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何度も書く、天皇に期待してはイケナイ!

 天皇が代替わりした…本当は無くすべき天皇制、地獄の底まで追いかけって打倒するぜ❗
 それはともかく…新天皇が前天皇よりも「護憲的」でないというお話…リテラより

新天皇の「お言葉」で「日本国憲法」尊重姿勢が弱まった理由は…背景に安倍首相による取り込みと官邸の圧力
前略)明仁上皇の天皇即位の際の「お言葉」は前述したように、「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たす」というものだった。ところが、今回の徳仁天皇の場合は「憲法にのっとって」と言っただけ。明仁天皇の国民と同じ目線に立った護憲の決意はなくなり、「日本国憲法」も「憲法」に省略されていた。ベテラン皇室ジャーナリストはこう分析する。
「率直に言って、あのお言葉には、妥協の印象を強く受けますね。上皇陛下の業績を最大限にたたえ、その姿勢を受け継ぐことは押し通すことができたものの、憲法のところでは安倍政権に配慮し、必要最小限にとどめられたんじゃないでしょうか。実際、官邸側から見ると、あの表現なら御の字。この間の働きかけが実ったと喜んでいるはずです」
 そう、今回のお言葉は、新天皇が官邸の働きかけに屈した結果、とも読み取れるのだ。(以下略) 

新天皇が一般参賀の”お言葉”で憲法違反の儀式「剣璽等承継の儀」に言及! 復活する国家神道の神話
(前略)新天皇は5月1日、「即位後朝見の儀」でも「お言葉」を述べたが、本サイトは、明仁上皇が天皇即位の際に「皆さんとともに日本国憲法を守り」と語ったのに比べると、護憲的な姿勢が弱くなっていると指摘。背景に、安倍政権の圧力があったのではないかと分析した。
 しかし、今回の一般参賀のお言葉はさらに後退したものになった。それは、日本国憲法に一切触れなかったことだけでなく、天皇自らが「剣璽等承継の儀」という憲法違反の儀式を終えたことを国民に報告したからだ。(以下略)

 リテラの論調は、安倍政権が新天皇に「吹き込んで」、護憲・リベラルな論調を抑え込ませたとしている。しかし何度も書いているが、前天皇は米帝の前に大日本帝国が敗退し、「お家断絶」天皇制そのものが無くなる危機に遭遇し、日本国憲法体制にすがることでなんとか延命したことを経験している。それゆえ本能的に「日本国憲法」を尊重することが体に叩き込まれている(その割には、憲法に規定されていない行幸・被災地行脚等を象徴としての務めとしてぶち上げ、実行するわ、それが体力的に持たないとなると「お言葉」を発して「生前退位法」をつくらせる政治的行為に出るなどしているのだが)のだが、新天皇は一定、象徴天皇制が確立され、安定した時代に育っているので、前天皇ほど日本国憲法体制へのこだわりがない…ということに他ならない。代替わりすれば当然、憲法に対する考え方も変わる。
 天皇の意向で民主主義や日本国憲法のあり方が左右されてはならないのだから、そもそも天皇が「護憲的」であるかどうか云々すること自体がナンセンスである。多くのリベラル・左派がやってるような、天皇への期待なんぞしてはイケナイのだ。

 あと「保守」の人たち(象徴)天皇制を擁護するいい分として「天皇(制)そのものは悪くない、天皇を利用するヤツが悪い」というのがある(天皇を「利用」しない、させない「しばり」として、憲法1~8条があるというのはその通りである)が、そもそも「利用されない」純粋な天皇(制)って、日本の歴史上あったのか、そして今もあるのか。
 リテラの記事だけでなく、安倍政権は今回の天皇代替わり・改元を政権浮揚のため徹底的に利用した(改元は銀行券デザイン変更も前倒しで発表するというオマケ付きである)だが、象徴天皇制を支持する「保守」の人たちは、リテラのような批判記事が出ても、安倍政権の天皇制利用をどれだけ批判・糾弾しているのだろう…いっしょになって「改元」「新時代」「新天皇」を祝賀しているのではないか?

ここは今こそはっきりさせよう…

 天皇制は

   要らない!

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