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このまま安倍政権が続けば災害で殺される!

 台風19号が去って、その被害の大きさに改めて災害の恐ろしさを感じている。東日本、北日本の広範囲に渡って多くの河川が氾濫するとともに、土砂災害で未だ孤立している地域がある。被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げたい。
 それにしても、この間の安倍政権の災害対応は何だ!「リテラ」に次々と批判記事が上がっている。
安倍首相が今日になって「やってる感」アピールも、台風襲来最中の「休養」に批判殺到! 立川談四楼は「寄り添う気がない」
(前略)だが、ネット上では「いまごろかよ」「昨日は何をしてたんだ」という怒りの声が上がっている。というのも、安倍首相が「災害対策やってる感」を出し始めたのは今日からで、台風19号が列島を直撃して被害が次々と発生していた12日は“のんびり休養”状態だったからだ。例えば、12日の首相動静を見ると、こんな感じだ。
〈午前8時現在、公邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、公邸で過ごす。
 午後も来客なく、公邸で過ごす。
 午後10時現在、公邸。来客なし。〉(時事通信)(以下略)

安倍首相が台風被害拡大の中「ラグビー」勝利に大はしゃぎツイート! 「夜を徹して救助」命じながら自分は私邸に帰り試合観戦
 (前略)まさに指摘のとおりだろう。安倍首相のツイートが問題なのは発災から時間が経っていないというだけではない。昨晩のこの時間帯、利根川では氾濫危険水位に到達したことから、千葉県成田市や千葉県香取市、千葉県銚子市といった地域で警戒レベル4の避難勧告が出されていた。また、宮城県丸森町や長野県長野市をはじめとして多くの地域で孤立状態に陥いっていた人びとも数多く存在し、たとえば長野市の介護医療院で取り残されていた人びとは〈停電が続いて食べ物が足りず、患者たちはゼリーなどでしのいだ〉(朝日新聞デジタル14日付)という。さらに、経産省の14日7時発表の情報でも停電戸数は約9万戸に達している。
 つまり、多くの人びとが危険と隣り合わせで救助をひたすら待ち、避難所で不安な夜を過ごし、あらためて言及するまでもなく大事な人を災害によって失ったり安否が確認できない、そんな状態のなかにある人がいた。そうでなくとも、多くの人びとが被災している真っ最中にあり、停電でスポーツ観戦しているような環境にはなかった。(以下略)

安倍自民党が台風被害拡大の状況で予算委員会を強行! 二階幹事長の「まずまずに収まった」発言にシラを切る安倍首相
 (前略)じつは、野党からは早い段階からきょうの参院予算委の開催を延期すべきという声があがっていた。たとえば、共産党は13日の会見で「政府は救命・救急活動、被災者の安全確保と復旧に全力をあげるべき局面」として与党に開催延期を要望。立憲民主党も同様に予算委延期を申し入れ、今朝おこなわれた与野党国対委員長会談でもあらためて申し入れがおこなわれたが、これを自民党が拒否。安倍首相はじめ全閣僚が出席して参院予算委が開催されたのだ。
 繰り返すが、発災から今晩で72時間を迎えるなかで、野党が主張するように、いま閣僚は国会審議よりも被災地の実態把握と被災者救援のための陣頭指揮をとるべきだ。にもかかわらず、それを与党自民党が拒否したのである。(中略)
 しかも、安倍自民党が今回、野党の開催延期を拒否したのも、結局は自分たちの私利私欲のためだ。いま召集されている臨時国会では、安倍自民党は憲法改正のための国民投票法改正案を強行的に成立させようとしている。ここで災害対応を理由に国会日程をずらせば、会期末までの成立が危うくなる可能性もあるため、予定どおりに参院予算委を開催したかったことは見え透いている。つまり、憲法改正に道筋をつけるために災害対応を後回しにしたのである。(以下略)

 特に三つ目に引用したヤツ…普段、野党が予算委員会や閉会中審議を要求しても応じないクセに、今回のような緊急事態に、たかだか1週間程度予算委員会を開催せず災害対応に全力を傾ければよいにもかかわらず「憲法改正」という「私利私欲」のために予算委員会を強行するというのは、本当に許せない話である。
 思えば昨年の西日本豪雨の際は、総裁選挙のため「赤坂自民亭」(相当な被害が予測されていたにもかかわらず、こんなことをやっている自民党議員そのものがオカシイのだが)に顔を出して宴会に興じ、今年も台風15号で千葉県を始めとする関東地方で何万戸もの家が停電し、復旧にも時間がかかるという状況においても、災害対策本部も作らず、また野党の閉会中審議にも応じていない…なるほど、行政の長がアタフタしたところで、災害はやってくるし、被害を防げるものではないだろう。また災害発生時、発生後に頑張るのは自治体、消防、警察、自衛隊、インフラ関連会社その他の現場で働く人たちである…が、問題はそういうものではない。トップがやる気がなければ、現場は絶対に報われないし、被災者、被害者には行政が予算や政策も含めてこれから手をさしのべ、よりそって行かねばならない。また今回のような災害はその教訓を生かして行政がハード・ソフトの対策を進めて行かなければならない。そんな時に行政のトップがやる気を見せないでどうするのだ!
 また、安倍は「改憲」で「緊急事態条項」を入れようとしているが、何にもやらない、できない安倍政権のような政府に大規模災害時に権限を集中させてよいわけがない!結局、災害のための「緊急事態条項」ではなく、ただただ政府が権力を維持するためだけのものなのだ。
 
 はっきり言いましょう、このまま安倍政権が続けば、我々は災害で殺される!

 だから一刻も早く、安倍政権を打倒しよう!

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