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猪木はブッチャーと闘いたがる!?

 対米従属か、日帝自立か論での付け加え(^^;;というか、帝国主義間争闘戦についてのお話

 日本が完全な「対米従属国家」であるならば、帝国主義間争闘戦なんてのは起こらない、起こりようがない。特に米帝国主義に対し「闘いをいどむ」なんてことは絶対にアリエナイ。
 逆に、日本が帝国主義国家であるならば、帝国主義間争闘戦は必ず起こる…だから「対米対決」も起こるのである。

 なるほど、政治的・軍事的に日本はアメリカに「完全に」組敷かれていて、対抗なんて出来そうもない…しかし経済の面から見ると、80年代の日米貿易摩擦から、現代のトランプ政権による「TPPより二国間交渉」まで、日米が経済的に対立するというのは起こっている。帝国主義とは資本主義経済の問題だから、やっっぱりストレートに「対立」が出てくるのだ。
 帝国主義の不均等発展ということで、米帝が経済的にナンバーワンであっても、それがいつまでも続くわけではない。日帝、独帝のような「後発帝国主義」国が、経済的に追いついて来て、先発の米帝の地位を脅かす…ここから「帝国主義間争闘戦」は始まるのだ。
 でもって、古典的な帝国主義論では、その対立はやがて政治的・軍事的なものに発展するので「帝国主義間での戦争は不可避である」としている。ただし、現代は「米国一強」のシステムや、様々な戦争抑止システムもあるので、簡単には戦争にならない。とはいえ、帝国主義の周縁部で戦争は起こり、帝国主義間争闘戦の様相を見せる。イラク戦争なぞ典型的で、イラク・フセイン政権がアメリカの経済制裁を避け、EU経由で石油を輸出するルートを構築しようとしたため、アメリカがフセインを打倒した…そのため独仏は戦争に反対した…という構図である。
 第一次・第二次世界大戦では後発帝国主義国であるドイツ・日本が米英の覇権に対抗・挑戦するという形をとったが、イラク戦争では米帝自らが自らの覇権を守るため予防的に軍事力を行使している。とはいえ、今後も後発の帝国主義が軍事力を絶対に行使しないとは言い切れない。

 白井聡氏の講演集会・デモの後の飲み会で、私は周辺の人に「いやぁ~80年代に私をオルグしてきた人は『アントニオ猪木がアントニオ猪木である限り、アブドーラ・ザ・ブッチャーと闘いたがる』『だからアントニオ猪木の体の細胞である私たち自身が、戦争を止めろと立ち上がらなければイケナイ』と言ってたもんだ」と言ったのだが、「猪木がブッチャーと闘いたがる(実際どう考えていたのかはともかく)」というのは、「帝国主義は帝国主義である限り、戦争をする」という「帝国主義間争闘戦」を見事に説明してたなぁ~happy01

 ともあれ「対米従属論」オンリーでは、この「帝国主義間争闘戦」に対し「革命的祖国敗北主義」を掲げて闘うことが出来なくなってしまう、それどころか「ニッポンガンバレ!」と、帝国主義者どもを応援することにも繋がりかねない危険性を持つ。
 また怖いのは、世界の民衆がどれだけNOをtきつけても、日本はイラク戦争においてアメリカを支持し続けたように、対米従属を続けることでアメリカ帝国主義の起こす戦争に嬉々として協力することだ。安保法制を始め、自衛隊が米軍と協力して戦争を起こす体制は、イラク戦争時よりも強まっている。この「来るべき戦争」に断固として反対しなければならないのであるvirgo

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