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2019年9月

革命的太西つねき氏の講演があるよ!

 以前紹介した、

革命的太西つねき氏も出演する講演討論集会のお知らせ…薔薇マークキャンペーンがらみのヤツ。

なんとかならんかこの日本!?
講演討論集会inエル大阪
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10/4(金)18:30~エルおおさか606号室
本質的変化を見据えて政権交代を実現しよう

第25回参議院選挙 れいわ新選組公認立候補者
太西つねき
れいわ新選組・太西つねきが目指す本質的変化とは
立命館大学経済学部教授
松尾匡
政権交代を実現するために欠かせない政策理念とは

2019年10月、とうとう消費増税が実施されてしまいます。おりしも日韓関係の険悪化、米中貿易戦争の激化などが重なり、景況感は急激に悪化、人々の生活は「窮地」に陥っています。
この危機に立ち向かい、自公・安倍政権を打倒するための理論的支柱は何か?政権交代の鍵を握る東大随一の論客お二人を迎え、一緒に考える場となるシンポジウムを開催します。

日時 2019年10月4日(金)18時30分~20時30分(開場18時)
場所 エルおおさか6F606号室(大阪市中央区北浜東3-14 京阪天満橋駅徒歩5分)
主催 集会実行委員会 
https://www.facebook.com/orukansai
資料代 800円
連絡先 オール関西 平和と共生 Fax:(06)6607-6409
ak.pnc2015@gmail.com

革命的金融マン、大西つねきVSケインジアン松尾匡 に注目しよう!?

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こいつらに原発動かす資格はない!

 昨日、関西電力の経営幹部が、原発が立地する地元の有力者から多額の金品を受け取ってまだ返金もしていないことが明らかになった。Y!ニュース毎日新聞より。
関電社長ら辞任否定「関係悪化」「発注プロセスは適切」
 関西電力の八木誠会長(69)ら幹部らが、高浜原発のある福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から資金を受け取っていた問題で、関電は27日、大阪市北区の本店で緊急記者会見を開いた。岩根茂樹社長(66)は金品の受領は会長ら6人だけでなく、「20人が計約3億2000万円相当を受け取っていた」と明らかにした。
 岩根社長は「コンプライアンス(法令順守体制)上、疑義をもたれかねないと厳粛に受け止めている。関係者に多大な心配やご迷惑をおかけし、お騒がせしたことに対し深くおわび申し上げる」と謝罪したが、金品の詳細や社内処分については具体的な説明を避けた。会長や自身の辞任は否定した。
 金品を受け取っていたのは、八木会長、岩根社長、豊松秀己元副社長(65)や原子力事業の幹部ら。20人にはOBや社員も含まれるとした。会見によると、国税当局の調査で役員らが多額の金品を受領していると指摘を受け、昨年7月から社外の弁護士を含めた調査委員会を設置し、調査を開始。岩根社長は金品の受領を認めた上で「一部は常識の範囲を超える金品について受け取りを拒んだり、返却を申し出たりしたが、強く拒絶されたため、一時的に保管した」と釈明した。儀礼の範囲内にとどまるもの以外は返却したという。(以下略)

 彼らが金を受け取っていたのは、高浜町の元助役、森山氏からだ。森山氏は原発関連工事を請け負う企業から、工事受注の「手数料」として受け取っていた金を、関電の幹部に渡していたそうだ。森山氏は年齢からみてもわかるとおり、かなり昔から高浜市で原発行政にかかわり、地元では「天皇」とも呼ばれていた有力者でもある。原発関連の利権に群がり、手数料(どういった根拠の「合法的」なものなのかは不明)という形で私服を肥やしたあげく、原子力ムラの大親分、関西電電力幹部に「賄賂」のような形で還流させていたわけだ。
 7年間で3億2千万円を20名に…一人当たり1千600憶円もの大金である。一民間人が、民間企業の経営幹部に対し、個人的にこんな巨額のお金を渡せる…いかに原発関連の業界「原子力ムラ」に、巨額の不透明なお金が流れているか分かる事例だ。
 逆にこんな不透明なカネをも使わないと、原子力の維持ができないのだ…森山氏のような地元で「天皇」と呼ばれているような有力者に、巨額のカネを流して、地元に仕事を回す、あるいは反対する人間を抑え込む…こうゆうことをやってきたあげく、有力者も、そして経営幹部もコンプライアンスもへったくれもなく、私腹を肥やして堕落しているのだ。

 こんな腐敗した連中に、原発を動かす資格なぞ無い!

 今すぐ原発を止めろ!そしてとっとと辞任しろ!

 10月からの「老朽原発動かすなキャンペーン」に決起し、危険な老朽原発再稼働を阻止しよう。
 関西電力の経営幹部の責任を追及し、今すぐ原発を停止させよう!

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二酸化炭素は目的でなく、結果だ

 昨日のブログ記事についての補足をしておくと…
 私は決して「環境問題」を軽視して良いと考えているわけではない。辺野古・大浦湾への米軍基地建設は、貴重な生態系を破壊する許せない行為だと思うし、あちこちで進む道路建設やダム建設なども、工事によって痛めつけられる自然や生活空間を見るのはやはりしのびない…出来ればやらんほうがエエかも知れないと思っている。大きなことを言えば、石炭火力発電で「二酸化炭素」を出しまくるのは問題ないが、石炭を大量に採掘するインドネシアの現場で、住民の生活が破壊されるなら、そんな発電は止めるべきだ。アマゾンで開発に伴う森林火災が続いていると報道されている…ブラジルのトランプ、ボルソナーロ大統領も暗躍していると言われているが、貴重な生態系が壊され、広大な森林が破壊されることのほうが二酸化炭素を出しまくることより、地球の気候そのものを改変してしまうことにつながりかねない(もちろん今起こっている火災によってすぐ気候が変動するということはないだろうが、毎年ちょっとずつアマゾンを破壊することが続けば、いずれアマゾンの森林は消滅してしまうだろう…ちょっとずつ破壊することを今止めないとイケナイ)
 もっと言うと、資本が自由に利潤を追求する資本主義社会において、化石燃料や地下資源を大量に消費し、大量の財を生産・流通させ廃棄物を出すという行為そのものが、あちこちで環境の悪化や生態系の破壊をしている…海に漂うマイクロプラスチックの問題って、まさにそれだろう。大量にプラスチック製品を作り、消費し、廃棄する…それが海の生き物を苦しめているし、食物連鎖を通じて人間にも跳ね返ってくる。資本主義社会をなんとかしないといけないと同時に、大量生産・大量消費のあり方そのものを変える必要がある…「環境問題活動家」グレタ・トゥンベリさんの演説・叫びというものが、そうゆう方向に動かないとイケナイということ「のみ」であれば、私は大賛同するだろう。

 だが、どうゆうわけか環境問題の「最大の」課題が、人類活動によって排出された二酸化炭素によって地球が温暖化している、それは過去にないペースで進み(過去にも「中世温暖期」があったのに!)今、対策をとらないと大変なことになる(自然現象だから、対策なんかとれない!どーやって地球を冷やすのか?)ということになっている。そして二酸化炭素の排出量を、ありとあらゆる技術や政治的手法(排出権取引等)をつかってなしとげなければならないことになっている。
 だが、科学技術を使って「対策」するのであれば、いや、およそありとあらゆることが、現状認識が正しくないと間違った方向にいってしまうのだ…かつての「革命的左翼」が、1975年ぐらいに起こった資本主義の基軸転換…生産から金融へ…と言う動きをつかむことが出来ず、新しい理論も打ち立てられずに廃れていったことを忘れてはならない。現状認識が間違っていたからダメになったのだ。

 もちろん、資源を大量に使い、大量に生産し、消費するという事を止める、ダウンサイジングすれば、自ずと人間活動から発生する二酸化炭素の量は減る…これは自明だろう。さしあたっては石油や石炭、天然ガスの使用量が減るので、二酸化炭素量は減る。そう、二酸化炭素は目的ではなく、結果なのだ!
 だが、二酸化炭素を目的とした場合、おかしなことが起こって来る…それが巷で行わている「石油代替エネルギーの開発」「再生可能エネルギーの開発」または二酸化炭素を地中に封じ込めようとしたりするなどの、途方もない科学技術の使い方である。
 なんども言うように、現代社会は石油をつかって何でもやるのが一番効率が良い。石油燃料を使えば、発電も運搬もなんでも出来る。だが、石油代替エネルギー(原子力発電のようなもの)や「再生可能エネルギー」は効率が悪いので、結局それを運用するために別途石油エネルギーを使わざるを得ないことになる。ドイツやスペイン、ポルトガル等で「再生可能エネルギー」による発電量が増えた、コストが下がったと宣伝されている…しかし欧州から発生する二酸化炭素の量が減ったという話は聞かない。別のところで石油・石炭を燃やさざるを得ないのだろう。
 発電や自動車による運搬という「1モード」のみの二酸化炭素発生の有無を競うから、こんなことになる。「温暖化対策」で「二酸化炭素を減らそう」として、やってることが全く逆になるわけだ。(石油などの化石燃料の消費量を減らすという「目的」だけを「1モード」でやっても同じような結果となるが)

 だから環境問題を解決するためには、「二酸化炭素をなんとかしよう!」というセントラルドグマを粉砕しておかないとイケナイのである。目的と結果をごちゃまぜにしてはイケナイのだ。
 あと、「二酸化炭素」セントラルドグマのおかげで、脱原発をしようとしても「再生エネルギーがまだだから…」という理由付けにされていることも付け加えておこう…だが3・11後の日本では、これは通用しないハズだ。何年間か、大した再生可能エネルギーなしで、原発ナシでやってきた実績があるのだから。

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グレダ・トゥンベリさんは家でなくてもいいからお勉強しなさい!

 国連で「地球温暖化対策サミット」なるものをやっているそうだ…小泉進次郎環境大臣がAFOなことを述べたようなのだが、巷の話題はなんといってもスウェーデンの16歳の「環境問題活動家」グレタ・トゥンベリさんの「活躍 」だろうな…地球温暖化に対し、強力な対応(二酸化炭素削減)をするように大人たちに求める、そのため、学校休んでデモをする、世界中の若者たちも巻き込んでやっているのだが。
 なんども表明しているとおり、私は「人間活動によって排出される二酸化炭素の増大により、地球が温暖化している」という仮説にはまったく同意できないし、温暖化対策と称する「二酸化炭素削減」策も、怪しいモノばかり…と考えている。もう一度整理して述べてみよう。

 ①「中世温暖期」ってのがあって、その時は現在より1℃程度、地球の気温は高かった。北極海の氷も少なく、グリーンランドでもバイキングの「入植」が行われたのだ。日本では平安時代の貴族文化が栄えた時代でもある。その後「寒冷化」して、産業革命前あたりは「小氷期」でアホみたいに寒かった…だから今は産業革命以前よりも気温が高くなるの。
② 大気中の二酸化炭素の量と気温はたしかに「同期」しているが、どちらかというと気温上昇が先にあって、二酸化炭素の増はあとからついてきている観測データがある。これは他の何らかの原因によって気温が上昇し、それが原因で(具体的には海水温上昇により二酸化炭素の溶解度が小さくなる)二酸化炭素濃度が上昇していると考える方が説明がつく。
_0001_20190925224701 ③産業革命期以降に人間活動によって放出された二酸化炭素の「半分程度が蓄積されている」とされているのだが、そもそも人間が放出する以上に地球環境内で二酸化炭素のやり取り(大気⇔海洋など)が行われている。計算してみると、大気中の二酸化炭素濃度390ppmのうち、人為的に放出された二酸化炭素の寄与率は3.6%、産業革命以降の増加に寄与する率は13%にしかすぎない。だから人間活動による二酸化炭素放出量をゼロにしても、大気中の二酸化炭素濃度は376ppm程度にしか減少しない。
④「温暖化現象」は中世温暖期の存在からも示されるよう、自然現象である。また「温室効果ガス」で最も影響が大きいのは「水蒸気」である…人間がジタバタ動いたところで、地球の気象は止められない!
⑤でもって「温暖化対策」であげられる二酸化炭素削減…具体的には「再生可能エネルギー」による「電力」の生産、ならびに電化促進(ガソリン車をEVに変えるとか)があるのだが、工業化社会を前提としてこのような政策…エネルギーを電力に頼り、かつ広範囲に広がり不安定な太陽光や風力と言った「再生可能エネルギー」利用促進することは、別途「化石燃料」をより無駄に燃焼させることにつながる(日本で太陽光発電を促進するため、安い太陽光電池を中国で大量生産すると、確実に中国で太陽光電池生産のため大量の化石燃料を使うことになる)…だから、下手な「温暖化対策」をすれば、かえって化石燃料の使用増大、二酸化炭素量の増大をまねく。素直に「火力発電」とガソリン車の燃費向上をやってるほうが良い(大規模石炭火力は、石炭産出地域における別の環境問題があるので止めるべき)のだ。

 とまぁ、こんな感じ…ソースは、献本してもらった「検証温暖化」

 やっぱり彼女は、家でなくてもいいから、高校で習う物理とちょっとした歴史をちゃんとお勉強する必要があるな。
 あと、世界の若者たちも、「気候変動に対処せよ!」といったことに無駄なエネルギーをつかわないことを望む…君たちの抗議・デモの対象はそこではない!

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老朽原発うごかすな!キャンペーン

 「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」さんからのお知らせ…

 老朽原発・高浜1,2号機、美浜3号機の再稼働を許さない!
 決意を新たに今年度後半の運動を!

 原発は現在科学技術で制御できる装置ではなく、一たび重大事故を起こせば、生活を奪い、故郷を奪い、人の命と尊厳を奪い去る装置であることを、福島原発事故が、大きな犠牲の上に教えています。その原発が老朽化すれば、危険度が急増することは多くが指摘するところです。
 いま、脱原発・反原発は圧倒的な民意ですが、老朽原発の運転に反対する声はさらに大きく、老朽原発の運転を認める声はほとんどありません。それでも、関電は、来年には運転開始後45年超え、44年超え、43年超えになる老朽原発・高浜1、2号機、美浜3号機の再稼働を画策しています。また、原発の40年超え運転は「例外中の例外」としていた政府は、この約束も反故(ほご)にしようとしています。
 しかも、原発を動かせば、たまり続ける使用済み核燃料の行き場はありません。
 「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」は、老朽原発・高浜1、2号機、美浜3号機再稼働の野望を阻止するために、次の行動を呼びかけます。
【1】10月1日ー11月22日を「老朽原発うごかすな!キャンペーン」帰還とし、創意工夫を凝らした多種多様な行動を展開する。
 この期間中には、①各地で大中小の集会、学習会、懇談会、デモなど、多様な催しを工夫して繰り広げる、②若狭全域での大規模なチラシ配布と宣伝行動(拡大アメーバデモ)を行なう、③京都府下、滋賀県下、福井県下、兵庫県下で街宣車を出して、老朽原発反対を訴える、④若狭、関西で比較的大きな集会を開催する、⑤名古屋地裁の老朽原発裁判をはじめ、各地での原発裁判と連携する、などが検討されています。
【2】11月23日に高浜原発を出発し、12月8日に関電本店に至る200㎞、16日間の「老朽原発うごかすな!リレーデモ」を行う。
 このリレーデモでは、高浜町(高浜原発)→若桜町→高島市→(湖西)→大津市→京都市→大阪(関電本店)のコースの本流だけでなく、
(1)福井市を出発し、美浜町を経由して本流に合流するコース
(2)名古屋市を出発し、米原市、大津市を経由して本流に合流するコース
(3)姫路市を出発し、神戸市を経由して大阪(関電本店)に到るコース
(4)奈良市を出発し、大阪(関電本店)に到るコース
などを支流とするリレーデモを行い、最終的には大阪での大集会の開催を計画しています。本流の出発にあたっては、高浜原発前で出発集会を行います。また、各コースの自治体には申し入れを予定しています。
 本流は徒歩で踏破することを基本にし、支流は自転車、自動車、列車の利用も含めて、あまり無理のない行動を考えています。また、支流の実施時期は、本流の実施時期でなく、【1】のキャンペーン期間中に、先取り的に実施する案も出ています。

(5)京都北部では、リレーデモ前段行動として、講演会や集会を計画中です。
 なお、【1】【2】の行動の積み上げの上に、来年前半に、「老朽原発うごかすな!関西大集会」を企画することも検討中です。
 【1】【2】の行動への、ご賛同、ご支援、ご参加をお願いします。
 
 カンパのお願い
 行動は手弁当で準備・実施されます。経費のご支援を戴ければ幸いです。
カンパ振込先(郵便振り込み)加入者名:若狭の原発を考える会
口座記号・番号:00930-9-313644
お振込みにあたっては、通信欄に「老朽原発再稼働阻止行動へのカンパ」とお書きください。

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米軍の本部港使用を阻止!

 沖縄から凄いニュースが来た!Y!ニュース沖縄タイムスより
米軍、民間港の使用中止 市民100人とにらみ合い10時間 沖縄・本部港
 在沖米海兵隊は17日、沖縄県の伊江島でのパラシュート降下訓練に使う大型の救助用ゴムボートを本部港から出港させようとしたが、反対する市民らがゲート前で抗議して港内への搬入を阻止したため、港の使用を中止した。海兵隊は民間港である本部港の使用について「地域への影響を考えた」と説明している。
 河野太郎防衛相は同日の会見で、従来よりも大型の救助用ボートが導入されることで、降下訓練が天候や海象の影響を受けづらくなり、日米で合意されている伊江島補助飛行場に集中するという認識を示した。
 午前7時前、米軍車両にけん引された長さ約10メートルのボートが本部港に着いたが、市民ら約100人がゲート前に座り込み、搬入を阻んだ。車両は午後4時40分に同港から撤退した。(以下略)

 快挙でありますっ!

 市民の力で、米軍による民間港の使用を阻止したのだ。
 ま、米軍のほうも、大挙して本部港にやってきたわけではない。来たのはゴムボートを引いたでっかい車両が1台だけなのだが、それでも100人もの市民が集まり、米軍車両は港に入ることができなくなったのだ。
 あとチョイさんの沖縄日記の記事にもあるとおり、阻止行動に起ちあがった人たちの中には、全港湾の組合員も沢山いた。沖縄タイムスの別の記事 には
 全港湾沖縄地方本部のメンバーも約60人が集まり、港内への米軍の進入を阻止しようと港のゲート前で座り込みをしている。山口順市委員長は「地位協定など関係ない。自分たちの職場で機動隊に排除されれば、われわれの働く場所が奪われる。そうなるとどうなるか考えるべきだ」と語気を強めた。
 とある。
 それでこそ、たたかう労働者魂じゃないか!

 日米地位協定により、「緊急時」には米軍は日本の民間港湾を使うことができる…しかし今回の演習は「緊急時」ではない。既成事実を積み重ね、米軍(さらには自衛隊も)が民間の港湾、施設を我が物顔で使う…南西諸島ではそうした「既成事実化」が進められているそうだ…ことが目的だ。その野望を現場で、民衆の力で阻止したのだ!

 今回は米軍のほうがあきらめたが、また本部港を使う予定であると言っているそうだ。米軍による民間港の軍事使用をゆるさず、現地のたたかいを強化しよう。
 辺野古新基地建設を阻止し、戦争のできる国づくりを目指す安倍政権を打倒しよう!

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三陸の「復興」もしくは国土強靭化を見て…

 半月ほど、三陸鉄道とその周辺の「乗り鉄」記事を書いてきた。実質、3日間ほどしか現地にはいなかったのであるが、いろいろと「復興」に向けた防潮堤工事や、バイパス道路工事を見ることが出来たのは大きかった。
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 震災・大津波から8年余、まだ仮設住宅に住まざるを得ない人、原発事故で避難生活を余儀なくされている人もいるが、多くの街では高台とかにちゃんとした住宅が整備され、そこで暮らしている。交通網も元に戻った…その上で、さらに「安全」を目指して、防潮堤や道路の工事が今も行われている。
 防潮堤にしろ、バイパス道路にしろ「ここにこれだけのものが必要なの?」というくらい大きい、あるいは立派なものだ。だがここには8年前、確かに巨大な津波が来た…同じ程度の津波は、また来るだろう…そのためにはこれぐらいのものが必要だ!というのは、痛いほどわかる。

 ここで一つ疑問が出る…同様の津波は、今後30年以内に高い確率で来ると言われる、南海トラフ大地震においても起こるとされている。にもかかわらず、例えば高知県の海岸沿いで今、このような大規模な防潮堤工事やバイパス道路工事を行っているということは聞いていない。何が言いたいかというと、三陸で巨大な土木工事が「必要」だからバンバンやっている、だが他の「必要なところ」ではそれがなされていないのではないか?ということだ。
 道路については、もともと三陸地域には、三陸自動車道などの計画・構想があって、震災後は「復興道路」と位置付けられ、予算を投下して建設が勧められた。道路建設は周辺の道路整備も同時にやらないと意味をもたない。防潮堤を新しく作る、同時に海岸も整備するということで、同時並行的にバイパス道路も作っているのだろう、それはよい。
 だが、例えば高知県ではそのような高規格道路の建設計画はなく、住民の安心のためのバイパス道路を整備しようとしたら、一からやらないといけない。予算もつきにくいだろう。そうすると、次に南海トラフ大地震の津波が来る前に、バイパス道路整備や防潮堤整備が間に合わないということにもなりかねない。

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 「国土強靭化」という事が言われている…東日本大震災の後も、熊本地震を始めとする震災や、台風、集中豪雨による被害が多発している。今も台風15号による停電は、千葉県等で現在進行形である。加えて高齢化が進み、災害に対応する人的リソースも低下する中で、ハード面の防災対策をきちっと行っておくことは急務である。
 消費税増税に反対している元内閣官房参与の藤井聡 氏などは、「アベノミクス」の中の財政出動でバンバン「国土強靭化」のための公共投資をやるように主張していたわけだが、それは三陸では十分に行われた「かも」しれないが、まだまだ不十分だと感じているのだろう。で、安倍政権はそういった方面にカネも政策も出さず、財政出動はフェードアウトのうえ、消費税増税!に舵を切った…増税した分が公共投資に回るかどうかは分からない…おそらく過去にあったとおり、ルーチン的な「国債償還」と法人税減税とかに消えるのであろう。ということで藤井氏は、財政規律なんかには構わず(MMT理論に基づいて)大規模な財政出動をして国土強靭化・公共投資をしろ!と言っているわけだ。このあたりは温度差こそあれ、松尾匡氏や山本太郎氏も同様だろう。
 また、金を出すだけで「国土強靭化」が出来るわけではない…建設業界も高齢化・人手不足が続いているのだ。必要なリソースを、それこそ「無駄」なオリンピックや万博、カジノに使うわけにはいかないのだ。(工事を請け負うゼネコンにとっては、とにかく金がはいってくれば、オリンピックスタジアムでも賭場でもエエわけだが…)

 三日間、三陸を回りながら得た感想である。

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島越の状況

 さて、三陸鉄道に乗って、島越(しまのこし)駅で降りてみたのだ…その時の報告。

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 乗って来た列車を見送る…

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 この先のハイぺ沢橋梁(復興したもの)が、土木学会の田中賞を受賞した記念。

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 再建された、おしゃれな駅舎。

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 クウェートからの支援を受けています。アラビア語ですな。

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 斜めから見た駅舎…右手の階段から下に降りて、向うの方に行ってみよう。

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 三陸鉄道の築堤の下に、公園が整備されている…実はここは震災前は高架橋であり、ここに島越の駅があったのだ。手前の「ドーム」は、昔の駅舎にあったものである。

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 巨大津波によって、高架橋も駅も流され、この宮沢賢治の詩碑と…

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 駅に上る階段の土台部分だけが残ったのだ…改めて津波の恐ろしさを知ることになる。

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 犠牲者を追悼する碑が建てられている。

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 このポールのてっぺん、17mぐらいまで津波が来たのだそうな。
 さて、駅を降りたところは巨大な防潮堤と水門の工事を行っていた。その他、この部分を高架で渡る道路も建設中だ。

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 こんな感じで、橋台部分を建設中…ちょうど朝8時過ぎで、作業員の方々が朝のラジオ体操をしていた。

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 北山崎断崖クルーズの観光船が出るところに来てみた…隣の立派な橋梁は、さっきの橋台にとりつく…そう、下を通っている道路の「バイパス」が整備されているわけだ。

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 観光船の乗り場は、こんな感じ…朝早いのでだれもいないが、時間とお金があれば行ってみたいところ。

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 観光船も出る港の様子…静かである。

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 先ほどの橋梁と一体となって、津波避難所が整備されている…橋の幅を広くして、津波避難所を作りましたって感じ。
 ブラブラしたので、また駅まで戻る。

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 観光船が出るくらいの名所…ここらへんは三陸ジオパーク としても売り出しているところなのだ。厳しい地形が見える海岸も面白そうだ。

 とまぁ、島越をちょっと眺めてみたが、ここは高架橋が完全に流されてしまうくらいの猛烈な津波被害を受けたところなのだ。海の傍にはもう人家はなく、上のほうに移転してしまっている。そして巨大な防潮堤、水門そして道路建設が成されているところだ。
 津波のことを知らないと、ここにこんな巨大な道路が必要か?というような疑問も感じるのだろうが、17mもの津波、そして高架橋が流された!という現実の下で、ここで大規模な土木工事が行われていることを批判・非難することは難しいだろう。

 おまけ…
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 三陸鉄道、JR久慈駅前の様子…

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 久慈から八戸までは、JR東日本のE130系気動車である…きれいな気動車なのだが、逆にキハ40系に乗りたくなってくるものだ…
 ではでは。

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やはり井戸を掘っておこう!

 台風15号により、千葉県や伊豆諸島で停電・断水が続いている。停電の完全復旧には2週間ぐらいかかるらしい…Y!ニュース産経新聞より停電の全域復旧は2週間以内 東電発表、大幅に遅れ
 台風15号による大規模停電で、千葉県では発生から5日目の13日も午後18時現在で約18万5千戸の停電が続いた。東京電力は作業員を1万6千人に増員して作業を急ぐが、全域復旧は2週間以内になるとした。
 東電によると、千葉市や市原市(山間部を除く)などは比較的作業が順調に進んでおり、3日以内に復旧を見込んでいるという。八街市や君津市、富津市などは設備の被害状況は確認できているが、工事量が多く、1週間以内になるとしている。
 ただ、鴨川市や南房総市、館山市、鋸南町は広範囲にわたって設備被害が出ていて、点検から確認、工事着手に相当の時間が見込まれるという。東電は「復旧は2週間以内になる」としている。

 停電でポンプが動かせず、水道が出ない。もしくは水道が一旦復旧しても、大量の水が使われて配水池の水が不足し、再び断水するということも起こっているようだ。
 なによりも9月に入ったのにまだまだ暑い(大阪でも昨日今日にようやく涼しくなったが)停電ではエアコンも冷蔵庫も使えず、暑くて不快な思いをするばかりでなく、熱中症の危険も増大する。

 と、いうことで、やっぱり井戸水だ!2016年、熊本地震1か月後に書いた記事地下水を保全し、井戸を掘っておくのでゲソより(リンクを開くと、JR屋島駅前の井戸の写真があるよ)
 今回、気になったのは「避難所等で水が使えない…」ということ。便所が詰まる⇒便所を我慢するため、水分を控える⇒エコノミークラス症候群…という負の連鎖もあるし、田園地帯なので米、食糧はあるものの、水が無いから調理が出来ないということも報道で知った。
 やはり水が必要なのだ。少なくとも「避難所」に井戸があって地下水をくみ上げることが出来れば、便所も流せるし、調理、洗濯等も可能だろう。暖かい時期であれば体を拭いたり、洗ったりすることも出来る。(中略)
 もちろん地震時には、断層がずれたりした影響で水脈が切れ、井戸水が出なくなる可能性はある。しかしそれは起こってみないと分からないから、避難所や町のあちこちに井戸を掘っておくことは、防災上有効なことだろう。
 井戸水だったら水温が10℃台と一定で、夏は冷たく冬は暖かい…よってエアコンがない場合も、井戸水でぬれタオルを作って体を冷やしたりすることも可能だ。熱中症対策になる。

 どっか家の近所で、井戸をほれるところってないかな?

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三陸鉄道完乗闘争(その4)

 翌日2日は、宮古から元「北リアス線」を北上する。
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 朝の宮古駅…今日はちょっと雲が多い。

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 久慈行き36-200形

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 以前はここに三鉄の改札があった。本社の建物でもある。
 列車は定刻に発車…平日の朝なので、高校生が乗車している。

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 北リアス線は鉄道建設公団がつくった比較的新しい路線ということもあって、長いトンネルを一直線にぶちぬいて進む…遠くのほうに田老の海が見える。震災前には巨大な防潮堤があったが、その防潮堤も津波で壊れてしまったことで知られている。

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 田老の駅…ここで対向列車と交換する。田老を過ぎてすぐ、新田老駅の工事をしているところを通過。2020年春に開業するらしい…こちらのほうが学校とかに近いので、高校生とかは便利になるだろう。

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 田老で高校生とかがずいぶん下車したので、ガラガラになった。前方展望。

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 岩泉小本駅…龍泉洞への玄関口で、バスで30分ぐらいかかるそうな。

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 駅の手前には、日本で最初の鉄道PC斜張橋「小本川橋梁 」がある。リンクを開いてみると分かるが、特殊な外観をしている。矢印がコンクリートの主塔と斜材部分である。

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 岩泉小本の次の、島越(しまのこし)駅で下車することにした。ここは震災で甚大な被害を受けたところなのだが、見事に立ち直ったのでちょっと見てみることに。そのレポートは別途記事にする。

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 島越で1本後の列車…36-700形は、シートの間にテーブルがあるぞ。

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 島越駅を出てしばらくすると、震災で流され破壊されたのを復旧させたハイぺ沢橋梁を渡る。案内が流れて列車がゆっくりと走るのだ!曇っているので景色はイマイチかもしれないが、晴れていればスゴイのだろう。なお復旧後のハイぺ沢橋梁は、優れた橋梁や鋼構造物に送られる土木学会田中賞を受賞している。

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 次の田野畑駅は、立派な駅舎が建っている。

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 旧国鉄久慈線の終着駅であった普代駅を過ぎる…立派な高規格道路、三陸自動車道が完成している。

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 白井海岸駅を過ぎて、三陸鉄道撮影名所でもある大沢橋梁の上で景色を眺めるための停車…ここも晴れていればすごいんだろうなぁ~

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 三陸鉄道の大沢橋梁はコンクリートアーチ橋で、国道(三陸自動車道ではない)の側の大沢橋梁も、立派な鋼アーチ橋である。三陸鉄道撮影は、左手にあるレストハウスなんだそうな。

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 NHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」の舞台となった、堀内(ほりない)駅。

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 ドラマで出てきた「袖が浜」の駅名称…運転士さんが教えてくれました。

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 安家川橋梁のところでも停車…ここも景色がよさそうだ。

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 反対側は、三陸自動車道が工事中…向うに見える施設は、サケの養殖場だそうな。

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 以前乗車した時の終点、陸中野田に到着。

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 内陸の田園地帯を行く…

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 9時半前に、久慈に到着~これで三陸鉄道完全乗車闘争勝利❗

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 こ線橋の中は、こんな感じ…

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 三鉄の車両にも、さようならである。

 

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三陸鉄道完乗闘争(その3)

 釜石を出て、元JR山田線部分を北上する。
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 釜石から二つ目の、鵜住居(うのすまい)駅…あたらしい復興住宅が立ち並ぶ。住宅地には空地もちらほら…

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 向うの方には、釜石鵜住居覆復興スタジアムがある。

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 このへんでも、巨大防潮堤の工事が続けられている。

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 「ひょっこりひょうたん島」のひょうたん島がある大槌駅の次が、井上ひさしの小説で有名になった吉里吉里駅である。

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 なんか動物たちの像がおいてある。

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 吉里吉里を過ぎると、海が見えてくる…波板海岸、四十八坂海岸といったところ。

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 岩手船越駅で、対抗列車とすれ違う。

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 山田線の名前の元となった、陸中山田駅…山田町の中心部といことで、かなりの人が下車した。
 列車は山間部を走るが…

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 河川の水門が見えてくる…宮古が近づいてきたらしい。

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 3月23日に出来た新駅「八木沢。宮古短大」から前方を望む…

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 磯鶏駅を過ぎて、港の風景が見えてくると…

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 宮古に到着…三陸鉄道の本社がある拠点駅だ!

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 盛岡からJR山田線の気動車もやってくる。

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 いろいろ車両が留置されています。後ろは商業施設らしい。

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 三陸鉄道側の改札口。

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 JRの駅舎…といっても、管理は三陸鉄道がしている。

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 今年は、旧幕府海軍が新政府側の「甲鉄艦」を分捕ろうとして失敗した「宮古港海戦」から150年だそうな。

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 コスプレイベントもやるぞ!?

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 なんか見たことがある電車のポスターだと思ったら、叡山電車が三鉄カラーの車両を走らせている(pdf)のだった。

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 駅舎の隣のショップ「さんてつや」隣は向こう側に渡るこ線橋…市役所や市民センターみたいなのが駅裏に移転していて、そこに行くことができるのだ。

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 そのこ線橋から撮影した構内。

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 本日は宮古で宿泊…「さんてつや」で購入した支援グッズ。リアス線開業記念のクリアファイルと、サバのおつまみである。(つづくよ)

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台風で三里塚も大変なことに…

 台風15号が関東に上陸し、千葉県を始め数十万件にのぼる停電が発生した。小さいけれども強い台風だったので、いろいろ被害が出ているようだ。三里塚でも被害がでているようで、関実ブログから引用する。
三里塚現地で台風15号の被害甚大

 昨日、9月9日早朝、台風15号が千葉市に上陸し、三里塚を直撃しました。
 被害の詳細はまだ時間がかかると思われますが、ハウス、小屋などが破壊され、家屋にも被害が出ているようです。畑と農産物そのものにも甚大な被害が出ているものと思われます。電気があの辺り一帯で停電し、萩原さんのところではハウスが飛ばされて電線を直撃、回復にどれくらいかかるか展望が見えていません。
 お見舞いと激励の送り先   
  萩原富夫   成田市東峰107
   市東孝雄   成田市天神峰63
 (お二人へのお見舞いは、萩原さんの所に連名で出していただければと思います)
 また、関西実行委員会では、9月24日の請求異議裁判控訴審闘争の現場で、お二人に直接お渡しすることも準備しますので、そちらへ託していただければ結構かとも思います。
 託し先  〒650-2410 淡路市岩屋599-11 三里塚関西実行委員会宛て
 (なお、9月15日、「9・15講演集会」(大阪市立中央会館)でも受け付けさせていただきます。
 みなさん。関西からは復旧の応援もできません(その費用があればカンパに!)。萩原さん、市東さんへのお見舞いと激励はもとより、なによりも、9月24日、請求異議審控訴審闘争、10月13日三里塚現地全国集会に結集しよう! 

とまぁ、こういったお願いが来てるので、支援を集めよう!
あと、10月13日 三里塚全国集会に決起しよう!(関実ブログから、招請状

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三陸鉄道完乗闘争(その2)

 さて、三陸鉄道で北上する闘争は続く…
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 その名の通りの「三陸駅」に到着~

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 やがて、釜石の市街地に…すごく頑丈に作られたトラス橋を渡って…

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 鉄の街、釜石駅に到着~

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 やたらとキハ110形が居る…ここはJR釜石線の終着駅、C58で運行するSL列車SL銀河もやってくる拠点駅なのだ。

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 今はリアス線1本となったが、かつてはここで三陸鉄道「南リアス線」の終点であった。多分、あちらのホームに三鉄の車両は停車していたんだろうな。
 今乗っている車両も、宮古まで直通で行く、釜石では15分ほど停車するのだが、ちょうどお昼でお腹が空いた…ここで一旦、下車する。

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 三鉄は萌えキャラだけではないぞ…イケメンの鉄道ダンシ くんも居るのだ!(恋し浜レン 君と、田野畑ユウ 君)

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 もちろん、久慈ありす タンや、釜石まな タンもがんばってます(^^)

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 釜石には、イオンタウンがあるぞ~

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 JR釜石駅の駅舎とか…手前はJRがやっている宿泊施設フォルクローロ釜石 、向こう側はサン・フィッシュ釜石という商業施設…この中でラーメンを食す。

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 駅前はいきなり新日鉄釜石の建物だ…市街地は左に曲がってちょっとバックして、というところに広がっている。

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 JRの駅では、SL関係のグッズも売っているぞ!

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 サン・フィッシュ釜石では、漫画家さんたちが釜石の街を応援していた。
 ラーメン食べただけでは時間があまる…次の宮古行きまでは2時間ぐらいあるので、暑いけど釜石の街をあるいてみた…

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 で、イオンまで行くと、こんな企画をやっていたのだ。

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 Nゲージのジオラマもあるぞ!
 ま、釜石ではイオンしかないわけでもないのだが、あんまり近くには見る所がない…ちょっと戻れば釜石大観音 なんて像もあるのだが…

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 その観音様は、三陸鉄道からも見える…

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 時間をつぶして駅に戻る…次の宮古行きは、レトロ車両じゃなイカ!

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 中はこんな感じ…いやぁ~シックですねぇ~(^^)

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 座席の間には、しっかりしたテーブルがあります…荷物も載せられるし、飲食物もOK!
 では、これで元JR山田線区間を北上しよう(つづくよ)

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三陸鉄道完乗闘争(その1)

 大船渡線BRTで盛に着いて、いよいよ本題の三陸鉄道である…その前に、盛駅で1時間ぐらいの待ちがある。
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 こっちはJR盛駅の駅舎…大船渡線BRTの宣伝、情報提供が成されている(というか、JRの車両はもう来ないわけだから)

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 隣に三陸鉄道盛駅の駅舎がある…JRと同居する三鉄の駅は、こんな感じだ。なぜかマイクでいろいろ案内を流している。

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 駅前の観光案内図のところに、「三陸鉄道 ここに始まる」と書かれた碑がある。

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 駅舎の中では、グッズとかを売っている。奥のTVでは三鉄を宣伝するTV番組を録画したもの?を流しているようだ。三陸鉄道は2013年のNHK朝ドラ「あまちゃん」の舞台となったところでもある。「あまちゃん」に出演した薬師丸ひろ子が出ていた。

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 鉄道むすめ「久慈ありす 」タンは、三陸鉄道運転士という設定であるが、リアルでは女性運転士が2017年にようやく誕生したのだそうな。
 駅の券売機で「片道途中下車きっぷ盛―久慈」3710円、2日間有効を購入する。

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 きっぷ購入後、外のこ線橋に上って構内を撮影…気仙沼に行くBRT。

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 こっちは三陸鉄道の車両たち…

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 たくさんいる貨車は、岩手開発鉄道 のもの。この会社は92年まで岩手石橋までの9.2㎞の旅客営業を行っており、そこは85年に乗車済みである。

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 時間をつぶしていると、宮古行き36-200形(36形で「さんりくがた」と読む)が入って来た。

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 三陸鉄道開業当時に整備された車両形式で、飲料水の自動販売機があるのだ。

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 中はなつかしの?ボックスシートが並ぶ…ロングシート部もある。

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 やがて時刻がきたので、発車…海側に伸びる岩手開発鉄道の線路をオーバークロスして、内陸に進む。

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 海が見えてきたぞ!

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 車内の自動販売機

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 3つ目の、恋し浜駅到着…ここは養殖ホタテの貝殻に「願い事」を書いた絵馬を待合室につるしている三鉄観光スポットでもあり、撮影等のために3分ほど停車してくれるのだ。

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 これがホタテの貝殻絵馬。

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 車両撮影もばっちり…なお、本車両は2両編成である。

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 また乗車して、北に進む…ここでも、このような巨大防潮堤が出来上がっていた。
(つづくよ)

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大船渡線BRT乗車闘争

 翌日9月1日は、気仙沼から北上して大船渡線のBRTに乗車である。
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 駅の手前。気仙沼線BRTが柳津方面に向かう…平行する線路は大船渡線。

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 大船渡方面の乗り場…柳津から来るバスと同じホーム上にある。

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 手前が気仙沼線BRT、奥が大船渡線BRTの車両。

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 車内の時刻表…これを見ると、気仙沼から大船渡・盛に直通するルートの外、上鹿折に向かう行きどまり路線、陸前高田と陸前矢作を結ぶ行きどまり路線があることが分かる。
 時刻に成ったので、バスは発車…

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 専用線を通って、鹿折唐桑へ…ここを出るとすぐ一般道に下りる。
 三陸自動車道のような立派な道路も通りつつ、一般道をひたすら八幡大橋、唐桑大沢、長部と止まっていく。このルートは元の線路からかなり離れているようだ。陸前高田から分岐して陸前矢作に向かうルートのほうが、正規の線路跡なんだろう。

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 岩手県に入り、陸前高田に近づくと、こちらでもでっかい道路工事・橋梁工事が行われている。

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 しばらく行くと、奇跡の一本松 が見えてくる。これはバスの方からも案内があった。BRTにもバス停「奇跡の一本松」がある。バス停は道の駅のところに停車、一本松まで歩いて20分ぐらいかかるそうな。一本松自体はもうすでに枯死しているのだが、震災を祈念するモニュメントとして保存され、レプリカが立っているのである。

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 それにしても、この辺りは徹底的に破壊されたようで、ホントに何もない。ここで防潮堤工事や水門、道路工事が今もドンツク行われている。

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 広々とした陸前高田バス停…ただしここに鉄道が走ることは、多分ないだろう。
 ここで若い学生たちが沢山乗車してきた。
 
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 この直通バスは高田高校前、高田病院には止まらず、そのまま一般道をまっすぐ進む。

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 西下を過ぎ、小友の手前で再度、専用線に入るのだ。

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 小友のバス停…

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 いかにもリアス式海岸ってところを走るBRT…鉄道ならばかなり風情があるだろう。
 ここで、BRTはけっこう振動が激しいことに気づいた…バスの一番前、タイヤハウスの上に座っていることもあるのだが、とにかく揺れが激しい。BRT専用道路の仕上げがあまり良くないのではないか?急造したため、路面が波打っているのでは?と思うくらい揺れる。
 BRTなら代替バスよりはスピードも出せるからマシ…とはいえ、やはりバスに座って1時間、2時間いるのは鉄道よりこたえる…地元にとってはやはりサービスレベルダウンということになることを実感した。

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 海を眺めながら、碁石海岸口に到着…
 せまいバス専用道に、普通の道路が交差する…そこは昔は「踏切」であり、遮断機で車の通行を遮断していたわけだが、BRT専用道路では普段、遮断機で専用道のほうを遮断しており(一般の車が専用道路に入って来るのを防ぐためである)BRTが近づくと遮断機が上がるのである。

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 下船渡を過ぎると、大船渡の市街地が見えてくる。

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 大船渡の魚市場…BRTのバス停もあるよ。

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 対向するバスが見えてきた。

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 バス交換~

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 大船渡を過ぎ、太平洋セメントの工場を眺めていると、やがて三陸鉄道の線路が近づいてくる。

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 盛駅に到着~…なお乗客が多く、運賃はバスの中で支払うため、下車にけっこう時間がかかった。私が仙台駅で購入した片道きっぷ(仙台→仙石東北ライン→石巻→前谷地→気仙沼・大船渡BRT→盛 3340円 なお、石巻―女川は別途320円の切符を往復購入)も、バスの運賃箱の中に投入である。

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 出口としては、三陸鉄道の出口である…とにかくBRTの旅はここで終了、三陸鉄道に続く。

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気仙沼線BRT乗車闘争

 JR石巻線前谷地駅から、気仙沼線が分岐している。気仙沼線は前谷地から柳津まで列車が走っており、そこから先がBRT(バス高速輸送システム)となっているが、一部のバスは前谷地から気仙沼まで通しで運行しいている。
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 前谷地駅前の、BRT停留所。JR東の「復興BRT」はこのデザインで統一されている。(JR東のサイト )

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 バスは普通の路線バスタイプ。
 前谷地から気仙沼まで運行するが、前谷地からのバスは柳津まで途中駅?には停車しない。30分以上、下道を走行して柳津まで行く。
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 柳津のバス停…駅前広場のところに整備されている。ここから既存の線路敷内に整備した「専用線」に入るのだ!

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 専用線は、こんな感じ。写真にあるよう、ところどころこのように幅が広がっていて、対向車の退避が出来るようになっている。また、トンネルが続く区間の手前では、信号機による制御?も行われている。

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 専用線から、一般道を眺めた景色。右側のガードレールがすぐそばにあるから、単線分の幅員しかないことが分かるだろう。
 だが、BRTは全て専用線を走るわけではない。ところどころ一般道に下りるのだ。

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 志津川の手前で、一般道に下りる…海岸では、巨大な防潮堤+バイパス道路?の建設工事がドンガラがっちゃんと行われている。

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 志津川のバス停…プレハブの待合室+切符売り場がある。旧駅前の広場なのかも知れないが、駅舎らしき建物は見受けられない。
 バスはその後、一般道を走って丘の上にのぼり、南三陸町役場・病院前に向かう。このように、既存の路線にしばられず、地元に密着したコースを通ることができるのがBRTの利点である…が、その役場や病院が、既存の路線からずいぶん離れている感はある。津波対策で高台に移転したということもあるのだろう。
 志津川中央団地バス停を過ぎてから、またバスは専用線に戻る。
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 専用線への入り口は、こんな感じ…バスが近づくと、遮断機が上がるのだ。
 しばらく専用線を走る…が、陸前港の手前でまた一般道に下りる。
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 陸前小泉のあたり…かなりでっかい防潮堤が出来ている。

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 ちょっと市街地に入ったら、本吉駅に到着。駅舎と直角に整備されたバス停。ここで乗務員が交代した。
 しばらく専用道を走っていたのだが、また一般道に下りる。

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 大谷海岸のあたり…かなり大規模な土木工事をやってる感じがする。陸前階上でまた専用線に入る。ここで高校生が大勢乗車してきた。

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 岩月のバス停…専用線でたいがいのバス停は交換可能なのだが、このあたりは交換スペースをとっていないようだ。

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 松岩で対向バスと交換。ここから一般道に降りて、気仙沼の市街地に入る。

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 三陸自動車道の工事中だそうな…

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 遠方には、気仙沼湾を横断するのであろう、巨大な橋梁の工事が行われている。

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 南気仙沼を過ぎ、不動の沢でまた専用道に入る。専用道のバス停には、中学生ぐらいの学生が座り込んでいた。彼らの足として、BRTが活躍しているのだろう。
 気仙沼の市街地は、南気仙沼やこの不動の沢あたり…気仙沼の駅は、市街地の外れになる。

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 やがてバスの左手から、大船渡線の線路が近づいてきた。専用線は、いちおう同じJR線の敷地にあるというわけだ。

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 17時前に、気仙沼に到着…駅のホームの間が路盤材で埋められ、アスファルト舗装をかけたような感じである。手前側は、柳津、前谷地方面行きの乗車ホームとなる。

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 同じホームで、大船渡線の一ノ関方面行き気動車に乗り換えられるのだ。

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 気仙沼駅の様子…今日の行程はここまで、気仙沼で宿泊である。

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仙石東北ライン完乗闘争から、女川へ

 晩夏の東北旅行、第一弾は仙石東北ラインだ!この路線は、東北本線と仙石線を結ぶ短絡線で、2015年5月に開業したもの。仙石線はもともと、仙台地区の民鉄として開業した路線を戦時買収で旧国鉄に統合したもの…で、松島あたりまで東北本線と並走し、けっこう近い所を走っている。仙石線の車両を東北本線に乗り入れられれば、石巻から仙台まで1時間以内で結べるぞ!ということで、構想は90年代初め頃からあったらしい。具体化するのは震災があってから、震災復興の一環として事業がすすめられたのだ。
 ということで、仙台からここを通って石巻まで行ってみることにした。
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 ホームに行くとなにやら特別な車両が…本日運行する全指定席快速「みのりこけし祭り」号で、新庄までいくらしい。
 これをやり過ごしてから、仙石東北ラインの列車が入って来る…電車かと思ったら、ハイブリッド気動車「HB-210系」である。なぜ、気動車か?それは東北本線が交流電化、仙石線が直流電化であり、高価な交直流両用電車を導入するよりハイブリッド気動車のほうがコスト的にもいいからだろう。渡り線部分に無電区間が設置できず、結局は非電化で作ったこともある。

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 車両の中はこんな感じ…JR東日本のスタンダードなセミクロスシートタイプの車両だ。なお仙台地区の東北本線は701系というオールロングシート車が走ってるし、仙石線はもろに通勤電車タイプだから、快速仕様としてはまぁ、こんなモンだろう。ちなみに石巻行きは「特別快速」を名乗り、仙台を出ると塩釜まで止まらず、そこから渡り線で仙石線に入って高城町、矢本、そして石巻にしか停車しない。

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 仙台を定刻に出て、北上…市街地をぬけ、松島湾を望むあたりまで行く…隣に仙石線の線路が見えるでしょ(^^)これぐらい、近くを走っているのだ。当然、松島観光は東北本線でも仙石線でもどちらでも行ける。

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 塩釜を出て渡り線のあたりは、こんな感じ…隣の線路は仙石線。無事、仙石線へ移動した後は、すぐ高島町駅に停車する。

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 仙石線の電車、203系が止まっています。

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 約50分で、石巻に到着~

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 HB-210系の顔は、こんな感じ…

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 石巻は、石ノ森章太郎の故郷ということで、石ノ森萬画館なんかがある「マンガの街」なのだが、萬画館はもう十数年前に行ったことがあるので、今回はスルー。
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 こ線橋を渡って、先に行こう…HB-210の屋根に、集電装置(パンタグラフ)はないでしょ。

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 ここからは東北の標準的な気動車、キハ110系に乗って、石巻線を女川まで行く。
 のんびりゆっくり、気動車の旅…

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 女川駅に到着~

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 女川駅は、こんな立派に整備されている。2階部にはなんと、温泉施設がある。入浴料は500円!右のパラソルがあるあたりには、足湯もあるぞ!
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 駅前も綺麗に整備されている…奥は商業施設があつまって、にぎわいを作ろうとしている。実はそこをちょっと見ておきたかったのだ。

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 こんなふうに、今風だが趣のある風情を出しながら商店を整備している。地元の人が使う(とはいえ人口規模からすれば知れている)スーパーなんかもあれば、観光客向けの食堂、土産物店もある。

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 先まで行くと、港の整備工事もまだ行われている…このように綺麗に「復興」した女川であるが、近くの「女川町まちなか交流館 」に入って、震災・津波の被災状況や復興のあゆみを展示しているのをみれば、やはり一言では言えない苦労があったのだろうということが感じられる。津波の被災状況に関しては、改めてその恐ろしさ、すさまじさが迫ってくるものがあった。

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 商店街の中に、船のスクリューが飾られている…どいゆう由来のものかは不明。
 昼食のあと、商店街をぶらぶらしたり、街中交流館で時間をつぶしたり…

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 女川駅の3階は展望スペースになっているので、そこから遠くを眺めたり…

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 そうそう、女川には原発もあるので(停止中)駅舎の建物は関連のお金が出ているぞ。
 ではでは…

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三陸の旅に出ました(^^)

 8月30日の夜から、三陸の旅に出かけた。目的はズバリ三陸鉄道の完乗である。
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 その他、気仙沼線、大船渡線のBRT乗車や、東北本線と仙石線を渡る新線を経由した、仙石東北ラインに乗る事も含んでいる。

 行程は、まず仙台まで夜行バスで行き、仙台から仙石東北ラインで石巻へ…女川まで出て、また石巻方面に戻り、気仙沼線、大船渡線のBRTに乗車して北上…そのまま三陸鉄道に乗り換え、さらに北上して久慈まで行く。久慈から八戸線で、八戸へ、青い森鐡道で三沢に出て、三沢空港から大阪・伊丹に帰阪する。
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 写真は、八戸駅…新幹線の途中駅となり、もはや普通列車しか停車しないので、ずいぶんござっぱりした形になって驚いた!

 キハ40に乗りたかったぞい(^^)

  三陸海岸沿いの「復興」の様子…広い敷地に新しい家が建っている、だが空地も多い。まだまだ高規格道路やでかい防潮堤・水門の工事もバンバン行われているのを見てきた。
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 詳細に紹介すると、半月ぐらいブログネタに困らないなぁ~

 おまけ…震災のあった年に行って来た
三陸鉄道支援闘争(前編)
三陸鉄道支援闘争(後編) 

ではでは🍺

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