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2019年11月

中曽根と安倍の違い

 昨日、死去が報じられた中曽根元総理も、戦後5位の長期政権を誇った。また昨日書いた通り、レーガン・サッチャーと同時代に進められた、資本主義の危機の救済策→新自由主義(もちろん当時そんな言葉はない)政策導入を推し進めた政権であった。
 中曽根は自民党・保守の「傍流」から出てきた。それまでの「保守本流」は、「改憲」とかはやりたくてもイデオロギー色は極力排し、経済成長を追及してそのおこぼれを配分する、社会党や総評も強かったのでその主張を取り入れ、「ケインズ政策」も進めるというものだ。資本主義が行き詰まり、それがやっていけなくなったので、労働者民衆に対してむき出しの敵意を画さず、改憲も訴える傍流の中曽根が登場したのである。
 だから彼のやる政策は、マスコミ等も巻き込みつつ「このままでは日本はダメになる!」といった危機感をあおり、左と対峙しながら民衆の支持を取り付けるというものだった。そこには一応「資本主義の危機に対応する!」という大義名分がある…そこでの対決に、左の側は大敗したので、中曽根「臨調・行革」路線は一定成功し、日本帝国主義は90年代に生き延びることになる。

 対して、憲政史上最長の在任を誇る安倍政権は、どうか?
 確かに資本主義の行き詰まり情況は、80年代の中曽根時代よりも進行し、どうしようもなくなっている。乗り切り策としての新自由主義政策…それは中曽根から小泉に引き継がれた…も、格差の拡大と社会の分解を推し進め、かつ資本主義そのものの持続可能性すら疑われるようになった。左の「薔薇マークキャンペーン」のみならず、保守の側からも新自由主義政策に反対する、ケインズ政策に戻ろうとする潮流が出てきている。
 だが安倍政権はそういった「危機意識」を前面に打ち出して「改革」をやろうとする政権ではない。ただただ政権維持のため、「一億総活躍」だの空虚なスローガンを繰り返し、なんかやってる「ふり」だけして、民主党政権における民衆の失望に「のみ」乗っかって政権を維持してきたものだ。安倍の「危機アジり」は政権浮上のための朝鮮・韓国敵視のみである。少子高齢化を「国難」と称して選挙を闘ったこともあったが、そんなものは随分前から問題だったし、それを解決する「改革」案なんか安倍は提起できていなかった。中曽根のように、資本主義の危機をアジって、それを乗り切ろう!という政権ではない。
 もちろん安倍政権は一時政権の時の「教育基本法」改悪や、集団的自衛権を認める安保法制、共謀罪の新設等、イデオロギー的に右寄りでかつ国論が二分されるような案件については、強行採決などの強い意志をもってやてきたし、「改憲」も推し進めようとしている。それは注視しないといけない。ただ中曽根が目標とした「改憲」は、彼の発言「行革でお座敷を綺麗にした後、床の間に立派な憲法を掲げる」に見られるよう、彼が資本主義の危機に対応して乗り切るための国家改造…「戦後政治の総決算」終了後の総仕上げと位置付けていた。それに対し安倍の「改憲」は、どうも彼の個人的名誉…「改憲をした宰相として名を遺す」に裏打ちされているようだ。資本主義危機の乗り切りとしてあった自民党改憲草案もどうでもよくて、「9条加憲」論や「お試し改憲」なんて論法が出てくることからもそれが伺える。
 
 中曽根も多くの自民党政治家と同様、カネと疑惑にまみれた政治家であった。ロッキード事件で有罪となった田中角栄の後ろ盾があって総理になったわけだし、本人にもリクルート事件をはじめとする疑惑があったが、結局うやむやにされた。ただしそれは「自民党政治」という大きな枠組みの中に位置づけられ、保守の中においては一定「正当化」もされるものであった。
 だが安倍がまみれている疑惑…モリカケから「桜を見る会」まで…は、その「自民党政治」をも私物化し、自らとオトモダチを優遇するために使っているというものだ。レーニンが喝破した「帝国主義の腐朽性」を地で行くもので、また動く金額もセコいといえばセコい。そのくせ「政権の危機」につながりそうになれば、官僚機構総出で隠蔽、改竄まで行う。本人や閣僚も「息を吐くように」ウソの答弁をする、あるいは答弁も説明もしないまま逃げる。中曽根も「二枚舌」と言われ、ウソやごまかしをやったわけだが、ここまでは酷くなかったのだろう。

 中曽根がやった「国鉄分割・民営化」では、自殺者が200名以上でたと言われている。彼がやった国家改造、「臨調・行革路線」は巨悪である。それに比べると、安倍のやってることはコソ泥、小悪なのかもしれない(それでも官僚が死んでいる!)だが、我々はこの小悪ですら打倒ることが出来ていない。そして小悪がのさばり、居直る中で、日本社会が持っていた倫理や論理も確実にぶっ壊れていく。中曽根は総評・社会党をぶっ壊し、左翼をぶっ壊した。小泉は左翼がいなくなった後、調整機構として残っていた自民党をぶっ壊した、そして安倍は自らの保身のため、日本社会をぶっ壊そうとしている。

 中曽根を打倒することは出来なかったが、その悔しさを含みながら、
中曽根より「小悪」の安倍打倒に邁進しようではないか!
 

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中曽根が天寿全うして非常に悔しい!

 80年代左翼の最大の主敵、中曽根康弘元総理大臣が死去した…Y!ニュース共同通信より
中曽根元首相が死去 在任戦後5位、改憲自論
 安倍、佐藤、吉田、小泉各内閣に次ぐ戦後第5位の長期政権を担い「戦後政治の総決算」を掲げて国鉄(現JR各社)の分割・民営化を実現した元首相の中曽根康弘(なかそね・やすひろ)氏が死去したことが29日、分かった。101歳。群馬県出身。関係者によると、29日午前7時すぎ、東京都内の病院で亡くなった。
 東京帝国大(現東大)法学部卒。内務省入り後に海軍主計将校となり、終戦を迎える。1947年に衆院旧群馬3区で初当選し、当選20回。82年11月、第71代首相に就任した。戦後第5位の長期政権だった。自主憲法制定を唱え、2003年の議員引退後も憲法改正を主張した。

 中曽根が掲げた「戦後政治の総決算」路線とは、「国鉄分割・民営化」に代表される、今でいう新自由主義路線である。おりしも同時代には米帝のレーガン大統領、英帝サッチャー首相という「民営化攻撃」「労組敵視・破壊」を右から破壊的に押し進める政権が登場していた。ベトナム戦争敗北後の世界帝国主義の危機、市場の喪失・不拡大による世界不況と戦後ケインズ政策の行き詰まり(スタグフレーションが起き、不況なのに物価が下がらない!)…それは世界経済が生産活動を実態とする経済から、金融資本が基軸になっていくことから来ている…の乗り切り策としてあったのだ。
 もちろん、当時は「新自由主義」なんて言葉はなく、それぞれレーガノミクス、サッチャリズム、「臨調・行革路線」と呼ばれていた。危機乗り切り内閣として、当時の自民党「傍流」であった中曽根が首相になると、「戦後政治の総決算」を掲げ、これまでの日本のあり方…55年体制として社会党・総評ブロックがそこそこ力を持っている…をぶっ壊しにかかる(「ぶっ壊す」のは何も小泉のお家芸ではない)
 奴の悪行をあげれば、きりがない…国有資産を売り払うと同時に、10万人首切り、労組破壊の「国鉄分割・民営化」、奴はこれを「総評をつぶすために行った」と言っている。電電公社や専売公社も民営化された。「臨調・行革路線」下での自治体労働者、教育労働者への攻撃も酷くなった。またレーガン大統領と関係を緊密化させて日本の軍事大国化を推し進め「日本列島を不沈空母にする」発言や、1000カイリシーレーン防衛などという事も言い出した。防衛費がGDP(当時はGNP)1%枠を突破させたのも中曽根である。(GDPのほうが予想より伸びたので、結果的に突破しなかった)
 一方で日米貿易摩擦が酷くなり、85年「プラザ合意」で円高を容認、ここから円高不況が始まる。これの乗り切りのための「内需拡大」策が土地価格などの上昇を招き、後のバブルを生み出すことにもつながった。
 また「天皇在位60年(本当は「罪位」である)」攻撃を始めとする天皇制攻撃を強めたのも中曽根だ。そして靖国神社を公式参拝する…右翼が堂々と政治の世界に出てきたのである。そして「改憲」を堂々と口にしていた。もちろん自民党流の、自衛隊の国軍化、天皇の元首化、基本的人権を制限し、「家」制度を始めとする明治憲法のようなシロモノである。そして「行革でお座敷を綺麗にしてから、立派な憲法を据える」などと言っていた。
 新左翼にとっては「三里塚二期攻撃」成田空港の二期工事着工も中曽根がやったことである。85年の「10・20三里塚」交差点での機動隊との激突も、中曽根打倒闘争の一環としても取り組まれていたのである。
 また忘れてはならないのは、中曽根は日本に原子力、原発を導入した張本人であるということだ。「原子力基本法」制定に携わり、初めての原子力予算をつけた。もちろん最終目的は「日帝の核武装」であり、その路線は今も継続している。そして3・11後も、なんら反省も謝罪もせず、原子力を維持し続けると主張していたのだ。

 中曽根を打倒するために、多くの左の人たちが頑張ったけれど、左翼的な闘争で奴を打倒することは出来なかった。国鉄は分割・民営化されて、国労や動労千葉といった闘う労組はなんとか残ったものの、総評・社会党ブロックは解体に追い込まれてしまう。中曽根が倒れたのは、大型間接税「売り上げ税」を導入しようとしたためだ。この大衆収奪にはさすがに多くの人が反対したため、彼は政権を手放さざるを得なかったのである。
 首相引退後も自民党で国会議員を続けていたが、新自由主義「改革」の申し子、小泉首相により2003年の選挙で公認を拒否されたため、政界を引退することになった。新自由主義改革の先鞭をつけた者が、新自由主義改革を唱える者によって排除されるのはある意味、皮肉なことである。しかし政界の表舞台から去ったために、これといった批判や避難をうけることなく「天寿を全う」させてしまったことは、非常に悔しく残念である。

 原発政策への批判・非難の他、中曽根に対してやっておかねばならなかったことはもうひとつある。それは海軍主計将校だった時代、フィリピンで「慰安所」を作ったと彼は著書に堂々と書いていた…「従軍慰安婦問題」が出てきてから、奴はそれについて口を閉ざし、ほおかむりしたままあの世に行った。このことについても洗いざらい事実を明らかにしておくべきであった。

 とにかく、中曽根が天寿を全うして残念である!

 

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辺野古ではまともなコンクリートを打つ気がない!

 辺野古の新基地建設現場では、繰り返し生コン車が何十台もいっぺんに入って来る。また先週はずっと天気が悪かった…私はコンクリートを練ったり打ったりする技術でメシを食って来たので、そのへんのことについて書く。
 まず、基本的に雨が降っている時にコンクリートを打設してはいけない。コンクリートを練り混ぜる時は、セメント・水・砂・砂利その他の量をきっちり計量してから練り混ぜる。水の量はコンクリートの施工性の他、強度や耐久性に関わるので重要なファクターである。雨の中でコンクリート打設をすると、その水の量が変化する恐れがあるからだ。よって、原則として雨が降っている時はコンクリートの打設をしない。ただし、屋根がある、シートで被う等の対策をして、打設現場で雨水の進入を防ぐことが出来るのであれば、その限りではない。また少々の雨ならばコンクリート打設をしても問題がなさそうであるが、その目安は「人間が傘をささずに我慢できるかどうか」である。すなわち、傘が必要なぐらいの雨が降るのであれば、コンクリート打設は中止する必要があるのだ。
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 11月18日の朝、生コン車が40台ぐらい来て、シュワブゲート内に入っていった。昼は35台来た。すなわち施工業者はこれだけのコンクリートを打設するにあたり、打設時間中は「傘が必要になる」程の雨は降らないと「予想」したと考えられる。生コン車が沢山来るということは、そんなに激しい雨が降らないという天気予報代わりになるのだが、この日はけっこうな雨が降った…施工業者の「天気予報」は見事に外れたのである。

 さて、生コン車が40台来れば、合計のコンクリートの量はどのくらいになるか?今、普通の生コン車はおおむね4.5㎥のコンクリートを積んでいる(厳密にいうと、コンクリートの質量は2.3t/㎥を目安とするので、2.3×4.5=10.35tとなり、10t積みトラックでは過積載となる…そのため、4.25㎥とか、4㎥しか積んでいない可能性もある)であるから生コン車40台では、4.5×40=180㎥となる。
 一方、コンクリートを打設するスピードは、ポンプ車の台数や作業員の人数等にもよるが時間あたりおおむね60㎥ぐらいが限度である。だから180㎥のコンクリートを全部打設するには単純計算で3時間はかかる。ところがコンクリートには練り始めから打設終了までの時間が定められており、例えばJIS A 5308レディーミクストコンクリート には、9.4運搬b)において
 生産者が練混ぜを開始してから運搬車が荷卸し地点に到着するまでの時間とし、その時間は1.5時間以内とする。ただし、購入者と協議のうえ,運搬時間の限度を変更することができる。
 とあるし、土木学会コンクリート標準示方書【施工編】には
 7.2 練り混ぜから打ち終わりまでの時間
 練り混ぜてから打ち終わるまでの時間は、外気温が25℃以下のときで2時間以内、25℃をこえる時で1.5時間以内を標準とする。これらの時間を越えて打ち込む場合には、あらかじめコンクリートが所要の品質を確保できることを確認した上で、時間の限度を定めなければならない。
 とある。このへんのことは、コンクリートを扱う技術者にとっては基本中の基本だ。
 180㎥ものコンクリートをいっぺんに持ってきても、終わりの方は規定内の時間に打設することはとうてい難しい。上記2つの基準についても規定時間の限度は「協議」や「確認」の上変更できることになっているが、それも無制限ではあるまい。本当はコンクリートを大量に打設する場合、コンクリートはその都度持ってくるのがセオリーであり、一ぺんに大量に持ってくることが邪道なのである。
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 写真は18日昼の搬入時、「第二ゲート」バス停付近に32台目の生コン車を確認したもの。
 実はシュワブの現場には「定置生コンプラント」がつくられていて、抗議行動で生コン車が来られない、時間オーバーになるリスクに対応しているハズなのだが、なぜかその定置プラントは使われず?わざわざ市中から生コンを買って持ってくるということをやっている。定置プラントを使えば「生コン業界」が儲からないからだろうか?
 現場でどんなコンクリートの打設をしているのかは定かでないが、いずれにせよ元請け、大成建設やその下請けのコンクリート打設業者はロクなコンクリートを打っていない、いいコンクリートを打設する技術も能力も気力もないことが伺える。こ奴らは私にとっては打倒対象だぜ!そのことが実地で判明したことも、今回の辺野古現地での収穫でもあった(^^)

 おまけ…前にも書いたが、抗議行動の現場では生コン車のことを「ミキサー車」と呼んでいる。建設業界でない一般の人はそう呼んでいるのだが、生コン車には「ミキシング(練り混ぜ)」する能力は無い。やっているのは「アジテ―ト(攪拌)」である。だから生コン車は正確には「トラックアジテータ」と呼ぶし、業界では「アジテータ(車)」「アジ車」なんて呼び方をする。この呼び方は一般的ではないので、本ブログでは「生コン車」と呼ぶ。

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安倍を倒す緊急行動に決起せよ!

 「桜を見る会」その他で安倍政権への批判が高まっている…梅田解放区(ツイッター)でも、先週は月、火、水と連続街宣を行い、先週土曜日は定例街宣、そして本日火曜日は19時~20時緊急街宣、今週、来週土曜日連続街宣の予定である。

 で、SNSとかで流れている集会・デモをご紹介。
 まず東京。

みなさま
高田健@総がかり行動実行委員会です。
以下、拡散願います。

安倍首相は、これほど犯罪行為が明白な「桜を見る会」の公選法違反、政治資金規正法違反事件を、嘘と証拠隠滅で逃げ切ろうとしています。
自らの地位にしがみつく首相の醜悪な姿をまえにして、私たちは黙っていることはできません。
総がかり行動実行委員会はすでに12月4日(水)に官邸前大行動を呼びかけておりますが、
事態の緊急性にかんがみ、これに加えて、急遽、11月28日(木)にも緊急に官邸前行動を呼びかけます。
大阪の仲間たちも12月3日に行動に立ち上がります。
全国でがんばりましょう。
今こそ、国会内の立憲野党と共同して市民の怒りを結集するときです。
至急、拡散をお願いします。

行動名称:「桜を見る会」うやむやにさせない!、
予算委員会いますぐ開け!安倍首相は国会に出てこい!
権力私物化やめろ!、11・28官邸前緊急行動

日時:11月28日(木)18:30~19:30
場所:首相官邸前
主催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

続いて、上記でも紹介の紹介のあった大阪での行動。

「桜を見る会 私物化を許さない!」
安部政治を終わらせよう!12・3緊急集会
 今回の税金私物化は、森友・加計事件につぐ3度目の首相自身の大疑惑事件。安倍夫婦を始め、自民党が公金を使って選挙活動をしていたことは明白です。首相は法律違反を認め市民・国民に謝罪すべきです。不祥事続きの現政権は今すぐ総辞職を!不正と腐敗にまみれる安倍政治を終わらせよう!怒りの集会とデモ、みなさん、ご参加ください!

日時 12月3日(火)
 18時半 集会開始
 デモ 19時出発→なんば工藝(元町2丁目交差点)
場所 新阿波座公園 (地下鉄本町駅23番出口)
主催 おおさか総がかり行動実行委員会
 ・大阪憲法会議・共同センター(06-6352-2923)
 ・戦争させない1000人委員会・大阪(06-6351-0793)
 ・しないさせない戦争協力関西ネットワーク(06-6364-0123)

 香港の区議会選挙で「民主派」が圧勝したが、これは広範な民衆の決起に支えられたものだ。韓国でも「ろうそく革命」で朴槿恵政権を打倒した!我々も街頭に出て、安倍政権を打倒しよう!

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佐喜真美術館とゆいレール

 22日は帰阪の日、名護を出て宜野湾の佐喜真美術館へ行くことにした。名護からここに行くには、辺野古を経由する77系統のバスで普天間で降りて歩くのが王道だろうが、高速バスの中城(なかぐすく)パーキングにあるバス停も地図で見たら近い!ということで高速バスで中城バス停で降りて佐喜真美術館に行こうとすると…
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 えらく坂を上ることになった…向うに見えるのが高速道路…グーグルマップとか、道路地図は土地の高低が分からないから、こんなことになる(^^;;
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  さっきのところから少し進むと、すぐ宜野湾の市街地に入る…下り坂はそんなにきつくない、ということは、宜野湾市や普天間基地は高速道路よりも標高が高いということになるわけだ。先に見えるバス通りを右に曲がると、佐喜真美術館に行く道にすぐ出ることになる。

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 目印としては、宮脇書店を覚えておくとよいだろう…公園通りを真っすぐ進むと…

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 案内看板が出ている。

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 すぐに佐喜真美術館が見えてくる。この日は幼稚園児たちが先生に引率されてきていた。「今日はここで何の話を聞くのかな…戦争の話ですね」「みんな沖縄で戦争があったこと知ってますか?」「知ってる~」
 開館時間は9:30~17:00、入館料は800円である。佐喜真館長自らが切符を売ってくれた。
 実はここ、何年か前に一回行ったことがあるのだが、今回の目的は「命どぅ宝 沖縄戦の図 全14部 展」である。
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 「沖縄戦の図」は、丸木伊里・丸木俊さんが最晩年に取り組んだ八連作…取材も含め6年かけて制作したものだ。企画は9月25日から12月16日まで。
 展示されている絵を見ると、やはり圧倒される…黒い画面に赤い血がところどころある…そんな感じ。ピカソの「ゲルニカ」(本物を見たことないけど)を連想させるような「集団自決」という絵もある。「ひめゆりの塔」では、火炎びんを投げようとする若者と、前の天皇夫妻が描かれている。
 いやぁ~行ってよかった!

 美術館自体は小さいので、絵はすぐ見終わった、美術館の屋上に上ると、普天間基地が一望できる。館長は「基地が出来る前は松並木がありました。それを想像しながら見て下さい」と言う。館内には基地を「引き取ろる行動」系の本がちらほらとある。
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 こう階段を上って、その先に

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 この四角い窓から、基地を望むような作りになっている。

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 滑走路はあんまり見えず、こんもりとした森が広がっているのが見える。また今日、この時は訓練が行われていないのか、とても静か。

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 敷地内には、亀甲墓がある。
 さて、佐喜真美術館を後にしてバスに乗車…国際通りに入る安里バス停で降りて昼食の後、牧志駅からゆいレールに乗ることにする。
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 目的は、10月1日に首里から「てだこ浦西」まで延伸された区間に乗車するためである。

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 牧志駅の改札内、案内表示には「てだこ浦西」と書いてある。
 モノレールはいつものとおり、満員御礼!といいたいとこだが、「おもろまち」駅でなぜか多くの人が下車…大型ショッピングセンターもある新都心だからということらしい。
 首里に向かうモノレールは、ドンドン標高を上げていく…琉球王府も高い所にお城をつくって、民衆を見下ろしていたということだろう。首里城公園は見えるが「焼け跡」はよく分からない。
 首里を過ぎれば延伸区間…なんか乗車している人は少ない。平日の昼とはいえ、大丈夫か?ゆいレール。
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 石嶺、経塚(ここから浦添市)、浦添前田を過ぎ、道路と並行して掘られたトンネルを抜けると、終点のてだこ浦西駅に到着!完乗闘争勝利!
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 向かいのホームには、那覇空港に戻る車両が待っていた。

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 終点の様子…高架橋は一般道路で、向うにすぐ高速道路が走っている。

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 改札を出たところ…まだまだ周辺は工事中だ。

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 パーク&ライドで利用する駐車場も整備されている…こうゆう取り組みで公共交通機関になじみの薄い沖縄の人を取り込み、利用者を増やすことも必要だ。

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 高速道路まで行ってみると「幸地」バスストップが近い…まあ、ここで乗り換えるという需要はあまり期待できないだろう。

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 駅の様子は、こんな感じ…一通り見たので、ここから那覇空港に戻る。始発駅での特典、前面展望ができる一番前の座席に座り、40分ばかりモノレールのアップダウンを楽しませてもらった。

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安和での抗議行動と辺野古集中行動日

 20日もまた安和桟橋に向かった。朝からゲート前でぐるぐる回って、抗議行動を始める。
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 数は少ないが、出口でも抗議行動とダンプ台数のカウントが行われている。
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 出口側から中を見る。安和桟橋は昨年行った時はこんな「ヤード」なぞ無かった。ここに大量に土砂を積み上げて、ドンドン搬出しているわけだ。
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 ダンプが出る所では、ジャンジャン水を撒いて、ダンプの泥落としをやっている。(昨今の大きな土工現場では、車両についた土を場外に出さないよういろいろ気を遣うのは当然となっているので、ここだけの話ではない)

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 前回、トイレは200m離れた公民館の横…と書いたが、ダンプが入ってくる交差点のところに食堂・弁当屋があって、そこの外便所も使えるみたい。
 この日はお昼のサイレンが鳴る前に、午前の搬入は終了。午後「島ぐるみ会議」の方も交代して(午前・午後と当番分けしているようだ)抗議行動を続ける。

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 ここはダンプの運転手さんの顔が良く見える…おっちゃんお兄ちゃん、お母さんおねえちゃん、おじいさんもいる。みんな様々な事情等を抱えて働いている労働者である。彼らが土砂搬入で不当に儲けているとは思わない。不当な利益を得ているのは、大成建設を始めとする大手ゼネコンであり、琉球セメントのような地場の有力資本である。
 とはいえ、午後にはなぜか私にもマイクがまわってきたので、いろいろ訴えさせてもらった。「沖縄の民意を無視し、安倍政権・沖縄防衛局が工事を続けていますが、土砂を運ばないで下さい!この工事で基地を作ってもだれも喜びません…沖縄の人が望む工事に、あなたのダンプと技能を使って下さい…」「基地はいらない!赤土いらない!工事をヤメロ!ちゅら海守ろう!…」
 3時頃になると多くの人が帰ってしまい、抗議行動をする人数が減るが、それでもいる人間だけで続ける。バスの時間もあるので私は4時半き切り上げて名護市街地に帰ることにしたが、それでもダンプの搬入は続いていた。

 翌21日は、第三木曜日で集中行動日と設定された…平日に集中行動日を設定したのは初めてである。
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 月曜日よりは人が集まったぞ…機動隊側もそれなりに人数を出してくる。で、排除されている9時過ぎぐらいに、各地からのバスがぼちぼち到着するので、ギャラリーも増えてくる。

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 それでも排除が終わって、車両はドンドン入っていく。搬入終了後、ぐるぐる回って抗議行動を続ける。バスで来た、車いすに座った女性が機動隊にすごく格調高い呼びかけを行った。

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 朝の抗議行動が終了したら、テントに戻ってミニ集会。今日の司会は浦島悦子さんだ。「世界平和アピール七人委員会 」のシンポジウムがこの日、琉球新報ホールで予定されており、メンバーのうち5名がテントを来訪。マイクを持つのは大石芳野さんである。
 先ほどの車いすの女性も自己紹介…福島に居られて、東京へ…震災後は娘さんといっしょにニュージーランドへ避難、現在は北海道に居られるとのこと。
 その他ミニ集会では、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会がオール沖縄会議と主催して行う、土砂条例についての連続学習会の案内や、ヘリ基地反対協議会主催で12月3日(火)に安和の海で海上大行動を行う案内。南西諸島への自衛隊配備の話などがなされた。

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 昼の阻止行動は200人ぐらいの結集だ…

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 機動隊も沢山来たぞ!

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 一人一人”丁寧に”排除していきます…

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 人数が多いので、久しぶりに歩道に設けた鉄柵内に”隔離”される。もっとも、ず~っと隔離されているわけではないので、解放されたらまた門前をぐるぐる回って気勢をあげることになる。
 昼の阻止行動を終えて、昼食およびミニ集会後半…私もまた「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動 」や「梅田解放区」の活動について宣伝させてもらった。昼に帰る方もいるので、人数はまた少なくなった。
 ミニ集会の最後に、琉球大学学生会(多分カクマル)という若い方がしゃべる…アメリカが沖縄に中距離核ミサイルを配備するという報道に驚いた。アメリカの核戦略の最前線に日本、沖縄が立たされると批判した。彼らは琉球大学、沖国大ののぼり旗を抱えて、5名ほどで来ていた。
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 3時の阻止行動では、替え歌を歌っている間に盛り上がってみんなで踊りだした…今回の集中行動は搬入の阻止・大幅な遅延こそ引き出せなかったが、まだまだ抗議行動が出来る、闘えるという意気込みを見せることは出来たと思う。
 今回の私の現場抗議行動も、これで終了である。

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辺野古と安和へ…

 17日に沖縄、名護入りして、翌18日は辺野古、キャンプシュワブゲート前へ行く。
 朝からヘリ基地反対協議会の安次富さんがあいさつ。東京とか行ってちょっと体調を崩したとのこと。シュワブ前の道路が土曜日、広範囲に「Uターン禁止」規制がかけられたので、気を付けるようにとのこと。全く、完全な嫌がらせ規制であることは間違いなく、また前でUターンが出来ないと駐車場やトイレに行く「送迎車」の運行がよりめんどくさくなるのだ。そして交通違反を口実に「弾圧」してくるに違いない!
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 朝一発目の座り込み…2~30人ぐらいは集まったぞ。歌うたって気勢をあげる!

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 やがてパトカーに先導されて、沢山の生コン車がやってきた!

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 あっと言う間に機動隊の連中が出てきて…

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 確実に排除される…ただ、排除の仕方は最近、ずいぶん丁寧になった。声かけも優しく「ハイ、移動して下さい~」というような感じだ。歩いて排除されない人は、3人がかりで支えてゆっくり排除にかかる。

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 去年は排除されたらそのまま外から抗議するだけであったが、この度は車の進入が一段落すれば、前でぐるぐる回ってシュプレヒコールを上げるので、全然敗北感がないぞ!

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 海兵隊は辺野古から名誉ある撤退を!

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 普天間は5年以内に還ってきませんでした…275日目。
 朝の座り込みの後、人が増えた…月曜日にしてはよく集まったらしい。宮城県気仙沼から来れれた方がいた。(この前行ったぞ、気仙沼)昼の座り込みの前、雨が強くなる。
 昼も同じように座り込み→排除の後、歌ったり自己紹介したり…
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 日本山妙法寺さんが、沖縄平和行進の途中に立ち寄り…あと、三重県から「辺野古にケーソンを送らせない会」の方々が来られていたので、2年ぶりくらいに挨拶。
 3度目の座り込みぐらいから、雨が強くなった…同じように排除後、門前でぐるぐる回って気勢をあげる。終わるころは雨がかなり激しくなって、合羽とか着ていないと大変なことになる。

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 翌19日は、安和の琉球セメント桟橋へ…バスで「琉球セメント工場前」で降りてすぐ。

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 「応援に来ました~」って挨拶して、のぼり旗もって入り口のところでわらわらと歩き回るのだ!ただし、無理してはいけない。機動隊もやんわりと排除してくる…それにうまく乗って、できるだけゆっくり歩いて、土砂を積んだダンプが入場するのを出来るだけ遅らせる闘いである。

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 ダンプは信号右折で入って来るので、せいぜい1回の信号で1台くらいしか入れない。時々、黄色や赤信号で突っ込んでくる「違反」ダンプもいる。それでも確実に土砂は搬入されているのだが、なんにもやらないとこの2倍、3倍のスピードで土砂が搬入されるだろう。
 こうやっていると簡単そうだが、ここは日差しを遮る屋根も椅子もない…ず~っと歩きっぱなしである。今日のような曇りや小雨の日ならともかく、炎天下、酷暑厳寒期は大変である。また大きな通りに面している事や、ダンプの排気ガスをもろに受けるので、マスクと(のど)飴は必須である。毎日続けておられる沖縄の方々には本当に頭が下がる…人も各地の「島ぐるみ会議」関係者が交代でやってくる。今日はうるまの方々、リーダーはいろんな歌を歌いまくる…そして声がすごくいい方だった。
 10時頃、カヌー隊が船の出向を阻止中ということで「カヌー隊ガンバレ!」のコールを送る。今日はこの船1隻だけが出航…その他の船は来ずである。
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 トイレは安和桟橋から200mぐらい名護方面に戻って、この公民館の建物の隣にある。なおこの向かい側に駐車スペースがあるので、車で来た方はそこに停めている。

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 トイレから帰ったら、なんか人が増えていた(^^)
   12時になったら、琉球セメントの工場のサイレンが鳴る…ほどなく土砂搬入ダンプの車列がなくなった。昼食休憩タイムである。歩道の木の陰で座って昼食をとる。午前中に220台ものダンプが入って来たとのこと。また昨日は塩川港で大勢集まって、14台ぐらいのダンプしか入れない成果をあげたらしい。
 13時に土砂搬入&抗議行動再開…午前中に来ていた人たちも帰り、午後はまた別の人たちが来た。カヌーによる抗議行動・阻止行動は風が強いこともあって午前で終了。カヌーに乗るつもりで来た人が、そのまま抗議行動に参加する。
 昼から雨もぱらついてきた。こうゆう単純作業は、2時頃が一番きつい!ゆっくり、ブラブラ歩くことを続けるのも大変だ!雨は3時頃、本格的になったが、帰る人は帰っていった。少人数でブラブラ歩きを続ける。
 16時にはまた工場のサイレンが鳴る…一応、シュワブ前とも連動して16時を目安に行動を終えることにしているのだそうだが、まだまだアンプは入って来る。しかしもう終わる雰囲気になってきたので、のぼり旗を置いてバスに乗って帰って来たのだった。

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幹事さん、大変ですよ!

 幹事さん、大変ですよ!今年の忘年会…ニューオータニで唐揚げコースが一人5000円で、おしゃれです!

 Togetter(ツイッターまとめサイト)ニューオータニで唐揚げ追加

 一部引用…

ホテルでやる会費5000円のパーティだと、パスタに唐揚げ、ハムとチーズ、魚料理に、肉はローストビーフがあればラッキーで、酒はビール、ハウスワイン、焼酎、ソフトドリンクくらい。
ニューオータニがそんなん出すわけないし、久兵衛の寿司なんて絶対無理。
誰かが差額を出したよね。

勝手に通常価格の半額以下のプランつくって、唐揚げ中心にするのか。ニューオータニって、とんでもないホテルなんだね

唐揚げ増やすなどって… ニューオータニのパーティーがつぼ八の学生コンパ並みの地平に降りてきたな。

ニューオータニのサイトで11000円のパーティープランを見て笑ってしまった。
もともとメニューにない唐揚げを「増やす」はないと思うけど。
この下に5000円の唐揚げプランがあるんですね。

いつもの見苦しい言い訳大会が始まった。ニューオータニなのに唐揚げ増やすって…安い居酒屋じゃないんだからさ。

唐揚げを安いものの代表みたいに言うな!ちゃんとつくると大変なんだぞ。ニューオータニの唐揚げ、もしかして業務用冷凍品だったりするのか?

墓穴掘るって言い回し、知ってるかしら?(笑)
ニューオータニの格も関わるんです
馬鹿にしちゃイケナイ。
前夜祭「会費5000円」で安倍首相反論 官邸幹部も「唐揚げ増やすなどやり方ある」 - 毎日新聞

ニューオータニも災難だな!こうなったら忖度プラン5000円を作るしかない。久兵衛の寿司2貫と唐揚げとコーラで。自分はこれでも行く!

ニューオータニのパーティーで唐揚げが出たら「予算を低く抑えよう」ということか。でも腐っても、ニューオータニの唐揚げだよ!?変なモノ出さないだろうから、やはり今年の忘年会は「ニューオータニで5000円飲み放題」だよね。

いやいや、オモロすぎるわ、これ🌕

  安倍が「桜を見る会」に地元有権者を大量にご招待してた問題…これ自体が公職選挙法違反の「買収」にあたる疑いが濃厚なのだが、その「前夜祭」と称してホテルニューオータニで接待していた問題。
 ホテルニューオータニでは、宴会のコース一人あたり最低1万1000円なのだが、安倍後援会は一人あたり5千円のみの負担だったそうだ。差額を安倍晋三事務所が出しているなら、公然たる買収行為にあたる。
 それを安部はぶら下がり会見とやらで、その値段は適正だった…「唐揚げとかを増やして安くした」とか言い訳けしたのだ!見苦しいぞ!

 ホテルニューオータニがそんな値引きなんかしない(安倍案件だから半額以下に値引きしたとなると、別途便宜供与…贈賄の疑いがかかる)し、メニューにも唐揚げなんて無いそうだ(^^)
 それにしても、誰が学生が使うような居酒屋で予算をおさえるために、唐揚げメニューを増やして対応なんていう”庶民の知恵”を教えたのだろうか…麻生だったら、絶対に思いつかない言い訳だわw

 書いてある通り「桜を見る会」そのものよりも、こちらのネタのほうがより犯罪的だ!ニューオータニでの饗応それ自体が、買収の疑いが濃厚であるし、ニューオータニがありえない値引きをしていても、贈賄の疑いがある。そして何より、政治家が人を集めて会費をとってなんかやってたら、政治資金規正法によりその収支報告をしなければならないのに、この「前夜祭」については全く報告がなされていない。

 安倍晋三は、真っ黒だ!

 台風被害も顧みず発足した安倍改造内閣は、発足後すぐに「公職選挙法違反」で閣僚2名が辞任している…こいつらは本来は議員辞職までせんとアカンはずなのだが…親分の安倍が率先して「公職選挙法違反」をしているのだ!総理と議員を今すぐヤメロ!潔く腹を切れ!

 ただしこの案件、あまりにも単純すぎるので、森友・加計問題と違い、これ以上ネタは多分出てこないだろう。野党に国会で追及してもらおうという甘い態度でいてはならない!韓国や香港の人民のように、街頭に出て闘おう!
 安倍を政権から引きずり降ろして、おいしい唐揚げをみんなで食べようではないか!

★緊急告知★公選法違反の桜を見る会で安倍11.20退陣説も出ました!

でも置き土産に19日日米FTAを採決!?
FTA採決阻止!私達の力で辞めさせよう!大阪連続行動へ集合を
11月18日19時?梅田H E P5前
19日18時?野党合同街宣@阪急豊中駅前
20日19時半?H E P5前

#桜を見る会 #日米FTA #1118梅田緊急抗議

 

 

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「軍事的合理性」に抗する話

 先週、「けーし風」(けーしかじ)第104号の読者の集いに参加した。今回の特集は「島々の軍事要塞化に抗して」と、南西諸島への自衛隊配備に対する闘いである。
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 改めて「島嶼防衛戦争」準備として南西諸島への自衛隊配備が勧められている事実に戦慄する。と同時に「沖縄問題」として捉えると、宮古島や石垣島、与那国島のほうがクローズアップされるが、軍事演習などは奄美大島や種子島などの「鹿児島県」の島々で激しく行われている。観光地として沖縄より注目されていない離島で、バンバン軍事演習・日米共同訓練などが行われていることを注視しないといけない。
 そして「琉球弧」として見た場合、沖縄戦の記憶が残る沖縄島には新たな自衛隊基地を置けないので米軍基地を残し、そこを自衛隊も使う(辺野古新基地も当然、自衛隊の使用が織り込まれているだろう)その他の島々には自衛隊を堂々と配備し、南西諸島の軍事要塞化を推し進めていくのだろうという視点が必要だろう。

 「読者の集い」の中で、例えば住民投票を要求する署名運動の結果も無視して基地建設が強行されるなど、なぜ住民の意見を聞かないで進めるのか?という疑問があったのだが、それの答えは「軍事的合理性」は住民の意識を超えるから…ということに他ならない。敵を迎え撃つのにここが一番いい陣地です!という時に、いちいち住民の声なんか聞かない…それが軍隊・軍事というものだ。
 「辺野古新基地建設反対」の場合、沖縄に海兵隊がいることは別に抑止力でもなんでもなく(海兵隊にそんな役割はない)ただ政治的にそこにいる(日本政府が決めたから)ことを根拠に反対できる。それに対し、「島嶼防衛」を口実に行われる自衛隊配備…ミサイル部隊の配備、一旦奪われたら、後で海兵隊的なものを使って”奪還”する作戦等…は、それなりに「軍事的合理性」があるからやっかいだ。
 島々を防衛する場合、制海権・制空権の確保は欠かせない。本来は海軍兵力・空軍兵力によるべきものなのだが、地対空、地対艦ミサイルを重点的に配備するのが手っ取り早い。また過去の戦訓から、島には強力な陸軍兵力は置けないので、島嶼防衛は難しい…一旦敵に明け渡した後、奪還するほうがやりやすいのである。だが「一旦敵に明け渡した後、奪還する」と書いたが、狭い島々には人が暮らしているのだ。そこで獲ったり取られたりの攻防戦を行えばどうなるか?沖縄戦の歴史を想起しよう!
 だから「軍事的合理性」に抗するには、戦争があることを前提にした政治・政策そのものが間違っている!と声を大にして言う必要がある。私はあんまりこんなことは言わないのだが、ここでこそ日本国憲法9条の理念が試されるところなのだ!

おまけ…MMTについて、考えるあるみさんのブログを更新しました。

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「桜を見る会」中止で安倍逃げ切りを許すな!

 内閣府が新宿御苑で毎年行っている「桜を見る会」で安倍晋三がオトモダチ、支持者を優遇するのみならず、有権者に便宜を計っていた疑惑が濃厚になっている。
 そもそもの発端は11月8日の参議院予算委員会で、共産党の議員が「桜を見る会」について、第二次安倍内閣発足後、招待者数が増え続け、予算も3倍の5000万円になったことへの質問から始まった。どうやら安倍政権と親しい・親和的な人物、アベ友やその他自民党後援会の会員をドンドン招待しているのではないか?参加者の選定根拠とかを明らかにしろ!ということだ。
 首相主催という形で「功労者」を呼び、花見など饗宴を行ってもてなし、交流するというのは、一般人にとっては何なんだという気分のものではあるが、まあ「勝手にやってろ!」とそれなりに理解できる。だが政権に近い者や後援会の人をバンバン招待するというのは、考え物であろう。そのうえ後援会のを政治家が「おもてなし」すること自体が、公職選挙法にひっかかる事案である。また安倍は、「前夜祭」と称する集まりを企画し、ホテルニューオータニで後援会の会員を会費5000円集めるパーティーを行っていたのだが、政治資金規正法に基づく収支報告がなされていなかった。またホテルニューオータニでそんな豪勢なパーティーを5000円で出来るのか?これは「桜を見る会」にかこつけた公然たる買収行為である!
 世間では安倍政権による「桜を見る会」の私物化批判が高まり、「桜を見る会に参加しました(^^)」と嬉々としてブログに書いていた連中も、慌ててブログ記事を削除する始末…そうこうするうちに新たな疑惑も湧き出てきた…リテラによれば
「桜を見る会」公金不正に新疑惑! ケータリング業者は安倍首相と昭恵夫人のお友達だった 不自然な入札、価格も倍以上に
(前略)じつは、安倍政権下での「桜を見る会」での飲食物の提供業務は「JCコムサ」という企業と契約。つまり、この7年間、1社の独占状態にあるのだ。
 5月24日の衆院内閣委員会での立憲民主党・初鹿明博議員の追及によると、この契約は一般競争入札ではなく企画競争入札という、企業が金額も含めて提案するというかたちによって結ばれているというが、その契約金額もうなぎのぼりになっているのだ。以下に示そう。
2013年  972万2000円
2014年 1349万8000円 
2015年 1349万8000円
2016年 1922万2208円
2017年 1920万円
2018年 2135万5312円
2019年 2191万3232円
 数字を見てもらえればわかるように、2015年度と2017年度は前年の据え置きあるいは微減しているが、この年はJCコムサのほかに別の会社も入札に参加していたという。つまり、別の会社が入札に参加したときはほぼ据え置き金額を提示しながらも、JCコムサだけが名乗りをあげた年はどんどん契約金額が上がっていっているのだ。(中略)
 だが、本題はここからだ。じつはこのJCコムサは、安倍首相・昭恵氏と深い関係にある企業なのだ。
 このJCコムサは、おもにピザの製造や「上海エクスプレス」などの宅配・外食事業などを展開する企業で、代表取締役社長である大河原愛子氏は厚労省の「女性の活躍推進委員会」や経産省の「男女共同参画研究会」、内閣府の「男女共同参画推進連携会議」の委員などを歴任してきた人物なのだが、安倍昭恵氏とも繋がりをもつ。
 たとえば、大河原愛子社長が代表をつとめる「食品業界女性経営者ネットワーク」が今年10月11日に帝国ホテルで開催した設立15周年記念会のパーティでは、昭恵氏が出席して祝辞を述べている。
 さらに、JCコムサの代表取締役CEOは愛子社長の夫である大河原毅氏が務めているのだが、毅氏は安倍首相と親交がある。安倍首相は2018年にリトアニアを訪問した際、日本の元外交官・杉原千畝の記念館を視察し、視察後に記者団に「杉原さんの勇気ある人道的行動は高く評価されています。同じ日本人として、本当に誇りに思います」などと述べたが、じつは、大河原毅CEOはこの杉浦記念館の修復活動に携わっており、この日、記念館で安倍首相を案内したのも大河原毅CEOだったという。
 しかし、この大河原夫妻以上に安倍夫妻と深い関係にあるのが、大河原愛子社長の弟で、JCコムサの取締役であるアーネスト・M・比嘉氏だ。(以下略)
 と、まぁ「アベ友」企業に性懲りもなく、独占的にケータリングの費用が支払われ、それも年々増額しているという…絵にかいたような「オトモダチ」優遇ではないか!
 そしてリテラでは、ホテルニューオータニでの「前夜祭」が一人5千円ではできない、これは公然たる買収行為であることを批判・紹介している。安倍首相「桜を見る会前夜祭」会費5000円では無理!? ホテルは「最低1万1千円」+「銀座久兵衛の寿司4貫2000円」
 
 助さん、格さんじゃないけど
皆様「もういいでしょう!」

 13日に菅官房長官が出てきて「来年の『桜を見る会』は中止する」と発表したが、「臭いモノに蓋」を地で行く対応である…
なめてんのか!ボケ!

 台風15号による被災も顧みず強行した改造内閣で、2人もの閣僚が「公職選挙違反」案件で辞任している。そしてついに安倍晋三本人の公職選挙法違反が明らかになったのだ!安倍に総理をする資格はない!議員職も含めとっとと辞任しろ!そして公党としての自民党の総裁もヤメロ!
 それが自ら出来ないのであれば、
大衆行動で安倍ヤメロの声を上げよう!

安倍政権を打倒しよう!
 

おまけ…MMTについて、考えるあるみさんのブログを更新しました。

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11・10太田昌国講演会(後編)

 後半は反弾圧レポートということで、全日建連帯労組、関西生コン支部の西山直洋さんからあいさつ。安倍「スーパーウルトラ独裁政権」からやられていると笑いをとる。関生弾圧では滋賀県警、京都府警、大阪府警、和歌山県警、奈良県警が動き(兵庫県警は「山口組」の問題があるのでパス?)これまで87名が逮捕され、60名以上が起訴された。留置所には窃盗や覚せい剤など他の犯罪容疑者もいるが、生コンの事件があるからお前ら後回しやと言われる…で「あなたら何やったんですか?」と他の容疑者から尋ねられるそうだ。
 自分は保釈されているが、保釈条件も酷い…全組合員と会ってはいけない、組合事務所に行ってはいけない。そして保釈金は700万円!である。そして関電の汚職問題にもふれ、労働組合が経営をチェックしていないからああゆうことが起こるなどと述べられた。
 西山さんの後、いよいよ本題の太田昌国氏の講演「壊れちまった世の中で、今日は何を言う」である。太田氏ははじめに、現在の日本社会がとてつもなく壊れてしまっている。だが少し前は「まとも」だったのか?どこまで時代をさかのぼれば「まとも」になるのか?その辺を考えていないと、足元をすくわれる。また最終的には安倍は辞めることになるが、彼が壊した7年間をもとに戻すのは大変なことだろうと述べられた。
 そして世の中が壊れる「前史」について、90年代から説き起こし始める…天安門事件、ベルリンの壁崩壊、冷戦終結で「社会主義・共産主義」が崩壊した。「社会主義」がなぜ人々を引き付けたか?これは資本主義社会のあり方への批判であり、その有力な根拠であったのだが、それが崩れたということを客観的に認めなければならない。一方、湾岸戦争が起こり「国際貢献論」から自衛隊掃海艇がペルシャ湾に派遣される。ここで憲法9条の堤防が決壊したと判断する。現代資本主義の「勝利」とグローバリゼーションの世界制覇は圧倒的な力であり、人びとに無限の「現状肯定意識」が浸透した。批判的な言論が衰退し、批判的な本が社会から姿を消していった。
 1995年に阪神・淡路大震災と、オウム真理教の地下鉄サリン事件が起こる…絶え間ない災害は不安感・無常観・諦観を呼び起こすが、不安に乗じて権力は思う通りできる。97年に日本会議および「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」が結成され(安倍晋三はその有力なメンバーだ!)2002年の日朝首脳会談後に、拉致問題が日本社会を席巻した…このあたりを、太田氏は日本社会の転換点であると考えているそうな。
 太田氏はそれでも90年代は「社会主義」という批判点はなくなったものの、そこには「せめぎあい」があったのではないかと説く…そして「慰安婦」問題を事例に、いかに日本社会が不十分ながらもそれを認め「解決」に動こうとしていたかを説明するとともに、2001年、NHKのETV特集「戦争をどう裁くか―問われる戦時性暴力」における改竄事件、圧力をかけたのはまだ若手議員だった安倍晋三らである…ここでひっくり返るのである。
 90年代の動きは、小泉・安倍(1次)政権でなぜひっくり返ったか?小泉はこれまでの自民党とは徹底的に違った。「自民党をぶっ壊す」という、主張は明確だったが、中身がない…そこで5年間、はぐらかされた。そこで徴用されたのが安倍晋三、ウルトラライトが浮上してきた。小泉政権で2002年日朝首脳会談で「国交正常化」が吹き飛んで、朝鮮憎しの「拉致問題」が日本を席巻するが、この時に安倍晋三が対朝鮮強硬派として台頭する。朝鮮に対応するのに安倍晋三だとしいう「刷り込み」が行われ、2006年に”国民的に人気の高い”安倍第一次内閣が発足する。「敵」をつくって政権基盤をつくるということは各国がやっているが、それが日本で起こっている。
 日本国内の契機だけでなく、国際的あるいは東アジア的契機を導入することで、日本社会が壊れてしまった原因は何なのかということが見えてくる。「明治150年」史観、日清戦争以後「50年戦争」を繰り広げた日本帝国、関東大震災と朝鮮人虐殺(日本社会主義者の虐殺と「等価」では決してない)、1945年敗戦時の問題、戦後民主主義と平和、その裏で日米安保と朝鮮戦争・ベトナム戦争のような、東アジアの戦後史はどうだったか?そして「拉致」問題と植民地支配の忘却、忍び寄る排外主義…これらから見えてくることは、自国中心主義であり、他者・他国の「不在」である。そして近代日本の歴史を把握する上で「民族・植民地」問題が決定的に重要であるが、理想主義が無残な敗北を喫した現在の思想的な痩せ地にあっては、その「民族・植民地」を体現する人びとに対する「憎悪・嫌悪」表現を行う者たちが楽し気に踊っている。同じ考えの人物が長年首相の座にあるのだから…そしてこれは「安倍1強の責任」というだけではない!ということだ。

 いかにも太田昌国氏らしい内容の講演であったが、いまさら感もある…植民地支配責任・戦後補償問題における揺り戻しについてはまさにその通りというところであるが、ソ連崩壊・冷戦終結→それまでの「社会主義」に代わる対抗軸の欠如ということは、ず~っと言われて来たことだし、30年たってまだそれが確立していない(せいぜい「ケインズ主義」が復権しつつあるぐらい)のであれば、それを作り出す議論や構想が必要だろう。そうゆう意味では後ろ向きですらあると感じた。

 そんなこんなで集会は終了…みんなで椅子をかたずけ、帰路についた。

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11・10太田昌国講演会(前編)

 10日日曜日、大正会館ホールで行われた太田昌国講演会に参加してきた。(写真等は、なし)12時半の開場少し前に行って、チケットを渡し受付…会場ではちょっとした軽食なんかも売っていて、それを食べる人もいた。
 13時少し前に開会、司会進行、音響等は趙博さんである。まずスタンダップ・コメディーでナオユキさん「商店街、酒場のカウンターで飲んだくれ」「やさぐれ女が飲んでいた」「真っ赤な顔してろくでなし」…等々、街の居酒屋でのあるあるネタを披露すると、館内は笑いの渦に巻き込まれた、すごく面白かったぞ!
 続いて、川口真由美さんのミニライブ。「ケサラ」「真実は沈まない」のおなじみの歌の他、「沖縄よどこへ」という歌が披露された。
 特別報告①で角岡信彦さんが「ふしぎな部落問題」と題する講演をされた。角岡さんは兵庫県の被差別部落出身者である。本日、天皇代替わりパレードが行われることを引き合いに出しながら、天皇制と部落問題はかぶるところがある、国の広大な土地に決められた一族しか住めない「天皇制」も「地と血」(と書いた紙をかざす)、土地と血縁が重なり合った問題であると説明された。その後「部落差別」をなくすことに反対する人はいない。ところが「なくす」ことは部落をなくすことなのか、部落を残したまま差別をなくすことなのか?障害者差別をなくす運動を考えれば分かるように、差別をなくすことは当事者をなくすことではないのだが、これがはっきりしないままこれまで取り組みが行われて来た。差別があるから反対運動があるのであって、部落は残る…という問題提起をされた。
 次に「どこ×だれ」と書かれた紙を掲げ、インターネットが出てきてから、部落問題が一変した。ネットで調べればどこが被差別部落なのか、誰が部落民なのかが分かる(と言って、ネットで検索した大阪市内の被差別部落を示す地図を表示)これを取り締まる法律もない、部落や、部落民であることを隠せなくなっていると述べた。
 その上で、部落民というのは、差別がないと存在しない者で、カテゴリーとしてはなくなるべきものなのだが、では部落民とは何か?と、自分の家系図(といっても、祖父母と兄弟のみ)を紙に書いたものを示した。祖父母、父母は部落出身者と結婚しているが、兄弟は3人とも部落じゃない人と結婚している。部落同士の結婚が減っているのだ(これは差別が弱まっているからとも言える)では自分の姪は部落民なのか?自分は部落民ではないが、部落関係者だと思っている。人は「関係ない」と思っていると、差別意識を持つようになる。だからいろんな「関係者」になって欲しいと結ばれた。
 特別報告②は、アジアプレス・インターナショナル で朝鮮報道に携わる石丸次郎さんが「北朝鮮と如何に向き合うか」と題する講演である。(石丸さんは「北朝鮮」と発言されているが、本文では呼称を「朝鮮」とする)石丸さんは80年代の学生時代、日韓連帯、韓国民主化運動と係り、88年には韓国に語学留学へ、93年に初めて朝鮮へ行くと、内情は韓国側が「反北宣伝」で言っていたことと変わらなかった。朝鮮の正体を知りたいと思い、朝鮮の取材を始めたとのこと。学生時代、確たる情報もなく憶測で朝鮮の「世襲」を擁護するような発言をしてしまったことへの思いもあるようだ。
 パワーポイントで説明される…朝鮮は「スーパーウルトラ真正独裁」国家であると批判、システム的に野党が存在できない。また「プロレタリア独裁(共産党・労働党の1党独裁)」を標榜しつつ、金一族独裁をその上に乗せた二階建て構造である、労働党の上に金一族独裁がる体制だと述べた。「党の唯一的領導体系確立の十大原則」が憲法や労働党の規約よりも上の最高綱領として掲げられ、そこには金日成・金正日主義の真理性・純潔性の徹底的固守や、党と首領に対する忠実性を尺度に全ての人を評価する等書かれていることが資料として示された。朝鮮の人々はこの「十大原則」についての点検会議を1週間に1回、生活総括として必ず行い、生活手帳に「十大原則」の何が出来なかったのか書かなければならないそうだ。
 とはいえ日本は朝鮮とどう向き合うべきか?安倍政権は「前提条件なしの会談」などと言っているが、そうではなく関係改善にむけた行程表、ロードマップをつくって、公に提案すべきであると述べた。日朝国交正常化には4つの条件が必要で、それが①植民地支配の清算②朝鮮半島の統一と非核化に寄与すること③朝鮮の民衆の具体的利益になること④拉致問題の解決ないし前進 である。拉致問題とは、朝鮮が日本と対立するために起こした問題ではなく、南北対立に日本が巻き込まれた問題である。双方で拉致問題が「未解決」であることを確認した上で、①真相究明作業は継続するものの、解決の前提とはしない②謝罪は求めるが、実行犯・責任者の処罰・引き渡しは求めない(物理的に無理だろう)③損害賠償は放棄する④日本の独自制裁は、国連安保理決議に抵触しない範囲で解除する…ということを提案された。
 最後に石丸さんは、朝鮮の民衆がおかれている状況にも関心をもっていただきたい。自分は淡々と取材したものを出すだけなのだが、ネトウヨが喜ぶ記事を書いていると朝鮮総連から批判を受けたりもするなどと述べた。そして「帰国事業」で9万3千人もの人が朝鮮に渡っている。その人たちがどうゆう生きざま、死にざまだったのか、NGOを作って記録している。帰国事業は人道事業として、自民党から共産党までみんな賛成した。どうか関心をもって欲しいと訴え、11月13日(水)、18時半から「大阪市立住まい情報センター」3階ホールで行われる「北朝鮮貴国事業とは何だったのか」集会への参加呼びかけを行った(配布資料に案内あり)
 石丸さんの講演終了後、20分ほど休憩…会場内で売っていた角岡信彦さんの「ふしぎな部落問題」(ちくま新書 2016年6月)を購入した。

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首里城再建を国にやってもらわない!

 首里城の再建について、日本政府、安倍政権は全面的にバックアップすると言っている。だが、安倍や菅の言うことを額面通りに捉えてはイケナイ。彼らは首里城再建のイニシアチブを握ることで、辺野古新基地建設等で抵抗する沖縄県民の背骨を折ることを狙ってくるだろう、注意せよ❗
 もちろん、重要な文化財…沖縄がかつて日本とは違う国家であり、違う文化をもっていたことを示す首里城の再建に、日本政府がお金を出すことは当然のことである。これは自明のことであるということを確認した上で…なおかつ、国に再建のイニシアチブを取られないようにすることが肝心だ。
 昨今の「表現の自由」に関する出来事を見ると、金を出す国(の意向)に逆らうな❗といういやぁ~な流れも出てきている。政権を忖度した「世論」の攻撃も、当然あるだろう…曰く、「国から莫大なお金をもらって再建する…だから沖縄は政府の方針に逆らうな❗」と…

 そんなものには負けてはいけないし、また負けないように、日本政府・国家のイニシアチブを排除し、沖縄をはじめとする民衆の力、および沖縄を支える人たち、世界の良識の力で再建するんだという姿勢、態度でのぞむことである。

 もちろん、こうゆうことは心ある沖縄の人たちや支援者は、十分理解しているだろう。

 さしあたっては、再建費用をそういった人たちの寄付をできるだけたくさん集めることである。たとえその金額が、再建にかかる全ての費用に比べ、少ない金額であっても…できるだけ、沢山、集めるのだ。

 国にはカネは出させるが、国に再建を「やってもらう」という気持ちではダメである。そこのところは確認しておきたい。

 関連リンク…Y!ニュース沖縄タイムス
首里城の再建費用「甘く見ても倍かかる」それでも国は前向き 県側からの官邸要請に批判も

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11・16全国集会のお知らせ

関生弾圧に対抗する11・16集会のお知らせ…デモもあるよ!

声をあげよう!弾圧ゆるすな!
11・16全国集会
―あたり前の市民運動・労働運動を守ろう!―
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【日時】11月16日(土)14時~ 16時~デモ(雨天決行)
【場所】大阪市・西梅田公園
JR大阪駅・地下鉄梅田駅から国道2号線神戸方面西へ徒歩8分。
※最寄駅 JR福島駅、阪神福島駅、地下鉄西梅田駅など。

・全日建関生支部つぶしを許さない!憲法28条、労働3権守れ!
・沖縄の民意をつぶすな。新基地許すな!
・民主主義をこわすな!表現の自由守れ!
◆プログラム◆
・沖縄からの訴え
・関生支部からの報告
・連帯のあいさつ
・ミニコンサート 川口真由美さん
※シンガーソングライター。戦争反対・護憲・反原発・沖縄基地建設反対などの運動に参加しながら「歌」や「踊り」で連帯を続けている。
<全国集会呼びかけ人(敬称略)>
・藤本 泰成(フォーラム平和・人権・環境共働代表)
・山城 博治(沖縄平和運動センター議長)
・森 博行(大阪労働者弁護団代表幹事)
・竹信 三恵子(ジャーナリスト)
・熊沢 誠(甲南大学名誉教授)
・服部良一(元衆議院議員)
・柿山 郎(元全日本海員組合全国委員)
・大野 和興(農業ジャーナリスト)

プラカードで排除!ストライキだけでタイホ!
◆いま、全日建関生支部の正当な組合活動への不当弾圧が行われています。一年の間に、のべ87人が逮捕されました。憲法や労働組合法も無視して、正当な労働組合活動を刑事犯罪に仕立て上げるなど異常事態です。これを許せば、労働者の権利を守る一切の活動ができなくなってしまいます。
◆労働組合だけの問題ではありません。
沖縄の辺野古新基地建設は民意を踏みにじり、暴力と弾圧のもとで工事が強行されています。安倍首相の演説に抗議した市民が拘束され、愛知や神戸でも「表現の自由」が侵されています。
◆ニッポンのあちこちで民主主義が壊されています。
あたり前の市民運動・労働運動を守るため、集会にご参加ください。
みんなの<声と姿>をしめしましょう!

11・16全国集会実行委員会
(連絡先)全港湾関西地方大阪支部 電話:06-6575-3131
    平和と民主主義をめざす全国交歓会(ZENKO)
    電話:090-8536-3170

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11・10太田昌国講演会

 講演会のお知らせ
原発あかん・橋下いらん・弾圧やめて!
11・10太田昌国講演会
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壊れちまった世の中で、今日は何を言う
フクシマと結ぶ、音の力いのちの言葉(Vol.16)
2019 11/10日
12:30開場 13:00開演 17:00終演(予定)
大正会館ホール(大正コミュニティーセンター 2階)
大阪市大正区千鳥2-6-15
☆途中休憩有り、軽食・飲み物などは販売します。
入場料は徴収しません。事前に参加協力券[千円]をお買い求め下さい。

第1部 13:00~
スタンダップコメディー
ナオユキ
ミニ・ライヴ
川口真由美
特別報告(1)
角岡信彦「ふしぎな部落問題」
特別報告(2)
石丸次郎「北朝鮮と如何に向き合うか」
第2部 15:30~
講演 太田昌国

■主催・問い合わせ
コラボ玉造[TAMAZO]
〒544―0031 大阪市生野区鶴橋3-6-24
■後援 新聞「うずみ火」、「人民新聞」
℡ 090-8146-1929(Cメール可)
Fax 06-6741-8012
メール tamazo@fant.org

原発事故は終わっていない!
政治弾圧は続いている!
安倍晋三は「モリカケ疑惑」を誤魔化したままだ!
消費税が10%に引き上げられる!
社会的差別は強められ、私たちの人権は踏みにじられ貶められている!
…あなたは、本当に、このままで…いいんですか?

汚れちまった悲しみに
汚れちまった悲しみに
今日も小雪が降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる

汚れちまった悲しみは
たとえば狐の革袋
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる

汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む

汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる……
(中原中也『山羊の歌』より)

 参議院議員選挙の結果は、この国の「最低・最悪・最凶」情況を見事に映し出しました。議席を減らしたとは言え自民の勝利、維新・公明など「改憲勢力」は安泰で「3分の2に達しなかった」などという負け惜しみは、あまりにも脳天気に過ぎます。
 <政治の箍>が外れたのは、1987年「国鉄分割民営化」の時でした。32年前、中曽根康弘の「戦後政治の総決算」に野党も労働組合も屈服・敗北して、総評・社会党ブロックは数年後に完全に崩壊、この国で現在進行し続ける「平和・民主主義・人権」の壊死がこの時すでに始まっていたことを、有権者の何%が自覚しているでしょうか?
 自由民主、社会民主、立憲民主、国民民主と「民主」の安売りをするような党名が跋扈し、はたまた、元号を党名に挿頭してでしか「乱」を起こせなかった政治圏…の中で、「共産党の奮闘」だけが美しくも哀しい…何よりも、投票率は過去2番目の低さ(最低は1995年の44.5%)。中原中也の詩は、今の私たちの「悲しみ」を見事にうたっていませんか?

それでも、それでも…
 自他ともに「台風の目」の役割を果たした「れいわ新選組」の登場は、「大きな世界を変えるのは/一人の小さな動きから(中川五郎)」を私たちに教えてくれました。しかし今後、山本太郎が「変革の中心核」になるかどうかは飽くまでも未知数です。言うならば、原発事故直後の抗議行動や戦争法・共謀罪法反対運動の「国会前行動」のような熱気を帯びた政党の登場を、私たちは目の当たりにしたに過ぎません。それでも、本来「闘う側」の代表たるべき社民や立民に比べれば<雲泥の差、月とスッポン>です。
 それよりも何よりも、大阪がヤバイ!ファシスト党である「維新の会」の台頭は、どこまで続くのでしょうか?奴等は図に乗って「来年の京都市長選に候補者を出す」とまで公言しています。大阪の野党共闘が結実していれば、ここまでの惨敗はなかったはずです。大阪の有権者の見識が世界中から疑われていると言っても過言ではないでしょう。
 ルソーは『社会契約論』に「イギリス人民は自分たちは自由だと思っているが、それは大間違いである。彼らが自由なのは、議員を選挙する期間だけのことで、議員が選ばれてしまうと、彼らは奴隷となり何者でもなくなる」と書きました。坂口安吾は『堕落論』で「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である」と論じました。選挙で社会が変わるのではありません。社会変革のための巨大なうねり(市民運動や階級闘争)の結果が選挙に反映するのです!何度でも言いましょう、「選挙で社会は変わらないのだ!」と。

この国の民主主義は形だけでいい(?!)
 映画『新聞記者』の最後で、内閣調査室の惨事が「この国の民主主義は形だけでいいんだ」と吐き捨てるように言います。これは、この国に生きる人間(国民だけではない!)に対する愚弄・軽蔑・侮辱・嘲笑であり、二つの大戦を経て人類史の中に踏み固められてきた「平和と民主主義、人権尊重」の原則を真っ向から否定し、それを蹂躙する言葉です。
 この言葉に裏打ちされるかのように、憲法改悪を目論む安倍政権は集団的自衛権を容認し、沖縄への基地集中と辺野古新基地建設を推し進めています。さらに、天皇代替わりと「新元号」公布、G20(大阪サミット)と東京オリンピックの開催で祝祭ムードを思う存分に演出しながら、福島原発事故を反故にしようと躍起になっています。その裏で、特に関西では「連帯労組・関西生コン支部」に対する空前絶後の政治弾圧が続いているのです。
 私たちは、この現実を断じて許すことができません。沖縄や福島で闘い続ける人々との、そして、多種多様な<反差別・反戦・反貧困・反弾圧>の闘いとの、永続的で強固な連帯を作り出したい「大同小異の民衆的統一戦線を構築したい」そんな思いを胸に、この「講演会シリーズ」を重ね、今年で8年目の16回を迎えました。

 連帯を求めて孤立を恐れず。
 力及ばずして倒れることを辞さないが、
 力尽くさずして挫けることを拒否する。
あなたの参加を呼びかけます!

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輝け憲法!いかそう9条!集会

 昨日「輝け憲法!活かそう9条!11・3集会 」に参加してきた。ただし最初はチラシ撒き!?
 園くんが、梅田解放区のチラシを撒きたいと言うので、12時半前に関西テレビ横に行く。ここは集会参加者に向けて、多くの団体がチラシを撒いたり、署名を集めたりするところである。なんとはなしにGo Westの人たちと合流し、Go Westのチラシ(11月9日と12月15日に集会予定)を主体としたものを扇町公園入口のところで撒く。
 集会は13時半開始だが、三々五々来る人がいるので、13時45分ごろまでチラシを撒いていた。
 前の天神橋筋に、警察・機動隊が並び出したので、本集会の会場警備にしては変だと思っていたら…
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 街宣右翼が登場…車を連ねてパレードしてきた。警察はこれの警備のための配置だったわけだ。ちなみに本集会の妨害にきたわけではなく、「文化の日」を「明治節」に戻して日本の伝統を取り戻そう!という主張をする。いや「明治節」って言っても、たかだか150年前に作って70年ほどやっただけやん、どこが「伝統」やねん。それよりも、日本国憲法の公布日(11月3日)を明治節に合わせていることが、日本はやはり「天皇制国家(国体)」が継続しているということを示すものだ。憲法を擁護する、護憲派の人たちがどれだけそうゆうことを自覚しているのだろうか?

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 チラシ撒きが終わっても集会の中には入らず、Go Westの人たちといっしょに遠巻きに眺めることにした。開会あいさつが終わって、各政党からのご挨拶ということ…立憲民主党の辻本清美衆議院議員発言中。その後、共産党の清水ただし衆議院議員、社民党服部良一氏と発言が続く。
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 園君がやってきて、Go Westの人たちで簡単な会議が行われるのだが、なぜか一緒に聞いている。集会はおーまきちまきさんの歌、その後、京都大学大学院教授の高山佳奈子さんのスピーチ…「表現の自由」問題についても話されたようだ。
 中川五郎さんの音楽の後、韓国市民社会団体連帯会議事務局長の李承勲(イ・スンフン)さんが、通訳を通じてスピーチ。「徴用工」問題で大審院判決から1年経つわけだが、そのことについても触れられた。
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 大阪朝鮮高級学校の舞踊が披露される。衣装が華やかで美しい…今日は雲が多かったが、天気が良ければもっと映えたであろう。今だ朝鮮学校は高校無償化の枠から外され、差別されている。その差別は日本社会の手でなくさなければならない。

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 続いて、沖縄平和運動センターの山城博治さんのスピーチ…小柄な体に元気な声は健在だ。今、山城さんは宮古島に拠点を移し、自衛隊基地建設と闘っておられるそうだが、辺野古を忘れたわけではないとのこと。このままいけば、宮古島、石垣島の自衛隊基地、辺野古新基地で日本の軍事力強化が完成すると警鐘をならした。
 山城博治さんの後は、市民各分野のスピーチ。最初は広島の被爆者で寝屋川に住む女性から、核兵器廃絶を訴える。ABCC(原爆障害調査委員会)はデータをとりたいだけで治療は行わない。母親が30歳で亡くなったのだが、解剖だけして死因は教えてもらえず、遺体だけが帰ってきたとのこと。
 続いて、原発賠償関西訴訟から挨拶。Go West関東からの避難者たちも一緒に檀上に上がる。
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 原告団の森松明希子さんは、避難の権利を守るため、訴訟は憲法のあらゆる条項を使って闘っている。憲法を変えてはいけない!と訴えられた。なお12月15日(日)にGo Westで森松さんの講演集会&デモを行う予定である。
 つづいて、カジノあかんと訴える市民団体から挨拶…万博も予定されている夢洲の脆弱性についても語られた。
 その次は、森友学園問題を考える会から、木村真豊中市議。
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 森友問題は、何が起こったかということは明らかになっている…認可されるはずのない学校を基準を緩めて認可し、土地を格安で譲り渡した。証拠を隠滅し、文書を改竄した。その責任を誰も取っていない。佐川元理財局長が国会で証人喚問されたが、刑事訴追の恐れがあるからと何もしゃべっていない。今、刑事訴追の恐れはなくなったのだから、佐川氏を再度、証人喚問して全て話をさせるべきであると訴えた。
 最後に大阪憲法会議の丹羽徹さんが閉会あいさつ。集会宣言は読み上げることなく、プログラムに書いてあるので見て拍手で承認して下さいとのこと。参加人数は1万2千人だそうな(実際は6~7千人ぐらいでは?)
 今回は「パレード」は無いので、集会終了後は皆さん、あっという間に公園から居なくなった。公園を出る前、「れいわ新選組ボランティア チーム大阪」のチラシをもらう…ポスターボランティア募集!とのことである。
 その後私はGo Westの皆さんとともに打合せ&交流会に参加して、その後の時間を過ごした。

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萩生田大臣を引きずり降ろし、安倍政権を打倒しよう!

 大学入学試験の共通テストに来年度導入される予定だった「英語民間試験」が延期されることになった。自分には子どもはいないし、周辺にも「受験生」になる人がおらず、随分と大学入試試験の制度についてはうとくなっているのだが、この「民間試験」については酷い物で、大学入試センターが本来やるべき共通テストを民間資格試験に完全に”丸投げ”するもの…評価基準の統一性はおろか、民間試験だから受験するのに余分にお金がかかる、試験場所が都市部に集中し、地方の遠隔地や離島などでは交通費や宿泊値も余分にかかるという、公平性も担保されないものだ。そして民間業者だけがボロ儲けするという、新自由主義まる出しの政策でもある。当然、受験生や現場からは疑問や延期、見直しを求める声が相次いでいた。当然、延期の判断は歓迎すべきことなのだが、なぜ実施5か月前のこの時期…大學入試センターで受験に必要な「共通ID」申し込みが始まる…なのか?
 それは萩生田文部科学大臣がこの試験実施を擁護して、「身の丈に合った」受験をしろなどという、格差や不平等を是正するのではなく、それを容認し、自己責任でなんとかしろという発言をし、それが”炎上”したからに他ならない。
ハフポストの記事
リテラの批判記事
 官邸は、安倍首相の「オトモダチ」である萩生田大臣を守るため、急遽方針転換!評判の悪い「英語民間試験」を延期したのであろう。

 さて、安倍内閣ではこの間、閣僚の辞任が相次いだ。有権者にカニやメロンなどを送っていた疑惑が発覚し、さらには香典まで渡してた公職選挙法違反が疑われる管原一秀経済産業大臣、そしてつれあいが選挙の運動員に規定以上の報酬を支払っていたという、これまた公職選挙法違反が疑われた河井克行法務大臣である。安倍首相はその都度「任命責任は私にある」などと表明したが、自身はなんら責任をとっていない。
 台風15号の被災が続く中、被災者を無視して強行した、安倍改造内閣はガタガタだ!
 ここに、オトモダチ萩生田大臣の危機である。もともと歴史修正主義者であり、加計問題のキーパーソンでもある萩生田氏は文部科学大臣なぞ勤める資格はないのだが、今回の一件で「教育の機会均等」や格差是正なんかには全然、興味のない政治家であることが明らかになった。その上で、受験生や現場に混乱をもたらす「英語民間試験」に最後までこだわり、炎上するや否やこれも混乱をもたらす官邸判断の延期をもたらした張本人となったわけだ。その罪は重い!

 辞任ドミノが続く安倍政権を徹底的に追い詰めよう!安倍に任命責任をとらせよう!
萩生田大臣を引きずり降ろし、安倍政権を打倒しよう!

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