こんな時こそ声を上げよう!
安倍政権が大規模なイベントや集会の自粛要請をしたかと思ったら、全国の小中学校まで休校にせよと無茶苦茶な要請をしだした。確かに北海道や大阪で学校休校の方針が出されたが、あくまで自治体の裁量権の範囲である。それをなんら準備期間もなく、また共働き親・シングル家庭、非正規教職員への配慮・補償もなく、ただただ「やってる感」だけ出すためにこんなパフォーマンスしかやらない安倍政権に対し、普段あまり声をあげないような人たちからも不満・批判の声が上がり始めている。ツイッターでは#安倍はやめろ がまたトレンドになっている。
こうした中、3月に予定されている様々な集会が「中止」「延期」となっている。3・11から9年、原発事故に怒り、なんとしてでも原発を止めようとしてきた運動、あるいはイラク戦争・自衛隊イラク派兵に反対してきた反戦集会もしかりである。
不特定多数がホールなどの室内に集まるのは、確かに感染リスクも高くなるし、運動に参加する高齢者も多い(というか、高齢者割合が高い!)また若くて元気な人が感染して、無症状あるいは軽症のまま感染を広げ(高齢者と同居してるとか、介護の現場で働く人もいる)、その結果高齢者が大変なことになることも避けなければならない。だから様々な集会・イベントの主催者はあらゆることを考え、断腸の思いで集会中止・延期の判断をしていると思う。そこは尊重したい。
とはいえ何でも自粛して「声をあげなくなってしまう」のはいかがなものだろうか?みんなが声を上げないと、安部は絶対にやめないし、コロナ対策に必要なカネも出さない!先日2020年度予算案が衆議院を通過したが、野党のコロナ対策のため予算を組みかえろという動議は否決された…まったく、コロナ対策予算は計上されていない。また2020年度予算は4月以降の執行になるので、緊急に必要な予算は予備費からもっと出す、あるいは山本太郎「新選組」が主張したように、兆円規模の補正予算を組まなければいけないだろう。
ということで、いつも本ブログを勝手に引用してくれている「社会運動情報・阪神」さんのブログ破れかぶれの1か月学校休校 子どもや仕事を持つ親を考えない安倍官邸に任せるな!をリンクするとともに、重要な部分を紹介するぞ!
このなかで不要不急の外出を避けるように、自粛などと言われて、3・11福島原発事故の責任を追及してきた9年目の運動の集会・デモをやめるグループも発生している。これまでしてきた運動は、不要な運動だったのか。「国難怒号」の前には、闘いの旗を撒き、「挙国一致」と言われ戦争に協力していった戦前とどこが違うのだ。戦前の事と今回は違うと言うなら、しっかりそう主張すべきだ。それとも、今回の一斉休校という官邸暴走で、自粛が誤りだと気づいなら、直ちに運動を再開すべきだ。
大事なことだから、赤太字にしたからね!
集会・デモで多数を無理やり集めなくても、駅前とかでスタンディングも出来るだろう。「官邸包囲」とかも、感染防護を理由に間隔をあければ、少ない人数で「包囲」が可能だぞ!また会場に消毒液を用意する、スタッフは必ずマスク・手袋を着用するといった対策もとって、安心して集会に来てもらえるようにすることも大切だ。
「感染症対策をせよ!集会とかは自粛せよ!ただし損失は自己責任!」と開き直る安倍政権への怒りを組織化し、大衆運動を盛り上げよう!
こんな時にこそ、声をあげよう!
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