« 2019年9月 | トップページ | 2019年11月 »

2019年10月

残念な首里城炎上

 今日朝起きてPCを起動し、インターネットに繋げるととんでもない事件が起こっていた。Y!ニュース共同通信
沖縄・首里城が炎上、7施設焼失 正殿から出火か、城跡は世界遺産
 31日午前2時40分ごろ、那覇市の首里城で煙が上がっていると、警備会社から119番があった。正殿などが激しい炎を上げて燃え、正殿と北殿、南殿が全焼するなど主要7棟の計約4800平方メートルが焼失、午後1時半ごろに鎮火した。周辺住民30人以上が一時避難したが、けが人の情報はない。市消防局によると、正殿内部から火が出た可能性が高く、那覇署と出火原因や経緯を調べている。
 琉球王国の中心地だった首里城は太平洋戦争で全て焼失、その後主な施設が復元された。7棟は対象外だが、首里城跡を含む「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」は2000年に世界文化遺産に登録されている。

 火災の原因はまだ分かっていないが、沖縄観光のシンボルの一つであり、沖縄が日本とは違う国家・国政であったことを示す建造物で、沖縄県民の心の拠り所となっていた首里城が、あっと言う間に灰燼になった。残念であるとしか言いようがない。
 首里城には、1997年、初めて沖縄に行った時に訪問している。当時はまだモノレールもなく、分かりにくいバス路線を、これまた不案内なバス停の案内表示をみながらなんとかたどり着いた。首里城は復元されて数年…日差しの強い中歩き回り、大きくて広いのが印象的だった。ただし展示物についてはほとんど覚えていない。97年といえば、ちょうど普天間「返還」その代わり辺野古に代替施設を…というようなことが出始めていた頃だ。
 それから二十余年、今は年に1~2回は沖縄に行き「辺野古新基地建設反対!」なんてことをやっている。だが沖縄「観光」はほとんどやっていない。首里城にも全然、行ってなかった。
 10月1日にゆいレール がてだこ浦西駅まで延伸したので、こんど行く時は延伸部分に乗車…ついでにまた首里城にでも行ってみるか…と思っていた矢先に、この火災である。本当に残念だ。

 沖縄県の玉城知事は、「必ず復元する」 と宣言している。復元には莫大な資金と労力、さらには知恵や技術も必要とされるが、困難にめげずに取り組んでもらいたいと思うし、我々もなにがしかお手伝いが出来ればとも思う。

| | コメント (0)

「変えよう!日本と世界」集会&デモ(後編)

 歌が終わって、カンパのお願い…封筒がまわってくる。 
 続いて、特別アピール。まず全日建連帯労組、関西生コン支部の西山直洋さん。
Dsc03620  
 この間の弾圧でずいぶん勾留されていて、やっと出てきた(^^)ホント、お久しぶり。
 今回の弾圧は、組合の活動を止めるためのものだ。保釈条件で組合員と会ってはいけないというものがあり、そのリストには私が会ったこともない人の名前がある。大津署に沢山の仲間が来てくれた、中にいる者からすれば、外でいろいろやっていることは励みになる。
 倒すのは、安倍政権です。11月16日、大阪で反弾圧の全国集会をやるので、是非参加して下さいとのこと。

Dsc03621
 特別アピールの続きは、アメリカの元反戦活動家、マーク・ウィリアム・ラッドさん。米国民主主義社会学生同盟(SDS)でコロンビア大学ストライキ闘争を闘った人(「いちご白書をもう一度」の「いちご白書」の舞台である)ニューメキシコ州で数学教師を務め、引退後はコミュニティー活動をしている。
 右からラッドさん、通訳、山崎博昭プロジェクトの方。
 ラッドさんは今もニューメキシコ州に住んでおられるので、アメリカの原爆開発の話、先住民の土地を奪い、若者に労働させて核燃料サイクル施設を作った話、リオグランテ川に放射性廃棄物が捨てられている話などをされた後、資本主義や軍国主義に反対していかなければならないと話された。最後はゲバラの言葉「常に勝利に向かっている(言語はスペイン語)」で話をしめられた。
 続いて、講演第二部、菅孝之氏である。
Dsc03625
 大昔学生時代に、菅孝之氏の反天皇講演を聞いたことがあるが、二回目である。御年80歳なのだが、すごくしっかりしていて、元気!「反戦・反貧困・反差別共同行動」の集会に来るのは初めてだが、他の京都の集会にはたびたび来られて話をしているとのこと。
 「独裁色を強める安倍政権と、どう闘うのか」と題したレジメが用意され、それにきちんと沿ってお話された。副題が「安倍内閣打倒―歴史無視・現実無視の内向きガキ大将政権の<始末>を」となっている。日本には邪悪な政権はいくつも存在した…小泉政権、中曽根政権、佐藤政権、岸政権…だが安倍内閣ほど、政治哲学もなく、オトモダチの利益だけをなりふり構わず保証するばかりの厚顔無恥の政権は空前なのではあるまいか?ということだ。
 「末期的症状」の端的な表れは「徴用工問題」への内閣の対応である。個人の請求権は消滅していない、徴用工の訴訟は「日韓請求権協定で解決済み」ではないし、原告の「裁判による権利行使」を韓国大法院が認めたことを「ありえない」とは到底言えない。石破茂は日本政府の主張を是としつつも、植民地支配における宗主国日本の責任を暗に認める発言をしたら、ネトウヨはさっそく石破を「韓国人」「自虐史観」だと攻撃した。近年、日本の「保守勢力」には、現実は自分の願望通りに解釈して良いと根拠なしに信じ込んで、力で異質の存在の抹殺を図る作風が蔓延している。安倍政権のノーミソはその典型だが、第二次安倍政権成立から7年半を過ぎ、政権だけでなく、支持者のノーミソも安倍に酷似してきた。
 安倍一派のもうひとつの致命的欠陥は、アメリカにぶら下がっていれば何とかなるという根拠のない思い込みである。今のアメリカは、同盟国であろうと属国であろうと、自身の利益に役立たないと判断した途端に弊履の如く見捨てて顧みない。アメリカ・ファーストでさえない。トランプ・ファーストなのだ。アメリカに迎合することで得られる利益がどれほど儚いか。日米貿易協定が証明した。日本がかけていた農産物の関税は撤廃、アメリカが日本にかけている自動車税はそのままだ。安倍はトランプに大量のF35の購入に巨費を投じると約束し、高価なオスプレイも次々配備しているが、トランプは「思いやり予算」を何倍にもしろと恫喝してきた。にもかかわらず、地位協定の改定など安倍の頭の片隅にもない。代替基地は辺野古以外に選択肢なし、と米軍見解をオウムのように繰り返すばかり。原発をやめられない最大の原因も、アメリカの要求だ。日本政府はドイツのように原発ゼロとは言えないのだ。このダッチロール状態のなかで、関西電力の慢性的、長期的な収賄、癒着が露顕した。病膏肓である…
 等々、安倍政権がこの間やってきた悪政を批判された。そして今国会での無内容な答弁を目の当たりにして改めて感じたのは、主権者に一切応答責任を果たさないと内閣が決断したのだろうということだ。この夜郎自大政権の連続在職期間歴代1位だけは止めなければならない。そこまで延命させると、根底的に人間が壊れ、関係が壊れる。政治的決定は撤回させられるが、人とその関係が壊されるともう取り返しがつかなくなる。歴史無視・現実無視の内向きガキ大将政権の始末をつけること、それがこの国の99%の住民の課題であると結ばれた。
 日が大分傾いて、いよいよ集会のまとめ。
Dsc03629  
 集会実行委員会の新開純也さんから、とりあえず当面の集会の案内として4つ、①11・3の憲法集会。京都は11・2②11・10京丹後Xバンドレーダ基地反対集会③11・16連帯反弾圧集会④11・23~老朽原発動かすな!高浜からのリレーデモである。
 主催者から本日の結集は420名、昨年よりも250人ほど減少したとのこと…もうみんな集会に参加するのがしんどくなってきたんだなぁ~
 ここで行動提起…デモ案内なのだが、今回は随分予定より早く集会が終わって、デモ出発まで時間があるので、歌のコーナーに…
Dsc03630
 もう一度超博さんや、いきなり反戦ストリートバンドが出てくる。

Dsc03631  
 ようやく寺田道男さんによる行動提起と、シュプレヒコール、そしてインターナショナルを歌って…

Dsc03632
 デモでありますっ!「梅田解放区」で使っている「安倍やめろ!」巨大横断幕を掲げる…が、高く上げるためのポール3本、持ってきたのが行方不明になった。間違えて誰かが片づけてしまったのだろう(後て出てくる)…主催者の荷物運び車の中にあったポールをお借りすることになる。

Dsc03633
 デモは京都・滋賀が第二梯団、そのほかは第一梯団に分かれる。八坂神社の下、東山四条に出る。四条通りを真っすぐ西へ…歩道には大勢の外国人観光客も歩いているので「NO ABE」などといってまわる。

Dsc03634
 一車線を完全につぶして、わりと広くゆっくり歩いて行く。

Dsc03635
 四条河原町を通過、さすがに昨年のように、ぶわぁ~とフランスデモ状態になることはなかったが、曲がる所でかなり広がることは出来た。2車線分ぐらい広がっているのが分かるでしょ。
 終点は京都市役所前なのだが、今回は市役所に突っ込まずに、手前の歩道のところで流れ解散となった。

 お疲れ様でした(^^)

| | コメント (2)

「変えよう!日本と世界」集会&デモ(前編)

 昨日、京都円山音楽堂で行われた、第13回 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都「変えよう!日本と世界」集会&デモに参加してきた。
 円山公園に行くと、釜ヶ崎の労働者たちがバスでやってきて、昼食をとっていた。しばらく時間をつぶしてから会場に入る。オープニングの「いきなり反戦ストリートバンド」が演奏中。
Dsc03606
 講演者である知花晶一さんも、飛び入り参加。
Dsc03611
 13時55分になったので、まだ来る人もあるだろうけど司会者が開会宣言…集会実行委員会の仲尾宏さんから主催者あいさつ、本集会も12回続けている、安倍政権よりも長い!安倍政権は辞めさせるべきだが、私たちの集会は永遠に続けると、長々と述べられた。
 連帯アピールとして、「戦争あかん!基地いらん!関西のつどい共同代表」中北龍太郎さんから、先週の10・20集会でのまとめを問題提起として挙げられた。曰く①安倍政権が行っている大軍拡、アメリカ兵器の爆買いは憲法違反!9条の旗を高く掲げて大軍拡を阻止しよう!②沖縄・辺野古の新基地建設が、民意を無視して進められている。沖縄とともに阻止しよう!③中東への自衛隊派兵が、防衛省設置法の「調査・研究」というドロ縄式で進められている。アメリカが推し進めるイラン包囲網に参加することになる。なんとしてでも阻止するとともに、外交努力でアメリカ・トランプ政権をイラン核合意の枠組みに戻す必要がある。④3度目の米朝首脳会談を実現させ、朝鮮戦争を終結させるとともに、非核化、平和を実現させる。⑤安倍政権が嫌韓・改憲をあおっている、1日も早く終わらせよう!ということである。
 続いて、京都東九条CANフォーラム代表の朴実(パクシル)さん。地域改善、まちづくりに取り組んでおられるそうな。
Dsc03613
 韓国と日本との関係は最悪だと言われているが、民衆どうしは交流している。最悪にしているのは安倍政権で、韓国の民衆は安倍を見限っている。1965年の韓日条約は、不法に国を奪ったことを認めていない、賠償ではなく、経済援助だ。
 孫が「朝鮮へ帰れ!」と言われる、社会全体が排外主義を煽っている、危機感を持って日韓・日朝の連帯を進めて行かなければならない。
 「在特会」がやってきて10年になる、彼らは12月の初めに「記念日」として毎年やってくる、結集して「在特」の輩を追い出そう!また、11月3日には東九条マダンを行うので、是非来てくださいと述べられた。
 元衆議院議員の服部良一さんから、政局や「改憲」スケジュールのお話…中東への自衛隊派遣は絶対反対だ、「調査研究」目的で、まるでスーパーに買い物に行くようなお手軽に派兵しようとしている。臨時国会では、日米貿易協定も問題となる。自動車のために農業、畜産業が犠牲になる。自給率低下、農薬とかの規制緩和が行われるので、国会の動きに注目して欲しい。
 以前安倍は「オリンピック」まで改憲を目指していたが、今は21年9月の自分の任期の間に国民投票をやる、この1年間が勝負だということを言っている。憲法審査会で国民投票法の改正と、自民党改憲案の説明を行いたいと狙っている。国民投票法は問題だらけの法律で、お金やマスコミの規制もしなければならないのだが、安倍の戦略に乗る訳にはいかない。多分、来年春の予算成立後に改憲発議を行い、オリンピック後に解散総選挙と同時に国民投票というのを狙っているのではないか?私たちもこの1年が勝負ですと訴えた。
 続いて、メインの知花晶一さんの講演だ。
Dsc03615
 ハイサイ、グスーヨ、チューガナビラ…非国民の知花晶一ですとあいさつ。暴力には直接的暴力と、貧困や格差、飢餓といったアイデンティティーをつぶす構造的暴力の2種類がある。直接的暴力は分かりやすく、対抗しやすいが、構造的暴力に対抗するには多くの努力と時間、困難が必要だ。私たちは米軍支配と言う直接的暴力と闘いには勝ったが、施政権を返還した上で、基地を維持するというアメリカのたくらみどおりになった。構造的暴力、辺野古新基地建設は行政、司法、立法がやっている横暴そのものだ。
 災害が立て続いているが、生活復興が成されていない。今や復興も「人災」である。かつて「思いやり予算を福島に」という運動があった…こんなことは、軍事費を削ってやれ!なんで怒りを持たないのか?日本国民が生活のために闘う、そうゆう日がこなければならない。
 日本の国民は、安倍の一党独裁を許している、本当に情けない!貧困や差別が積み重なって戦争になっていく。今日本がいちばん危ない時期だ。俺たちジジイがしっかり止めて、息子や孫の世代に繋げる必要がある。
 12月、沖縄ではまた10万人単位の集会を用意している。何度集会をしても変わらなかったが、それでもやり続ける。沖縄だけの闘いではない、酒を飲む回数を減らして、沖縄に来て下さい…等々述べられた。
Dsc03617
 講演の後、趙博さんの歌が3曲ばかり披露される。近未来、保険料が年金収入を上回り、老人たちが大挙して国会を占拠する歌が面白く悲しい…自衛隊に発砲命令が出るが、爺さん、婆さんに向かって発砲できない。それでも米軍の司令官の命令で発砲、血まみれで進む爺さん婆さん…やがて門内で爺さん婆さんと自衛隊員の交歓も行われる…といった歌。

Dsc03619
 歌の途中で、狭山事件の再審を求めるキャラバンと、重信メイ、パレスチナを語る 集会の案内…彼女は先週までパレスチナに行っており、来ている服はパレスチナで買ったものだそうな。
 後編につづく。

| | コメント (0)

輝け憲法!いかそう9条!11.3集会のお知らせ

 「文化の日」の憲法集会のお知らせ
改憲NO!生活こわすアベ政治にさよならを!
輝け憲法!いかそう9条!11.3おおさか総がかり集会
_0001_20191026104501  
2019年11月3日(日)
13時半開会(15時半終了予定)
今回は終了後のパレードはありません。
扇町公園
地下鉄堺筋線「扇町駅」2号出口すぐ、JR環状線「天満駅」西へ徒歩3分

スピーチ
●野党各政党からの挨拶
●各分野からの市民アピール
 ●日韓市民の連帯で東アジアに平和を!
 韓国市民団体の挨拶
 ●辺野古に新基地はいらない!
 山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)
 ●核兵器禁止条約を批准しよう! 他

スペシャルゲスト
立憲勢力を伸展させるために
高山佳奈子さん
京都大学大学院法学研究科教授、「立憲デモクラシーの会」呼びかけ人
著書「共謀罪の何が問題か」(岩波ブックレット)など

中川五郎
大阪生まれ。1968年に「受験生のブルース」「主婦のブルース」を発表、音楽ライター、翻訳者としてボブ・ディランの全楽曲を翻訳、最深アルバム「どうぞ裸になって下さい」(2017年)。最新刊「七十年目の風に吹かれ」(2019年)。

MIC SUN LIFE
大阪出身の社会派音楽グループ、音楽を日常に、「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えようをテーマに全国で活動、自信の体験を元に、冤罪撲滅や自殺撲滅などの社会テーマを音楽に移し変えメッセ―ジを伝えている。

おーまきちまき
1965年神戸生まれ、在住。アコーディオン弾きがたり、シンガー・ソングライター。バンド活動を経て、自作曲を発表した矢先、阪神淡路大震災に遭遇し、「うたのボランティア」を経験する。CD多数あり。

朝鮮学校の舞踊
優雅で躍動感のある朝鮮舞踊の魅力は昨秋も大好評、昨秋は初級学校のみなさんでしたが、落としは高級学校の舞踊です。

主催 おおさか総がかり行動実行委員会
連絡先
 大阪憲法会議・共同センター 06-6352-2923
 戦争させない1000人委員会・大阪 06-6351-0793
 しないさせない戦争協力関西ネットワーク 06-6364-0123

カンパにご協力ください
郵便振替 00910―4-331584「平和憲法パレードの会」

| | コメント (0)

重信メイ、パレスチナを語る

 パレスチナ国際連帯フェスティバル・大阪のお知らせ。
_0001_20191024151001
2019 10/30(水)19:00~21:00(開場18:30)
講演
重信メイ、パレスチナを語る
入場料 前売り ¥2,000 当日¥2,500
大阪市立中央会館 ホール
大阪市中央区島之内2-12-31
☆地下鉄・堺筋線/長堀鶴見緑地線「長堀橋」下車徒歩6分

重信メイ 中東問題、中東メディア専門家、1973年、レバノン・ベイルート生まれ。日本赤軍のリーダー重信房子とパレスチナ人の父の娘として、無国籍のままアラブ社会で育つ。1997年、ベイルートのアメリカン大学を卒業後、同国際政治学科大学院で政治学国際関係論を専攻。2001年3月に日本国籍を取得、来日後はアラブ関連のジャーナリストとして活躍。2011年同志社大学大学院でメディア学専攻博士課程を修了。現在、レバノン在住。パレスチナ問題を中心に幅広く講演活動も行っている。主著『秘密ーパレスチナから桜の国へ母と私の28年』(講談社2002年)、『中東のゲットーから』(ウェイツ、2003年)、『「アラブの春」の正体―欧米とメディアに踊らされた民主化革命』(角川書店、2012年)

人間の歌・闘いのうた
パギやん「趙博」
川口真由美
パレスチナ解放をラップで!
MC GAZA(パレスチナから招聘手続き中)
主催『パレスチナ国際連帯フェスティバル・大阪』実行委員会
〒544₋0031 大阪市生野区鶴橋3-6-24 コラボ玉造内
Fax 06₋6741-8012 メール info@fanto.org

_00011_20191024152801
今こそパレスチナ連帯を!
 政治状況も天候も放射能被害も不当弾圧も…日々最悪度を増す中で、渾身の力と精一杯の声を振り絞りつつ、皆様にお願い申し上げます。
 パレスチナ・ガザの民数は昨年の「土地の日」(3月30日)に「グレート・リターン・マーチ」(=帰還の大行進)を開始し、その後も毎週数千人以上の規模で現在も続けられています。
 イスラエルの隔離壁に閉じ込められ、食糧・飲料水・医薬品が枯渇しているガザは、世界最大の「青空監獄」と呼ばれています。そのガザの民衆が遂に立ち上がって始めた大行進は、直ちに世界中の人々の同情と共感を呼び、パレスチナ全土で祖国復帰を求める壮大な抗議行動へと広がりました。同時に、イスラエル当局と軍は銃口を罪もない民衆に向け、多大な犠牲が発生しました。
 「パレスチナ抹殺」を企むトランプ政権とイスラエル当局は、ゴラン高原の国有化、エルサレムの首都化、「ユダヤ国家法」制定など排外的なアパルトヘイト政策を拡大しています。また、資源と市場の更なる独占を目論むアメリカ帝国主義とグローバル資本によって、中南米の民衆も辛酸困苦を強いられています。人々は過酷な状況から逃れるために流浪の民と化し、米国南部国境に向かって大行進を始めました。これに対し、トランプ政権が南部国境に壁を立てて難民・移民排除を強化していることは、周知の事実です。
 日本の状況は、言わずもがな言語道断です。憲法改悪を目論む安倍政権は、米国トランプ政権とイスラエルとの軍事同盟を前提に集団的自衛権を容認し、沖縄への基地集中と辺野古新基地建設を推し進めています。さらに、天皇の代替わりと「新元号」公布、G20(大阪サミット)と東京オリンピックの開催で祝祭ムードを演出、以て福島原発事故を反故にしようと躍起になっています。その裏で、特に関西では「連帯労組・関西生コン支部」に対する未曽有の政治弾圧が続いています。
 私たちは、この現実を決して許すことはできません。パレスチナの人々との、沖縄や福島で闘い続ける人々との、そして、多種多様な<反差別・反貧困・反弾圧>の闘いとの、永続的で強固な連帯を作り出したい!大同小異の民衆的統一戦線を構築したい!その一つの、かつ、強固な意思表示として、私たちは「パレスチナ国際連帯フェスティバル」を開催するに至りました。加えて、闘争故に獄に囚われた人々の救援活動を続けてきた「救援連絡センター」が創立50周年を迎えることも記念して共働いたします。この趣旨にもご理解くださいますよう、心よりお願い申し上げます。

あなたの参加を呼び掛けます!!
『パレスチナ国際連帯フェスティバル・大阪』実行委員会 一同

| | コメント (0)

変えよう!日本と世界 集会&デモのお知らせ

毎年、京都の円山野音でやってる集会&デモのお知らせ
京都国際反戦デー集会
第13回 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都
変えよう!日本と世界
東アジアの平和を妨害し、差別と分断を助長し、政治を私物化する安倍政権を打倒しよう!
9条改憲阻止!
_0001_20191022103301
2019年10月27日(日)午後2時~(開場午後1時30分)
京都・円山音楽堂(祇園・円山公園内)
入場無料・雨天決行
集会後デモ 午後4時40分出発(京都市役所前まで)

講演
菅孝之さん 独裁色を強める安倍政権とどう闘うのか
知花晶一さん 沖縄と「日の丸」そして天皇代替わり
公演
趙博さん 反戦・平和を歌う浪速の歌劇派芸人
●政局を語る 服部良一さん
●主催者挨拶と集会基調、連帯挨拶など

主催 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都実行委員会
代表世話人 仲尾宏
世話人 工藤美彌子、新開淳也、高橋幸子、田川晴信、滝川順郎、千葉宜義、野坂昭生、米澤鐡志(50音順)
連絡先 〒601₋8003 京都市南区東九条西山王町7 NPO社会労働センターきずな内
問合せ先 090₋5166₋1251(事務局長・寺田道男)FAX075₋981₋4121
賛同/カンパ振込先 郵便振替(番号)00950₋5₋108500 加入者名 反戦・反貧困・反差別共同行動(きょうと)

_00011_20191022105301
 これからの日本の行く先、政治の方向をみさだめる上で、重要な節目となった今夏の参議院選挙は、改憲阻止を掲げた勢力が、かろうじて改憲阻止に必要な議席数を維持しました。自民党はこれから公明、維新などの力を借りて改憲の世論づくりの拡大につとめるとともに、国会内での憲法審議開始や法案成立に向けたさまざまな策動を始めるでしょう。他方では、東アジアでの緊張激化を狙った弾圧的な政策を展開し、ナショナリズムをかきたて、改憲の世論づくりを強めるでしょう。
 今こそ、どんなことがあっても戦争をさせない、ふたたびアジアの人びとを敵視、差別しない、私たちの運動の力量が問われる正念場です。天皇の代替わり儀式で天皇賛美が強まる最中の10月27日(日)の京都・円山音楽堂での集会は、そのような私たちの決意をかける場であり、拘留の場です。私たちの結集の力こそ、最大の武器です。円山音楽堂でお会いし、安倍政権打倒の大きなうねりを共に創りましょう。

スピーカー&パフォーマー プロフィール
●菅 孝之(かん たかゆき)さん
1939年生まれ、評論家、劇作家。舞台芸術財団演劇人会議評議員、ルネサンス研究所運営委員、河合文化教育研究所研究員。著書に『天皇評論集 天皇制問題と日本精神史』(御茶の水書房、2014年)、『三島由紀夫と天皇』(平凡社新書、2018年)、『天皇制と闘うとはどうゆうことか―天皇制民主主義に抗して』(航思社、2019年)など多数。
●知花 晶一(ちばな しょういち)さん
1948年、沖縄県読谷村生まれ、1987年、沖縄国体で「日の丸」旗を焼却、1996年、地主として米軍通信基地「像の檻」に立ち入り、全面返還を実現。1998年から読谷村議会議員を3期務める。2012年に真宗大谷派僧侶となる。読谷村平和実行委員。著書に『焼き捨てられた日の丸』(新泉社)、『燃える沖縄揺らぐ安保』(社会批評社)など。
●趙 博(チョウ バグ)さん
大阪市西成区生まれ、「パギやん」で親しまれる浪速の唄う巨人、歌劇派芸人、役者、作家、CD『百年目のヤクソク』『怒!阿呆陀羅経』『ワテらは陽気な非国民』、著書『僕は在日関西人』など。また一人芝居(歌うキネマ/声体文藝館)シリーズも各地で公演、演目は『ホタル』『砂の器』『飢餓海峡』『泥の河』『マルコムX』など多数。闘争と表現、伝統と現代…状況で葛藤し合うテーマとシューマを追及。
●服部 良一(はっとり りょういち)さん (元衆議院議員)

スローガン
①9条改憲阻止!天皇賛美・天皇の「元首化」を許すな!
 主権在民、戦争放棄、基本的人権を守ろう!
②戦争法廃止!集団的自衛権の行使を許すな! 秘密保護法・共謀罪廃止!
③関西生コン労組つぶしの大弾圧を許さない!
④朝鮮半島と東アジアの平和を!朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に!
 歴史的反省なき安倍政権の対韓・対朝姿勢糾弾!
⑤アメリカはイラン・中東から手を引け!
⑥民意を無視する辺野古への米軍新基地建設を許すな!
 米軍普天間基地の即時撤去を!オスプレイの配備撤回!
 日米地位協定の抜本改正を!南西諸島への自衛隊配備を許すな!
 どこにも基地はいらない!
⑦京丹後の米軍Xバンドレーダー基地の撤去を!
⑧老朽原発の再稼働を許さず、すべての原発を廃炉に!
 核燃料サイクルをやめろ!
 政府・東電は事故の全責任を取れ!被曝労働を強制するな!
 放射能汚染から子どもたちを守れ!
⑨アジア民衆への加害事実を認め、歴史の事実を直視しよう!
⑩格差社会を打ち破り、人らしく生きられる社会を!
⑪あらゆる差別・排外主義に反対し、人権を確立せよ!
⑫モリ・カケ疑惑、政府の統計改ざん、捏造を徹底的に追及しよう!
⑬消費税廃止!税金は金持ちと大企業から取れ!

| | コメント (0)

即位式典に反対する集会&デモでありますっ!【追記あり】

 本日、中ノ島公園水上ステージ前で、天皇の即位式典に反対する集会&デモに参加してきた。主催は「天皇代替わりに異議あり!関西連絡会」である。
Dsc03534  
 式典やってる東京は雨のようだが、大阪の天気はそこそこ。水上ステージ前ものんびりしていて、警察の規制もほとんど見当たらない。よってちょっと拍子抜け!?
 それでも集会開始前にはそこそこ人が集まって来た。
Dsc03536
 14時に集会開始。司会と主催者あいさつ…主催者は明治以降の天皇の侵略・戦争責任について語った。植民地支配問題で未だに日韓関係がぎくしゃくする中、こうして天皇制と過去の侵略責任を問うことは今日的課題なのだ。
 各団体のあいさつの前に、釜ヶ崎パトロールからのメッセージが読み上げられる。
 反天皇制市民1700さんから、前回の大嘗祭は違憲であるという訴訟を起こした。今回も東京で同様の裁判を行う旨述べられた。また大嘗祭に使う米を収穫する「抜穂の儀」が京都府の田んぼで行われたが、この宗教儀式に京都府知事が出席し、公金も支出されている。これに対する住民監査請求・住民訴訟の準備をしているとのこと。「抜穂の儀」には「労働者共闘」からも抗議行動に出かけたとのこと。
 兵庫反天の会から、本日は札幌、東京、静岡、名古屋、福岡で同じ行動が行われている。天皇はこの後、全国を巡幸するだろう…そのための行事が、国体、全国植樹祭、全国豊かな海づくり大会、国民文化祭…1年に4回ある。在位中に全都道府県を回るつもりだ(年4回、1都道府県に出かけたとしても10年以上かかる計算)2021年、海づくり大会が兵庫県で行われることが決まっているとの報告があった。
Dsc03538
 グループZAZAから、増岡氏…大阪府の国旗国歌条例や、大阪教育条例と闘う教員・支援者の団体である。2回の処分を裁判闘争で戦っているそうな。高校の文化祭のテーマがちゃかしているのかどうかは分からないが「今年の文化祭はおもし令和」となったりしている。「改元」ムードが「改憲」ムードに向かうということを述べられた。
 参戦と天皇制に反対する連即行動からは、戦争とつながる天皇制についての批判が述べられた。

 ここでカンパのお願い…カンパ袋が会場を回る。
 引き続き、団体の発言。関西共同行動から、断固として抗議の声を上げるとのこと。九条改憲阻止の会からは、台風19号の被害が続いているのに、巨額の予算を投入する式典はけしからん!天皇制のとんでもない反人民性を示している。日本の人民の主体性が問われている、自らを「奴隷」と思っていない、日常的な「天皇教」を打ち破っていく闘いをと述べられた。
Dsc03533
 ピリカ全国実・関西から、アイヌモシリ侵略、アイヌ侵略150年の歴史が語られた。アイヌモシリを侵略したその財産は、天皇、皇族、華族、財閥のものになったと弾劾された。また京大や阪大などの帝国大学が墓をあばいてアイヌの遺骨を盗み出し、研究に使ったこと、遺骨を返還しないことへの抗議闘争についても述べられた。天皇制国家日本のアイヌモシリ侵略は、その後琉球、朝鮮、中国と続いていくのである。
 特別アピールとして、全日建連帯労組、関西生コン支部への支援呼びかけとして、労働組合の弾圧を許さない実行委員会から…労働組合をつぶす口実で、反戦・平和運動がつぶされようとしている!11月16日の集会(別途案内する予定)への結集が呼びかけられた
 統一共産同から、札幌で反天皇を闘う人に向けられた弾圧(病気になった人から「一筆」とった上でその人の銀行預金からお金を引き出し、その人のために使っていたのを「窃盗罪」としたもの)についての報告があった。
 日の丸君強制反対大阪市民ネットワークから、天皇への敬愛を強制することに反対し、国家権力に服従することを拒否すると述べられた。
Dsc03541
 長い横断幕を掲げて、梅田解放区からの訴え…この間、安倍ヤメロだけでなく、韓国敵視、それ以前から続く朝鮮敵視についても訴えてきた。天皇制の廃止抜きにして、責任を果たすことなぞあり得ない!と力強い発言があった。
 発言は一通り終了…これからデモに向かう。

Dsc03543
 中之島公園から大阪市役所前までみんなでぞろぞろ歩く…ここがデモ出発点だ。時間になったので、デモに出発~ 御堂筋を北上し、アメリカ領事館前を通って左折、国道2号から西梅田公園までのコースである。
 御堂筋に出たが、なぜかコールが始まらない…マイクの調子が悪いようだ…で、始まったコールも「天皇即位国家式典に反対しよう!」「大嘗祭に反対しよう!」「憲法違反の神道儀礼に反対しよう!」というもの、すごく長くて言いにくい…何を主張しているのか分からないデモに…掲げているのぼりも、組合のヤツとか、「老朽原発動かすな」とかだしなぁ~

Dsc03544
 てなわけで、ダラダラと御堂筋を北上する。あまりにも士気が上がらない?デモであったが、アメリカ総領事館前では「米軍は撤退しろ!」「辺野古基地建設反対!」などと気勢を上げる。

Dsc03547
 領事館前を過ぎて、国道2号に向けて曲がるところ…けっこう後ろの方まで隊列が続いている。後の発表では、結集は250名くらいとのことだ。
 2号線を西に行って、御堂筋を越えた北新地のあたりから、ちょっと声に元気が出てきた。人がいっぱいいる所で元気にデモしなくてどうする!後ろの方から、梅田解放区の園君の声で「天皇いらない!」「「天皇制いらない!」「今すぐヤメロ!」「ナルヒトヤメロ!」「侵略戦争責任をとれ!」など短いコールが聞こえてきたので、それに合わせる。

Dsc03548
 やっぱりデモは、こうでなくちゃねぇ~
 警察もこんなデモは早く終わらせたいのか、信号でブチブチ止めることもなく、スムーズに流してくれます。 
 16時前ぐらいに、西梅田公園に到着…お疲れ様でした。

Dsc03553
 おまけ…「反」○○では日本では受けない?から、「脱天皇」プラカード…この後お話して、天皇・皇族が来ている服も、海外への留学も、み~んな私たちのカネ(税金)でやっている、彼らは私たちが食わせているんだという、しごくまっとうな結論に至ったのであった。

ではでは。

【追記】大阪では「のんびりムード」であったが、東京の反天皇集会・デモにおいて3名も不当逮捕があったようだ…反対する者はなにがなんでもひねりつぶす、天皇制と暴力の関係が浮き彫りになっている。絶対に許してはならない!

| | コメント (1)

とめよう!戦争への道 めざそうアジアの平和 2019関西の集い

 昨日、エル大阪で行われた「とめよう!戦争への道 めざそうアジアの平和 2019関西の集い」に参加してきた。
 13時半、集会開始。司会者が台風19号で甚大な被害が出ているにもかかわらず、中東に自衛隊を派遣するとは棄民政策であると弾劾した。主催者あいさつでは、今後予定される憲法集会を始めとする様々な集会や、関西生コン弾圧への対抗についての呼びかけが行われた。
Dsc03511
 まず屋良朝博さんの講演から、沖縄に海兵隊はいらない、だから普天間も、辺野古も、高江の基地もいらないと述べた後、日米地位協定についてのお話をされた。
 9月に民間の本部港を海兵隊が使おうとしたが、労働者市民が集まって阻止したことに触れ、米軍は「通告」だけで民間の港を使うことができる。関西では神戸でも、関空でも、伊丹でも米軍は「通告」だけで使える。このように日本の「主権」を奪っているのが日米地位協定である。では日米地位協定の抜本的改定を求めるとは、どういうことか?日米地位協定の第三条で、日本は基地の管理権など、一方的にアメリカに譲渡している。これは日本が管理すべきだ。
 イタリア北部、アルプスのふもとにアビアノ飛行場という米軍基地がある。ここはアメリカから中東や東欧に向けた重要な戦略拠点であったが、イタリアの法律が適用されている。1998年、米軍機が低空飛行をしてスキー場のゴンドラをひっかけ、20人が犠牲となった「カバレーゼの悲劇」とよばれる事故があったが、この時はイタリアの軍警察が飛行機を差し押さえ、コックピットを捜査してパイロットを司法当局に訴えることまでした。公務中の米軍人の裁判権はアメリカにあるので、イタリアの司法が裁くことはできなかったが、ここまでやった。
Dsc03514
 日本ではどうか、米軍が事故を起こすと、内側規制線と外側規制線が引かれる。外側規制線で日本の警察は立ち入り規制、交通整理を行っている。内側規制線の中への立ち入りは日米相互の同意に基いて行われるが、アメリカ側が「同意」しなければ立ち入ることが出来ない。今、問題になっているのが有機フッ素化合物、嘉手納基地から漏れ出して地下水を汚染しているが、アメリカ側から「確認ができていない」と言われれば、日本は基地内に入って調査等が出来ないことになる。
 地位協定の見直しは、受け入れ側の「主権」の問題でもある。アビアノ飛行場の場合、イタリア側にも「責任」が生ずるが、日米地位協定では日本側が「責任」を負う必要はない(ではアメリカが「責任」を取ってくれるのか?ということは別問題)…こういった話を、屋良氏はイタリアの司令官にインタビューした時「アメリカ空軍はみんな自分達を”トップガン”だと思ってるから(だから我々が管理しないとイケナイ)」というようなことを言ったという話も交え、分かりやすく話された。

 カンパのお願いということで、資料に挟み込んだ封筒に入れてくださいとのこと。

 続いて半田滋さんの「安保法制下の自衛隊~踏み越える専守防衛~」と題する講演である。始めに半田さんは、これまでの自衛隊加害派遣は、様々な法律に基づき、国会承認の下で行われてきたが、今回の中東への自衛隊派遣は、防衛庁設置法の「調査・研究」という名目で行われる。これは国会承認を必要とせず、閣議決定だけで行うことができるのだが、法の支配の底が抜けてしまったと弾劾された。
 安保法制で日本は戦争ができるようになった、戦争をしなかったのは、アメリカが戦争をしなかったからに他ならない。2018年に改定された「防衛計画の大綱」は、13年に改定した時「向う10年を見通して策定した」ハズのものを5年で変えている。「宇宙、サイバー、電磁波」など何を言っているのか分からないが、甘いアンパンを装った激辛カレーパンだ。その中身は、F35Bを搭載する攻撃型空母、スタンド・オフ機能のある長射程ミサイル=長距離戦闘爆撃機、島嶼防衛用高速滑空弾(事実上の弾道ミサイル)という、これまで持てなかったものが持てるようになるというものだ。
Dsc03516
 安倍首相が「インド太平洋戦略」を打ち出したことにより、米国とインド2か国の共同訓練「マラバール」に2017年から海上自衛隊は毎年参加することになった。17年の訓練場所は、中国の「一帯一路」の途上にあるチェンナイ沖である。18年の「マラバール」はグアム周辺で行われたのだが、海上自衛隊は「平成30年度インド太平洋方面派遣訓練部隊」を編制、護衛艦「かが」「いなずま」「すずつき」潜水艦「くろしお」が2ヶ月にわたりインド洋や南シナ海で訓練した。日本は米中対立に進んで巻き込まれようとしている。(注:これは島嶼防衛戦争計画と同様に、アメリカの戦略に乗って日本が独自に対中対決を行おうとしているとみるべきであろう)
 自衛隊を明記する「改憲」が行われるとどうなるか?自衛隊の権限が圧倒的に強化される…会計検査院が権限を有するのは、憲法で明記されているからだ…安倍首相の狙いは、自衛隊を憲法に明記することで、違憲との批判が強い安全保障関連法を改正された憲法によって合憲とし、次に自衛隊を再現のないフルスペックの集団的自衛権を行使し、多国籍軍に参加する軍隊にすることではないか。9条を変えないことで「勝った」わけではない。政権を変えるしかないと結ばれた。
 講演終了後は政党あいさ。、立憲民主党、尾辻かな子衆議院議員と社民党元衆議院議員の服部良一氏から。続いて関生支部より支援のお願い、そして闘う仲間たち4人からアピール。
 中北龍太郎弁護士の「まとめ」で集会は終了…結集は720名とのこと。
 この後、3梯団に分かれてデモでありますっ!
Dsc03522
 エルおおさかを出て、土佐堀通を西に淀屋橋まで歩く…私はその他市民団体、個人の第三梯団で歩く。ちなみに第三梯団の最後尾は、十数名のカクマル集団である。

Dsc03523
 梅田解放区の「安倍やめろ!」横断幕を掲げたぞ!

Dsc03526
 淀屋橋を右折して、御堂筋を北上。

Dsc03527
 アメリカ総領事館前では、米軍基地撤去、地位協定見直しを訴えたぞ!

Dsc03529
 左折して国道2号を、西へ…

Dsc03531
 ようやく解散地点の西梅田公園に到着…やっぱりエルおおさかからここまでは遠いわ。

| | コメント (0)

山本太郎、さらに踏み込む!

 以前、山本太郎首相で日韓関係再構築は可能か?という記事を書き、そこで
 ということで「山本太郎首相」で日韓関係再構築、日韓基本条約の革命的見直しは、おそらく難しいのだろうと考える。
と書いた…だがそれは間違っていたようだ。

 長州新聞が九州に山本太郎を追いかけて行って書いた記事、れいわ新選組・山本太郎の九州ツアー 宮崎での街頭記者会見(文字起こし)
を読んでみると、彼がかなり踏み込んだ発言をしていることが分かる。記事の最初のほうにあるから、読んでほしい。

意見(男性) 歴史認識と、これからの日韓、日朝関係について質問したい。日本はこれまで朝鮮半島に対して踏みつけてきた歴史がある。今、韓国も北朝鮮も日本に対して怒っているなかで、山本代表として韓国、北朝鮮政府とどう対峙していくのか。

山本 歴史は決して修正してはいけないし、悲しい歴史はきちんと見つめる必要がある。当時の日本には言い分もあるが、間違った戦争に足を踏み入れてしまったことは確かだ。それだけでなく植民地支配もしている。「日本の植民地支配は他国の植民地支配とは違う」という意見もあるかもしれないが、そもそもそれぞれの国のスタイルで国を運営していくべきところに他国が入ってきて指図するなんてことはあってはならない。
 「そんなことはなかった」などというのは、もう一度踏みつけるような行為を続けるのかという話だ。日本は加害者側だ。加害者が「そろそろいいだろう」などいえるはずがない。一方で戦勝国の米国には原爆についてなにもいわない。戦争はしてはならない。なぜなら戦争は一番非道なことをした人間が勝つからだ。加害者は被害者に対して反省を続けるということは絶対に必要であるし、少なくともその国国に対してそれまでの歴史認識をひっくり返すようなことをいうならば、世界に対する信頼も失うことになる。そんな国はリーダーとして認められるはずがない。(中略)
 文在寅政権との問題のなかで端を発しているのは徴用工の問題だ。植民地時代に徴用工として日本で働かされた韓国人4人が新日鉄住金に損害賠償を求め、韓国最高裁が賠償を命じる判決を出した。これに対して、安倍総理は「1965年の日韓請求権協定で、完全かつ最終的に解決しており、この判決は国際法に照らしてありえない判断」だといっている。外交上は持ち出さないという約束をしているという意味だ。
 しかし見過ごしている問題は、日本政府は「(日韓請求並びに経済協力協定は)いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたものではない」(柳井俊二条約局長の答弁)としている。つまり個人の請求そのものを消滅させるような内容にはなっていない。個人の請求権を行使して司法に訴え、新日鉄住金に賠償命令が出ることは阻害できない。民事である今回の判決に対して、日本政府が文句をいうこと自体が間違っている。むしろ内政の問題点を隠したいという思惑が見て取れる。(中略)
 北朝鮮に対しても同じだ。2年前にトランプ大統領が北朝鮮に対して「ロケットマン」「完全に破壊する」といっていたが、安倍総理はその背後からアメリカに同調しながら「対話による問題解決の試みは一再ならず、無に帰した」「必要なのは、対話ではない。圧力です」といっていた。アメリカに加勢しながら北朝鮮側を攻撃する言動を続けるならば、日本と北朝鮮のよい関係は作っていけない。これまで解決に向かってこなかった拉致問題を考えるのなら、アメリカに加勢をして北朝鮮にいろいろいっている場合ではない。両国の間に入って関係をよくする外交を執りおこなうべきだ。(引用終わり)

 しごくまっとうなことを言っているじゃないか!

 言い直しましょう…「山本太郎首相で、日韓および日朝関係の再構築は、大いに可能であるし、期待できる!」と

 あと、長州新聞のリンク記事は、ほかにもいろいろ山本太郎が踏み込んだ発言をしているので、読んでね(^^)…それにしても、なぜ「維新」の故郷?長州で「新選組」の追っかけをするのか?いやぁ~時代は変わったなぁ~

| | コメント (0)

中東への海上自衛隊派兵を許すな!【追記あり】

 安倍政権がまたとんでもないことをたくらみ始めた。Y!ニュース毎日新聞より
政府、中東沖に自衛隊の独自派遣を検討 ホルムズ海峡には言及せず
 菅義偉官房長官は18日の記者会見で、中東地域での航行の安全確保に向けて、自衛隊の艦船などを派遣する検討を始めると明らかにした。同日、首相官邸で開いた国家安全保障会議で方針を確認した。菅氏は「米国が提案する『海洋安全保障イニシアチブ』には参加せず、日本独自の取り組みを適切に行う」と表明。米国と緊張関係にあるイランに配慮した形だ。
 菅氏は会見で活動範囲にも触れ、オマーン湾、アラビア海の北部の公海、バブルマンデブ海峡の東側の公海を挙げた。ホルムズ海峡には言及しなかった。
 菅氏は「中東地域の平和と安定、我が国に関係する船舶の安全の確保のために、独自の取り組みを行う」と語った。

 時事通信の報道によれば 、どうやら情報収集活動を名目に、かつ現在も進行中のソマリア沖やアデン湾での「海賊対策」にプラスαする形で派兵を検討しているようだ。
 友好国イランへの配慮からか、米国が提唱する「有志連合」とは一線を画する形をとっているが、それでも日帝独自の自衛隊派兵である。断じて許すわけにはいかない。また公海上での活動であっても、現地で米軍等と情報交換なんかすれば、それは集団的自衛権の発動となり、米軍がイランもしくは武装勢力と戦闘状態に入れば、日本艦船も必然的に攻撃目標になる。

 ソマリア沖への海賊対策も含め、こういった派兵が行われ、戦争への道が掃き清められることを阻止せねばならない!

 「シーレーンを確保するため」といって、なし崩し的に自衛隊が海外に派兵される…かつて中国にあった「大陸権益」を守るためと称して、山東半島への出兵や満州事変、さらには日中戦争へと進んでいったのだが、それと同じ道を進むことになる。
 またリテラの記事 でも批判されているように、こうしたなしくずし的な派兵が続けば、憲法9条の空洞化がますます進み、事実上の改憲が突き進むことになる。そして「集団的自衛権」を認めた現行自衛隊を「合憲化」する「改憲」が大手をふって行われることになるのだ。

 「シーレーン防衛」というキャンペーンに惑わされず、海上自衛隊の中東への派兵を阻止しよう!
 自衛隊を海外に出すな!
戦争と改憲の安倍政権を打倒しよう!

 自衛隊の海外派兵というのは、全て「法律」に基づいて行われる(でっち上げで新たに法律を作ってというのが大半だが)しかし情報収集活動、「調査」という名目で行われる今回の派兵は、国会でなんら審議・承認が行われることなく、閣議決定だけで行われることに注意せよ!安倍晋三!ふざけるな!何が「法の支配」か!?何でもかんでも閣議決定で「人(安倍)の支配」を押し通すのか!

| | コメント (0)

天皇即位式抗議デモのお知らせ

 集会&デモでありますっ!
主権在民を否定する10・22新天皇即位式抗議のデモに参加しよう!
1022no_00011
10月22日(火・昼)14時~集会アピール開始
デモ出発15:10~ 西梅田公園まで

憲法違反の即位式・大嘗祭にNO!だ

集合場所:中央公会堂前 水上ステージに集れ!
(地下鉄淀屋橋/京阪なにわ橋)

11・14(木・夜)18時~
憲法違反の宗教儀式11・14大嘗祭抗議デモ

主催:天皇代替わりに異議あり!関西連絡会
反天皇制市民1700ネットワーク/兵庫反天皇制連続講座/参戦と天皇制に反対する連続行動/反戦反天皇制労働者ネットワーク/関西共同行動/9条改憲阻止共同行動/釜ヶ崎パトロールの会/労働者共闘
連絡先:090₋5166₋1251 寺田 

 この日は「即位礼正殿の儀」が行われる。同日に行われるパレードは、台風19号の被害が甚大だったことを考慮して11月10日(日)に延期されているが、22日は一応「祝日」ということになっている。
 パレードの延期はある意味「当然」なのだが、またぞろ「国民の苦労に寄り添って」パレードを延期しましたというイデオロギーや、天皇の「ありがたさ」「慈悲深さ」をアピールするキャンペーンなんかも繰り広げられるであろう…だが、みんながあがめ奉ることで「天皇制」というのは成り立っているので、一人でも多くの人がNO!の声を上げることが大事なのだ!
みんなで声を上げよう!

| | コメント (0)

このまま安倍政権が続けば災害で殺される!

 台風19号が去って、その被害の大きさに改めて災害の恐ろしさを感じている。東日本、北日本の広範囲に渡って多くの河川が氾濫するとともに、土砂災害で未だ孤立している地域がある。被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げたい。
 それにしても、この間の安倍政権の災害対応は何だ!「リテラ」に次々と批判記事が上がっている。
安倍首相が今日になって「やってる感」アピールも、台風襲来最中の「休養」に批判殺到! 立川談四楼は「寄り添う気がない」
(前略)だが、ネット上では「いまごろかよ」「昨日は何をしてたんだ」という怒りの声が上がっている。というのも、安倍首相が「災害対策やってる感」を出し始めたのは今日からで、台風19号が列島を直撃して被害が次々と発生していた12日は“のんびり休養”状態だったからだ。例えば、12日の首相動静を見ると、こんな感じだ。
〈午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 午後10時現在、公邸。来客なし。〉(時事通信)(以下略)

安倍首相が台風被害拡大の中「ラグビー」勝利に大はしゃぎツイート! 「夜を徹して救助」命じながら自分は私邸に帰り試合観戦
 (前略)まさに指摘のとおりだろう。安倍首相のツイートが問題なのは発災から時間が経っていないというだけではない。昨晩のこの時間帯、利根川では氾濫危険水位に到達したことから、千葉県成田市や千葉県香取市、千葉県銚子市といった地域で警戒レベル4の避難勧告が出されていた。また、宮城県丸森町や長野県長野市をはじめとして多くの地域で孤立状態に陥いっていた人びとも数多く存在し、たとえば長野市の介護医療院で取り残されていた人びとは〈停電が続いて食べ物が足りず、患者たちはゼリーなどでしのいだ〉(朝日新聞デジタル14日付)という。さらに、経産省の14日7時発表の情報でも停電戸数は約9万戸に達している。
 つまり、多くの人びとが危険と隣り合わせで救助をひたすら待ち、避難所で不安な夜を過ごし、あらためて言及するまでもなく大事な人を災害によって失ったり安否が確認できない、そんな状態のなかにある人がいた。そうでなくとも、多くの人びとが被災している真っ最中にあり、停電でスポーツ観戦しているような環境にはなかった。(以下略)

安倍自民党が台風被害拡大の状況で予算委員会を強行! 二階幹事長の「まずまずに収まった」発言にシラを切る安倍首相
 (前略)じつは、野党からは早い段階からきょうの参院予算委の開催を延期すべきという声があがっていた。たとえば、共産党は13日の会見で「政府は救命・救急活動、被災者の安全確保と復旧に全力をあげるべき局面」として与党に開催延期を要望。立憲民主党も同様に予算委延期を申し入れ、今朝おこなわれた与野党国対委員長会談でもあらためて申し入れがおこなわれたが、これを自民党が拒否。安倍首相はじめ全閣僚が出席して参院予算委が開催されたのだ。
 繰り返すが、発災から今晩で72時間を迎えるなかで、野党が主張するように、いま閣僚は国会審議よりも被災地の実態把握と被災者救援のための陣頭指揮をとるべきだ。にもかかわらず、それを与党自民党が拒否したのである。(中略)
 しかも、安倍自民党が今回、野党の開催延期を拒否したのも、結局は自分たちの私利私欲のためだ。いま召集されている臨時国会では、安倍自民党は憲法改正のための国民投票法改正案を強行的に成立させようとしている。ここで災害対応を理由に国会日程をずらせば、会期末までの成立が危うくなる可能性もあるため、予定どおりに参院予算委を開催したかったことは見え透いている。つまり、憲法改正に道筋をつけるために災害対応を後回しにしたのである。(以下略)

 特に三つ目に引用したヤツ…普段、野党が予算委員会や閉会中審議を要求しても応じないクセに、今回のような緊急事態に、たかだか1週間程度予算委員会を開催せず災害対応に全力を傾ければよいにもかかわらず「憲法改正」という「私利私欲」のために予算委員会を強行するというのは、本当に許せない話である。
 思えば昨年の西日本豪雨の際は、総裁選挙のため「赤坂自民亭」(相当な被害が予測されていたにもかかわらず、こんなことをやっている自民党議員そのものがオカシイのだが)に顔を出して宴会に興じ、今年も台風15号で千葉県を始めとする関東地方で何万戸もの家が停電し、復旧にも時間がかかるという状況においても、災害対策本部も作らず、また野党の閉会中審議にも応じていない…なるほど、行政の長がアタフタしたところで、災害はやってくるし、被害を防げるものではないだろう。また災害発生時、発生後に頑張るのは自治体、消防、警察、自衛隊、インフラ関連会社その他の現場で働く人たちである…が、問題はそういうものではない。トップがやる気がなければ、現場は絶対に報われないし、被災者、被害者には行政が予算や政策も含めてこれから手をさしのべ、よりそって行かねばならない。また今回のような災害はその教訓を生かして行政がハード・ソフトの対策を進めて行かなければならない。そんな時に行政のトップがやる気を見せないでどうするのだ!
 また、安倍は「改憲」で「緊急事態条項」を入れようとしているが、何にもやらない、できない安倍政権のような政府に大規模災害時に権限を集中させてよいわけがない!結局、災害のための「緊急事態条項」ではなく、ただただ政府が権力を維持するためだけのものなのだ。
 
 はっきり言いましょう、このまま安倍政権が続けば、我々は災害で殺される!

 だから一刻も早く、安倍政権を打倒しよう!

| | コメント (0)

「とめよう戦争への道 めざそうアジアの平和」集会

 集会のお知らせ
10・20 とめよう戦争への道 
めざそうアジアの平和 

2019関西の集い
_0001_20191014143301
 自衛隊をホルムズ海峡に行かせるな!
 海外派兵反対!
 改憲を断念させよう!
衆議院議員、元沖縄タイムス記者
屋良朝博さん
日米地位協定の抜本的見直しを
東京新聞論説兼編集委員 独協大等講師
半田滋さん
安保法制下の大軍拡を問う

10月20日(日曜)
PM1時開場―1時半開会
会場:エルおおさか (2Fエルシアター)
資料代 500円 手話通訳あり
(介助者・中高生無料)
閉会後デモ 西梅田公園まで

大阪平和人権センター/戦争あかん!基地いらん!関西のつどい実行委員会/戦争をさせない1000人委員会・大阪の三者共催
_00011_20191014144201
 東アジアの平和の道を踏み固めよう!
 辺野古新基地建設強行を許さない!
 安倍政権は、参院選で改憲発議に必要な3分の2の議席を確保できなかったにもかかわらず、ますます9条改憲の狙いを強めています。また、安保法制のもと大軍拡を推し進め、イランを軍事的に包囲する有志連合に参加し、ホルムズ海峡に自衛隊を派兵しようとしています。沖縄では、県民の明確なNOの声を踏みにじって、辺野古新基地建設が強行されています。
 大軍拡と海外派兵をとめ、日米地位協定を抜本改正し、辺野古新基地建設を阻止するとともに、絶対に改憲を葬り去り、アジアの平和をめざしましょう!

■半田 滋(はんだ・しげる)さん
 1955年生まれ。東京新聞論説兼編集委員。2007年東京新聞・中日新聞掲載の「新防人考」で、13回平和・共同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞。著書に「日本は戦争をするのか―集団的自衛権と自衛隊」(岩波新書)、「辺野古問題をどう解決するか」(屋良朝博他共著・岩波書店)など多数。
■屋良朝博(やら・ともひろ)さん
 1962年、沖縄県中頭郡北谷町生まれ。沖縄タイムスを経て、2012年退社し、沖縄国際大学非常勤講師から2018年末の沖縄衆議院補欠選挙で当選。国民民主党所属。著書に「沖縄米軍基地と日本の安全保障を考える20章」(かもがわ出版、2016年)「沖縄基地の間違ったうわさ」(岩波ブックレット、2017年)など多数。

■賛同費 団体:一口3000円/個人:一口1000円
■郵便振込先:00980₋6₋101680
 戦争あかん 基地いらん 関西のつどい

連絡先
大阪平和人権センター(℡06₋6351₋0793/Fax06₋6358₋1639)
しないさせない戦争協力関西ネットワーク(℡06₋6364₋0123/Fax06₋6364₋5247中北法律事務所気付)
大阪府教職員組合(℡06₋6765₋1558)
自治労大阪府本部(℡06₋6242₋2233)

| | コメント (0)

大西つねきVS松尾匡の討論集会(その3)

 先日からの続き…質疑応答コーナー

 会場からの質問で「政治に関心を持つ人をどうやって増やすか?」について、松尾氏は「理性的、合理的に考える高度な人を増やすための”運動”をしましょう」というのは、多くのリベラル野党が抱える「上から目線、見解」であり、それでは受け入れられない。難しいことを考えなさいということではなく、日常的に困っている人、苦しんでいる人に焦点をあて、「苦しむ必要はない!」とアピールすることが大切であると訴えた。また、大西氏は「新選組」山本太郎代表の「あなたは生きているだけで価値がある…力を貸して下さい」という言い方が良かったのだと分析された。相手を肯定して、あとは任せることが大切だとした。そして「何とかならんか?」と考えるのはともかく、それが「何とかしなければならない」になった場合に、いろいろとおかしくなるのでは?と述べられた。
 ちなみに「新選組」は数合わせ、数集めはしない、「党員」も募集しない…「フェア党」も党員集めはしなかったとのこと…以前にも触れた ように、党員は山本代表ひとりだけという、オランダの右派ポピュリズム政党「自由党」のような組織形態を目指すのかも知れない。
 経済やお金のしくみが分かる読みやすい本はないか?という質問に対し、大西氏は「それは探しておきます。もしよければ10月9日になにわ区民ホールで講演会をやるので来てください」とのこと。ちなみに大西氏も本を出しているのだが、当人によれば内容は講演でしゃべったことで、講演より分かりにくくなっているとのことだ。
 今、中小企業が全然儲からない、会社が逃げてはどうしようもないが、どうすれば良いか?という質問に対して、大西氏は、我々はマクロな話しか出来ない(それこそ「頑張ってください」としか言いようがない)とのこと。松尾氏は「しかし、それは自己責任ではない。政治がなんとかしなければならない」と述べた。
 ずいぶんお怒りの声で、竹中平蔵氏らが導入した国際会計基準を元に戻すことが必要ではないか?という質問があったが、大西氏は、時価会計自体、問題が多い。ない利益を帳簿に乗せることになる。しかし元に戻せばどうなるかは、勉強不足なので分からない、問題点を共有したいと述べた。
 最後に大西氏は、お金には価値がない、モノ・サービスにこそ価値がある。お金を発行して何に使うか?人がうごくかどうかで決まると述べた。松尾氏は大西氏と対談できてうれしい…これで「モテる」ようになるかなぁ~とぼやいていた。

 最後に司会者がまとめとして、非常に刺激的な話で参考になった。一筋縄ではもっかい、権力奪取ということにはならない。ニーズにみあった「いいポピュリズム」であれば問題はない。市民の闘いが政党の再編を推し進める。新しいマニュフェストをちゃんと作れるような政党をつくりたい。
 山本太郎は情勢を切りひらいたが、まだまだアッパーミドルのところしか手を付けていない…地べたは公明党と共産党がやり合っている…あらゆるノウハウを持って、下からきちっとした政党を作り上げることが求められていると述べた。

| | コメント (0)

老朽原発うごかすな!リレーデモ

 老朽原発うごかすな!リレーデモの詳細が書かれたチラシ…
_0001_20191009150401  
  危険すぎる老朽原発・高浜1,2号機、美浜3号機の再稼働を許さない!
 高浜原発から関電本店(大阪)までのリレーでもで訴えよう

 原発は現在の科学技術で制御できる装置ではなく、重大事故を起こせば、生活を奪い、故郷を奪い、人の命と尊厳を奪い去る装置であることを、福島原発事故が大きな犠牲の上に教えています。その原発が老朽化すれば、事故の危険度は急増します。
 いま、脱原発・反原発は圧倒的な民意ですが、老朽原発の運転に反対する声はさらに大きく、運転を認める声などほとんどありません。それでも、関電は、来年には運転開始後45年超え、44年超え、43年越えになる老朽原発・高浜1、2号機、美浜3号機の再稼働を画策しています。また、原発の40年超え運転は「例外中の例外」としていた政府は、この約束も反故(ほご)にしようとしています。しかも、原発を動かせば、たまり続ける使用済み核燃料の行き場はありません。

 「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」は、老朽原発の再稼働阻止をアピールするため、高浜原発前での出発集会から大阪での関電包囲大集会まで、16日間、200㎞のリレーデモをおこないます。この間、交流集会や沿道の自治体への申し入れ、嘉田由紀子参議院議員を招いた高島市での集会も企画中です。今回のリレーデモを、関電や安倍政権に原発の断念を迫るさらに大きな闘争の前段とし、すべての原発の廃炉を実現しましょう。

 なお、上記のリレーデモコースはいわば「本流」で、この他に、福井市、名古屋市、姫路市、奈良市、宇治市を出発する「支流」も準備され、10月1日から11月22日の「老朽原発うごかすな!キャンペーン」期間中にリレーデモや各種の催しが実施されます。
 「本流」および「支流」へのご賛同、ご支援、ご参加をお願いします。

スタート
11月23日(土/休)正午 高浜原発先展望所で出発集会後、JR高浜駅までデモ 途中原発ゲート前で抗議行動
11月24日(日)10:00 JR高浜駅を出発、JR小浜駅までデモ
11月25日(月)10:00 JR小浜駅を出発、若狭町熊川までデモ
11月26日(火)10:00 JR近江今津駅を出発、JR高島駅までデモ
11月27日(水)10:00 JR高島駅を出発、JR志賀駅までデモ
11月28日(木)休養日 関連:大飯原発差止訴訟期日(14:30京都地裁)
11月29日(金)10:00 JR志賀駅を出発、JR堅田駅までデモ
11月30日(土)10:00 高島市で集合 高島市観光物産プラザ(JR新旭駅前)
12月1日(日)10:00 JR堅田駅を出発 16:00京阪&JR膳所駅を出発、関電滋賀支社を経て、びわこ湖岸までデモ
12月2日(月)10:00 JR大津駅を出発、関電京都支社までデモ
12月3日(火)10:00 関電京都支社前から出発、JR山崎駅までデモ
12月4日(水)休養日
12月5日(木)10:00 JR山崎駅を出発、茨木市役所までデモ
12月6日(金)休養日
12月7日(土)10:00 茨木市役所前から出発、新大阪駅付近までデモ
12月8日(日)10:00 関電営業所(大阪市北区本庄東3丁目)から出発、関電本店までデモ
14:00 関電包囲大行動 ゴール

老朽原発うごかすな!リレーデモ&キャンペーンへの賛同(個人・団体)募集中
◆連絡先:木原壯林◆
eメール kihara-chem@zeus.eonet.ne.jp
電話 090₋1965₋7102
Fax 075₋501₋7102
※公表の可否を明記願います。
カンパのお願い
★リレーデモへのご支援をお願いします★
◆カンパ振込先(郵便振替)◆
口座番号・記号
00930₋9₋313644
加入者名:若狭の原発を考える会
通信欄に「リレーデモカンパ」とお書きください。

| | コメント (0)

大西つねきVS松尾匡の討論集会(その2)

 太西氏は、雇用を増やすための事業の本質、内容を選ぶことが必要だと説く…早い話が「カジノでいいの?」ということだ。それよりも地球規模の環境の悪化に対応することが大事でしょうと。とにかく日本は外貨を得る、黒字をかせぐということはしなくて良い。それよりも労働力を、循環社会に変えていく、プラスチックではなく、自然に帰る素材に変えていくことに投入する。社会の設計思想を変えたうえで、10年ぐらいガラパゴス化して(要するに自由に競争させて…ということ)その技術を海外に売ればよい。これは日本の産業構造の転換で、35年前のプラザ合意以降にやっておかなければいけないこととのこと。そうゆう方面にお金を回せば、持続可能でもあるし、経済成長もする。
 こういった方向性、国家ビジョンを見せることが大切…これでやれば橋下も安倍政権も相手にならない。山本太郎代表は、今困っている人に手を差し伸べることで忙しいから、先のビジョンは私が見せる!「新選組」は放置プレーなので、やろうと思えばできる…と述べた。
 松尾氏は、大阪、東大阪には中小企業が沢山あって、その技術を大切にする必要がある。大西氏のビジョンは、アメリカ民主党左派、オカシオコルテスらが掲げる「グリーンニューディール」に繋がるものがある…ガソリン車を電気自動車に転換するためには、設備を変える、投資が必要になる。介護とかの分野にも金をかけないといけないと述べると、大西氏もエネルギーと食糧の自給は必要で、ある程度外から買ってくる必要はあるが、人と時間を使って自給率を高めておくことが大切だと述べる。

 あと大西氏は、元為替ディーラーとして円が暴落することは絶対にありえない!と言い切った…円が下がれば、輸出が伸びて「景気」は良くなるだけだとも…

 ここから質疑応答タイムになる(ここで「政府がお金をつくってばら蒔いても資本に還流して悪さをすると思うがいかがなものか?」などという本質論を議論してしまうと、明日にでも政権とって安倍倒したい!人たちの貴重な時間を奪うことになるのでパス。もっとも、質問者は非常に多く、司会進行者が苦労していた)
 まず「新選組」が衆議院選挙にあたり20憶集めると言っているが、それは寄付でいけるのか?という点について、多分そうするだろう…とのこと。消費税を批判しているが、欧州にも付加価値税はあるが、そのへんの見解は?ということについて、大西氏は他の国のことは知ったことではないが、日本はすでに関節税率の高い国になっていること、北欧のような高福祉の国は、富裕層にかかる税金も高いこと、そして所得税・法人税には景気が良く鳴れば増税という「ブレーキ」になる効果があることを述べられた。
 エネルギーの自給率をあげることについて、大西氏は「例えば太陽光パネルをビルの壁面に貼り付ける」などと述べたのだが、会場の質問者から異論があった…ただしこれはあくまでも案であって、どういった技術や手法がいいかみんなで考えようということで、同じ方向を向いているのに違う議論をしても前に進まない。とりあえず新しい方向に人を投じようと述べた。
 給与からの源泉徴収を止めれば、日本は変わるのでは?という質問に対し、大西氏は「そこじゃないでしょう」と…それに確定申告は時間の無駄、そんなことより「お金をなくしましょう!」と…50年ぐらいたてば、お金はなくなりますと大胆は発言をされた。
 国債は利子がついた通貨だと思えばよい、しかし本当は利息なんかつけちゃダメだ。利息とはお金を持っている人がお金をもらう権利のこと。借金でお金を発行するシステムを変えなければならないと改めて訴えた。
 なぜ安倍や橋下が支持されているのか?という質問について、多くの国民が政権と行政組織を混同しているからではないか?と答えられた。その上で大西氏は「フェア党」という政党をつくって活動したが、別に安倍や橋下と「対抗」しようとしているわけではない…選挙でえらばれなかったらそれまでだと考えていたとも述べた。そして「うねり」を起こすにはという質問に対し、「新選組」は大分、掘り起しはした。どうすれば良いか?というより、我々が何を発信するか?ということ、自分の信じることに従って行動することが大切で、そうすれば道が開けるだろうと、わりと楽観的にみていると語った。

| | コメント (0)

太西つねきVS松尾匡の討論集会(その1)

 10月4日の討論集会における太西つねき氏と松尾匡氏の発言についてちょっと書いてみる。
 太西つねき氏は、なんか白いランニングシャツ姿で現れた…どうもこの格好が定番らしい…講演会では最近、若い子育て中の女性が多いらしい。今の社会が(環境面にしろ、経済面にしろ)持続可能ではないということを感じて、このままではまずいと思っている人が多いことが伺えるそうだ。
 「環境」における持続可能性と言えば、「緑の党」的なものがあるが、それは「お金を使ってはイケナイ」的なもので、これは違うだろう。言ってることは正しいけれど、お金のことは言わない。お金が全てをぶっ壊している。だからお金の発行の仕組みを変える、それをやるんだという国政政党が必要だ…そうゆう所から「新選組」に期待していたそうな。

 で、松尾匡氏…声はわりとでっかくて、明るい口調でしゃべる、学生の受けはよさそうだ…太西氏とほとんど同じことを言っているのに(ホントか?)なんで僕ばっかり叩かれるのか?左・リベラルからも叩かれて「アベ政権の手先」呼ばわりされる。殺意がある(笑)
 とにかくお金の作り方を変えよう。お金は世の中を回している「血液」だ。それが民営化されて、銀行が私利私欲のためにつくっている。だから政府がお金をつくる必要がある。公共的に必要なお金をつくり、バラ撒こう!投資を社会化していこうということだ。

 太西氏は、銀行は預金を貸し出しているわけではなく(信用創造で)お金を勝手に作っている。ないものを作って貸す、すごい仕組みだ。そこに”利子”がつく…今の金融経済は「椅子取りゲーム」だ、利子だけが求められる。経済は「価値」をつくるものなのに、お金を得るための経済になっている。アメリカがイギリスから独立する時に、政府がお金をつくるのか、銀行がお金をつくるのかという対立があり、今は政府がお姉をつくる派が負けた結果でもある…などと述べた。
 松尾氏は、「政府通貨」発行は法律をつくるなどのハードルが高すぎるので、マクロ経済的には同じ結果となる「国債日銀引き受け(実際はこれもハードルが高い、より正確に言うと市中の銀行を経由して最終的に日銀が持つこと)」で行く。安倍政権のどうしようもない所は、錯乱していること。金融緩和をしながら、増税をする!最初の1年ぐらいは支出を増やしていたが、最近はろくでもないことに支出を増やし、格差も拡大した。
 お金は交換できる”紙切れ”でしかない。銀行が借金してつくるより、政府がつくった方が良い。金=価値ではない、人が働くと価値が生まれる。お金をいるところで使って、人が動けば価値が生まれるのだ。
 消費税はゼロでいい、昔、民主党政権で菅直人氏がG7から帰って来ていきなり「財政問題」を言い出した…ヤバいな、完全に洗脳されてきたな…と思った。消費税増税をした「戦犯」をそのままにしている立憲民主党や国民民主党に期待しても無駄!と述べた。

 政治情勢について、大西氏は「新選組」の新宿街宣において、野党間共闘が出来ない場合、「新選組」は衆議院選挙で100人立てるが、消費税率5%で「踏み絵」をしていっしょにやれれば、もう少し少なくても良い。とにかく消費税は人を押しつぶす…普段の力関係が反映されて、弱い人からドンドン取られるのが消費税だ…と述べた。
 松尾氏は、東京五輪後は確実に経済が落ち込んでくるので、政府は景気対策をだしてくるだろう。一方、最近の「維新」の選挙を見ていると「緊縮政党」のイメージを隠して、教育などに投資する反緊縮策を打ち出している。お金はたくさん使います、そして大阪の成長を止めるな!と…橋下氏も最近は「大阪には通貨発行権がないので、『緊縮』していた」などということを言っている。橋下氏は「野心」を隠していないので、新党を立ち上げるのではないか?そして国民の一部を抱き込んで消費税を下げるなどの政策を掲げ、右から政府を批判して躍進するだろう。 安倍政権もそのことは織り込み済みで、橋下”新党”と組んで、2/3を取ろうとする。そこに立憲民主党が「財政規律」を持ち出して闘ったら、インパール作戦になるだろう!そこで「新選組」が左からの反緊縮で打って出る必要がある…とのこと。(「維新」と対抗するから「新選組」なのよ!)
 そこで太西氏は、「新選組」と「維新」との違いは、持続可能性か経済成長かである。「維新」は経済成長を言うが、労働問題…労働者がいじめられている…という問題については、彼らは不対応だ。持続可能性は「新選組」で発信している、そこに本格的な”ブルーオーシャン”があると述べた。経済成長について松尾氏は、失業者がなくなることはいいことだが、これを”成長が必要”ということとは区別したい…と述べた。(つづく)

| | コメント (0)

「新選組」は放置プレーで良い方向に向かう…

 先日4日の「なんとかならんかこの日本!?」集会における、大西つねきさんのお話から…

 太西氏が山本太郎「新選組」代表から連絡を受けたのは、7月2日の朝のこと…ちなみに「新選組」結党の時から、注目はしていたそうだ。朝、電話を受けて午後、六本木の事務所で会おうとしたらすれ違って議員会館へ。「そのまま記者会見になるかも知れません」とは言われていたそうだ。で、山本代表と会って、「比例代表で出馬してもらせませんか?」ということで、OKした…それだけのことらしい。
 選挙期間中はまさに「放置プレー」で、「新選組」から特に何かしてもらったわけではない。だから太西氏は自分の好きなように動けて、自分の言いたいことを主張できたのだそうな。山本太郎代表は、いかに人々の熱気を醸成する運動をするか!?ということに忙しく、個々人の候補者についてあれこれ指図したり、手を回す余裕がない。(とはいえ、それで「党」の主張が拡散してバラバラにならず、一定の方向性を示すことができたのはひとえに人選の良さなのだろう)今も基本的に「放置プレー」だそうな。
 そして「新選組」自信、政権をになうための「マニュフェスト」がきちんとできているわけではない。参議院選挙の時に出したのはあくまで「経済政策」に特化したものだ。安保や憲法改正などの問題には全く触れられていない。これから作る必要があるわけだ。
 そこで山本太郎、「新選組」に共感する人、様々な知識を持った人が「新選組」のシンクタンクを作ればよい…と大西氏は提案する。福祉や教育、環境などの様々な分野で、現場でどのようなことをすれば上手くいくかを知っている人が、どんな法律や制度をつくればよいか、知恵を出し合って案をつくるのだ。
 いろいろなことをするのにネックになっているのが「財源」である。専門家もタコつぼ化しており、「財政危機論」を信じているし、NPOやNGOなども財源がなく補助金とかを受けなければならないので、どうしてもやることが「外向き」になってしまったり、行政の下請けのようなものになる。人のことをを助ける人に、高給を払わなくてどうするんだ!しかし「新選組」の政策ではそのような心配をする必要はない。自由に制度設計が出来るのだ!

 そういった政策集団を作っておく必要を述べられた。

| | コメント (0)

「なんとかならんかこの日本!?」太西つねきVS松尾匡

 昨日「なんとかならんかこの日本!?本質的変化を見据えて政権交代を実現しよう」集会に参加し、先の参議院選挙で「新選組」から比例代表で出馬した大西つねき氏と、薔薇マークキャンペーン呼びかけ人の、立命館大学経済学部教授、松尾匡氏の講演を聞いてきた。「講演集会」という形で呼びかけられており、スケジュールも二人がそれぞれ講演した後で、対談という形をとっていたのだが、全部二人の「対談」で行われた。
 「新選組」から出馬した大西つねき氏の集客力なのか、会場のエルおおさか6階会議室は18時過ぎには大勢の人がつめかけ、18時半の集会開始時には立ち見が出るぐらい盛況だったし、内容も良かったぞ。

 細かなことについておっつけレビューしていくつもりだが、おおざっぱな話をすると…やっぱり太西つねき氏は「革命的」でした!

 お金というものは、銀行が私的に発行し、通用させている(一応国家の「中央銀行」が独占的にやっているのだが)その発効したお金(借金)は利子を取るしくみになっている。この利子というのは、「金持ち」だからもらえると言う特権的なものでしかない。これが格差を広げ、あらゆる経済や社会の「持続可能性」を妨げているので、これを変えないとイケナイ。
 だからお金の発行は政府が行う、利子はとらないようにする。またお金そのものには「価値」はない…人が具体的に働き、モノやサービスを生産することでしか価値は生まれない。お金を社会に回すことで、人びとが動く(働く)ようにすれば良い。今作っているものを海外に売る、黒字をかせぐ必要はない…10年ぐらい「ガラパゴス化」させて、社会の設計思想を変え、循環型社会にする…その技術を売ればよい。これが日本の産業構造の転換だ。こっちのほうでお金を回せば、「経済成長」もしますよ、持続可能ですよという方向性を打ち出したい。

 大きく言えば、これが太西氏の考えていることだ。

 で、驚いたのが松尾氏も「お金の発行のしかたを変える」金融システムを変えるという考え方は、大西氏と同じ!ってなことを言っていたこと。「薔薇マークキャンペーン」その他からは、ちょっと伺えない。「ケインジアン」が何を言ってるんだ⁉という感じなんだが…松尾氏によれば、「政府による貨幣の発効」や「国債の日銀直接引き受け」は法律を変えないと出来ないが、国債をめぐりめぐって日銀が買う(アベノミクス的手法)なら法律を作らずとも可能なのだ…という「方便」らしいが、まぁそれは置いておこう。

 要するに、「政府(国家)が通貨発行権を握る」ということになる(この究極が、全銀行の国有化)であろう)が、アベノミクス的、あるいは「薔薇マークキャンペーン」的なやり方で「お金を作る」「作って必要なところに回す」というのは、究極的には社会主義・共産主義である。政府、国家が「お金を作って渡す」という権力でもって、必要な物資・労働力を調達するということに他ならないからだ。もちろん、実際に仕事をするのは今ある民間セクターである。

 とゆうようなことが理解できた…そうすると「松尾構想」の問題点も見えてくる。

 政府が物資や労働力を調達する際に、政府が発行するお金(政府紙幣)で政府が物資や労働力を調達する場合、それは現在資本主義下で通用している通貨とは別のモノでなければならない(究極的には、「労働証書」となる)。しかし資本主義社会の金融や株式その他モロモロの制度、仕組みが大々的に残って動いているままで、政府紙幣が同じ日本円ならば、作ったお金は一旦労働者・民衆の手にまわるものの、すぐに資本に還流してゆく。「過剰な資本」が利子や配当その他を要求し、生産そのものすら脅かしているのが、現代資本主義の危機の本質であり、そのことが太西氏の目指す「持続可能な社会」を妨げてもいるのである…そうゆうところに、更に「お金」を過剰に流してどうするのか!ということだ(これが「アベノミクス」に対する批判でもある…マルクスをかじっていながらそいゆうことを分かっていない、あるいはちゃんと言わないので、松尾氏は叩かれるのだ!)過剰に流した「お金」が、一国的に需要が供給をはるかにオーバーしてインフレをもたらすということは「絶対に」無くても、別の方法で危機をもたらすだろう。

 とはいえ大西氏の提起は魅力的であり、お金の発効はともかく、流し方を変えて世の中を変えていこうということは重要である。まして消費税が増税され、ますます労働者大衆の生活が苦しくなる中、きちんと「反緊縮」を掲げ、安倍政治や維新の政治に対抗することが求められている。こうした方向性で臨みたいものだ。

おまけ…講演、集会の中では「新選組」の楽屋裏みたいな話も聞けて面白かったのだが、「消費税を5%に戻す」ことも含め、情勢のキーを握る”ケインズ党”こと日本共産党についてのお話は、まったくなかったことを付け加えておこう。

| | コメント (0)

エコで資源利用効率が低下する話

 先日の二酸化炭素は目的でなく、結果だという記事の、ちょっと補足エピソード
 検証温暖化の最後のほう、p263より
 エコで資源利用効率が低下する
 「エコ技術」で既存の技術を置き換えた場合、例外なしに資源利用効率は低下します。その結果、同じ効果を得るために必要な工業生産量は増大します。特に再生可能エネルギーのような不安定で密度の低い自然エネルギーを利用する場合にはこれが顕著です。
 例えば、日本における太陽光発電パネルの実効発電量は120kWh(㎡年)程度です。これを単純に平均値としての発電能力に換算すると次の通りです。
 120kWh(㎡年)=120,000W・3600sec(㎡365×24×3600sec)=13.7W/㎡

 また、陸上に建設された風力発電では、定格出力2MW程度の平均的な規模で、建設に必要な鋼材重量は250t程度になります。風力発電の設備利用率を15%とすると、平均的な実行出力は300kW程度です。
 この風力発電と同程度の発電能力を持つ太陽光発電に必要な太陽光発電パネルの面積は次の通りです。
 300kW/13.7W/㎡=300,000W/13.7W/㎡=21,898㎡=148m×148m

 一方、定置型の300kW出力の内燃機関の発電機の重量は6t程度です。風力発電でこれを置き換えると、鋼材重量は250÷6=41.7倍が必要になります。また、太陽光発電パネルで置き換えると、太陽光発電パネルの面積は148m四方にもなります。
 実際には制御不能な再生可能エネルギーを用いた電力を安定使用するためには付帯設備として巨大な蓄電システムが必要となるので、火力発電を再生可能エネルギーで置き換えることで、発電部門が必要とする工業製品の規模は爆発的に増加することが分かります。

 定置型300kWの発電機って、こんな感じのヤツ… ちょっと規模の大きな現場なんかに置いてあるようなもの!?上記の論でいけば、同じ出力の風力発電をやれば、この機械が41.7台分の鋼材が、数メートル四方あればすむ敷地も、太陽光パネルを作れば148m四方も必要となる。別のメーカーの発電機は、1時間運転あたり燃料を42.1リットル使用 するようだ。で、鋼材1トン当たりの燃料使用量はちょっと分からないが、銑鉄を1tつくるのに石炭0.8~1.0t、他電力を10~80kWh と「二酸化炭素出しまくり」なことをやってる(鋼鉄は銑鉄をさらに精錬して作る)ことが分かる。すご~く大雑把に、鋼材1トンあたり石炭1t、電力を50kWh使っていると仮定して、風力発電で発電機より余分にかかる鋼材量249tを賄うのに、石炭を249t、電力を12,450kWhも使用することになる…なんか異常な世界だなぁ~コレ。
 
 以上、再生可能エネルギーが、ちっともエコじゃない…というお話である。

| | コメント (0)

原発被ばく隠しを許さない 9・29大阪集会&デモ(後編)

 園さんの後は、福島敦子さんのお話…別添資料があるということだったが、(これらしいpdf) いただいていない。原発賠償訴訟 京都原告団の方。20mSvを認めてはならないと訴えられた。
 続いて、なおみさんから「被害者-加害者関係をなくすのは許さない」という発言…警戒区域では①帰宅困難区域(事故後6年後も年間積算線量20mSv超のおそれのある年間積算線量50mSv超の地域)②居住制限区域(年間積算線量20mSv超のおそれがある地域)③避難指示解除準備区域(年間積算線量20mSv以下となることが確実に確認された地域)と、年間の積算放射線量で区域分けされている。目的の一つは、賠償金の基準として東電の都合を適用すること。帰還困難区域だけ受け取れる賠償金があったり、金額に差が付けられ、打ち切りの時期もズラされる。避難元で持ち家だった人は住宅確保損害を請求できるが、賃貸住宅だった人は、家賃賠償の枠でしか請求できない。差別分断を持ち込み、住宅そのものを失ったことに対する賠償と言う考えがない。賠償金請求の仕組みが複雑で煩雑なため、未だに1円も請求できない人もいる。東電は手伝うと言っているが、大量のレシート保管と整理、就労不能損害の証明書取得、通院を証明する3ヶ月ごとの診断書取得など、自力でやらなければならないことができないと、手伝ってもらえるスタートラインにさえ立てない。東電に対する直接請求、ADRによる和解による損害請求、裁判による賠償請求、いずれもできない人たちを作り出すことは問題だと訴えられた。

 「子ども脱被ばく裁判」の水戸喜代子さんから、9月19日の東京電力経営陣の刑事責任を問う裁判の判決日の様子について話があった。時々声が詰まっているような気がした。法廷を傍聴した時の異様な警備、身体検査・所持品検査が行われたことを思い出されていた。
 元茨木市市会議員の山下けいきさん(大阪湾に放射能汚染水の放出を許さない会)から、汚染水を受け入れる発言をした松井大阪市長への抗議行動も含め、汚染水問題についての報告があった。

 集会プログラムが一通り終わって、believeという歌を歌うことに…いい歌なんだが、私ゃ歌えん…
 デモコール練習もやろう!とあったが、時間が押していることもあってパス。デモの説明の後、会場をみんなで片づけ、机ももとどおりにしてから、デモでありますっ!

 会場裏の路地で並んで、16時10分にデモ出発…
Dsc03491
 住まい情報センターのあるビルには、三井住友銀行が入っている。天神橋筋商店街の向こうで左折して、天神橋筋を南下する。
 原発いらない 放射能いらない
 子どもを守ろう 命をまもろう
 支援を切るな
 東電無罪を 許さない
 原発止めれば 事故は防げた
 事故の責任 取りなさい
 東電有罪 全員有罪

Dsc03495
 扇町のJR環状線高架の手前、関西テレビの建物が見える。
 汚染水は 危険です
 汚染水を 海に流すな
 大阪湾に 流すの反対
 タンクを作って 溜めなさい
 費用をケチるの やめなさい
 「安全」は嘘です 押し切るな

Dsc03496
 扇町の交差点を右折して、扇町通りを西に向かう…
 健康被害を 認めなさい
 避難政策を やりなさい
 被害者に 賠償を
 避難者に 家や仕事を
 批難区域の 解除に反対

Dsc03497
 梅田の繁華街のほうに、向かうぞ!
 東京五輪は 止めましょう
 福島も関東も 危険です
 聖火リレーも 危険です
 選手や観客 被ばくさせるな
 嘘と汚染の 五輪はいらない
 汚職と暴力の 五輪はいらない

Dsc03499
 曾根崎東で右折して、新御堂筋の高架下を北上する。
 ほんの少しでも 放射能は危ない
 被ばく限度の 引上げ反対
 1ミリシーベルト 守りなさい
 汚染物質 再利用反対
 核兵器の 推進反対
 原発避難者はここにいる
 なかったことには させないよ!

Dsc03502
 JR環状線高架手前で、一旦デモは流れ解散…その後、HEP5前まで移動して、沢山の人たちに、原発事故の避難者がいる!ということをアピールしたのである。

| | コメント (0)

原発被ばく隠しを許さない 9・29大阪集会&デモ(前編)

 9月29日、大阪天神橋の住まい情報センター貸し会議室で行われた「原発被ばく隠しを許さない 9・29大阪集会&デモ」に参加してきた。主催は3・11東北・関東放射能汚染からの避難者と仲間たち(ゴーウエスト)である。
 5階のちょっと広い会議室に、椅子だけをまるく並べて集会は行われた。14時開始…東京からの避難者でもある下澤陽子さんから、起きたことをなかったことに、在るものをないことにすることに対し抗議する詩のようなものが朗読された。
 「我が国の国土を不当に評価している」存在であり、容認できないと、数日前の群馬での訴訟の際、国は避難者に対しこのように表現したことに対し、「加害者が被害者に対し、あんたこそが加害者だと言う言葉をぶつけることが許されてしまっているんです。避難者の存在は。目隠し。と言うよりも、暴力によって傷つけられ切り捨てられようとしています。私はこれを暴力と思います。」「そして原発事故加害者の中でも、最も責任のあったはずの三人は、みな無罪。原発刑事訴訟の判決は。考えられないものでした。これにて幕引き終了。」「こんなこと、許されますか?そして、目隠ししながら、私たちはどこへ突っ込もうって言うんですか?長くなりました。どうぞ9月29日の集会とデモにご参加下さい‼今回は、訴えること、共有すること、声を上げること、たくさんあります!」と訴えられた。
 続いて園良太さん「2020年、事故幕引き総仕上げを止めるために」と情況と行動提起が行われた。要するに政府は2020年東京オリンピックまでに、原発事故もその被害も終わった、あるいはそんなものはないということにして、幕引きをしたいのだということだ。①責任者を無罪にし、権力や利益を得られる構造は再び強化する②「3・11放射能も全ての放射能も安全」というプロパガンダと政策をとり③避難者・被曝者・批難区域を抹消させて、東京五輪を機に、復興庁を解体して「防災庁(事故は終わった…これからは自然災害のみ対応)」に再編する攻撃について述べた。②については、汚染水の海洋放出問や、除染土・汚染物質などの廃棄物拡散政策もかかわってくる。③については、避難者住宅の追い出し・家賃の2倍請求、賠償打ち切り、批難区域の解除促進という形で表れている。
 その中でも「被曝者」の健康被害とその棄民化について、報道されている著名人・有名人の健康被害だけでなく、避難者の福島、宮城、関東での友人知人におけるがん・突然死・白血病・「能力減退症」についての報告がなされた。(彼自身も心臓の不整脈で倒れ、避難後心臓は回復したものの、「能力減退症」を感じてるとのこと)そしてこうした健康被害者に対する支援は今のところゼロである…どころか、健康被害を受ければ働くことが出来なくなるから、貧困にもたたきこまれる。病気になったら避難もできないし、被ばくしながらの治療を続けることになる。倒れると発信も出来なくなって「あの人最近見ないね」で終わってしまう。また、国が「被爆との因果関係が証明できない」という宣伝を被害者も内面化してしまう。そのため声がだせず、被害を主張できない。また日本社会全体の傾向だが、目先のことで手一杯になる。
 だから「ゴーウエスト」等の運動で当事者が声を上げる。被ばく被害と避難の必要性を公的に取材・議論・行動すること/させること。西からも遠慮なく東へ避難の必要性と支援を呼びかけ、来たらつながり、増やすことを訴えている。
 他方、政府や国際原子力勢力が2021年までに「幕引き」をしようとしている。原発稼働の他、小型核兵器推進のため、ICRP(国際放射線防護委員会)が被ばく許容限度を年間1mSyから10mSyに引き上げようとしている。前環境大臣や維新の会らに率先して「汚染水は流すしかない」「安全」と言わせ(維新の役割はいつも切り込み隊長)、汚染土・汚染物質の拡散が続けられる。避難者を何としてもゼロにして家から追い出す。そして2020年東京五輪聖火リレー「リレーが通れるように最後の批難区域の大熊・双葉を避難解除しよう」という究極の倒錯を国は狙っている。
 ではどうしていくか?避難者裁判や刑事裁判で責任を追及し、避難者を可視化し続けること。諸問題に追われるのではなく、相手の構想とスケジュールを読んで先に抗議行動をすること。違う未来像を提示することだ。そして「幕引き・被ばく・五輪に反対する関西ネットワーク」的なものを作れないか?毎月第二土曜日に「国労会館」に集まっているので、そこを幅広の集会やデモの場にしたい。さしあたっては10月14日(月・休日)13:00~渡辺悦司さんの汚染水問題学習会を国労会館で行うとのことであった。

 

| | コメント (0)

辺野古派遣サポートおおさか基金 第一次現地派遣チーム報告集会

集会のお知らせ
10/5元山仁士郎さん歓迎、辺野古派遣サポート大阪基金 
第一次派遣チーム報告集会

_0001_20191001152401

とき:10月5日(土)pm1:00~5:00
ところ:PLP会館 
参加協力費 1000円
主催:辺野古派遣サポートおおさか基金
 事務局:水原:090₋8212₋0867 zermzhr02@yahoo.co.jp
協賛:Stop!辺野古新基地建設!大阪アクション

 力をかしてください。大阪から辺野古に応援に行きましょう。沖縄はいま大変です。時間の取れる方は、現地に!カヌーチームとともに紺碧の海に繰り出せる方は、登場しましょう。私たち辺野古派遣サポートおおさか基金は、広くあたたかい経済支援を結集して派遣者をサポートします。沖縄の民意は、翁長前知事の遺志を継ぐ玉城デニー知事に引き継がれました。そして、今年2月には元山仁士郎さんが代表を務め「辺野古」県民投票の会の奮闘とオール沖縄の団結の力で沖縄県民投票によって民意は再度はっきりと示されました。
 しかし、新基地工事は、沖縄の民意と地方自治のあり方、民主主義そのものを踏みにじって国民全体の世論に背を向けて強行されています。現場、現地の声を心の叫びをお聞きしましょう。連帯しましょう。

Ⅰ部 「沖縄県民投票と沖縄の心、島に生きる若者の未来」
 元山仁士郎さん(60分+質疑若干)
 「辺野古ぶるーHYOGO」からの海上報告(小野さん、20₋30分)
 第1次派遣団(6/9₋12)の報告等(20分)
Ⅱ部 各団体等「活動交流パブ」
 11/10₋13 第3次派遣団募集、関西生コン支部(約30分等)
 DVD「沖縄ドローンプロジェクトの活動//12分」(2018/1~2019/3)
 :米軍新基地建設工事の現況
おつまみ 各自持ち寄り、アメリカンスタイル(ビール/実費、泡盛、焼酎等)

元山仁士郎さん プロフィール
もとやま・じんしろう=1991年、宜野湾市生まれ。国際基督教大学教養学部を卒業し、一橋大学社会学研究科修士課程。SASPLE(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)、SEALDs、SEALDsRYUKYUの立ち上げ/中心メンバー。
2018年4月から大学院を休学し、「辺野古」県民投票を実現sる「辺野古」県民投票の会の代表を務める。
2019年1月には県民投票への不参加を表明した5つの市の市長に対してハンガーストライキを行い、全県実施を実現するために尽力した。

| | コメント (0)

« 2019年9月 | トップページ | 2019年11月 »