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本日の大阪府庁前要請行動・議会傍聴

本日行われた「コロナ生活保障を求める大阪座り込み行動」…11時過ぎから歩道にのぼり旗とかを出して準備をはじめ、11時半から街頭アピールを開始した。
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 軽自動車に乗った右翼が罵声をあびせかけて走り去る。TV局の取材も入ってきた。私たちは大阪府に対し、コロナ自粛に伴う休業補償・生活補償を求めるとともに、十三市民病院のコロナ専門病院化を現場労働者に何の相談もかくトップダウンで決めたり、防護服がない 
からと雨合羽を集めたりという場当たり的な大阪府・大阪市のコロナ対策を批判し、医療体制を拡充するとともに、感染リスクの中で働かざるを得ない医療、看護、介護、保育従事者に特別手当を支給するよう要求した。
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 警察に囲まれて別の右翼(自分の活動を撮影させていたので、在特会系と思われる)が大きな拡声器を使って文句を言ってくるが、「挑発」に乗らず街宣を続ける。右翼が言っていることは、結局文句をいわずに黙って自粛しろ!ということで、それは政府・安倍政権の意志そのものであることが分かる。いや、文句を言って来たからこそ不充分ながらも一人一律10万円の給付金が出るのだ!何も言わなかったら、それこそ「お肉券」「お魚券」のままやぞ!それでもエエんかい!右翼の妨害にまけずシュプレヒコールをして12時15分、庁舎が昼休みに入り職員たちが昼食に出かける時間になると、その右翼も帰っていった…根性のないヤツめ、すぐ帰るぐらいなら最初から来るな‼

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 13時から議会が始まるので、みんなで傍聴にいくことにした。議会の傍聴席は「ソーシャルディスタンス」を取るため議員が座るということなので、庁舎1階の部屋でTV越しに傍聴する。職員から「傍聴のしおり」と質問予定表が渡される。本日は維新、自民党、公明党の議員3名が質問し、その後討論・採決ということ。15名以上の会派でないと質問が出来ず(結局、維新、自民、公明の3党しかない)また質問持ち時間も15分と限られたものだ。議会は新任理事者(人事異動で変わった部長職)の紹介の後、維新も森和臣議員の質問から。質問者にしても答弁をする吉村知事にしても、あらかじめ書かれた原稿を読むだけだ。これでどんな議論が出来るというのだ!医療従事者の安全確保や支援の充実について吉村知事は、「ふるさと納税」や寄付金を柱とした基金で対応するとのこと。ふるさと納税とはどこまで他力本願なのだろうか?検査の拡充による感染拡大抑制、市中感染状況の把握について質問するついでに、ワクチン開発の後押しをするように質問するのは維新の議員らしい。今必要なのはいつできるか分からないワクチンよりも、防護服だろう。休業支援金については、基本的なことは商工労働部長がありきたりな答弁を続けたが、より厳しい経営環境にある事業者への支援について質問された吉村知事は、国がスピード感を持って対応しない、それは国会議員が事業者の立場…家賃を払わないとつぶれる…を味わっていないからだと責任転嫁したうえで、自らが提案する議員歳費の半減・削減を賞賛するという“自画自賛”答弁にすり替わっていた。なるほど、ここだけ取り出して「苦しい事業者の立場」に立って議員歳費「特権」に切り込むという手法だけ見せつければ、事業者さんらは喝采をさけぶだろう。大阪府当初予算の組み換えについて、
吉村知事は事業を縮小・見直しをやるとは言っているが、具体的に何の事業を見直すのかということは答弁しなかった。森議員の質問とそれへの答弁は50分ぐらいで終了、その後、自民党の杉本太平議員の質問に移る。杉本議員はPCR検査や院内感染対策、オンライン診療の拡充等、医療体制の拡充について質問をし、吉村知事もありきたりの答弁を行った。杉本議員は「よく理解できた」と納得されたようだが、本当に分かっているのだろうか?この後の予定概要をみても維新と同じような質問で、答弁もほとんどが大阪府の官僚が行うため、傍聴を打ち切って一旦外に出ることにした。外に出て議会が完全に形骸化していることや、明日の生活が苦しい労働者の利害を代表する者が議会内にいないことを訴えた。改めて、維新に府政や市政をあずけてはイケナイ、選挙で勝つ方法も考えないとアカンなぁ~と痛感した次第だ。
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 14時半ごろ要請書を渡すために広報広聴課に赴く。事前に電話でアポイントを取った際に、会議室が開いていないと言われていたが、開いている会議室を探してもらい要請に入る。こちらは当初14名、最終的に18名、相手方は3名で対応した。まず要請書の各々の内容について早急に担当部局を判断し、そこにまわして回答を得るようにして欲しい旨を伝える。向うも内容が多岐にわたるので、確実に担当部局が回答が出来るかどうか判断できないし、どこの部局に回したか、どこが回答できなかったかぐらいは分かるでしょう、緊急に必要とされていることに対する要求だから、できるだけ早く回答が欲しい旨を伝え、時期は約束できないが回答するとの返答を得た。
 その後、要請書の内容を一つずつ丁寧に説明した。説明途中に当事者からの切実な訴え、派遣切りがおき、非正規労働者やフリーランスの収入が減っているのに、この3か月間全く支援がないこと、事業者への休業補償も4月21日の日付制限を止めること、住居のない人から、住むところを奪うな、家賃を無料にしろ!一人10万円の給付も、住民票のない人、とれない人が受け取れるようにしろ(そういった事務処理は自治体でできるハズだ)医療従事者に雨合羽を着させてどうするのか?命の問題なのだ、DVの相談員がたった1名の増員しかないのか等々。国がどうやるとかいう前に、大阪府で率先してやってもらいたい…各部局に伝える時も、紙1枚渡すのではなく、私たちの思いを伝えて下さいよ!と念を置いた。
要請行動は16時半前に終了、まとめの街宣とその他集会や催しのお知らせの後、次回は5月11日、12時から大阪市役所前座り込み・要請行動(大阪市からの要請書に対する回答受け取り含む)を行うものとした。

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