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「検証温暖化」を献本してもらいました

 去年の今頃はメチャメチャ暑かったが、今年はまだ梅雨も明けておらず、ずいぶんマシだ。それでも蒸し暑い…
 さて暑い夏といえば、地球温暖化、温暖化対策といえば、二酸化炭素排出量削減…政府は、企業は、政治家は、温暖化対策に取り組め!という人びとの声も強い。実際、先のG20大阪サミットにあたって、市民団体が各国首脳に温暖化対策に取り組めとアピールしたり(こうゆうのって、若い学生なんかがよく参加してたりする)、G20に反対する側も、温暖化対策、気候変動対策に取り組めとアピールしたりする。
 地球の気温が産業革命以降、急速に上昇している…というのは観測上あるものの、実は産業革命以前の地球が「小氷期」にあって寒すぎた…というのが実際である。そして第二次大戦後、産業の復興により二酸化炭素排出量は増えたにもかかわらず、気温は低下傾向を示した…70年代後半には「地球は寒冷化し、氷期に向かう」なんてことが真剣に語られていたのである。
 このように地球温暖化とその原因としての、人為的に排出された二酸化炭素が大気中に溜まって温室効果を起こしているから…ということをず~っと批判してきたサイト環境問題を考える (本ブログ横の地球アイコンをクリックしても開くよ)の管理者、近藤邦明さんから、このたび「検証温暖化 20世紀の温暖化の実像を探る」を献本していただきました。
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HPより
2019年7月10日発売
シリーズ[環境問題を考える]5
検証温暖化
20世紀の温暖化の実像を探る
(269頁 ¥2,500)
不知火書房 TEL 092-781-6962
      FAX 092-791-7161

 本ホームページで行ってきた『人為的CO2地球温暖化仮説』の妥当性を検証する議論の内容をまとめた書籍を刊行することになりました。
 本書では、先入観を持たずに初等中等教育において理科教育を受けた平均的な日本人の知識に基づいて、20世紀に観測された気温変動の実像を明らかにすることを目的にまとめたものです。
 人為的CO2地球温暖化仮説を支持する東京大学IR3S/TIGS叢書No.1「地球温暖化懐疑論批判」や国立環境研究所のホームページの解説なども紹介しながら、客観的な事実によって「20世紀温暖化の実像」を浮き彫りにします。

 初等中等教育において理科教育を受けた平均的な日本人の知識に基づいて…とあるので、基本的に読みやすい本ではあるのだが、それでも「理科教育」で出てくる数式が並んでおり、解説には時間がかかろう。ざっくり言うと、産業革命以降、人為的に排出されたCO2が大気中に半分ぐらい蓄積して、それが温室効果を起こして温暖化している…という理論は間違っている❗ということなどをきちんと証明している。
 こういった理論は「(温暖化)懐疑論」としてひとくくりにトンデモ扱いされ、まともな温暖化批判に対して天下の東京大学の先生であろう者がトンチンカンな反論をしていることに気が付かないお粗末な現状を撃つ本でもある。
 著者の近藤さんとは何回かメールのやり取りもしている…長年、自信のホームページで、地球温暖化とその対策(二酸化炭素削減)の虚妄性について発信してこられたのだが、いつまでたっても正論が浸透せず(それどころか正論を排除したり、データをいじくったりすることも”温暖化業界”はやっている)、地球温暖化とその対策を巡る世論は誤った方向にドンドン進んだままである。私のような「過疎ブログ」の管理人にまで本書を2冊も献本していただくというありがたい行為も、なんとかこの間違った世論、方法を正して欲しいという気持ちの表れであろう。
(正直、高価な本を2冊もいただいたので1冊、有効な譲渡先はないだろうか…前進社関西支社ではアカンだろうが、社会運動情報・阪神 さんなんかどないだろう?)

 また本のこまかなレビューも、おっつけやっていきたい…今事情があって、菅孝之の「天皇制と闘うとはどういうことか」(彩流社 2019年4月)を読み進めているので忙しいのだが…
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 話をG20反対集会における、インドネシアの石炭火力発電開発に反対するための論理は、石炭火力発電所が二s中単組を大量に放出するからではなく、石炭火力発電、石炭採掘等に伴う開発行為そのものが、そこに住む人々の暮らしや生活環境を破壊するから…ということでなくてはならないのである。

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