延期になったところでオリンピックの本質は変わらない!
聖火がアテネからやってきた…降り立ったのは、航空自衛隊松島基地である。そして航空自衛隊のブルーインパルスが空に「五輪」を描く!「平和の祭典」と言いながら、軍隊が表に出てきてセレモニーを行うことが、オリンピックの欺瞞性を示しているじゃないか!
そんなオリンピックも、新型コロナウィルス感染症の世界的流行により、1年程度延期されることとなった。届いた聖火は、仙台とかで「展示」されたもののそのまま封印され、聖火リレーも中止となる…しかし、その本質は何も変わっていない。
感染症の流行が下火になってオリンピックの再開の目途が立てば、聖火リレーもまた行われるだろう。福島のJヴィレッジを出発し、被災地を回る…だけでなく、原発が立地する場所は、全て回る!愛媛県は、わざわざ伊方原発のある細い佐多岬を回るのだ!そして「フクシマの放射能はアンダーコントロール」「健康被害はない」「原発は安全だ」「東北は復興した!」と宣伝されるのだ。未だに放射能デブリの取り出しも出来ず、廃炉への行程も目途がたたず、汚染水は溜まる一方(海に流すか!)避難を続ける人、健康被害を訴える人(訴えられない人!)、そして生活やコミュニティーが破壊された人がいるにもかかわらずだ!
「感染症を克服した!」という意義も加わるだろうから、聖火リレーも含めた東京オリンピック・プロパガンダは、今計画されているもの以上に酷いものになるに違いない!
それだけではない。おそらくアメリカのTV業界の都合が今回も優先させられるから、再開オリンピックも真夏の暑い時期になるだろう。炎天下の東京でアスリートや観客を熱中症の危険にさらしながら、メディアや大企業は金儲けに走る。「アスリートファースト」と言いながら、選手は東京湾の下水混じりの海で泳がされることになる。大会ボランティアは「やりがい搾取」でタダ働きを強いられる。首都圏の交通や物流は大会優先になるため、人びとが大いに迷惑する。メダルは個々の選手やチームに与えられるにもかかわらず、「日本は何個の〇メダルを取った!」という国威発揚に使われ、最後はこれを「新天皇」が言祝ぐ…
こんなオリンピックはいらない!
あと1年ある…この機会に、じっくりオリンピックそのものを見直し、東京2020オリンピックを中止に追い込もうではないか!
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