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奄美大島の課題

 3泊4日でざぁ~っと奄美大島を見てきたわけだが、感想を…
 
 まず、海も山も綺麗!
 空港滑走路から、あやまる岬あたりまで見たが、遠浅の海が緑に輝き、その先に青い海が広がっている。山はちょっと険しく、亜熱帯の森に覆われている。
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 奄美群島で人口が約11万人、平地の少ない奄美大島では6万人弱である。また奄美群島を訪れる観光客は70万人台…80万人には届いていない。人口圧が少なく、ある意味観光開発も遅れていることが、いい形で自然を残していることに繋がっているようだ。
 で奄美大島は、沖縄本島北部や西表島などと共に、世界自然遺産への登録を目指している。沖縄北部の米軍・北部訓練場返還跡地の取り扱い問題もあって、なかなか難しいところもあるのだが、2月1日に日本政府はユネスコ世界遺産センター事務局に推薦書を提出している。2020年夏ごろには世界遺産委員会で審議されるようだ。(関連情報
 世界遺産登録は自然保護のためということもあるが、地域ブランドを強化して観光開発を…ということも目論まれているわけで、今後奄美大島も含めた奄美群島の観光開発を推し進めよう!という動きが活発化してくるわけだ。年間80万人にとどいていない観光客も増やそう…そのためには、宿泊施設だ、空港・港湾のインフラ整備だ、道路整備だ…などと続いて行く。自然遺産登録とは直接関係はないが、瀬戸内町西古見集落には国土交通省もからんで大型クルーズ船の寄港地を整備する計画もあり、当然これに反対する動きもある(参照 )…美しい自然を残しつつ、そこに住む人々のための観光開発も進めて行くにはどうしたらいいか?奄美大島を始めとするこの地域が抱える当面の課題である。
 もちろん開発の制御は、単に自然を守るだけではなく、防災の面もある。昨年の西日本豪雨をはじめとして、近年は豪雨による土砂災害が多発しており、奄美大島も例外ではない。2010年10月には台風13号の影響で豪雨が起こり、土砂崩れ等で多くのライフラインが寸断されたそうな(その時の経験が、陸上自衛隊配備を”求める”根拠にもなっている…ただし島民が求めているのは「災害に対応する自衛隊」であり、「戦争をする自衛隊」ではない)無謀な開発を繰り広げることで、森林の保水力を弱め、土砂災害に脆弱な島になることは絶対に避けなければならない。
 自然破壊の懸念は、自衛隊配備についても言える。奄美駐屯地や瀬戸分屯地は山の中にある…山を切り開いて(奄美駐屯地はもともとゴルフ場ではあるが)作ったわけだから、当然自然環境にも影響が出る。今後、自衛隊がますます強化される、演習・訓練をバンバン島でやりだす…となれば、今以上に自然環境へ与える影響は大きくなる。こういった面からも、自衛隊の南西諸島配備・島嶼戦争計画への監視・批判を続けなければならないと思う。
 もちろん自然環境を守るためにも、辺野古への土砂搬出、そのための採石・岩ずり採取もまた監視・批判しなければならないことは、言うまでもない。

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