朝鮮戦争に前のめりになる安倍晋三!
国連総会が行われている。昨日はアメリカ、トランプ大統領が演説を行ったが、内容はひどい物だった。「北朝鮮を完全に破壊する」とまで言い放ったのである。
2003年イラク戦争前の、ブッシュ大統領が「戦争への道」を掃き清めようとしていた頃の雰囲気を彷彿させるものだ。
ただ、ポピュリスト・トランプは、日本「世論」の動かし方をよく知っている…北朝鮮による「立問題」に触れたのだ…トランプ大統領は、拉致問題の解決に心を砕いてくれる(実際にはそうゆうことでは、あくまでも朝鮮半島での戦争等に日本を引き付けておくための「リップサービス」だ。第一、戦争で北朝鮮が焦土になったら、拉致被害者の安全さえ確保できない)という心情に訴えるものだ。
そのせいだろうか、安倍晋三の国連演説は、より北朝鮮への武力攻撃に前のめりになったものだ。Y!ニュースAFP=時事より
北朝鮮問題「必要なのは対話ではない」安倍首相が国連演説
【AFP=時事】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は20日、国連総会(General Assembly)で演説し、北朝鮮との対話の時は終わったと述べ、「すべての選択肢」がテーブルの上にあるとの米国の警告を支持すると明言した。
北朝鮮が過去数週間に新たに核実験を実施し、日本の上空や近海に相次ぎミサイルを発射したことをめぐり、安倍首相は、同国に対して行動を取るために「残された時間は多くない」と述べた。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が北朝鮮による攻撃があれば同国を「完全に破壊」すると警告した翌日、安倍首相は「すべての選択肢はテーブルの上にあるとする米国の立場を一貫して支持する」と語った。
また、安倍首相は「対話による問題解決の試みは、一切が無に帰した。何の成算があってわれわれは、三たび、同じ過ちを繰り返そうというのだろう」と指摘。「必要なのは対話ではない。圧力だ」と述べた。
さらに安倍首相は、国連が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)政権に科した制裁の厳格な履行を求めた。国連はこのほど、繊維製品の輸入禁止や、出稼ぎ労働者に対する就労許可の凍結などの措置を北朝鮮への制裁に追加している。【翻訳編集】 AFPBB News
これまで安倍が、いや日本政府が「北朝鮮と対話」なんてしてきたのであろうか?15年前の小泉訪朝以来、ロクに対話もせず、北朝鮮敵視政策を続けてきたのではなかったか?
いっておくが、「対話」というのは単にドアを開け、テーブルに着く「用意がある」と表明する「だけ」では成り立たない。相手に対し、どのようなメリットがあるか、取引材料があるか…ということも提示しないとならない。単に「攻撃しない」=「体制は維持される」というのではない。
日朝間の場合、国交がなくパイプももともと狭かった…そういった中で少なくとも相互に攻撃しあうようなことにはならないぐらいの「信頼関係」を築かなければならないわけだが、そのような努力を安倍政権・日本政府はしたか?
あと、安倍晋三は「アメリカの尻馬に乗って」いるわけであるが、決してアメリカに「追従」しているわけではない。彼の、いや日本政府の北朝鮮敵視政策というのは、日本国内で長らく醸成されて来た朝鮮に対する蔑視感情に基づくもので、むしろ「日本独自」の政策なのだ。
また、来る選挙で安倍晋三を信任することは「日本が北朝鮮と戦争することを信任することになる」ということも言っておこう
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