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11・10太田昌国講演会

 講演会のお知らせ
原発あかん・橋下いらん・弾圧やめて!
11・10太田昌国講演会
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壊れちまった世の中で、今日は何を言う
フクシマと結ぶ、音の力いのちの言葉(Vol.16)
2019 11/10日
12:30開場 13:00開演 17:00終演(予定)
大正会館ホール(大正コミュニティーセンター 2階)
大阪市大正区千鳥2-6-15
☆途中休憩有り、軽食・飲み物などは販売します。
入場料は徴収しません。事前に参加協力券[千円]をお買い求め下さい。

第1部 13:00~
スタンダップコメディー
ナオユキ
ミニ・ライヴ
川口真由美
特別報告(1)
角岡信彦「ふしぎな部落問題」
特別報告(2)
石丸次郎「北朝鮮と如何に向き合うか」
第2部 15:30~
講演 太田昌国

■主催・問い合わせ
コラボ玉造[TAMAZO]
〒544―0031 大阪市生野区鶴橋3-6-24
■後援 新聞「うずみ火」、「人民新聞」
℡ 090-8146-1929(Cメール可)
Fax 06-6741-8012
メール tamazo@fant.org

原発事故は終わっていない!
政治弾圧は続いている!
安倍晋三は「モリカケ疑惑」を誤魔化したままだ!
消費税が10%に引き上げられる!
社会的差別は強められ、私たちの人権は踏みにじられ貶められている!
…あなたは、本当に、このままで…いいんですか?

汚れちまった悲しみに
汚れちまった悲しみに
今日も小雪が降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる

汚れちまった悲しみは
たとえば狐の革袋
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる

汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む

汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる……
(中原中也『山羊の歌』より)

 参議院議員選挙の結果は、この国の「最低・最悪・最凶」情況を見事に映し出しました。議席を減らしたとは言え自民の勝利、維新・公明など「改憲勢力」は安泰で「3分の2に達しなかった」などという負け惜しみは、あまりにも脳天気に過ぎます。
 <政治の箍>が外れたのは、1987年「国鉄分割民営化」の時でした。32年前、中曽根康弘の「戦後政治の総決算」に野党も労働組合も屈服・敗北して、総評・社会党ブロックは数年後に完全に崩壊、この国で現在進行し続ける「平和・民主主義・人権」の壊死がこの時すでに始まっていたことを、有権者の何%が自覚しているでしょうか?
 自由民主、社会民主、立憲民主、国民民主と「民主」の安売りをするような党名が跋扈し、はたまた、元号を党名に挿頭してでしか「乱」を起こせなかった政治圏…の中で、「共産党の奮闘」だけが美しくも哀しい…何よりも、投票率は過去2番目の低さ(最低は1995年の44.5%)。中原中也の詩は、今の私たちの「悲しみ」を見事にうたっていませんか?

それでも、それでも…
 自他ともに「台風の目」の役割を果たした「れいわ新選組」の登場は、「大きな世界を変えるのは/一人の小さな動きから(中川五郎)」を私たちに教えてくれました。しかし今後、山本太郎が「変革の中心核」になるかどうかは飽くまでも未知数です。言うならば、原発事故直後の抗議行動や戦争法・共謀罪法反対運動の「国会前行動」のような熱気を帯びた政党の登場を、私たちは目の当たりにしたに過ぎません。それでも、本来「闘う側」の代表たるべき社民や立民に比べれば<雲泥の差、月とスッポン>です。
 それよりも何よりも、大阪がヤバイ!ファシスト党である「維新の会」の台頭は、どこまで続くのでしょうか?奴等は図に乗って「来年の京都市長選に候補者を出す」とまで公言しています。大阪の野党共闘が結実していれば、ここまでの惨敗はなかったはずです。大阪の有権者の見識が世界中から疑われていると言っても過言ではないでしょう。
 ルソーは『社会契約論』に「イギリス人民は自分たちは自由だと思っているが、それは大間違いである。彼らが自由なのは、議員を選挙する期間だけのことで、議員が選ばれてしまうと、彼らは奴隷となり何者でもなくなる」と書きました。坂口安吾は『堕落論』で「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である」と論じました。選挙で社会が変わるのではありません。社会変革のための巨大なうねり(市民運動や階級闘争)の結果が選挙に反映するのです!何度でも言いましょう、「選挙で社会は変わらないのだ!」と。

この国の民主主義は形だけでいい(?!)
 映画『新聞記者』の最後で、内閣調査室の惨事が「この国の民主主義は形だけでいいんだ」と吐き捨てるように言います。これは、この国に生きる人間(国民だけではない!)に対する愚弄・軽蔑・侮辱・嘲笑であり、二つの大戦を経て人類史の中に踏み固められてきた「平和と民主主義、人権尊重」の原則を真っ向から否定し、それを蹂躙する言葉です。
 この言葉に裏打ちされるかのように、憲法改悪を目論む安倍政権は集団的自衛権を容認し、沖縄への基地集中と辺野古新基地建設を推し進めています。さらに、天皇代替わりと「新元号」公布、G20(大阪サミット)と東京オリンピックの開催で祝祭ムードを思う存分に演出しながら、福島原発事故を反故にしようと躍起になっています。その裏で、特に関西では「連帯労組・関西生コン支部」に対する空前絶後の政治弾圧が続いているのです。
 私たちは、この現実を断じて許すことができません。沖縄や福島で闘い続ける人々との、そして、多種多様な<反差別・反戦・反貧困・反弾圧>の闘いとの、永続的で強固な連帯を作り出したい「大同小異の民衆的統一戦線を構築したい」そんな思いを胸に、この「講演会シリーズ」を重ね、今年で8年目の16回を迎えました。

 連帯を求めて孤立を恐れず。
 力及ばずして倒れることを辞さないが、
 力尽くさずして挫けることを拒否する。
あなたの参加を呼びかけます!

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