南海加太線に乗ってくる
なんか時間があったので和歌山まで足を延ばして、南海加太線にのってきた。80年代に「完乗」のため乗車して以来だから、三十数年ぶりとなる。もちろん、当時の記録もないし、記憶もほとんどない…初乗車みたいなモンだ。
特急乗って、南海和歌山市駅に到着…ここも超・久しぶりだが、なんか工事中のようだ。駅ナカや改札の外には「アンスリー(南海・京阪系のコンビニ)」しかない。駅の外にも「白木屋」しかない!お昼前なのに、メシが食えない!
駅の外観は、こんな感じ…今、2020年中のオープンを目指して改装工事中だそうな。右の建物は図書館だそうである…和歌山市の文化の中心地になるのか?
しかし和歌山市駅前がこんなに何もないとは改めて驚いた。JRの和歌山駅だったら、いろいろ店とかあるのに…メシは、しょうがないので「アンスリー」でパンとか買って、車内で食べることにする。学校の試験期間中か、高校生が集まってくる。
こちらはJR和歌山線への乗り換え口である。正面がJR和歌山線、左側から、南海加太線の電車が発着する。
やってきました、赤い電車!これは観光電車「めでたいでんしゃ」と言って、タイをイメージしたラッピングデザインが施されている。ちなみに「めでたいでんしゃ 」は3両あって、赤いのは「なな」と呼ばれている。リンクを開いてもらうと分かるが、水色のが「かい」ピンクが「さち」で、「なな」は「かい」と「さち」が結婚してできた子どもという設定だ。2014年に「加太さかな線プロジェクト」というのが始まり、加太線に「加太さかな線」の愛称がついた。その後、16年にピンクの、17年に水色の「めでたいでんしゃ」が走り出し、赤い「めでたいでんしゃ」は去年の3月から走り出した。
中は、こんな感じ。2両の、もちろんロングシート。つり革の「輪」の部分が、魚の形をしている。
時刻になったので、発車…さっききた南海和歌山本線を戻り、紀ノ川を渡る。次の駅「紀ノ川駅」に停車…ここは南海和歌山本線の駅で、ここで加太線が分岐する。各駅停車と区間急行しか停まらず、日中は各駅停車しか走ってないので、大阪方面から加太線に乗るのは不便である。
紀ノ川駅を過ぎて、本線を右に分岐…なぜかこの辺りだけ複線となっているが、加太線は基本・全部単線である。
加太線内初の駅、「東松江駅」…この駅は島式ホームで、改札も「島」の中にある珍しい形である。
「中松江駅」ここも島式ホームだ。
加太線内3つ目「八幡前駅」で、対抗列車とすれ違い。この後「西ノ庄」「二里ケ浜」駅と続く。「西ノ庄駅」は交換が出来ない。
平日の昼間は、ガラガラだ。高校生も乗っていたが、ほとんどいなくなった。
「磯ノ浦駅」を過ぎると、山を切り開いて道路建設が行われていた。加太のあたりは周囲を山に囲まれており、戦前・戦中は「要塞地区」として一般人の立ち入りにも制限があったようなところだそうな。
車窓に菜の花が見えてきたら…
終点・加太駅に到着…海が近い「ハズ」なのだが、なぜか山の中の雰囲気がいっぱいの駅。
改札と待合室も、こじんまりとしている。
「トンガリ」(「キテレツ大百科」のスネ夫もどきではない、念のため)というものが飾ってあった。加太駅の屋根瓦の飾りらしい。危険になったので撤去して、ここで展示しているとのこと。
駅の外観…右隣は「店」なのだが、閉まっている。
顔だすヤツ…
これも「顔出し」のヤツだったか…どこかの事務員さんが、沢山の郵便物を出しにポストにやって来た。
改札のあたりは、こんなふう。
「めでたいでんしゃ」をアピールしています…それでは街を歩いてみよう!
(つづく)
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