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たぶんホッキョクグマは絶滅しない…

 まずY!ニュースに現れた、地球温暖化の「恐怖」をあおる記事を紹介…
北極海の氷が消え動物も姿を消す、残された時間は
 雪と氷に包まれた極北の光景は、数十年もしないうちに見られなくなるかもしれない。少なくとも、夏のカナダ北部では難しくなるだろう。地球温暖化が進むにつれ、夏の海氷と、その環境に適応して暮らしているホッキョクグマやアザラシ、セイウチ、クジラ、ホッキョクダラ、甲殻類、海氷藻類などの生物が姿を消すかもしれないからだ。
 1980年代の衛星写真を見ると、北極の海氷は、夏の終わりになっても平均750万平方キロにわたって広がっていた。しかし現在までに、そのうち250万平方キロ以上が失われてしまった。気候モデルを使ったシミュレーションによると、2050年代までに、夏でも解けない海氷の面積は52万平方キロを下回る。それらははるか北方の狭い海域、すなわちグリーンランド及びカナダのエルズミア島の北側にとどまるだろう。その縮みゆく海氷が、北極にすむ多くの野生生物にとっての“最後の砦”になるのだ。(中略)
 北極海の氷は今後数十年間は激減するだろうが、夏でも消えない細長い海氷の帯が今世紀後半まで残ると考えられている。地球を温める化石燃料への依存を断つことができれば、さらに長期にわたって生き延びる可能性もある。その頃には、大気中の二酸化炭素を取り除き、地球を冷やす方法が見つかっているかもしれない。(以下略)


あああああ先日にも書いたように 、産業革命前、地球は「寒かった」のである。また、寒くなる前、10世紀から13世紀ぐらいまでは「中世温暖期」という暖かい時期があったのだ。
 10世紀、グリーンランドにスカンジナビアのヴァイキングが上陸し、入植している。(参考) 故郷と同じように牧畜を試みた彼らの入植地は約500年持続したのだが、「寒冷化」によって放棄されたそうだ。
 記事の中で当時のグリーンランドの気候については述べられていないのだが、中世温暖化が少なくとも北半球で「暖かい」気候が続いていたとするならば、グリーンランド周辺、北極海の海氷は今よりも少なかったと予想される。
 ホッキョクグマを始めとする極北の生き物たちは、この「中世温暖化」時の海氷が少ない時期を乗り切って、現在に至ったと考えられるから、今後温暖化で海氷が減少しても、多分大丈夫なんだと言える。

 それよりおこがましいのが、この表現…大気中の二酸化炭素を取り除き、地球を冷やす方法が見つかっているかもしれない。…オイオイ、地球のような巨大で複雑なシステムを、「二酸化炭素を取り除」くという単一の方法で「冷やす」ことなぞ、絶対にできない何考えてんだか。二酸化炭素を取り除くこと自体に、膨大なエネルギーが消費される。二酸化炭素を「取り除く」には、質の高いエネルギーが必要だが、「太陽光発電」や「風力発電」といった質の低いエネルギーを使おうものなら、確実に発電したエネルギーが追いつかず、「何をやっているのか分からない」状況に陥るだろう。

 地球温暖化は「自然現象」なので、ほっとくしかないのである。

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