安和での抗議行動と辺野古集中行動日
20日もまた安和桟橋に向かった。朝からゲート前でぐるぐる回って、抗議行動を始める。
数は少ないが、出口でも抗議行動とダンプ台数のカウントが行われている。
出口側から中を見る。安和桟橋は昨年行った時はこんな「ヤード」なぞ無かった。ここに大量に土砂を積み上げて、ドンドン搬出しているわけだ。
ダンプが出る所では、ジャンジャン水を撒いて、ダンプの泥落としをやっている。(昨今の大きな土工現場では、車両についた土を場外に出さないよういろいろ気を遣うのは当然となっているので、ここだけの話ではない)
前回、トイレは200m離れた公民館の横…と書いたが、ダンプが入ってくる交差点のところに食堂・弁当屋があって、そこの外便所も使えるみたい。
この日はお昼のサイレンが鳴る前に、午前の搬入は終了。午後「島ぐるみ会議」の方も交代して(午前・午後と当番分けしているようだ)抗議行動を続ける。
ここはダンプの運転手さんの顔が良く見える…おっちゃんお兄ちゃん、お母さんおねえちゃん、おじいさんもいる。みんな様々な事情等を抱えて働いている労働者である。彼らが土砂搬入で不当に儲けているとは思わない。不当な利益を得ているのは、大成建設を始めとする大手ゼネコンであり、琉球セメントのような地場の有力資本である。
とはいえ、午後にはなぜか私にもマイクがまわってきたので、いろいろ訴えさせてもらった。「沖縄の民意を無視し、安倍政権・沖縄防衛局が工事を続けていますが、土砂を運ばないで下さい!この工事で基地を作ってもだれも喜びません…沖縄の人が望む工事に、あなたのダンプと技能を使って下さい…」「基地はいらない!赤土いらない!工事をヤメロ!ちゅら海守ろう!…」
3時頃になると多くの人が帰ってしまい、抗議行動をする人数が減るが、それでもいる人間だけで続ける。バスの時間もあるので私は4時半き切り上げて名護市街地に帰ることにしたが、それでもダンプの搬入は続いていた。
翌21日は、第三木曜日で集中行動日と設定された…平日に集中行動日を設定したのは初めてである。
月曜日よりは人が集まったぞ…機動隊側もそれなりに人数を出してくる。で、排除されている9時過ぎぐらいに、各地からのバスがぼちぼち到着するので、ギャラリーも増えてくる。
それでも排除が終わって、車両はドンドン入っていく。搬入終了後、ぐるぐる回って抗議行動を続ける。バスで来た、車いすに座った女性が機動隊にすごく格調高い呼びかけを行った。
朝の抗議行動が終了したら、テントに戻ってミニ集会。今日の司会は浦島悦子さんだ。「世界平和アピール七人委員会 」のシンポジウムがこの日、琉球新報ホールで予定されており、メンバーのうち5名がテントを来訪。マイクを持つのは大石芳野さんである。
先ほどの車いすの女性も自己紹介…福島に居られて、東京へ…震災後は娘さんといっしょにニュージーランドへ避難、現在は北海道に居られるとのこと。
その他ミニ集会では、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会がオール沖縄会議と主催して行う、土砂条例についての連続学習会の案内や、ヘリ基地反対協議会主催で12月3日(火)に安和の海で海上大行動を行う案内。南西諸島への自衛隊配備の話などがなされた。
昼の阻止行動は200人ぐらいの結集だ…
機動隊も沢山来たぞ!
一人一人”丁寧に”排除していきます…
人数が多いので、久しぶりに歩道に設けた鉄柵内に”隔離”される。もっとも、ず~っと隔離されているわけではないので、解放されたらまた門前をぐるぐる回って気勢をあげることになる。
昼の阻止行動を終えて、昼食およびミニ集会後半…私もまた「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動 」や「梅田解放区」の活動について宣伝させてもらった。昼に帰る方もいるので、人数はまた少なくなった。
ミニ集会の最後に、琉球大学学生会(多分カクマル)という若い方がしゃべる…アメリカが沖縄に中距離核ミサイルを配備するという報道に驚いた。アメリカの核戦略の最前線に日本、沖縄が立たされると批判した。彼らは琉球大学、沖国大ののぼり旗を抱えて、5名ほどで来ていた。
3時の阻止行動では、替え歌を歌っている間に盛り上がってみんなで踊りだした…今回の集中行動は搬入の阻止・大幅な遅延こそ引き出せなかったが、まだまだ抗議行動が出来る、闘えるという意気込みを見せることは出来たと思う。
今回の私の現場抗議行動も、これで終了である。
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