松本「暴言」は安倍政権だけの問題か?
先週は松本内閣府副大臣が、沖縄で相次ぐ米軍の事故について国会で質問があった際、「何人死んだんだ!」と暴言野次をとばし、辞任するという事件が起こった。この松本暴言は、今なお米軍事故と隣り合わせで生活している沖縄の人々を踏み躙るものであり、絶対に許すことは出来ない。そして、これが辺野古基地建設を強行する安倍政権の本音なのだ!リテラより…
安倍首相「沖縄の気持ちにに寄り添う」と茶番答弁も、本音は松本文明と同じ!許しがたい沖縄切り捨て言動の数々 その記事の2項目
(前略) しかも、安倍首相は正月のネット番組で「(在沖米軍の)訓練はときとして迷惑になることもありますが、それを受け入れてくれる人がいて初めて、いざというときに対応できる」と述べている。米軍の訓練が住民の生活に支障を与えているだけでなく、命の危険さえ生じさせている事実が歴然と沖縄にはあるというのに、“いざのときのために我慢して受け入れろ”と安倍首相は投げつけているのである。これは「それで何人死んだんだ」という暴言ヤジと同根の悪質な発言だが、この本音を、はっきりと国会でも述べればいいのだ。(以下略)
しかし、この問題は安倍政権だけの問題だろうか?
「何人死んだんだ」と米軍事故に対し開き直る態度は、沖縄に集中する米軍の負担については「死人が出なければ」否、「死人がでてもなお」変更したくないという、日米安保のあり方をを容認し、負担だけは沖縄に押し付けておきたい、ヤマトゥの人々の本音が現れているのではないだろうか?
月曜日に行われたええ加減にせよ 米軍事故!抗議行動において、「大阪アクション」の西浜共同代表が「沖縄ヘイト」批判をした。「沖縄ヘイト」の根本は、「基地は沖縄にあって当然」「そのために多額の『交付金』を出している」「だから沖縄は文句を言うな!」ということに他ならない。そうした言動が「沖縄ヘイト」という形をとってまかり通るのは、まさにヤマトゥの社会において、「沖縄に基地があるのはしょうがないので、交付金も出している、だから文句を言うな!」という、沖縄差別の構造がデンと根を下ろしているからに他ならない
西浜代表は沖縄ヘイト批判において、「ヤマトゥが基地を押し付けている」とはっきり言った。このことを忘れて、辺野古新基地建設反対も、安倍政権批判も、沖縄ヘイト批判もあり得ないのである。
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