみに、世の中には本当に車載式の「コンクリートミキサー」があるようだ。日本ではほとんど使われていないが、水、セメント、砂、砂利を計量して投入し、走っている間に混合してコンクリートを製造する「コンクリートミキサー車」というのが外国では使われていることがある。
また、「アジテーター」で混合することを全くしないわけではない。流動化剤と言って、コンクリートを後で軟らかくするための薬剤を添加する時や、繊維補強コンクリートなどは、「アジテーター」に直接薬剤や鋼・プラスチックの短繊維を投入し、高速攪拌することで「混合」するが、例外的なことである。

ではでは…virgo

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「米軍が最も恐れた男」は9月16日から

 映画「米軍が最も恐れた男  その名は、カメジロー は、沖縄で先行公開されているが、関西では9月16日(土)から第七芸術劇場にて公開される。

沖縄のヒーロー瀬長亀次郎を知っているか?「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」予告編1分56秒をご覧あれ(^^)/

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ソウルから学ぶ非正規職の撤廃

 未来第228号 に「ソウルから学ぶ大阪の未来 ”都構想つぶせ”市民が学習会」という記事がある。7月13日に開かれた「韓国ソウル市から学ぼう!大阪のあり方を問う学習集会」の報告だ。その中に在日韓国研究所代表 金光男(キムクァンナム)さんの講演、「朴元淳ソウル市長が進める地方自治」の要旨が掲載されている。なお、金光男さんはこの集会で自らも報告する傍ら、メインゲストの安珍傑(アンジンゴル)さんの通訳も務められている。
 この講演要旨のうち、ソウル市が実施した、非正規労働者の正規化にまつわる部分を抜粋して紹介しておこう。

非正規職の撤廃
ソウル市は「労働尊重都市」を宣言し、非正規職の正規職転換に取り組んだ。これによって、いまでは職員の5%だけが非正規職というところまできた。この政策は、3段階にわたって実施された。
第1段階では、12年3月22日に「公共部門非正規職の正規職転換計画」(第1次)が発表され、期間制の直接雇用非正規職のうち2年以上常時勤務し、持続的業務に就いている者が正規職に転換された。また、転換対象から外された者の待遇改善がおこなわれた。
第2段階としては、12年12月5日に「第2次非正規職雇用改善対策」が発表され、清掃・施設管理・警備など、人材派遣会社から派遣されている間接雇用労働者(5953人)の直接雇用・正規職転換をおこなった。正規職転換がおこなわれれば、人件費がアップして財政を圧迫するというのが「通説」だが、ソウル市では、7千人以上を正規職に転換したにもかかわらず、人件費は圧縮された。確かに人件費は16%増えたが、それまで派遣会社に支払っていた経費より31%減少させることができた。64億ウォンの予算節減効果が発生した。
朴市長は、人間らしい生活が基本であり、人間らしい労働の常識を取り戻すのがソウル市の労働哲学だと明らかにした。
3段階目の正規職転換。16年5月28日、ソウル地下鉄の駅ホームで安全ドアの作業中だった派遣会社職員が、列車とホームドアに挟まって死亡するという衝撃的な事件が起こった。この事故を調べると、ソウル地下鉄公社が子会社を作って、故障発生時に業務を派遣会社に依頼していた。子会社は、地下鉄公社幹部の天下り先。市長は謝罪するとともに子会社の解散と安全業務に携わる職員を全て正規職に転換するように命じた。
ソウル市は、16年8月11日に「ソウル特別市労働革新総合計画」を発表した。①非正規職比率(現在は5・4%)を18年までに3% 以下に削減する、 ②常時持続業務や生命・安全と直結するすべての業務を正規職化する、③「非正規職採用三大原則(2年以下の短期+例外的+最小化)」を徹底的に適用する、④民間委託の正規職化拡大である。すでに、水道の検針員を直接雇用に転換した。

 このように、ソウル市では多くの非正規公務員労働者を「正規化」させると同時に、市の経費も削減している。97年アジア通貨危機の直撃をうけた韓国は、IMFの管理下におかれ、構造改革路線を強いられた。これが非正規職の増大を起こす。若者にまともな職が無く、「ヘル朝鮮」あるいは「3放(恋愛・結婚・出産をあきらめる)」「5放(さらに就職・マイホームもあきらめる)」ような状況に陥っていた。これを改め、非正規職を正規職に転換しているのである。

 ソウル市長、朴元淳(パクウォンスン)氏は韓国の市民運動団体「参与連帯」の創設メンバーでもある。そして、民衆革命から生まれた文在寅(ムンジェイン)大統領は、非正規職の正規化を掲げ、それを実行しようとしている。
 韓国のたたかいに学び、日本においても大規模な非正規職の正規化を勝ち取ろうvirgo

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辺野古を止める「ひとり」になろう

 8月の集会のお知らせ…
STOP!辺野古新基地建設!大阪アクション3周年~
8・27 辺野古を止める「ひとり」になろう
日時:2017年8月27日(日)
時間:14時開場 14:30開始
 デモ17時→西梅田公園
場所:PLP会館5階(大阪市北区天神橋3丁目9-27)
資料代:800円(学生500円)
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 安倍政権は「共謀罪法」を参議院で強行採決しました。
 すべての市民を監視対象とするこの法律が、まずねらっているのが 辺野古新基地建設に県民ぐるみで反対している沖縄です。今、辺野古ではジュゴンの海を壊す違法な護岸工事が強行されています。辺野古埋め立てを止めることは、日本の民主主義をまもること。あなたも、辺野古を止める「ひとり」になってください。

翁長久美子(名護市会議員)
稲嶺市政と名護市民の想い
辺野古に新基地を建設するために、共謀罪成立は大きな権力として国は利用できるとして強行に成立させました。辺野古ゲート前並びに沖縄の闘いは厳しくなりますが県外の皆様との連帯で情報を拡散し、支援の輪を拡げて頂きたいと願います。

高作正博(関西大学法学部教授)
差し止め訴訟と埋め立て撤回の展望
翁長雄志知事は名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認の「撤回」について「県の公益が国の公益を上回れば撤回できる」と、初めて具体的に言及した。「県内の主だった専門家が法律的に可能と言っている」と根拠を挙げた。

連絡先:市民共同オフィスSORA
℡:06-7777-4935
Fax:06-7777-4925

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ヤスクニは軍事施設だ!

 今年も「敗戦記念」日、8・15がやって来た。先の大戦の犠牲者を思い、その悲惨さを直視するとともに、あの戦争がまぎれもない「侵略戦争」であった、間違った戦争だったということを真に反省して、「二度と同じことを繰り返さない!」と誓う日である。
 が、その意義を真っ向から否定する行為がある。言わずと知れた「靖国神社への参拝」だsign01歴史修正主義者で、「戦争への道」を掃き清める安倍晋三は、「公式参拝」こそしなかったが、私費で玉串をささげた…Y!ニュース時事通信より…
安倍首相、玉串料を奉納=超党派議員が靖国参拝
 安倍晋三首相(自民党総裁)は終戦記念日の15日午前、代理人の柴山昌彦党総裁特別補佐を通じて、東京・九段北の靖国神社に私費で玉串料を奉納した。
 自身の参拝は見送った。一方、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)のメンバー約60人が同日午前、集団で参拝した。
 終戦記念日の首相の参拝見送りと玉串料奉納は第2次政権の発足以降5年連続。靖国参拝に反対する中国、韓国との関係を考慮したとみられる。柴山氏は同神社で記者団に「総裁の指示を受け、先の大戦で尊い犠牲となった先人のみ霊に謹んで哀悼の誠をささげるとともに、恒久平和への思いを新たにした」と説明した。
 内閣からは佐藤正久外務副大臣らが参拝。自民党の萩生田光一幹事長代行と小泉進次郎筆頭副幹事長、先に国連平和維持活動(PKO)日報問題で辞任した稲田朋美元防衛相も個別に参拝した。


 靖国神社は「先人のみ霊に謹んで哀悼の誠」をささげるところでも、「恒久平和」を祈るところでもない。「国=天皇」のために死んだ者を神として祭り上げることによって、自発的に「国=天皇」のために「喜んで」死んでいく者をつくる装置なのだ。
 戦前、靖国神社は陸軍省と海軍省が管轄する「軍事施設」であった…戦後、陸軍省・海軍省が解体されたため、靖国神社は「宗教法人靖国神社」として生き延びるしかなかった…もちろん、日本人民が敗戦を侵略戦争の結果であると同時に、責任は天皇にあること、そして「天皇のために戦死者を出すこと」の是非をきちんと問うことができなかったことが、靖国神社が生き残った大きな原因であるが…現在も天皇制は残り、侵略戦争を「アジア解放のため」と居直り、また憲法を変えて「戦争のできる国」に進もうとする政治家たちが大手を振って歩いている中、靖国神社が「戦争装置」として再び動き出さないとは限らないのである。

 で、8月12日、HEP前梅田解放区では、「ヤスクニ ジャズ ヤスクニは軍事施設」という歌が披露された…これを紹介しよう。

 なお、動画は4分ぐらい…HEP前ではなく、2009年に行われたライブを、ユーチューブから拾って来たもの…


ヤスクニは軍事施設 戦争のための施設
ヤスクニは軍事施設 戦争にゆけとぬかす

過去を美化して いってこいこい戦争へ
犬死にをさせる ひとごろしをさせる

ヤスクニは軍事施設
ヤスクニは軍事施設

戦争なんかにゃいかねーぞ ヤスクニなんかいらねーぞ
ヤスクニは軍事施設
ヤスクニは軍事施設

ヤスクニジャズ ヤスクニジャス ヤスクニはでたらめさ
ヤスクニジャズ ヤスクニジャズ ヤスクニはいらないさ
ヤスクニジャズ ヤスクニジャズ ヤスクニはたわごとさ

ヤスクニは軍事施設
ヤスクニは軍事施設

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沖縄県民大会に呼応して…

 昨日は沖縄で辺野古に基地をつくらせないための県民大会が行われ、4万5千人が結集した…琉球新報電子版より
県民大会に4万5千人(主催者発表)「撤回はわたしの責任で決断」と翁長知事
 12日午後、那覇市の奥武山陸上競技場で開かれた「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない県民大会」(辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議主催)には、主催者発表で4万5千人が集まった。登壇した翁長雄志知事は、辺野古新基地建設での埋め立て承認の撤回について「政府が工事を強硬に推し進める状況は必ず撤回につながる。私の責任で決断をする。辺野古に新基地は造ることは絶対にできないと確信している」と述べた。
 翁長知事は米海兵隊MV22オスプレイの相次ぐ墜落に「まさしく県民が危惧した状況に憤慨が絶えない」と指摘。オスプレイの飛行再開を日本政府が容認したことについては「日本の独立は神話だと言わざるを得ない」と米方針に追随する日本の姿勢を批判した。
 知事に先立ち登壇した稲嶺進名護市長は「肝心要の地元名護市が頑張らないといけない。知事支える体制を皆の力で整え、要求を実現させよう」と辺野古新基地建設に引き続き反対していく姿勢を強調した。
【琉球新報電子版】


 この日、定例の辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動に参加、ちょっとアジってきましたよ(^^)
だいたい、「沖縄の民意を無視して機動隊を投入し、暴力的に基地建設を強行する安倍政権!安倍政権が沖縄で民主主義を破壊することは、日本で民主主義が破壊されるということ…民主主義を破壊した後は、戦争への道を進む、民主主義を破壊する、辺野古基地建設を止めましょう!」てなことをしゃべっているのだが…
 この日は他に、
①オスプレイがオーストラリアで墜落事故を起こしたのに、その原因も明らかにせず、安全確認もしないで北海道で行われる日米共同訓練でオスプレイを飛ばそうとしている…こういった無茶苦茶がまかりとおろのは、沖縄で「民意を無視した基地建設」という無茶苦茶がまかりとおっているからである。沖縄の新基地建設に反対しよう!
②北朝鮮のミサイルが問題となっているが、そもそも朝鮮戦争が休戦状態のままである、アメリカ、北朝鮮、韓国、チュ獄、ロシアなど関係各国がちゃんと話し合いをして、戦争状態を終わらせることが必要だ!だが日本政府はそのような外交努力を行わず、北朝鮮の脅威をあおっている。PAC3を中国四国に配備しても、なにも問題は解決しない!
てなことも、アジってきたhappy01

 この日は沖縄連帯行動として、東京で800人、神戸で100人、京都で90人の集会・デモがあった。大阪では連帯行動として特別な集会は持たなかったが、園良太君らが主催する毎週土曜日夕方のHEP前解放区…今は「梅田解放区」と呼んでいる…が、本日は沖縄連帯行動であると称しているので、大阪行動の後で参加した。
 世間はお盆休み突入モードで、地下街や大阪駅前は人が少な目だったが、HEP前は若い人を中心に人通りが多かった。
 梅田解放区は沖縄連帯の他、8・15敗戦の日が近いということで、日本の侵略・戦争責任を問うことも主題であった。天皇ヒロヒト、アキヒトの責任を問う、靖国神社を解体する、「戦争責任」を追及しきれていない私たちの在り方も問うような集会「解放区」であったvirgo

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 紀州鉄道侵略!

 今日は「青春18きっぷ」を使って紀州鉄道を侵略しに行きました…多分、3回目の訪問となります。
 JR紀勢線、御坊駅の0番ホームから、紀州鉄道は発車します。
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 車両は、元信楽高原鉄道のレールバスです。

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 こんな地元キャラや…

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 不完全「萌えキャラ」…紀道(のりみち)りんこタン…これは地元高校の漫画研究会生徒による作画だそうな。

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 で、地元高校漫研作品が並ぶ車内…

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 時間がきたので、ゆっくり発車…のんびり運行して、最初の駅「学問」到着。

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 紀伊御坊駅では、かつての主力車両「キテツ」が留置されています。

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 観光案内地図

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 駅はこれだけ…全線で2.7㎞しかアリマセン。

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 終点、西御坊に到着~

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 狭いホームと、待合室…天井も低い。

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 いろいろ貼ってあります。「ふく田」はお菓子屋さん…

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 さて、今回は廃線跡(西御坊―日高川間)も歩いてみました。

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 遺構がメチャメチャ残っています…というか、撤去作業をやっていないようです。

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 終点、日高川駅…向こうに日高川の堤防が見えます。

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 踏切跡まで、しっかり残っている…

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 短い距離とはいえ、この時期ウロウロするのは暑いsun

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 30分ぐらいで、西御坊駅にもどってきましたcoldsweats01

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 西御坊駅の入り口。

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 看板がエエ感じですな…

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 待合室も暑いので(当然、冷房なぞ無い)

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 写真を撮ってから、冷房の効いた車内で待つことに… なお、帰りの列車では、父母、娘、孫の3代が乗車してきて、にぎやかに…
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 JR御坊駅に到着…ではではvirgo

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北原鉱治さんを悼む

 昨日、三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長が亡くなられた…Y!ニュース読売新聞
成田空港建設に反対、北原鉱治氏が死去…95歳
 成田空港の建設に反対した三里塚芝山連合空港反対同盟北原派の事務局長、北原鉱治(きたはら・こうじ)さんが9日午後1時46分、老衰のため千葉県富里市の病院で亡くなった。95歳だった。
 告別式は19日午前11時、同県成田市寺台77の1ナリコーセレモニー寺台ホール。自宅は同市三里塚115。喪主は長男、健一氏。
 同県佐倉市生まれ。終戦後に三里塚に移り住み、洋品店を経営。三里塚商友会会長などを務めた。1966年に成田空港の建設が決まると反対同盟を結成し、事務局長に就任。75年に成田市議に当選し、4期16年務めた。
 反対同盟が方針の違いから83年に熱田派と北原派に分裂した後も、北原派の事務局長として活動。「一切の話し合い拒否、空港廃港」をスローガンに、同空港2本目となるB滑走路の建設にも反対の姿勢を貫いた。


 三里塚全国集会では、ゆっくりとたたみかけるような演説で、空港絶対反対を訴えるとともに、人々に矛盾を押し付けながら戦争準備を進める「自民党政治」(いちおう自民党が下野していた時も、空港建設は国策として進められていたから、ざっくりと「 」はつけておく)を批判し、打倒を訴えられていた。いつも、若い人の決起に期待され、「若い人は立ち上がろう!」と呼びかけられていた…あの名演説を聞くことは、もうない…
 いつも北原事務局長の演説は、集会の最初…ここでパーンと気合が入るんだhappy01。近年は同盟の運動を広げるべく苦闘している萩原さん(父子)の演説・提起のほうがより重要になっているのであるが、やはり北原さんの演説を聞かなければ、始まらないのでる。

 北原さんのご冥福をお祈りするとともに、10・9三里塚全国集会に決起しようではないかvirgo

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「韓国市民革命の現場から」~韓国キャンドル集会に学ぶ~

 昨日、大阪PLP会館五階大ホールにて、「韓国市民革命の現場から」という集会に参加してきた。主催は「戦争あかん!ロックアクション」と、「日朝日韓連帯大阪連絡会議(ヨンデネット大阪)」である。
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 集会は13:30開始、主催者あいさつは「戦争あかん!ロックアクション」から、服部良一さん。
 事前解説として在日韓国研究所の金光男(キム カンナム)さんから報告…「一人の負傷者も逮捕者も出さず」公称のべ1700万人(キムさんによれば、実質2千万人)が参加した「キャンドル市民革命」「これは世界史に記録されるもの」と強調された。「キャンドル集会」の特徴として、①開放的で自主的な市民参加を誘導したこと②安心で楽しい集会・デモ空間を開発したこと だそうな。実際、集会・デモには家族づれや若いカップル、果ては「同窓会」のついでに来たとゆうような人が多くいたという…「キャンドル革命」ではなく、「家族革命」や「同窓会革命」と呼ぶ人もいるそうだ。
 また、政治家や政党代表者の発言がなく、自由発言(事前に申し込みは必要)と文化人の「才能寄付」がキャンドル集会の大半であること、2000以上の市民団体によって結成された朴槿恵退陣非常国民行動が主導したこと、「三権」に加えた新しい「市民権力」が誕生し、国家権力を私的利益のために濫用した国政支配と、韓国社会の固執的な腐敗の根である政経癒着にNOを突き付けたということだそうな。「国家権力の私的濫用」問題は、安倍政権の「モリ・カケ問題」と同様の構造でもある。
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 お話しのメインは、韓国参与連帯事務処長(事務処長とは、事務局長みたいなモン)の、安珍傑(アンジンゴル)さんである。韓国の「参与連帯」とは、民衆運動と市民運動が連携する「進歩的市民運動」を展望し、国家の横暴化の阻止、財閥規制に対する市民の介入と実践を通じ、民主主義の基盤を押し固め、誠実な人が人らしく生きることが出来る社会を実現するための、政治的民主主義の実践するために努力する「市民運動団体」である。結成は1994年…すなわち、韓国民主化運動の成果をより発展させるための市民運動団体であると考えればよいだろう。過去、様々な課題…公益通報者保護、落薦・落選運動、F15戦闘機導入反対運動、狂牛病リスクのある米国産牛肉輸入反対運動、韓国軍のイラク・アフガニスタン派兵反対集中行動、ソウル市の生活賃金導入運動、セウォル号惨事の真相究明運動などを手掛けている。事例にあげたとおり、「シングルイシュー」に特化するのではなく、政治・軍事・経済から食の安全まで幅広い。また、現ソウル市長の朴元淳(パクウォンスン)氏は、創設メンバーの一人である。
 講演は安氏が韓国語で1センテンスしゃべると、隣の金さんが日本語に訳してしゃべるという方式であったため、ゆっくりとしたペースで進み、非常に分かりやすかった。

 話はいろいろあるのだが、キャンドル集会が「非暴力」で行われたことについて、安氏自身も昔は、火炎瓶を投げたり、鉄パイプ振り回したりしていたそうなのだが、「過激な」行動は弾圧を呼ぶことを知っている…普通の市民に対して「恥ずかしい」キャンドル集会であってはならないと決めていたそうな。「急進的」な方針が出てきたばあい、それを説得する人が必ずいたということ、決定は「多数決」ではなく、みんなが納得いく方針を採るということ…「民主主義」のルール・作法が徹底されていたわけだ。
 あと、運動が「経済的要求」…特に非正規労働者を正規化せよ!とか、最低賃金を上げろとかいった、「労働運動」で取り上げる課題を取り上げていたことが、やはり日本の市民運動と比べても新鮮だった。なにぶん韓国は「HELL 朝鮮」「HELL コリア」と呼ばれる程、新自由主義政策が徹底して格差が広がり、多くの人が苦しんでいるという現実がある。ご多聞にももれず韓国でも労働運動や学生運動に参加する人の数は減っており、その隙間を市民運動が埋める形をとっている。労働運動が大切、生産活動の70%が賃金労働であり、労働組合との連帯・交流を強化しているということであった。
 また、韓国の運動ということで、「東アジアの非核化に向けて」というテーマもある…北朝鮮の「ミサイル開発」問題が叫ばれる中、THAAD配備反対など、異なる意見を持つ市民もいて複雑な問題がある…ただ、北朝鮮は「祖国」であり、祖国に対する軍事訓練には反対する、北を手助けしないということは、南北関係を解決しないということ、この問題は平和的な方法によってのみ解決できる…との発言には、会場から拍手が起こった。ただ、北朝鮮が対米直接対話を求めているため、南北の対話が遅れるのでは…と言う懸念もあるそうな。
 「キャンドル革命」の結果、朴槿恵が弾劾・打倒されて文在寅政権が誕生した…これまでは「批判・反対」していればよかったのだが、これからは支持したり、中身をみて「批判・反対」しなければいけないので、頭が痛いとのこと。まだ財閥の力は莫大で、大多数は非正規労働者のままである。「キャンドル革命」は終わっていない!とのことであった。

 とにかくいろいろあって書ききれない。会場は200人を超える人が集まっている。この日外気温は38℃にもなったのだが、室内も人が多くて蒸し暑く、扇子や団扇であおいでいる人が沢山見受けられた。

 15時半ごろ、休憩のあと、質問コーナー…沢山の質問をとりまとめ、6つぐらいの項目についての質疑応答となった。最後、ヨンデネットの田村孝二さんから、まとめと閉会のあいさつ…縦軸と横軸で考える。縦軸は歴史の問題、安倍の逆戻りを必死でとめていくこと、横軸は「1国で考えることを乗り越える」韓国の労働者や民衆と連帯すること、明日からまた頑張ろうsign03 と締められた。
 参加費1000円でお釣りがかえってくるぐらい、有意義な集会であったと思う。

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加害の帰結としての原爆投下

 72年目の原爆忌にて…
 小学校の修学旅行は、広島だった。行く前に社会の授業がプリント授業になり、「あの戦争」がいかにして始まったのか?ということを学んだ。1929年の「世界恐慌」から始まって、「満州事変」へと、日本は中国侵略戦争の道を進んでゆく…「南京大虐殺」についても学んだ。犠牲者の数はともかく、日本軍が南京において捕虜や一般市民を大量に虐殺したのである。日本国内では戦争のための統制が進み、物資も不足してゆく…やがて対米戦争となる。
ガキであった当時、私も含めた多くのガキ共は、旧日本海軍の軍艦プラモなんか作って喜んでいた。子ども向けの本に、日本海軍や太平洋戦争のことを書いたものがあったが、なぜ対米戦争が始まったのか?ということは見事にスルーされていた。しかし学校でキチンと、中国侵略戦争が対米戦争につながったことを教わる。
 日本帝国主義の敗北が確実だった中で、なぜ米帝は原爆を投下したか?プリント授業では「米軍の犠牲者数減らすため」という、米側の主張も取り上げていたが、ソ連の参戦・進出に備えた、戦後世界のイニシアチブを握るため、あるいは「新型爆弾」の実験であったという旨も学習したハズだ。
 とにかく、「満州事変」以降の中国侵略戦争を起こさなければ、原爆投下という惨事がブーメランで帰ってくることも無かったのである。

栗原貞子さんの詩 「ヒロシマというとき」

ヒロシマというとき
<ああ ヒロシマ>と
やさしくこたえてくれるだろうか
<ヒロシマ>といえば<パールハーバー>
<ヒロシマ>といえば<南京虐殺>
<ヒロシマ>といえば 女や子どもを
壕のなかにとじこめ
ガソリンをかけて焼いたマニラの火刑
<ヒロシマ>といえば
血と炎のこだまが 返って来るのだ 

<ヒロシマ>といえば

<ああ ヒロシマ>とやさしくは

返ってこない

アジアの国々の死者たちや無辜の民が

いっせいにおかされたものの怒りを

噴き出すのだ

<ヒロシマ>といえば

<ああ ヒロシマ>と

やさしくかえってくるためには

捨てた筈の武器を ほんとうに

捨てねばならない

異国の基地を撤去せねばならない

その日までヒロシマは

残酷と不信のにがい都市だ

私たちは潜在する放射能に

灼かれるバリアだ

 

ヒロシマといえば

ああ ヒロシマと

やさしいこたえがかえって来るためには

わたしたちは

わたしたちの汚れた手を

きよめねばならない

論稿:日中不戦ブログ…詩:[ヒロシマというとき]加害者意識の原型

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なんだ政局かよ~

 第三次(大惨事)安倍第三次(大惨事)改造内閣が発足した。で、主要閣僚の野田聖子が、いきなり来年の自民党総裁選挙に出馬するんだと…Y!ニュース産経新聞
野田聖子総務相「来年の総裁選に出馬したい」明言
 野田聖子総務相兼女性活躍担当相は3日夜、首相官邸で記者団に対し、来年の自民党総裁選について「総裁選は権力闘争であると同時に3年に一度だけは候補者がすべての政策を戦わせ、国民とつながる場面だ。よき習慣をなくしてはいけない。次も必ず出るということは申し上げていく」と述べ、総裁選に出馬したいとの意向を示した。野田氏によると、このことは安倍晋三首相(自民党総裁)にも伝えたという。
 野田氏は「いつも言っているが、皆さんが本気にしてくれない。総裁選は別に安倍さんを倒すことではない。自民党の持っている開かれた民主主義を表すことができる3年に一回の国民に対しての約束事だと思っている」と語った。


 危機にのたうちまわる安倍政権を別方向から支えるべく、入閣した人が安倍の足を引っ張る発言happy01「別に安倍さんを倒すことではない」とは言っているものの、なんだこりゃぁ~って感じだな。
 同様に入閣した、河野太郎外務大臣も次期総裁選挙出馬を否定しない発言をしているし…

 でも本来ならば、いかに安倍政権が「信頼を取り戻すか?」ということが議論・報道されなければならないハズ…そのためには、森友。加計問題に関する証人喚問に応じるとか、防衛省に「日報隠し」なんかをやらせないための大胆な改革案とか…いろいろやることあるだろう、自民党sign01 ま、そうゆうことが「できない」から、安倍政権は打倒するしかないんだがね…happy01
 こういった「政局」を報道することがお仕事だと勘違いしている、報道各社の政治部の考え方も叩き直さないといかんな。

 「政局」といえば、こちらのほうも…Y!ニュース毎日新聞
<民進党>細野氏「新たな政権政党を作る決意で」離党表明
 民進党の細野豪志前代表代行(45)は4日、東京都内で記者団に「党を出て、新たな政権政党を作る決意で立ち上がりたい」と述べ、離党して自民党に対抗する新党の結成を目指す意向を表明した。これに先立って自身の党内グループの会合で説明した。グループから同調する動きは出ていないが、民進党の混迷ぶりを改めて露呈した形で、党内には今後の「離党ドミノ」を懸念する声も出ている。
 細野氏は離党の理由について「2年ほど前から党のあり方に思うところがあった。安全保障法制や憲法に対する考え方で、違和感を持っていた」と記者団に説明。安保法制や安倍政権下での改憲に反対する党執行部に異論があったとした。新党の具体的なイメージには言及せず、記者団から東京都の小池百合子知事が事実上率いる都民ファーストの会との連携を問われると、「いろいろな可能性を探りたい」とかわした。
 蓮舫代表の辞任表明に伴う党代表選(21日告示、9月1日投開票)が迫る中、細野氏は「(影響が)できるだけ少ない状況で判断した」とも語った。この日会合に出席した約20人からは慰留する声と、「大きな流れを作ってほしい」と期待する意見の両論が出た。だが、立て直しを模索する党内からは「政権時代に閣僚まで務めたのに無責任だ」と反発も出ている。(以下略)

 ま、「都民ファシスト」に参加、合流するのもエエだろう「勝手にやって下さい…」としか言いようがない。もっとも「保守・反動・極右」から「リベラル」までの「寄せ集め」政党、民進党が、自民党に対する対抗軸をきちんと打ち出し…それは「リベラル+反新自由主義」の道である…「政権を担う」にためは、こういった不協和音組は離党・新党結成に向かっていったほうが良い…細野氏が勝手につぶれるか、新たな「政権党」を作れるか?は、選挙民が判断することだ。
 「政局」報道に一喜一憂せず、どうどうと政策(批判)で、政治を語りたいものだ。

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沖縄鉄軌道構想 赤か黒か?

 沖縄の鉄道建設構想のお話し…まず費用対効果(B/C)が1.0を越えず、赤字が続くというお話し、琉球新報7月20日より。
開業40年後も赤字 鉄軌道国調査、費用対効果は微増
 【東京】内閣府は19日、2016年度に実施した鉄軌道導入に関する調査結果を公表した。事業採算性を示す費用便益費(費用対効果、B/C)は鉄道を導入した場合が0・64、トラムトレイン(専用軌道の路面電車)の場合が0・86となり、ともに前年度調査から微増したものの、事業化の目安となる1・0には届かなかった。開業後40年間の累積赤字は鉄道が3950億円(前年度比50億円増)、トラムトレインが1100億円(前年度並み)だった。
 15年度調査のB/Cは鉄道0・62、トラムトレイン0・84だった。16年度調査では那覇市の旭橋周辺などの開発プロジェクトや、各地で進むホテル進出計画などによる乗客増を見込み微増につながった。内閣府が調査を始めた10年度以降、B/Cは若干の改善が続いているが、依然事業化の目安水準を大きく下回り、開業後40年間でも黒字転換できない厳しい見通しとなっている。(以下略)


 ふ~ん、開発プロジェクトとかでB/Cはちょっとずつ上がっているのか…じゃぁ、普天間返還→大規模再開発…ということであれば、もっと上がるかも。しかし、開業後40年で、累積赤字4000億円は、痛いなぁ~

 続いて、黒字転換があるという「おめでたい?」話…同じく琉球新報8月1日より
4案で黒字転換、残り3案は赤字拡大 名護-那覇の鉄軌道 技術検討委が比較
 沖縄本島への鉄軌道導入について技術面から検討する県の沖縄鉄軌道技術検討委員会(委員長・兵藤哲朗東京海洋大教授)の第6回会合が31日、県庁で開かれた。那覇から名護を結ぶ7ルート案のうち、施設を公共が整備し運営主体とを分離させる「上下分離方式」だと、「中部東・北部西=C案、C派生案」で国道330号を経由した場合、開業後1年で黒字転換するとの見通しが示された。
 「中部東・北部東=D案、D派生案」は330号経由だと30年前後、58号だと54~58年で黒字転換の予測。それ以外のほとんどは累積赤字が拡大し続ける。(以下略)


 要するに「上下分離」…建設主体と経営主体を分離すれば、ルートによっては経営主体が初年度から黒字になりますよ(^^)…ということ。
 ただ、近年の公共事業はB/Cが1.0を超えないと、GOサインは出ない。「上下分離で経営主体は黒字が出る」とは言っても、トータルでB/Cが1.0を越えないから、なかなか沖縄の鉄軌道構想は実現が難しいのだなぁ~ということ。

ではでは…virgo

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労働問題を社会化しよう!

未来第227号 より「安倍政権の『働き方改革』を斬る 最終回 労働運動の新しい姿を創る」(森川数馬)より引用紹介…

監獄化する職場
今日の労働現場においては、「労働者を人間として尊重する」という考え方が急速に失われている。そこでは、「適者生存」「優勝劣敗」という生存競争の原理が支配する。使用者にとって労働者は「監視・強制・制裁」の対象でしかない。それはまさに労働者にたいして、資本への「従順な身体」を強制する監獄といっていいだろう。
そこで使用者は、労働者どうしを競争に駆り立て、「不適合者」をふるい落とし、それを「悪者扱い」にして全人格を否定する。総合労働相談コーナーに寄せられる相談のトップは5年連続で「いじめ・嫌がらせ」となっているが、これは監獄と化した労働現場の状況を正確に反映している。まさにそこでもがき苦しむ労働者のうめき声なのである。
労働者のおかれている状況が激変しているのだ。その影響が社会全体におよんでいる。何か劇的なことが起こり始めている。それは人間の労働や仕事、生活のあり方の大きな転換点となろうとしている。
労働問題の社会化
このように考えると、労働問題を「職場における労働者と使用者の対立」という単純な構図でとらえるだけでは決定的に不十分である。これからの労働運動をこうした枠組みに収めることはできない。いま必要なのは、労働組合が労働問題を社会全体の問題として積極的に取り上げていくことである。ある職場で起こっている問題は、その職場が存在する地域にとって深刻な問題なのだ。労働問題にかかわる場を、労働組合・労働運動の側から広げること―地域のなかに、社会のなかに積極的に持ち込んでいくということである。
「アベ政治許すな!」「新たな社会めざそう!」を掲げる運動が、〈3・11〉以後、鳴動を開始している。日本における新自由主義とグローバリズムに抗する社会運動のなかで、この労働問題をどのように提起していくのか。そのあり方が問われている。
労働運動が自らの持ち場である職場・生産点における攻防を踏まえながら、反グローバリズム運動の現場にどんどん出ていくこと。そして反グローバリズム運動のうねりを労働運動に還流すること。こうした拡大する循環をつくりだすことに活路があるのではないだろうか。
「労働運動の可塑性」
労働運動の展望は「旧来の労働運動の総結集」といった発想だけでは開けない。必要なのは、職種別・産別の運動の模索という重要な取り組みと一体で、数万、数十万規模の反グローバリズム運動へ飛び込み、そこで労働問題をどんどん課題にし、運動の軸に押し上げていくことではないだろうか。その中でかつて「年越し派遣村」を生み出したような新しい発想やさまざまなイメージも出てくる。そういうダイナミズムが労働運動の新しい姿を生み出すのだ。
歴史をふり返ればそれが労働運動の本来の姿であるはずだ。これが「労働運動の可塑性」といわれるものである(これについては森川数馬「問われる労働運動の再構築」(『展望』12号所収を参照されたい)。

 連合に変わる新たな労働運動を構築する際、紹介した論文に示されたとおり「旧来の労働運動の総結集」という発想だけでは開けない…ということ。労働問題はすべからく社会問題であり、また、それがゆえに「政治」への働きかけや、自らの「政治的立場」(さしあたっては「反新自由主義」「反グローバリズム」の立場)を明確にすることが求められているわけだ。また、労働運動と社会運動が地続きになるような局面が、今後求められてくるわけだが、その際、労働運動の作風の中に、社会問題に取り組む様々な市民運動の作風も取り入れなければならないし、そのようになるだろう。

 さて、革共同中央派が「賛美」する動労千葉の運動は、「反新自由主義」「反グローバリズム」を掲げてはいるが、残念なことにこれまでの産別運動の枠組みを超えることができていなかった。それがゆえに「動労千葉に学ぼう!」とスローガンを掲げても、「一体何をすればエエの?」とゆうふうになるわけだ。ここに中央派に対する「違和感」が生じた…というわけである。

 そんなことも考えながら、森川論文を読んだ次第である。

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