Swing MASA Don’t Kill Concert
17日は映画を観た後、富田林のすばるホールで行われた「Swing MASA Don’t Kill Concert」に行って来た。
Swing MASAさんは、大阪で私たちが集会・デモをやる時にサックス持ってきて参加してくれるミュージシャンだ。戦争あかん!ロックアクションや梅田解放区にもよく来てもらっている(ロックアクションと梅田解放区は、このコンサートの協力団体でもある)この日が本人の還暦誕生日ということで、800席もあるホールで「自分のために」やる事にしたのだそうな…だが、席を埋めるのが大変だったそうで、前売り券(自由席2000円)を購入することで、協力したのである。
天王寺、阿部野橋から近鉄南大阪線で30分強、近鉄長野線(富田林から先は単線)川西駅が最寄り駅だ。周辺はコンビニも何もないのどかな住宅地で、国道170号まで行くと、すばるホールがある。
開始前にいろんな団体さんがバザーをやっていた…終了が遅くなってお腹がすくので、社会福祉法人ピースクラブさんの手作りパンを購入して食べる。すばるホールそのものは凄く立派な施設で、活動・イベントも盛んに行われているようだ。凄いぞ、富田林市!
開場は16時半、17時開演だ。席は1階席で2/3以上は埋まっているようなので、500人以上はいるだろう。
(集会ではなく公演なので音楽に集中すべく、写真は撮っていません)
はじめに集会・デモでよく一緒になるメンバーが集う、ネットバンド。それから夜明けのさっちゃんズ…河内音頭もやった。ステージの外で踊りの輪ができる。そこには川口真由美さんもいたぞ。
休憩後、第二部…桜井昌司さん、佐渡山豊さんとのセッション…ん、桜井昌司さんて布川事件の冤罪被害者じゃないの。刑務所内で音楽をやっていたらしい…すごくいい声で歌われます。
休憩をはさんで、第三部…管弦楽のアンサンブル・サビーナと、Swing MASA Osaka Jazz Womyns…全員女性ミュージシャンによるバンドのコラボ。歌われる歌は、与謝野晶子だったり、富田林ゆかりの詩人だったり…もあれば、かつて文通していた東アジア反日武装戦線の受刑者の詩であったり…そう、「Don't Kill」は、単なる「殺すな!」とか反戦のメッセージなんじゃなくて、死刑制度廃止あるいは反対!という意味も込められているのだと、やっと気づいたのであった。
最後のほうで「思い出のグリーングラス」が歌われたのだが、この歌も単に故郷をなつかしんでいるのではなく、死刑囚が死刑執行になる朝に見た夢を歌ったものなんだそうな。
音と光の楽しいステージも、20時半には終了した…Swing MASAさんのこれまでやってきたことや、いろいろな人とのつながりなんかについて、まだまだよく知らないけれども、なんかすごい人なんだなぁ~と改めて思い、家路についた次第である。
死刑制度廃止について、昨日、京都アニメーションの事務所が放火され、33名もの死者がでるという痛ましい事件が起こった…容疑者とされる男は警察に確保されているものの、重体で詳しい動機などは明らかになっていない。しかし現代界でも世論は「死刑」「極刑」を求めるであろう…しかしどのような極悪非道な犯罪者であっても、国家が(あるいはそれ以外が)人の命を奪うということはやってはいけない!というのが死刑制度廃止なのである。今、これを語るのはすごく「重い」だろう。
京都アニメーション事件で犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方、心を傷つけられた方が少しでも早く回復し、安らげるよう願います。
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