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ウラ争点は「公平・公正なまちづくり」だった名護市長選挙

 名護市長選挙の応援に行って来た人からお話しを聞くことができた…今回の「官邸そうがかえ」選挙のみならず、前回、前々回の選挙にもかかわってきた方からのお話しである。

・「夜の選挙運動」の実態…
 ある飲食店(店主は基地建設絶対反対)に、いわゆる業界の団体が予約をいれて宴会…もちろん選挙の「引き締め」である。しばらく立つと黒塗りの車が横付けされたかと思うと、片山さつき自民党参議院議員がやって来た。言ったことは「政府は辺野古基地建設の方針を変えることはない(抵抗してもムダ、あきらめなさい)…しかし、皆様方に悪いようにはしない」云々
 その他、名護市には自民党の有力議員や中央政府の部長級官僚なんかが100人は来た。そんな連中がこんな感じで、名護中で「夜の選挙運動」をやったのだそうな。

・渡具知氏の娘は、生徒会長
 現市長の渡具知氏の娘が高校生で、ラインを使って同級生に父親への投票を呼び掛けていたことは知られているが、実は彼女は生徒会長らしい。「スクールカースト」上位の彼女が、名簿を見ながらガンガン、ラインで投票を働きかければ、名護高校の18歳はひとたまりもない…で、そこに小泉進次郎が来たのである。

・やっぱり小泉進次郎は、ファシスト
 名護高校前で小泉がやった演説は、酷い…先の南城市市長選挙で自分達が負けているにもかかわらず、65票差できまったことを強調して、「君たちが変えることが出来る!」ということ(中身は問わない)のみ強調した…これはファシストの演説だ。

 その他、稲嶺陣営の選対のまずさ(指揮系統や役割分担がはっきりしていなかった、その割に、統制…名護警察が「選挙違反」の締め付けをきつくしたこともあるが…だけは厳しかった)なんかも聞いたのだが、一番のお話しは…

・8年前の選挙における稲嶺氏の影のスローガンは「公正・公平な街づくり」だった。前市長島袋吉和氏の、えこひいき行政があまりにも酷く、街の建設業者もバンバン潰れていった時代でもある。これを正すべく稲嶺氏を担いだのは保守の側だ。「基地建設反対派」は有力な候補者を立てることが出来ななったので、稲嶺氏といろいろ話し合ったりした上でのっかることになったのだ。今回の選挙は、そうした「過去のいきさつ」を知らない若い業界の人をごっそり持って行かれたのが残念だ…ということである。

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