入管法改正案衆院通過弾劾!
昨夜遅く、外国人労働者を導入するための入管法改正案が衆議院を通過した。相変わらずデタラメなデータを振り回しながらロクに議論もせず、外国人も含めた労働者民衆の人権や労働条件をないがしろにする入管法改正案の衆院通過を弾劾するY!ニュース読売新聞より
入管法改正案、週品通過…来月上旬にも成立
外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理・難民認定法(入管難民法)改正案は27日夜の衆院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数により可決された。与党は28日に参院で審議入りさせ、今国会の会期延長も辞さない構えだ。同法改正案は12月上旬にも成立する見通しとなった。(以下略)
法案審議の様子とその批判は、リテラのこの記事 が詳しい。審議時間は、たったの15時間…しかも安倍首相の外遊に間に合わせるため、昨日無理矢理衆院通過させたというものだ。何たる国会軽視か
専門的な技能を持たない外国人労働者を、新しい在留資格を作って受け入れていくという、これまでの日本政府の方針を転換するのに、わずか1週間ほどの審議で通過させる。一方で現在も技能実習生や、留学生の資格で働いている外国人労働者が、低賃金、長時間労働等の過酷な労働条件で働かされている、条件が悪くて疾走してしまう人もいるような状況なのに、その是正や対策については何も審議されない。外国人の人権や労働条件について、これっぽっちも考えていないのだ。
そして外国人労働者の人権状況、労働条件はそのまま、日本人労働者にも跳ね返ってくる。いわゆる「人手不足産業」では労働条件が悪いことが人手不足に繋がり、外国人労働者に頼らざるを得ないのだが、現状のままより安易に外国人労働者を導入すれば、労働条件の改善は進まず、総体として日本の人権状況や労働条件は下がりっぱなしということになる。
また、外国仁労働者を迎え入れるにあたり、日本社会で一定、生活してゆかなければならない。地域社会でどのように共生して暮らしていくのか、そのための対応・ケアをどうしてゆくのか、議論しなければならないことが山のようにある。労働者は「労働力」ではない、人間なのだ
だがこの法改正、右も左も含めて「反対だ!」という声が多そうなのだが、野党も徹底的に闘ったという感じが見られないし、報道も大変おとなしい(いろいろと技能実習生などが置かれている実情をレポートした記事が出たりはしているのだが)。「反対運動」の盛り上がりに、イマイチ欠けるのだ。気を取り直し、参議院での審議に注目し、国会前や官邸前等に駆けつけよう。野党はしっかりと闘え
入管法改正を粉砕し、安倍政権を打倒しよう
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- けんじと太郎でタヌキを追い出せ!(2020.06.18)
- 不正を防ぐために必要な人にお金が渡らないことはあってはならない(2020.05.22)
- 公共の場を閉鎖するばかりが能じゃない!(2020.04.09)
- 辺野古、護岸工事が打ち切られる⁉(2020.04.05)
- 「れいわ現象」の正体(その3)…「新選組」はどうなるか?(2020.03.30)
「あるみさんの怒り!」カテゴリの記事
- BLACK LIVES MATTER”よりも”大切なこと(2020.06.14)
- 辺野古埋立て工事再開弾劾!(2020.06.12)
- デマッター松井!(2020.06.03)
- 不正を防ぐために必要な人にお金が渡らないことはあってはならない(2020.05.22)
- 5・23梅田解放区のお知らせ…デモでありますっ!(2020.05.21)
コメント