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2018年5月

シュワブゲート前も大変!

 昨日、今日と、シュワブゲート前での座り込みに参加…昨日は辺野古土砂搬出反対全国連絡木協議会の人たちと一緒に、本部港での抗議行動の後でゲート前に合流。
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 昼前に到着して、そのまま座り込みへ…そこで「土砂全協」の自己紹介が行われた。
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 時間が来ると、こうやって機動隊が「排除」に来る…

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 排除されると、こうして狭い所に一時、拘束されるが、抗議行動は続く…

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 拘束は車両の入場開始まで…車両がゲートから入場できるようになると「解放」されるので、みんな反対側に立って、ダンプや車両、あるいは警察や防衛局への抗議行動に移る。
 「違法工事はヤメロ!」「基地建設に加担しないで!」「ダンプは帰れ!」等々…
 排除され、工事を遅らせることがほとんどできなかったとしても、毎日、毎回、抗議行動が続いていることに意義があると感じた。
 「土砂全協」の方たちは、1時になると空港に向けて帰ったが、私(その他1部の参加者も)はそのまま辺野古に残り、3時からの搬入に対する阻止行動・抗議行動を続けた。

 翌日(本日)…名護市内からバスでゲート前に…
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 今日で「座り込み抗議、1423日」である。

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 朝から、座り込み…写真だと曇っているが、沖縄の日差しは強いsun
 朝は人数が少なく、15人程度の時もあるという…

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 排除されても、昨日と同じように抗議行動そのものは続く。道路が汚れるので、散水車が出動するが、今年は沖縄は空梅雨なので、「無駄な散水はヤメロ!」という声も出る。(散水の代わりに、現場に車両の泥落とし装置をつけろという要求はしている。ただ、泥落とし装置でも水は大量に使用するのであるが…)

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 ダンプは延々とやってくるので、抗議行動も延々と続けられる。「排除」されて終わりではない。
 熱中症対策で現地には、冷たい水やお茶のタンクも用意されている。

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 日差しが強いので、やっぱり大変coldsweats01

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 木陰は少し、涼しそうhappy01

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 とにかく、ダンプ運転手さんや、防衛局職員、警備員(アルソック)への声かけ、抗議行動が続けられる。9時、12時、15時の搬入30分前から、搬入後30~1時間程度、行動は続けられる。
 行動の「休み」の間はシュワブ前テントの中で「休憩」できるが、それ以外は外だ。今日のように炎天下だと、やはりキツイcoldsweats01

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 15時の座り込み…日傘をさす人も(日傘は現場でも用意している)

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 排除され、閉じ込められて…

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 解放されて、抗議行動が続けられる。

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 ダンプは次々と入場してゆくが、それでも抗議行動が続く…

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 炎天下で続く、抗議行動…何度でも書くが、こうした抗議行動が現地で連日、続けられていることこそ、辺野古基地建設反対運動の求心力であると思う。そして、それを作り出している運動体の人びとの、連日の努力・忍耐は「リスペクト」されるものである。

 私は都合により、明日帰阪せねばならないが、また現地に来ようと思うvirgo

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本部港での抗議行動!

 辺野古土砂搬出反対全国協議会では本日、本部港とシュワブ前で行われている抗議行動にみんなして参加した。沖縄市民ホールからバスに乗り、高速で名護市まで…さらにバイパスを北に向かって、本部まで行く。
 採石場が進行方向右手に広がる…以前、本部から伊江島に渡った際にも見たのだが、改めて広大な地域が採石場になっている。
 途中、2017年2月に、採石場で発破をかけたら、直径4mもある巨石が落ちてきて、集会場裏に落下してきたという場所を見る。
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 あの高い所から…

 

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 巨石が建物の裏手まで落ちてきたのである…とっても危険だthunder「採石法」というのは戦後まもなくできた法律で、基本「産業保護・育成」のためのものだから、住民や環境により配慮したものに改正してゆく必要があると思う。

 本部港にやってきた…ここは「塩川」という川が流れている。海水がどっかから入り込んでいるらしく、塩分が含まれているので「塩川」と呼ぶ…でもって、搬出が行われているあたりは「塩川地区」と呼ばれ、港も便宜上「塩川港」と呼ばれる。
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 ダンプで運搬してきた砕石を積み上げ、グラブジャケット(UFOキャッチャーのでかいの)で船に積み込んでいる。満杯になると出航して、沖縄の南、糸満側にまわって辺野古まで運搬するそうな。
 昨年12月から始まった搬出に対し、「本部町島ぐるみ会議」の皆さんが主に、抗議行動を続けている。搬出の有無はその日の朝にならないと分からないため、毎日早朝からスタンバイしていることには頭が下がる思いだ。
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 監視する警察官…

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 ゆっくり走るダンプカーの前に立ちはだかって、「阻止」しようとするのだが…

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 警察・機動隊やガードマンからあっさり排除されてしまう。あんまり抵抗すると、確かに「危険」ではある。
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 ダンプの運転手さんに「基地建設のための採石を、運ばないでください」等々、訴えかける。
 ぶっちゃけ、こうした業者さんも「地元」の方ばかりなのだが、じゃぁ「抗議行動」が不毛なものかというと、そうでもないらしい。
 業者さんの「本音」は、ここは「那覇空港拡張工事」にも採石を出しているが、そっちの現場のほうが忙しいため、辺野古の仕事ははっきり言ってあまりうれしくはないとのことらしい。こんなことも「地元の声」として漏れ聞こえてくるのだそうな。
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 それでも炎天下、遮るものがない所での抗議行動はキツイ…シュワブゲート前のような、日蔭、テントもない。
 港にテントを設置させてほしいと要求しているのだが「前例がないから」と却下されているそうな。
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 写真の奥の方にある、パラソルと椅子が暫定的な「休憩所」だ。
 あと、沖縄は今、梅雨なのだが、今年は雨が少ない…ダムの貯水量が50%程度しかないそうな。雨が降らない中、抗議行動が続けられる。
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 グラブバケットを備えた、船の様子…

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 それでも「抗議行動」のおかげで、ダンプは1台1台、ゆっくり入っていかなければイケナイ。しかし「工事」は少しだけしか遅らせることが出来ない。
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 土砂排出反対全国協議会としては、ここで1時間ぐらい抗議行動に参加した後、キャンプ・シュワブゲート前に向かった…ただ、機動隊側が、本部にバスに乗った集団が現れて「抗議行動」をやりだしたので、辺野古にいる部隊を本部に回すということを、我々が本部を後にしてからやったそうなw・・・

 次、シュワブゲート前編virgo

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土砂搬出反対全国協議会総会他

 昨日から沖縄入りして、沖縄市で開催された辺野古土砂搬出反対全国協議会の総会に参加した。
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 総会は北海道から沖縄まで、18都道府県47人の参加である。2017年の運動報告…各地での行政に対する要請行動、沖縄県に対し土砂条例を運用していくための働きかけ、取り組んできた署名の提出行動の後、会計報告、予算案、2018年運動方針の討議が行われた。
 なお2018年度から、辺野古の埋立工事が迫っていること等もふまえ、新たな署名活動を行うことが決定した。また、明後日には沖縄県知事(実際は副知事か誰か)と面談し、土砂条例の運用やより効果的な改正について話し合うことになっている。
 12時で総会が終わり、食事の後12時半から、ホールにて「その土砂ストップ!沖縄集会」が持たれた。
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 仲村未央沖縄県議からのあいさつを受けた後、海勢頭豊さんのコンサートが始まる。
 第一部は、北上田毅さんの講演「辺野古新基地建設の現状と課題 7月土砂投入までに埋立承認の「撤回」を!」である。
 北上田さんは、仮に護岸がつながったとしても、雨水排水溝の造成、防砂シート。腹付け材の施工等、やらなければならない工事が残っていること、そもそも砕石基礎だけで護岸が完成するわけではなく、あと数メートルはかさ上げしないと、台風による越波で埋立が出来ない事を取り上げて、7月からの埋立て開始は無いと説明する一方、いかに沖縄防衛局が必要とされる知事承認を得ないで工事を進めているか説明し、知事による埋立承認の撤回を求めている。
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 北上田さんの講演後、10休憩して第二部…各地の運動報告。

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 熊本、天草における「辺野古埋め立て土砂搬出反対熊本県連絡協議会」からは、岩ズリをこれまで掘った砕石の穴を埋めるために使う協定を業者を結ぶことに成功したとの報告があった。これで辺野古に持って行く土砂を少しでも減らすことが出来たとのこと。
 その他、首都圏でも土砂搬出・埋立反対をメインに掲げる運動体が正式に誕生し、40数団体の賛同が得られたとのことである。
 辺野古基地建設の埋立に使われる土砂の8割が「県外」…ヤマトゥから運ばれる。これまでは西日本が主体の運動だったが、もっと全国で関心を持とうということだ。

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 北上田さんの講演に関しての質疑応答の後、湯浅一郎顧問によるまとめと提起があった。そもそも辺野古・大浦湾を埋め立てる行為が、生物多様性基本法、条約、国家戦略に反する行為であるということを確認しようということがある。

 最後に阿部悦子共同代表から、集会宣言の提起と確認があった。新しく署名運動を始めることも含め、拍手をもって確認された。
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 おまけ…前日は沖縄市内で「懇親会」が行われた。山城博治さんも参加…なお博治さんは本集会にも参加・発言している。
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 ではでは、エイサーのまち、沖縄市からvirgo
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働き方改革法案衆院委通過弾劾!

 本日夕方、働き方改革関連法案が衆議院厚生労働委員会で可決された。怒りをもって弾劾するangry Y!ニュース朝日新聞より
働き方改革法案、衆議院厚労委で可決 29日にも採決
 安倍政権が今国会の最重要法案と位置付けている働き方改革関連法案は、25日後尾の衆院厚生労働委員会で、自民、公明、維新による賛成多数で可決された。29日の衆院本会議で採決される見通しだ。与党は会期末の6月20日までの法案の成立を目指している。
 25日午前の衆院厚労委では、質疑後に法案を採決することが委員長の職権で決まっていた。それに反発した立憲民主や国民民主、共産などの野党が衆院に加藤勝信厚労相への不信任決議案を提出したため、いったん厚労委は休憩になっていた。同日午後の衆院本会議で与党などの反対多数で不信任決議案が否決された後、厚労委が再開され、法案は採決された。


 安倍のいう「働き方改革」そのものがデタラメである。時間外労働の上限規制が、繁忙期では月100時間、通常期でも月80時間と、過労死が起こるとされる月80時間を超えており、全く意味をなさない。「高度プロフェッショナル制度」 は、一部の労働者に対し労働時間規制を外すというものだが、歯止めがなく労働者を際限なく働かせることができるシロモノだ。元になったデータも捏造、改ざんされたいい加減なものであり、また加藤厚生労働大臣は質問にまともに答えず、のらりくらりと言い逃れを続ける…答弁が「朝ごはんを食べましたか?」と聞かれて「(朝食は食べたがパンだったので)ごはんは食べていません」というような詭弁に満ちたもの、「ご飯論法」と揶揄されている…ばかり。
 安倍は電通で過労自殺した高橋まつりさんの母親とは面会したものの、「全国過労死を考える家族の会」が面談を希望しても合わない。いくら「過労死、過労自殺の悲劇を二度と繰り返さない」と言っても、信用できるわけがないangry

 「働き方改革関連法案」の中身も、委員会での審議内容もデタラメで不誠実極まりないものだ。モリカケ問題で次々と新しい文書が暴露され、森友問題では籠池元理事長夫妻が保釈された …もう完全に詰んでいるのだsign03

 デタラメばっかりやっている安倍政権を引きずり降ろそうsign03「働き方改革」を粉砕しようvirgo

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5・27岡真理講演会

 講演会のお知らせ
原発あかん・橋下いらん・弾圧やめて!フクシマと結ぶ、音の力いのちの言葉(Vol.13)5・27岡真理講演会
イスラエル「建国」70年の意味~パレスチナから日本を撃つ

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5月27日(日)
開場:12:00
開演:12:45
終演:17:00
西淀川区民ホール

第1部 12:45~14:30
スタンダップ・コメディー ナオユキ
抵抗歌・反戦歌 パギやん
特別報告1
「武器を持てば平和になる?」ダニー・ネフセタイ
特別報告2
「反戦自衛官の闘い」小多基実夫
福島報告、沖縄便り、アピール、等々

第2部 15:00~17:00
講演 岡 真理さん(京都大学教員)
☆質疑応答なども行います
同時開催 未来のための歴史パネル展

入場料は徴収いたしません 事前に「参加協力券\1000」をお買い求め下さい

■主催・問い合わせ
実行委員会/コラボ玉造[TAMAZO]気付け
〒544-0031 大阪市生野区鶴橋3-6-24
FAX 06-6763-0211
メール tamazo@fanto.org
TEL 090-8146-1929
WEB 「黄土(ファント)通信」 (スケジュール欄から申し込みできます)

■後援 新聞「うずみ火」

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映画「マルクス・エンゲルス」

 映画マルクス・エンゲルス を観てきた。久しぶりにパンフレットも購入sign01
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 農民とおぼしき人々が、森の中で薪を拾っている…しかし、森林の木は薪になるようなものまで、山の所有者のものだ。「木材窃盗取締法」により、官憲が農民を取り締まるべく襲い掛かって来る。容赦なくメッタ打ちにされる農民…こんなシーンから物語は始まる。

 マルクスが「ライン新聞」でこのことを批判すると、官憲がやって来てみ〜んな「逮捕」。新聞は廃刊になり、マルクスはつれあいのイェニーとともに、パリに移住する。二人はパリでとっても仲良しheart02

 エンゲルスは父親が経営するイギリス・マンチェスターの紡績工場で、過酷な労働条件で働く女工が、啖呵を切って飛び出してしまう。それを追いかけるエンゲルス…労働者街に入り込んでゆく。ウィリアム・ホガースが描いたジン横丁 のような雰囲気を漂わせる安酒場で、エンゲルスは彼女、メアリー・バーンズから労働者の話を聞かせて欲しいと頼み込む。いやぁ~貧困の調査をすべく、「出会い系バー」かなんかに行った、前川喜平、前文部省事務次官みたいだなぁ~。

 フランスではプルードンたんが演説…もちろんフランス語(ちなみに本映画は、ドイツ語、英語、フランス語が混在して使われている。メアリー・バーンズはアイルランド系ということなので、アイルランド語も入っているかも知れない)「所有とは”盗み”である」と…マルクスが批判する。「何を”盗む”のか?」「財産だ」「(財産は”盗んだ”ものではないのか?)堂々巡りだ!」…哲学者は世界を解釈してきた、大切なのは、”変革”することだsign03

 マルクスとエンゲルスは出会って、お互い非常に気が合ったhappy01 若いから、夜遅くまで酒を飲むぞbeer で、道にゲロを吐くわ、翌日頭が痛いわ…coldsweats01

 世の中を変革すべく「正義者同盟」に加入…プルードンたんを知っていることが決め手となった。しかし「正義者同盟」は、自由・平等・公正といった”抽象的”なスローガンだ。総会でエンゲルスの発言が認められると、エンゲルスは「階級闘争」を前面に出した演説を繰り広げた。プルードンたんは「哲学の貧困」によって「粉砕」され、総会には来ない。この総会で正義者同盟は「共産主義者同盟」と名前を変える。旗があらかじめ「用意」されていたので、ある程度労働者同盟員に「根回し」はしとったんだろうな。

 「共産主義者同盟」の綱領を作らねばならない。しかし、生活に困るマルクスはあまり気乗りせず、糧にするための本の出版を望んでいた。しかし、エンゲルスやイェニーの叱咤激励・共同作業により、「共産党宣言」が世に出されたのだsign03

 あと、あの時代、灯りは当然、ろうそくの灯だ。暗い中、いろいろ資料とか読みこんで「批判」し、様々な著作「独仏年誌」「聖家族」「イギリスにおける労働者階級の状態」「共産党宣言」…そして「資本論」が完成したのであるなぁ~なんて思ったvirgo

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辺野古基地建設反対 5/26国会包囲同時アクション

辺野古基地建設に反対する集会のお知らせ…5月26日に東京で国会包囲行動が行われるので、その同時アクションとして設定されたもの。
【拡散希望】5/26国会包囲 同時アクション

【拡散希望】集会案内です。

美ら海壊すな!土砂で埋めるな!
5.26国会包囲行動同日アクション


チラシPDFはこちら

日時 5月26日(土) 18:30
場所 中之島公園水上ステージ(大阪市中央公会堂横)
集会後 西梅田公園までデモあり

日本政府は県民の民意を踏みにじり、違法な護岸工事を強行しています。すでに護岸で囲んだ海域に7月にも土砂投入する方針です。土砂が投入されると美しい海は壊されてしまいます。辺野古・大浦湾は絶滅危惧種262種を含む5,300種以上の海洋生物の生息地でもあり、絶滅の恐れが最も高い哺乳類のジュゴン(絶滅危惧ⅠA類)が生息するなど、生物多様性に富んだ海域なのです。環境破壊を絶対に止めなければなりません。
おばぁ、おじぃは「戦後、これまで生きてこられたのはこの海のおかげ。その海に、命を奪う基地を造らせるわけにはいかない。子や孫、次の世代に基地を絶対に残したくない」と座り込みを継続しています。
 県民が闘いを強化し全国の人々が立ち上がれば、基地建設を止めることができます。
 沖縄と全国の力を一つにして辺野古新基地建設を止めるために5月26日14時から国会包囲行動が取り組まれます。
 
 大阪でも5.26行動に置くの皆さんの参加を呼びかけます。


 東京での集会は、総がかり行動系で取り組む大規模なものだ。(やっぱ意識高いわsign01)大阪では小規模なものにならざるを得ないが、総力を上げ結集しようsign03

 デタラメばっかりやっている安倍政権を1日も早く引きずり降ろし、辺野古新基地建設を阻止しようvirgo

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「高度プロフェッショナル制度」粉砕!

 国会で「働き方改革関連法案」が現在審議中で、23日にも衆議院を通過しそうな情勢である。「働き方改革」で「裁量労働制」は、前提となるデータが捏造・デタラメだったことが暴露され、今回の法案からは外されているのだが、もう一つ重要な「高度プロフェッショナル制度」(略して「高プロ」…本論もこれを使う)が残っている。

 「高プロ」とは、専門性が高く、年収も高い労働者は、労働時間の規制を外そうというもの…時間ではなく「成果」によってその賃金を払う。いわゆる「残業代ゼロ」法案のことである。

 ここで、「成果」によってその賃金を払う…と書いたが、法案にはそんなことは一切書かれていない。また「裁量労働制」のように、労働者に「働き方」の裁量があるわけでもない。労働時間の制限を外す、規制を外す…朝、8時半か9時に始業、17時に終業といったことも決めなくて良い…これだけである。
 年収要件について、いちおう1075万円以上が基準とされているが、これは確実に下がる。経団連は年収400万円でも「高プロ」対象にしたいと考えており、労働者派遣法のように、最初は「ポジティブリスト(派遣は例外的な働き方で、派遣労働OKなものがリストされている)」で小さく法律をつくっておいてから、最終的にはどんな業種・業態でも、工場労働でも派遣OKとなったように、確実に「規制緩和」が成される。原案でも要件とする年収は「見込み」でOKで、欠勤等による控除分は「見込み」に入れなくても良いと仮定すると、極端な話年収357万円の労働者 でも適用可能ということになるらしい。

 労働時間の規制を外すということは、工場法以前の働き方に戻るということに他ならない。朝の5~6時ぐらいから、夜の10~11時、いやもっと遅い時間まで働かされる…時間外労働(残業代)なんか出ない。休日もない。誰も労働時間を管理しなくて良い。そして、働きずぎて「過労死」しても、全く問題がないのだsign03「高プロ」適用労働者には、独自の健康確保措置があるのだが、それは

1.勤務時間インターバル制度と深夜労働の回数制限制度の導入
2.労働時間を1ヶ月又は3ヶ月の期間で一定時間内とする
3.1年に1回以上継続した2週間の休日を与える
4.時間外労働が80時間を越えたら健康診断を実施する

の4つのうち、どれか一つを選べばよいというもの…すごく縛りが緩い。4が一番ラクだから、4を選ぶ企業が多くなるのだろう。

 労働者から労働時間管理を奪い、定額で「働かせ放題」にする「高プロ」「残業代ゼロ」法案を粉砕しようsign03「働き方(働かせ方)改革」法案を廃案に追い込み、安倍政権を打倒しようvirgo

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保守に運動を広めるための県民投票なら歓迎だが…

 今月に入って、沖縄で基地建設反対の民意を示す県民投票を求める運動が始まった。毎日新聞WEB(元記事は琉球新報)5月3日より…
県民投票の会、署名協力呼びかけ/沖縄
 米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の埋め立てについて賛否を問う県民投票の実施を目指す「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表らが2日、署名集め開始を前に県庁で記者会見し、県民の協力を求めた。元山代表は「県民投票は、賛成の人も反対の人も思いを形にできる民主主義の下にある。自分の考えを主張、議論し県民で考えて決めよう」と呼びかけた。
 同会は1日、県民投票条例制定請求書や請求代表者証明書公布申請書など必要な書類を県に提出した。県は2日、請求代表者の住む14市町村に選挙人名簿の確認を求めた。県が請求代表者証明書を豊富、告示すれば条例制定請求に必要な署名集めを開始できる。
 2日の会見で元山代表は準備が整えば5月の第3週にも署名集めを開始したいとした上で「(条例制定請求には)最低でも有権者の50分の1に当たる2万4000筆が必要だが、県民に周知するため10分の1、11万5000筆を集めたい」と意欲を示した。
 実施時期については「早ければ9月末化10月ごろ。知事選と同日もあり得る」と話し、投開票日が9月9日に集中している統一地方選に間に合うかは不透明だと話した。「話そう、基地のこと。決めよう、沖縄の未来。」をテーマに掲げている。
 同席した同会副代表の新垣勉弁護士は「県民投票は民意を明確にし、法的に大きな効力を発揮する大きな意味がある。知事が今後取り得る措置を広げることにも役立つ」と強調した。(琉球新報)


 県民投票については、「人々の実力で止める!」方針をやってきた人、やっている人、さらには97年の名護市民投票を経験した人などからは、非常に評判が悪い。現地闘争にさく力が失われる、労力がかかりすぎる…特に今年は名護市長選挙や県知事選挙を控え、そちらに力を投入しないとイケナイのに、県民投票まで手が回らない…等々である。

 しかし選挙において、官邸が総力を挙げて「争点隠し」「議論をしない」「フェイク・ニュースを流す」…「批判なき政治」 が全面展開すれば、ある意味どうしょうもないことが名護市長選挙で明らかになった。「県民投票」であれば、絶対に争点を隠して争うことは出来ない。(それでも97年名護市民投票で見られたよう、官邸はあらゆる力を総動員して「基地建設反対」が多数を占めないよう工作するのは明らかである)

 署名運動が立ち上がるにあたり、オール沖縄会議から保守を代表する金秀グループやかりゆしグループが「脱退」するということが起こっている。オール沖縄会議では「県民投票」についての意見がまとまらず、県民投票をやるべきと考えている(であろう)両グループが、オール沖縄会議をつぶさないため、あえて脱退したのであろう。こう見ると県民投票運動は「保守」の運動である…と一定割り切って、「実力闘争をやる人」は実力闘争に力をそそげば良い。「保守」な人たちは最初から実力闘争なんてやってくれないのだから、思う存分「県民投票運動」をすればよい…そう、棲み分けるのだ。

 県民投票運動ではもう一つ、利点がある。それは署名や投票を普通の、あるいは保守の人に働きかけることで、もう一度運動の裾野を広げ、大衆運動を広げることに繋がるということである。 現地において「実力で止める」と言っても、シュワブゲート前に普段から何百人も人が来ているわけでは無い。こちらも人数が少なければどうしようもないのだ。署名運動や投票をお願いする運動を続ける中、また原点に帰り、現地に行って止めよう!という人も増やすことも視野におかなければイケナイだろう。ただそう考えると、「実力闘争をやる」人も一定、署名運動や投票お願い運動に携わらないとダメだろう。

 そして最後に、県民投票そのものに過大な期待はかけない、かけられないということは押さえておかなければならない。記事中、新垣勉弁護士は「法的に大きな意味を発揮すうr大きな意味がある」としているが、日本の国政に県民投票結果を直接反映させるシステムがない以上、どんなに多数で「勝利」しても、日本政府は基地建設を強行するsign03最終的には、県民投票運動で組織した県民が、より高次の闘争を続けることで決着をつけるしかないのである。

 しかし…そもそも沖縄県民だけに、こんな重い「十字架」を科し続けること自体が、思いきりオカシイのだ!県民投票で勝利しようがするまいが、辺野古新基地建設を絶対に止める!県外民衆の運動が求められているのである!

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「批判なき政治」が蔓延している…

 「けーし風」(けーしかじ)というミニコミ誌がある。新沖縄フォーラムが季刊で発行している。大阪ではこれの「読者の集い」というのがあって、私も昨年から参加している。
_0020 これの最新号(第98号)は「特集 2018選挙イヤー前半を振り返る」と題し、主に2月の名護市長選挙の問題が扱われている。その座談会記事中に、何やらもうこりゃあかんなぁ~というお話があったので、紹介したい。

座談会 名護市長選挙を振り返って(記事の流れから浦島悦子さんの発言と、名護市議の翁長久美子さんの発言をとりだしています)

浦 島 渡具知さんは公開討論会を八回も断ったので、それは批判されると思ったけれど、若い人たちにとっては全然ダメージになってないのがすごいショックでした。稲嶺さんを応援する若者たちが相手陣営の若者のところにいって議論しようとしたら、相手はなにも答えられず、反論されたらもう何も言えなくて、議論にならない。ただ「仲良くしよう。仲間だよね」という感情だけで仲間を集めている。渡具知さんの娘さんが「お父さんを応援してね」と書いたメールがワーッと広がったのも、情に訴えたのでしょう。彼らは議論とか政策論争とか、そういうのを求めていないのだと感じました。
翁 長 対峙することは「悪」で、対立するのは良くないみたいな。
浦 島 若い人たちのあいだでは「稲嶺さんは基地問題とか大変だから重荷を降ろしてあげようね」というメッセージも広がったと聞きました。すごくこわいですね。
浦 島 だから、やさしいメッセージですね、喧嘩しない。どうしても基地だとかだと…
翁 長 対立構造ですものね。それより融和とかフレンドリーとか。
浦 島 そういう「明るい夢」とか希望とかで絡めとられていく。それに対して私たちがどうやって対処していくのか。(p17)


 もうこれでは、昨年の都議会議員選挙で今井絵理子がツイートした「批判なき選挙 批判なき政治」 が現れていることに他ならないのではないかsign02
 もちろん「対立構造」が続くことはシンドイ…しかし「基地問題」という争点を抜きにしても、公開討論会から逃げ回り(公開討論をすると、稲嶺批判としてバラ撒いた話が全て「フェイク」であることがばれるため)、批判に全く答えられない候補者が堂々とまかり通るのは、まったくもっておかしな話である。
 みんな仲良く、ハッピーでいられるのなら、これほど良いことはない…だが「批判」のない世界は、結局一番強いヤツが勝つ世界だ。政治や経済でいうところの、権力持っているヤツ、金持っているヤツが、必ず勝つ…あと、声がデカいヤツも。でも、そんなんでいいのかsign02

 この座談会では「若者」の問題とされているが、別の記事には「でも、選挙結果をみると、50代まで七割ぐらいが渡具知票というのが不思議で、稲嶺さんが勝っているのは60代以降ですよね。若い人が渡具知さんに取られてしまうということより、50代が取られてしまうというのが深刻だと思いました。一説によると、1972年の施政権返還を体験しているかどうかという世代で分かれるというのも聞きました。」(別の座談会記事における、大袈裟太郎さんの発言 p32)というのがある。50代ぐらいからの、大人の問題でもあるのだ。
 沖縄特有の「施政権返還」体験の有無はともかく、今の50代が参政権を得て投票が出来る年齢になった頃、80年代以降の「政治状況」や「教育情況」が、今になって非常に悪い影響を与えているのだとも考えられる。

 「批判なき政治」は、結局「(選挙に勝てば)なんでもあり」の世界になる。政治が停滞し、閉塞感がいっそう強まる…その「閉塞感」を破るための「批判」そのものが「ウザい」ことになっているので、さらに政治が停滞し、閉塞感だけが募っていく。先ほど大袈裟太郎さんの発言がある座談会記事において、名護市長選挙に関わった名桜大学学生、小波津義嵩さんの発言を引く…
 宜野湾市長選挙でも、ディズニー誘致や給食費無料化を公約に掲げても実行されていない。実現できなくてもどこか平気な顔をしている。公約違反でリコールにもなっていない。適当なこと言ってもいいと思っているのでしょうか。(p33)

 安倍自民党政権は「TPP反対」と公約を掲げて政権に返り咲いたが、その公約は完全に反故となった…そればかりではない。安倍首相や麻生財務大臣がどれだけウソ・デタラメな答弁を行い、暴言を吐いても、一定3割が支持している…「批判なき政治」が蔓延している結果ではないだろうかvirgo

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段階・過渡・変容・再編・危機…とか

 さて先日は「革共同の正統なイデオロギーで、かなりトランプ政権ってのも説明できるのではないか」と書いた。では、革共同の正統なイデオロギーって、何だろうsign02

こうゆう言葉がある「段階・過渡・変容・再編・危機 」ってヤツ…リンク元には

 戦後世界体制を科学的にとらえる出発点となった革共同第三回大会報告から説き起こしつつ現代社会を、「段階・過渡・変容・再編・危機」としてとらえる立場をあきらかにし、革命的内乱の時代の到来は不可避であると力づよく結んでいる。

 とある。 
 
 段階とは…資本主義が発展して、帝国主義段階に入ったということ。
 過渡とは…ロシア革命の成功により、帝国主義の一画が崩れ、世界が社会主義→共産主義に向かう過渡期を迎えたということ。
 変容とは…その革命ロシアが、スターリン主義として変質し、世界革命の道を放棄して帝国主義国と共存を図りだすようになったこと。
 再編とは…延命した帝国主義が、不均等発展や世界大戦を経て、再編される(さしあたっては、アメリカが基軸帝国主義国になる→それを独帝や日帝がおいかける)ということ。
 危機とは…そうした帝国主義の矛盾が、世界恐慌の爆発という形で危機を迎えるということ。

 まぁ、こんなところか…で、「危機の時代」は先にも述べたとおり、1970年代のドル兌換停止、オイルショックからの長期停滞、およびベトナム戦争敗北ぐらいから続く。

 ただ、肝心の「革命」がまったくできず、帝国主義体制が予想以上に延命していること、および危機のりきりのための「新自由主義」政策や「グローバリズム」、さらにはソ連スターリン主義の崩壊や、中国スターリン主義国家の「帝国主義化(さしあたってこう書いておく)」により、2020年代を迎える現代社会は、1970年代とは一見、違う世界が広がっているように見える。
 
 長々と延命した「帝国主義」世界をどう見るか?レーニンは「帝国主義段階」が資本主義の最後の段階であるとしたから、「これまでの理論」では、これから先に「新しい段階」が来るとは規定できない。マルクス主義の立場…資本主義を終わらせ、共産主義社会を建設する…に立って、分かりやすい「段階論」で区切って説明しようとすれば、レーニンの「帝国杉論」から見直して新たな分析を行い、規定する必要があるのだが(だから「現代革命」を起こすレーニン並の新しい頭脳による理論が必要となる)、それがない以上、レーニンの立場を継承してうまく説明するか、ブルジョワ経済学や政治学のあいまいな用語である「覇権国家」なるものを使用してお茶を濁すしかないのだろう。

 で、レーニンの立場を継承してうまく「トランプ政権」を説明する必要があるのだ。

 おまけその1…残存スターリン主義国家、中国をどう規定するか?という難しい問題がある。中国は資本主義が発達し、帝国主義国家のようにふるまうが、スターリン主義国家であるがために資本主義も一部、不完全で「帝国主義」としては認められない。なんかいい言葉はないかな?未来244号 では「覇権国家」かなぁ~決してそうではない…などと書いてあるが。

 おまけその2…「帝国主義論」に触れる時、その「腐朽性」についても触れなければならない。その意味で「モリカケ問題」は、日帝、安倍政の腐朽性がゆきつくとこまでいきついた…ただしやったことも、金額も「せこい」といってしまえばそれまで…ものであると言えよう。そうゆう批判も必要なのだ。

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アメリカは「覇権国」?

 革共同再建協機関紙未来第245号 の5面に、「焦点 香月 泰 アメリカ覇権は終焉に向かうか」という記事が掲載されている。

 2017年1月にトランプ政権が発足して1年4ヶ月が経過した。この間のトランプ政権の動向を見ていると、あたかもアメリカは覇権国としての地位を自ら放棄し始めたかのようである。(中略)
 そのアメリカの覇権にかげりが見え始めたのは、1970年代初頭の金・ドル交換停止とその後の2度にわたるオイルショックであり、75年のベトナム戦争の敗退であった。70年代以降のアメリカの歴代政権は、その覇権を維持するためにあらゆる手段を尽くしてきた。


 と、まぁこんなふうに始まる…しかし、忘れちゃいませんか? 

 アメリカが「覇権国」である以前に「基軸帝国主義国」であることをsign02  

 で、「アメリカの覇権のかげり」とは、帝国主義間争闘戦において、日帝、独帝(西ドイツ)が力をつけてくると同時に、基軸帝国主義が相対的に没落してきたということ…もちろん始まりの時期は70年代の、ドル交換停止、オイルショックそしてベトナム戦争敗退と正しいのだが…でしょ。
 文中「世界の警察」という言葉も出て来るけれど、こんなモン、確か2000年代のイラク戦争時に、アメリカは「世界の警察」を止めて、よりむき出しに自国の利益を追求し始めたと批判されていたと思うが…なんでこんな過去の言葉が、今頃出て来るのかsign02

 アメリカが基軸手国主義国になったのは、第二次世界大戦において本国が被害をほとんど受けず、圧倒的な生産力と軍事力で世界を押さえることができたからに他ならない(もちろん「戦争」において軍事力で相手を叩き潰した実績は、対ドイツではソ連、対日本では中国人民にあったということは押さえておこう)
 その後のアメリカの「覇権国」としてのふるまいは、あくまでも米帝国主義の利益を守るためである。戦争行為ひとつとっても、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、対テロ戦争、イラク戦争、そしてシリア攻撃など、全てそうだ。

 トランプ政権は、政治、経済、外交、軍事のすべてにおいて、これまでアメリカを覇権国たらしめてきたものとは正反対の政策を推し進めている。もはや覇権国としての地位は「アメリカの発展を疎外する重圧」になっているのだ。

 トランプ政権の政策をこのように示しているが、トランプ政権もこれまでと同様に、アメリカの帝国主義的利益をむき出しに追及しようとしているだけである。

 その上でトランプ政権は今までの米政権のように、アメリカ資本の強い部分…金融・IT・軍事産業等…に依拠するのではなく、自らの支持層である労働者が就労している製造業・鉱業など、あえてアメリカ資本の弱い部分に強引に下駄を履かせて「帝国主義間争闘戦」をおっぱじめた…ということである。それが「正反対の政策」に見えるのだ。

 また、TPPを離脱して個々のFTAで勝負する、あるいは保護主義政策というのは、自国の利益確保のための「ブロック化」の一形態であるととらえることが出来るのではないだろうか。

 こうしてみると、革共同の正統なイデオロギーで、かなりトランプ政権ってのも説明できるのではないかとも思う。本家のほう はどう規定してんだろvirgo

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「開国」すれば金王朝は崩壊する!

 朝鮮半島情勢について…

 「和解」と「平和」への道を歩み始めた朝鮮半島南北両国家…朝鮮と米国の初の首脳会談も6月には開かれる。アメリカ・トランプ政権がどう出てきて、朝鮮の金正恩がどう返すか分からず、道のりはまだまだ険しいだろうが、朝鮮戦争を終わらせ、緊張緩和・朝鮮半島非核化への道筋をつけてもらいたいものだ。

 で、その先のオハナシ…朝鮮半島の「統一」はどうなるか?ということである。

 朝鮮戦争を終わらせるにあたって、金正恩側はアメリカに「体制存続の保証」を求めているということは、もはや常識である。だから「統一」前に、朝鮮半島の南北に異なった体制の国家が並立することになる。具体的に言えば、資本主義経済の下、議会制民主主義の大韓民国と、残存スターリン主義が変質した統制経済であり、かつ世襲の指導者による朝鮮労働党一党独裁体制の朝鮮民主主義人民共和国である。後者は現代社会においてかなり「異質」な社会体制であり、民衆の基本的人権が大幅に制限されている。指導者が世襲されていることから「金王朝」と揶揄されることもある。本論では表題を「金王朝」とあえて書いたが、論では「朝鮮労働党政権」「労働党政権」と記す。

 さて両体制並立の朝鮮半島において、「朝鮮労働党政権」は、韓国や経済制裁解除後の日本政府、その他先進諸国から資本や技術を導入を図り、経済発展のスピードを上げようとしてくるであろう。特に「同胞」の韓国から、ヒト、モノ、カネの導入を試みるだろう。
 また韓国にも朝鮮からの労働者がやって来る。韓国の「資本」も、安い賃金で働き、言葉も分かる朝鮮の労働者を「歓迎」するに違いない。

 この「ヒト、モノ、カネ」の交流が外界の情報から閉ざされていた朝鮮に、新しい風を吹き込むことになる…労働党政権が閉ざしていた朝鮮の「開国」だ!そしてそれがすさまじい力を発揮することになる。
 人権が抑圧され、自由な経済活動を抑えられていた朝鮮人民が、韓国の「体制」その他の世界を知れば、同時に入り込んできた「資本主義の矛盾」も含め、労働党政権の矛盾への怒りを、やがて(というか、かなり早く)労働党政権そのものに向けることになる。

 ベルリンの壁が崩れ、東ドイツが吸収される形でドイツ統一が成った時も、東から西への民衆の民衆の移動があった…だから、朝鮮が「開国」してヒト、モノ、カネが自由に移動できるようになれば、朝鮮労働党=金王朝を「崩壊」させることが可能になるのである。

 もちろん、最終的に朝鮮の体制がどのようになるのかは、朝鮮の人民の闘いが決めることであるが、「開国」はそのきっかけとなる。

 だから労働党政権は「南北和解」共存体制をつくるにあたって、できるだけ「開国」を避ける…ヒト、モノ、カネの移動を制限し、「国境」の中に閉じ込めておくという政策をとるだろう。
 また、韓国の政権も、朝鮮から大量の労働者が来た場合に生ずるであろう矛盾が、労働争議も含めた新たな「革命」に発展する可能性がある(対北対決を口実にした人民弾圧も成立しなくなる。これは朝鮮も同じ)ので、朝鮮の全面「開国」は避けようとするであろう。
 あるいは、そういった「革命」「体制転覆」から自らを守るため、あえて米軍を韓国から撤退させないというアクロバットを、韓国政権も、労働党政権もとるかも知れない。

 逆に、朝鮮半島に真の「統一国家」を樹立させるには、あるいはそれ以前に労働党政権を打倒する、そこまでいかなくても労働党政権をよりマシなものにするためには、朝鮮への「経済制裁」ではなく、現在の「南北和解」路線を発展させ、朝鮮を「開国政策」に導く必要があるのだ。

 そしてその主体は南北朝鮮・韓国の人民大衆である。間違っても日本やその他が「経済制裁」なんぞ振り回してはイカンのであるvirgo

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タクシー運転手 約束は海を越えて

 連休最後の日曜日、韓国の「光州民衆蜂起」をテーマにした映画タクシー運転手 約束は海を越えて を観た。

 ソウルのタクシー運転手、マンソプ(ソン・ガンホ)はデモによる交通渋滞があれば舌打ちし、「学生は勉強しろ」ってなことをつぶやくような、普通のオジサン。娘と二人でつつましく暮らしています。光州で何が起こっているか取材したいドイツ人記者、ピーター(トーマス・クレッチマン)が提示する「10万ウオン(溜まっていた家賃が払えます)」に引かれて、ソウルから光州まで彼を連れて行くことに…

 裏道をとおり、検問をくぐり抜けて光州に着く…店のシャッターは閉じ、人気のない通りにビラがちらばる中、学生を乗せたトラックに出会う。ただならぬ事態が起こっているのですが、マンソプはイマイチ、何が起こっているのか理解できない。お婆さんを乗せて病院に行く時」息子が軍に暴行されたようだ」と聞いても(軍隊経験もあるだろうから)「そんなことはない」とお婆さんを慰める。タクシーにガソリンを入れると、スタンドの従業員はサービスで規定の量より多く入れてくれた…タクシー運転手は怪我人を運んでも、当局に捕まる。だから尊敬されているのだと…

 マンソプはピーターの取材に付き合い、戒厳軍が一般市民を殴る、蹴るの暴行を加えていることを知る。が、危険だからとピーターに取材を止めさせようとする。だがピーターはこの事実を世界に伝える必要があるのだ。夜、遅くなって、60万キロも走っているタクシーが故障する。光州の同じタクシー運転手の家に泊めてもらう…そこも親子でつつましく暮らしている、普通の家だ。でもその運転手は、戒厳軍と闘っている。

 翌朝、マンソプは家で一人留守番している娘も気になるので、ピーターを置いてソウルへと帰ることにした。だが光州を離れてすぐ、街には「暴徒が軍を攻撃している」という「フェイクニュース」にあふれていた。彼は悩んだ末、ピーターを無事、空港まで送り返す「使命」に気づき、タクシーをUターンさせて光州に戻る…

 これ以上書くと「ネタバレ」になるのでやめておくが、とにかく良いぞsign0310年前に公開された「光州5・18」 は、光州蜂起の内部から描いたもので、蜂起のストーリーが分かるようになっている。それに対し本作は、蜂起を外からの視点で見ているので、全体像は分からない。それでも戒厳軍が市民に暴力をふるい(あれは「殺してもよい!」という殴り方だ)、銃を向ける恐ろしさ、病院が怪我人・犠牲者で溢れている凄惨な場面は、震え、涙を流さないわけにはいられない。

 あと、5月の光州・韓国南部は、緑がキレイxmas 「私服軍人(憲兵みたいなモンで、市民に紛れ込んで「首謀者」摘発をしているのだろう)」が、マンソプとピーターを追って来るのが怖いぞぉ~coldsweats01

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マルクス生誕200年!

 今日、2018年5月5日は、カール・マルクス生誕200年だそうなhappy01
 1818年のその日を、「いやいや、ごーごー」と覚えるらしい…

 資本論「第一巻」が、1867年発刊。昨年が発刊150周年…それに続く、マルクス周年sign03

 ということで、映画の紹介。
 マルクス・エンゲルス

 原題は「THE YOUNG KARL MALX」…なんかヤングブラックジャック みたい…

 1848年の「共産党宣言」までのお話しだそうです。エンゲルスたんも、もちろん「大活躍」sign02

 大阪ではシネ・リーブル梅田 で5月12日から上映予定ということ。

 おまけ、その1
 梁石日(ヤン・ソギル)の「夜を賭けて」に出て来る主人公は、「マルクスエンゲルス」で一人の人間だと思っていた。

 おまけ、その2
 ウチの母親、F・エンゲルスのことを、エンゲル係数のエンゲルのことと思っていた。

 ではでは…virgo

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中之島まつり

 昨日と今日は、大阪・中之島で行われている中之島まつり に、辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動 でブースを出しているので、そこに参加してきた。

 中之島まつりにブースを出すのは、実は「大阪行動」が始まってからず〜っとやってきた、定例の行動なのである。私は大阪にいる間、なるべくこちらに参加するようにしており、その代わり5月3日の憲法集会なんかには行っていない…「大阪行動」に参加する人で、憲法集会に行きたいという人も多いから、その人の代わりに「留守番」することにしているのである。
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 ブース出してやっていることは、チラシ撒きと署名集めという定例の行動の他…

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 ここ数年は、沖縄のお菓子、サータアンタギ―やちんすこう、塩せんべい、黒糖など、調味料なんかを売っている。売り上げは活動費用になるのだ。

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 小さな子ども向けに「じゅごんすくい」なんてのもある…これは小さなジュゴンのぬぐるみを、針に引っ掛けて「すくう」…もちろん「ジュゴンを救って!」というメッセージだ。小さなジュゴンは、1つ100円で持って帰れる。

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 昨日、今日はお天気はエエけど、風が強くちょっと寒いところもある。風で署名用紙やチラシなんかが飛ばされるハプニングもあって、大変だ。

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 こんなパネルも貼ってアピール中happy01
 ところで、この中之島まつりの実行委員会に対し、今年になって市を通じて「辺野古の問題をとりあげている団体が参加するのは、いかがなものか?」というクレーム・イチャモンが初めて来た。が、実行委員会さん、「それがどうしたの?」「沖縄は基地反対でしょ!」と、きちんと抵抗してくれたのです。
 もともと中之島まつりは、50年ほど前に中央公会堂をつぶして再開発をする計画がでてきた時、それに反対する運動から起こって来たものだそうな。今年の開催テーマは「中央公会堂100年。まもってもうすぐ50年!」である。
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 こんなブースもあります。

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 お祭りの様子を、紹介…

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 フリーマーケットや…

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 食べ物を売る屋台も沢山でています。

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 大阪府にある唯一の村、千早赤坂村 のブース。木を切ってなんかする体験コーナーがあるみたい。あと、楠木正成を「大河ドラマ」にしたいんだと…

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 ステージもあります。

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 中央公会堂です。

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 ここから先は、キッズ・コーナーのようですね。

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 無料で落語も聞けますhappy01
 ま、こんなお祭りの雰囲気の中、署名集めなんかやっているわけで…

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 神主のかっこうをした人が、「ご縁がありますように」と、5円玉を配って歩いています。

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 昼下がりの、ブース…

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 三線を奏でているお兄ちゃんは、「大阪行動」とは縁もゆかりもない人…バラ園のところで一人で弾いていて、ここに来たら沖縄関係なんかやってるなぁ~って、で「ここで弾いていたら?」ってなった。

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 と、まぁこんな形でやってます。署名は2日間で180筆は集まりました。
 なお、中之島まつりは明日もやっていて、「大阪行動」ブースもあるのですが、私は明日は父親の三回忌なので、参加できません。
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 ではでは…virgo

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日本は「蚊帳の外」には絶対ならない

 4月27日、板門店で朝鮮・韓国両首脳が会談し、南北の和解、朝鮮半島の非核化、そして朝鮮戦争の終結を目指す「板門店宣言」が合意・署名された。この一連の平和に向かう動きを断固支持するぞhappy01
 一方この動きに掉さし、「朝鮮への圧力」を唱え続けることのみに終始した安倍首相により、南北和解・平和への道から日本が完全に「蚊帳の外」になってしまった。プラグマティックな「国益」概念からも大きく道を外した安倍晋三は、世界に向けて「大恥」をかいている。リテラより2本リンク…
南北会談”蚊帳の外”安倍首相がイタすぎる!会談実現を妨害したのに「私が司令塔」、トランプにも無視され…
哀れ!南北会談で安倍首相が「蚊帳の外じゃない」と強弁してまわるが、トランプにも北朝鮮にもいいようにあしらわれ

 哀れなアベシンゾー、「国益」すら損なう安倍総理には、一刻も早く退陣してもらおうではなイカsign03
 ただ、このまま朝鮮半島で両国の「和解」が進み、「非核化」「朝鮮戦争終結」「平和統一」への道を歩み始まれば、日本は絶対に「蚊帳の外」ではいられない。南北両国はそろって、日帝の植民地支配および南北分断に対する責任の追及とその清算という当然の要求をしてくるからだ。
 朝鮮半島での平和の過程が進めば、自ずと日朝の敵対関係を修復し、国交を樹立させる必要がでてくる。蚊帳の外にいるわけにはイカんのだ。で、日朝間の国交正常化には、2002年の日朝平壌宣言 が前提となる。そこにもはっきり、こう書かれている。

2.日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人びとに多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。
 双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国政期間を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による有志、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。


  朝鮮との間には「拉致問題」も控えているのだが、それを解決し国交正常化させるためには、なんらかの形での植民地支配問題を清算しなければならないのである。

 だが日本の民衆はどのぐらいこのことを自覚しているのだろうか?

 安倍晋三は「北朝鮮危機」をあおり、排外主義をあおることで低落した自らの支持率をつなぎとめ、改憲を推し進めようとした。だが朝鮮・韓国に対する差別・排外主義と、それと表裏一体の「植民地支配」についての無責任さは、残念ながら日本民衆がほとんど克服できていないのである。従軍慰安婦問題をみられよ!慰安婦とされた当事者が求める要求に全く応じず、とおり一片の言葉とお金だけで「不可逆的に解決」したとされる日韓合意…こんなものは韓国民衆から見れば、当然破棄の対象でしかならない。そのことも自覚できず、文在寅政権が「合意見直し」を唱えただけで、ヒステリックに「合意違反・約束は守れ」と叫び続ける。これが「保守・反動」だけでなく、いわゆるリベラルといった側からも平気で出て来る有り様だ。
 そうした現実があるからこそ、安倍は朝鮮に対する排外主義を撒き散らしながら「支持率アップ」を図ることができたわけだ。当然、安倍を打倒しても、その差別・排外主義に則って、これまでと同様の政策が続けられることになる。

 こんなことでは、東アジアの平和にとって、なんら貢献することもできない。

 南北和解から、さらには米朝和解、朝鮮戦争終結に向かう情勢について、手放しで賞賛するだけでなく、もういちど植民地支配やその責任について主体的に向き合い、朝鮮・韓国に対する差別排外主義をきちんと克服してゆくことが求められるのである。

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