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関生弾圧は関生だけでなく、全ての労働者・市民の問題だ!

 昨日、「労働組合つぶしの大弾圧に抗議する9・22緊急集会」に参加してきた。
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 まず確認しておかねばならないのは、今回の関生にかけられた攻撃は「労働組合」の正当な要求や運動を、「強要」「脅迫」などの口実をつけてつぶそうとしていることだ。こんなものを認めると、他の労働組合がやってきた、あるいはやっている団体交渉・団体行動が「違法なもの」として取り締まられる。果ては市民運動で「要求」や「要請」を行うことすらも、「強要」「脅迫」だとして、弾圧されることに道を開くことになる。
 だから、関生に対する弾圧は、関生だけの問題ではなく、他の労働組合、さらには市民の問題であるという原点に立つことが大切だ。この点は集会内で多くの発言者が降れ、何度も確認された。これを押さえておこう
 その上で、武洋一書記長(写真)が話されたように、労働組合が中小企業と手を組んで、大企業のやりたい放題を「規制」し、自らの利益を確保する運動は、権力・資本にとって許しがたいものだから、つぶしに来ているということなのだ。

 とりあえず集会まとめから 
【労働組合つぶしの大弾圧に抗議する9・22緊急集会】まとめ
 全日建関生支部に対する滋賀県警、大阪府警、和歌山県警、奈良県警、京都府警による一連の家宅捜査および、武健一執行委員長以下、20名に及び逮捕は国家権力、警察権力、そして司法までも公正な判断をしない大弾圧であります。労働組合の権利として認められた「団体交渉権」を恐喝、「団体行動権」を威力業務妨害、または強要未遂として後付けの捻じ曲げられた罪状による不当逮捕・拘留が横行しています。そして、その先には現政府が昨年7月に強引施行した「共謀罪」を適用し「団結権」までも潰して労働組合の活動を骨抜きにしてしまい労働者を黙らせ国家や資本家の意のままにしようとしています。その第一の標的にされたのが闘う労働組合の象徴である全日建関生支部であります。このことだけでも、かつてない大弾圧でありますが、権力・資本の意を受け、多額な金で買収された排外主義者・ヘイト集団が労働組合つぶしの街宣・嫌がらせ行為をする事も今までにあり得ないことです。
 また、この大弾圧のもう一つの目的は、「辺野古新基地建設反対」「全ての基地関連撤去」「反原発」「反差別」などの所謂『平和運動を自己の課題として担う』労働組合をつぶす事により市民活動家をもも黙らせるという思惑であります。2008年洞爺湖サミットに関西から生コン車で乗りつけ、2016年伊勢志摩サミットの一年前に起きた京丹後白バス事件の際も3名の市民活動家の不当逮捕と同時に集会参加していないにもかかわらず不当家宅捜査を受けた全日建関生支部は政府にとっては目の上のコブであり、来年予定されている大阪サミット、カジノ誘致などの政府・大阪府にとって邪魔な存在である事は明白であります。この様な国家権力・資本家によるパワハラや弾圧を許せば民主主義の崩壊どころか人としての意見を持って生きる権利さえも奪われてしまいます。
本日、【労働組合つぶしの大弾圧に抗議する9・22緊急集会】に結集された各労働組合、団体、市民は「国家策動による大弾圧、公正な判断をしない司法、排外主義者・ヘイト集団に怯む事なく一致団結して闘って行きます。」また、「安心して働ける環境、安全な暮らし、そして差別のない平和な社会にして行く為に本集会の意味と私たちの決意を全国および、海外の労働組合、団体、市民に広めて行きます。」
以上をまとめとします。
2018年9月22日
労働組合つぶしの大弾圧に抗議する9・22緊急集会実行委員会

緊急集会で、宣伝などする時間がなかったそうであるが、350名の大結集(SNSでは460名とも言われている)だったそうな。

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