文化・芸術

佐喜真美術館とゆいレール

 22日は帰阪の日、名護を出て宜野湾の佐喜真美術館へ行くことにした。名護からここに行くには、辺野古を経由する77系統のバスで普天間で降りて歩くのが王道だろうが、高速バスの中城(なかぐすく)パーキングにあるバス停も地図で見たら近い!ということで高速バスで中城バス停で降りて佐喜真美術館に行こうとすると…
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 えらく坂を上ることになった…向うに見えるのが高速道路…グーグルマップとか、道路地図は土地の高低が分からないから、こんなことになる(^^;;
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  さっきのところから少し進むと、すぐ宜野湾の市街地に入る…下り坂はそんなにきつくない、ということは、宜野湾市や普天間基地は高速道路よりも標高が高いということになるわけだ。先に見えるバス通りを右に曲がると、佐喜真美術館に行く道にすぐ出ることになる。

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 目印としては、宮脇書店を覚えておくとよいだろう…公園通りを真っすぐ進むと…

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 案内看板が出ている。

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 すぐに佐喜真美術館が見えてくる。この日は幼稚園児たちが先生に引率されてきていた。「今日はここで何の話を聞くのかな…戦争の話ですね」「みんな沖縄で戦争があったこと知ってますか?」「知ってる~」
 開館時間は9:30~17:00、入館料は800円である。佐喜真館長自らが切符を売ってくれた。
 実はここ、何年か前に一回行ったことがあるのだが、今回の目的は「命どぅ宝 沖縄戦の図 全14部 展」である。
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 「沖縄戦の図」は、丸木伊里・丸木俊さんが最晩年に取り組んだ八連作…取材も含め6年かけて制作したものだ。企画は9月25日から12月16日まで。
 展示されている絵を見ると、やはり圧倒される…黒い画面に赤い血がところどころある…そんな感じ。ピカソの「ゲルニカ」(本物を見たことないけど)を連想させるような「集団自決」という絵もある。「ひめゆりの塔」では、火炎びんを投げようとする若者と、前の天皇夫妻が描かれている。
 いやぁ~行ってよかった!

 美術館自体は小さいので、絵はすぐ見終わった、美術館の屋上に上ると、普天間基地が一望できる。館長は「基地が出来る前は松並木がありました。それを想像しながら見て下さい」と言う。館内には基地を「引き取ろる行動」系の本がちらほらとある。
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 こう階段を上って、その先に

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 この四角い窓から、基地を望むような作りになっている。

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 滑走路はあんまり見えず、こんもりとした森が広がっているのが見える。また今日、この時は訓練が行われていないのか、とても静か。

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 敷地内には、亀甲墓がある。
 さて、佐喜真美術館を後にしてバスに乗車…国際通りに入る安里バス停で降りて昼食の後、牧志駅からゆいレールに乗ることにする。
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 目的は、10月1日に首里から「てだこ浦西」まで延伸された区間に乗車するためである。

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 牧志駅の改札内、案内表示には「てだこ浦西」と書いてある。
 モノレールはいつものとおり、満員御礼!といいたいとこだが、「おもろまち」駅でなぜか多くの人が下車…大型ショッピングセンターもある新都心だからということらしい。
 首里に向かうモノレールは、ドンドン標高を上げていく…琉球王府も高い所にお城をつくって、民衆を見下ろしていたということだろう。首里城公園は見えるが「焼け跡」はよく分からない。
 首里を過ぎれば延伸区間…なんか乗車している人は少ない。平日の昼とはいえ、大丈夫か?ゆいレール。
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 石嶺、経塚(ここから浦添市)、浦添前田を過ぎ、道路と並行して掘られたトンネルを抜けると、終点のてだこ浦西駅に到着!完乗闘争勝利!
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 向かいのホームには、那覇空港に戻る車両が待っていた。

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 終点の様子…高架橋は一般道路で、向うにすぐ高速道路が走っている。

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 改札を出たところ…まだまだ周辺は工事中だ。

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 パーク&ライドで利用する駐車場も整備されている…こうゆう取り組みで公共交通機関になじみの薄い沖縄の人を取り込み、利用者を増やすことも必要だ。

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 高速道路まで行ってみると「幸地」バスストップが近い…まあ、ここで乗り換えるという需要はあまり期待できないだろう。

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 駅の様子は、こんな感じ…一通り見たので、ここから那覇空港に戻る。始発駅での特典、前面展望ができる一番前の座席に座り、40分ばかりモノレールのアップダウンを楽しませてもらった。

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首里城再建を国にやってもらわない!

 首里城の再建について、日本政府、安倍政権は全面的にバックアップすると言っている。だが、安倍や菅の言うことを額面通りに捉えてはイケナイ。彼らは首里城再建のイニシアチブを握ることで、辺野古新基地建設等で抵抗する沖縄県民の背骨を折ることを狙ってくるだろう、注意せよ❗
 もちろん、重要な文化財…沖縄がかつて日本とは違う国家であり、違う文化をもっていたことを示す首里城の再建に、日本政府がお金を出すことは当然のことである。これは自明のことであるということを確認した上で…なおかつ、国に再建のイニシアチブを取られないようにすることが肝心だ。
 昨今の「表現の自由」に関する出来事を見ると、金を出す国(の意向)に逆らうな❗といういやぁ~な流れも出てきている。政権を忖度した「世論」の攻撃も、当然あるだろう…曰く、「国から莫大なお金をもらって再建する…だから沖縄は政府の方針に逆らうな❗」と…

 そんなものには負けてはいけないし、また負けないように、日本政府・国家のイニシアチブを排除し、沖縄をはじめとする民衆の力、および沖縄を支える人たち、世界の良識の力で再建するんだという姿勢、態度でのぞむことである。

 もちろん、こうゆうことは心ある沖縄の人たちや支援者は、十分理解しているだろう。

 さしあたっては、再建費用をそういった人たちの寄付をできるだけたくさん集めることである。たとえその金額が、再建にかかる全ての費用に比べ、少ない金額であっても…できるだけ、沢山、集めるのだ。

 国にはカネは出させるが、国に再建を「やってもらう」という気持ちではダメである。そこのところは確認しておきたい。

 関連リンク…Y!ニュース沖縄タイムス
首里城の再建費用「甘く見ても倍かかる」それでも国は前向き 県側からの官邸要請に批判も

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Swing MASA Don’t Kill Concert

 17日は映画を観た後、富田林のすばるホールで行われた「Swing MASA Don’t Kill Concert」に行って来た。
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 Swing MASAさんは、大阪で私たちが集会・デモをやる時にサックス持ってきて参加してくれるミュージシャンだ。戦争あかん!ロックアクションや梅田解放区にもよく来てもらっている(ロックアクションと梅田解放区は、このコンサートの協力団体でもある)この日が本人の還暦誕生日ということで、800席もあるホールで「自分のために」やる事にしたのだそうな…だが、席を埋めるのが大変だったそうで、前売り券(自由席2000円)を購入することで、協力したのである。
 天王寺、阿部野橋から近鉄南大阪線で30分強、近鉄長野線(富田林から先は単線)川西駅が最寄り駅だ。周辺はコンビニも何もないのどかな住宅地で、国道170号まで行くと、すばるホールがある。
 開始前にいろんな団体さんがバザーをやっていた…終了が遅くなってお腹がすくので、社会福祉法人ピースクラブさんの手作りパンを購入して食べる。すばるホールそのものは凄く立派な施設で、活動・イベントも盛んに行われているようだ。凄いぞ、富田林市!
 開場は16時半、17時開演だ。席は1階席で2/3以上は埋まっているようなので、500人以上はいるだろう。
(集会ではなく公演なので音楽に集中すべく、写真は撮っていません)
 はじめに集会・デモでよく一緒になるメンバーが集う、ネットバンド。それから夜明けのさっちゃんズ…河内音頭もやった。ステージの外で踊りの輪ができる。そこには川口真由美さんもいたぞ。
 休憩後、第二部…桜井昌司さん、佐渡山豊さんとのセッション…ん、桜井昌司さんて布川事件の冤罪被害者じゃないの。刑務所内で音楽をやっていたらしい…すごくいい声で歌われます。
 休憩をはさんで、第三部…管弦楽のアンサンブル・サビーナと、Swing MASA Osaka Jazz Womyns…全員女性ミュージシャンによるバンドのコラボ。歌われる歌は、与謝野晶子だったり、富田林ゆかりの詩人だったり…もあれば、かつて文通していた東アジア反日武装戦線の受刑者の詩であったり…そう、「Don't Kill」は、単なる「殺すな!」とか反戦のメッセージなんじゃなくて、死刑制度廃止あるいは反対!という意味も込められているのだと、やっと気づいたのであった。
 最後のほうで「思い出のグリーングラス」が歌われたのだが、この歌も単に故郷をなつかしんでいるのではなく、死刑囚が死刑執行になる朝に見た夢を歌ったものなんだそうな。

 音と光の楽しいステージも、20時半には終了した…Swing MASAさんのこれまでやってきたことや、いろいろな人とのつながりなんかについて、まだまだよく知らないけれども、なんかすごい人なんだなぁ~と改めて思い、家路についた次第である。

 死刑制度廃止について、昨日、京都アニメーションの事務所が放火され、33名もの死者がでるという痛ましい事件が起こった…容疑者とされる男は警察に確保されているものの、重体で詳しい動機などは明らかになっていない。しかし現代界でも世論は「死刑」「極刑」を求めるであろう…しかしどのような極悪非道な犯罪者であっても、国家が(あるいはそれ以外が)人の命を奪うということはやってはいけない!というのが死刑制度廃止なのである。今、これを語るのはすごく「重い」だろう。

 京都アニメーション事件で犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方、心を傷つけられた方が少しでも早く回復し、安らげるよう願います。

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瀬戸内国際芸術祭、本島侵略でゲソ

 昨日、瀬戸内国際芸術祭秋会期で会場となっている、本島を侵略してきたでゲソ
丸亀から高速船に乗って、本島へ・・・
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太鼓と大漁旗の歓迎でゲソ
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本島はけっこう広いから、レンタサイクルで回るのがベターなのだが、今回もひたすら歩く・・・
このあたりは、塩飽諸島といって瀬戸内海の難所でもあり、優秀な船乗りが育ったところ。織豊期から徳川時代にわたり、支配者より自治を認められる代りに、水夫を時の権力者に提供してきた・・・で幕末、咸臨丸が太平洋を渡ったときも、塩飽諸島の水夫が35名、活躍している。
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で、それを顕彰する碑の隣に、石井章のVerrrek「出港」という作品がある。

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こんなモノや

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こんなオブジェがあったりする。

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カリン&パット「シーボルトガーデン」・・・シーボルトは本島に寄ったことがあるらしい。

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「シーボルトガーデン」展示用の家屋

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村尾かずこ「漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト」島内に何箇所かある。

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森節子「崩壊と再生の中で」築70年の古民家の内外に、色とりどりのアート作品を展示
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こんな感じでゲソ

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本間純「耳鳴り」・・・瀬戸内の海岸を寺のたたみとアルミ基盤(らしい)で表したもの 。

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いい佇まいじゃなイカ
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力五山「つなぐ」檀家が離れ人の手が入らなくなった寺を甦らせるプロジェクト

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さて、これは芸術作品ではないが、塩飽勤番所である。自治を与えられた塩飽衆が、「年寄」を選んで政務を行った所・・・織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らの「主印状」なんかが展示されている。

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主印状はこの蔵で、厳重に保管されていたのだそうな・・・

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勤番所からえっちらおっちら歩いて、斉藤正×続・塩飽大工衆の「善根湯×版築プロジェクト」・・・古代中国で城壁を作ってきた技術「版築」で、建物を作っておりまする。

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ここを過ぎると、目の前に瀬戸大橋が見えてくる・・・
海沿いの道を、えっちらおっちら歩くと、笠島町並み保存地区が現れる。
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ま、こんな感じの町並みが、狭いところに固まっている
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格子と生け花
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猫・・・
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この町並み保存地区を見てから、港のほうへ帰る・・・侵略完了記念に、屋台で1杯・・・ビール400円(観光地価格だぁ~)と、牡蠣炭火焼き1個200円でゲソ
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ではでは・・・

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大島青松園に行く

昨日は、瀬戸内国際芸術祭の会場ともなっている大島まで行ってきた。大島とは、国立ハンセン病療養施設大島青松園のある所である。1996年に「らい予防法」が廃止されるまで、ここはハンセン病患者を隔離し、差別を押し進める施設だった・・・
 大島には高松港から船が1日3往復しか出ていない。島で暮らす入所者や職員にとってはそれで十分であり、瀬戸内国際芸術祭の間も増便はされない。高松港のターミナルに行き、総合案内所で「大島に行きたい」と言えば、乗船整理券とパンフレットをくれる。
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男木島、女木島に行くフェリーと同じ桟橋から、昼の便がやってきた。
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村の病院といったたたずまいを見せる、療養所の入り口。
観光客はここから入るのではなく、近くにある案内所で入場料を払って、ボランティアの案内係さんからもらったプレートを首からかける。案内係さんの誘導に従って、約40分ほど島を案内してもらう。
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まずは、納骨堂。1936年から現在まで、ここで亡くなって遺骨の引き取り手のない方々が眠っている。

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誰とはなく、ろうそくに火をともし、手を合わせだした。

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ここから西の海を見る・・・キラキラ光って綺麗だ。

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左から、明治時代の慰霊碑、堕胎を余儀なくされた胎児の慰霊碑、そしてこの島に始めてやって来た「医者」の所長さんの碑(ハンセン病隔離施設は治安的意味から警察官僚が所長を勤めることがほとんどだったそうな)
案内係さんに連れられて、さらに島の先のほうへ・・・
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火葬場の隣にある、でっかい観音様・・・
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火葬場のすぐそばにある、「風の舞」というモニュメント・・・手前の三角錘は天を表し、奥の三角錘台は地上を表し、右の石舞台は死者と生者との対話を表すのだそうな。
ここから戻って、芸術祭の展示コーナーまで行く・・・と行っても、空になった入所者のアパートである。

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この船で、入所者が釣を楽しんだりしたのだそうな。

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入所者が読んだ本が、こんな感じで積まれている。

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指が不自由になった人は、スプーンで碁を楽しんだ。

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街のたたずまいは、こんな感じ。
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東側の海も、あくまで青い。

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青空水族館という、展示コーナー・・・なお、道路の白線は、自動車のためにあるのではなく、目の不自由な入所者が道を歩きやすくするためのもの。

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中にはこんなのや・・・
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ゴミのオブジェやら・・・

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いろいろありまする。
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すごいぞ~
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ここの負の遺産・・・石の解剖台・・・亡くなった患者の解剖が行われたという。30年程前に海岸に捨てられたものが、前回(2010年)の芸術祭の時に見つかり、入所者と話し合った上で、ここに飾られている。

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青松園というぐらいだから、立派な松の木が多い・・・今回は見る作品はあんまり多くなく、狭い範囲だったので、帰りの船の時間までこうやってぼぉ~っと松や海を見ていた・・・のんびりした綺麗な所だが、もし「一生ここに隔離される」という運命の中でこの景色を眺めると、どうだろうか・・・どんな美しい景色も、地獄の責め苦と変わらないのではないだろうか・・・多くの患者、入所者の方々は、どんな気持ちでこの景色を眺めていたのだろうか・・・
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瀬戸内の海は、あくまでも青かった・・・

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アラーキー列車

 昨日、伊吹島侵略の際、高松から観音寺まで乗った列車は「快速サンポート南風リレー号」なのであるが、瀬戸内国際芸術祭2013のイベントの一つ、アラーキー列車だった。
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光線の具合が悪くて、ゴメンね(^^)

あの写真家、荒木経惟氏の「写真?」をラッピングしたもの・・・なんかホラーっぽくて、幻想的だ・・・
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花と、人形と・・・

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観音寺駅で、全景・・・やっぱり黒っぽいボディーにラッピングしたヤツは、順光で撮らないと何が書いてあるのか分らない・・・

ちなみに、帰りもアラーキー列車だったぞ・・・
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すごく、派手目・・・
ちなみに、使用車両は113系なのだが、快速仕様なので、転換シートである。
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わはは、快適でゲソ

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伊吹島侵略でゲソ…

今頃が一番、クソ暑い・・・にもかかわらず、瀬戸内国際芸術祭2013の、夏の部でいちばん西の会場、伊吹島まで行って来た。伊吹島は「いりこ」の産地で、この「いりこだし」が讃岐うどんのうまさに入っているのだ。
 JRで観音寺まで行き、そこから港までシャトルバス(無料)が出ている。船で20分ぐらいで伊吹島に到着~
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大量旗が迎えてくれます(^^)
アートが飾られている会場は、島の街中にあり、そこにはいきなり急坂を上っていかねばなりません。ひー

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廃校となった小学校・・・ここに3つのアートが・・・

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このトイレも、アートです(石井大五 トイレの家)

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網にたくさんの「浮き」を取り付けたアート(豊福亮+Chiba Art School 沈まぬ船)

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体育館の中には、マーカーで書いた島の風景・・・360度ですよ(大岩オスカール 大岩島2)

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昔の消防団は、オート3輪をつかっていたみたい・・・

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島に電気が来たのは、45、6年前のことらしい・・・
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伊吹島民俗資料館・・・ダイハツ工業の4代目は、伊吹島出身らしい。

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写真ではよく見えませんが、定置網に鈴をつけて、涼しげな音で迎えてくれます。

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この遊具みたいなヤツは、地引網の要領で動くのでゲソ・・・実際に乗って、動かしてもらったぞい!

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休憩場所のお寺さんで、北側の船溜まりを望む・・・気持ちいいでゲソ

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島の狭い道には、こんな人形も・・・

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中には、段ボールで作った亀さんが飾られている(LUNA...CLIP 歩み)

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さらに狭い道を行って・・・

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何か、竪穴式住居みたいなものがある・・・

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鏡と水の作用で太陽光を・・・

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虹色に反射させて、見せるのだ(関口恒男 伊吹島レインボーホール)

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水と鏡・・・思いっきり暑いけど、なんか涼しげ・・・

ここを過ぎると、しばらく歩かなければアートは見られない・・・Dsc01340


クリーンセンター(ゴミ焼却場)の横を通って、急坂を下りてゆくと海岸に出られる。泳ぎたいぜ
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なぜか巨大な、椅子がある・・・(芸術祭とは別のものらしい)
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廃業した網元の加工場に、様々な展示をしている。(みかんぐみ 伊吹島イリコ館)
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廃工場の展示も、なかなかのもの・・・
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伊吹島の立体模型も、あるじゃなイカ
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2階には、様々なワークショップの展示・・・昔の大学のサークルボックスみたい。
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荷揚げやなんかをしたんだろうな・・・海風が気持ちいい
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で、急坂を上って降りて。広い道にでる。ずいぶん上り下りをしたもんだ・・・
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途中には、金田一春彦の歌碑なんかもある。
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さて、港にもどってきたのは良いが、船の時間まで1時間ある。おまけに盆休みの日曜・・・すごく人が多い・・・船の待合室はすでに満員暑い中、あちこちたむろして(店とかもあるけれど)時間をつぶすしかない。
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ちなみに、「讃岐百景」なんだと・・・ではでは

   

 

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「あるみさん」のテーマ

 2~3ヶ月ほど前、壊れる前に・・・というブログを管理している「うに」さんという方からメールをいだだきまして、「あるみさんのテーマにぴったりの曲があります」とのこと・・・

 年末までほっといて、スミマセン・・・紅白なんぞよりも、こっちを聞いてくだされ
<iframe width="478" height="273" src="http://www.youtube.com/embed/ua4An9kH0Vs?list=FLTX096-wazc8BOpQUlq-I5Q" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

歌っている方のプロフィールは・・・うっ、わ、忘れてしまったでゲソ~

ということで「マレイム・ハッサン」さんを調べてみる。

 マリエム・ハッサンは、1958年スペイン領であった西サハラ生まれ。17歳の頃に政情不安な故郷を後にし、難民キャンプで25年以上もの期間を過ごしています。その間、彼女は西サハラ独立を掲げるポリサリオ戦線のための音楽グループなどで活動。そこで数枚のアルバムも発売しています。その後、スペイン/バルセロナに拠点を移し、『砂漠のブルース』の西サハラを代表する歌手として世界中のファンを魅了し続けています。

のだそうな

ちなみに「ALU UMI」とは「お母さん」とかいう意味だそうな。

「うに」さんのブログは、「旗旗」サイト経由で時々除く程度で、コメントとかはしたことなかったのですが、世界の様々な国・地域の人権問題等が紹介されており、なかなか面白いです・・・

ということで「うに」さん、改めてありがとうございます。

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蟹工船で働こう・・・追記・改変あり

歌です

蟹工船で働こう、リストラされたら
蟹工船で働こう、会社がつぶれたら

蟹工船、蟹工船、みんなで働こう
蟹工船、蟹工船、明日が出港だ〜

蟹工船は、良いところ、タラバがつめほうだい
ひたすら蟹をつめるだけ、食べたらシバカレル〜

蟹工船、蟹工船、監督ムチ振るう
蟹工船、蟹工船、地獄さ行くんだよ~

蟹工船の仕事場は、ロシアはカムサッカ
船の周りは、オホーツク、逃げたら凍死だぜ~

蟹工船、蟹工船、味噌汁蟹がない(どうなっとるんじゃ~われ~
蟹工船、蟹工船、1日蟹づくし~

朝もはよから起こされて、工場へと向かう。
蟹はあれども、食べられない。この世の地獄だぜ~

月月火水蟹工船、休むと命が無い。
蟹工船、蟹工船、死んだら蟹のエサ〜

日本全国蟹工船、働いても食えぬ
福祉も医療も教育も、なんにもありゃしない~

蟹工船、蟹工船、開きなおってカニ光線
1日1回、カニ光線、資本家どもを、打倒せよ

      …◆…◆…◆…◆…

適当な節をつけて、いかいもやる気なさそーに(資本家に対して)歌ってください
節まわしは一定なので、各職場や闘いの状況に合わせて、ドンドン歌詞を好きなように追加していってください。

 この歌を全国でヒットさせ、全ての労働者階級に、非式雇用・ワーキングプアーの問題は自らの問題であるということを理解・自覚してもらうべく、宴会・暑気払いその他で有志が大いに歌っていただくためにつくりました
いかにも「やる気ねぇ~」という雰囲気で歌うのが最初のコツですが、最後のほうは「闘いをもりあげる」雰囲気を出しましょう

蟹工船、カニ光線、資本家共を、打倒せよ!
ビ―ッッッ…ボウン!

お台場のガンダムや、神戸市長田の鉄人28号より確実に強い、蟹光線(マジンガーZには、負けるかも

蟹工船で、闘おう
蟹工船と、闘おう

新しい労働者の力がみなぎる唄だなぁ~・・・と思うぞ

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またまた歌ネタ

歌ネタを書いたら、コメントが3つもついたので、もういっちょいくか(^^)(^^)/
「戦争反対」さんが紹介してくれた、「お山の杉の子」ですが、実は私のオカンが3番までよく歌っていたのを覚えている。オカンは国民学校1年・・・小学校1年生ですね・・・で敗戦を迎えたので、おそらく4番以降は「戦後民主主義」の中で教えられなかったのだろう。しかし、省略してそれでよし・・・というのもいかがなものか?
 問題のある歌詞を歌わなくなった・・・というのは、卒業式では「君が代」以上にふさわしい「蛍の光」
もともと「蛍」の表題で、以下のような歌詞であった(北村さんの資料より)
1.ほたるのひかり、まどのゆき
  書(ふみ)よむつき日、かさねつつ
  いつしか年も、すぎのとを
  あけてぞけさは、わかれゆく
2.とまるもゆくも、かぎりとて
  かたみにおもう、ちよろずの
  こころのはしを、ひとことに
  さきくとばかり、うたうなり
3.つくしのきわみ、みちのおく
  うみやまとおく、へだつとも
  そのまごごろは、へだてなく
  ひとつにつくせ、くにのため
4.千島のおくも、おきなわも
  やしまのうちの、まもりなり
  いたらんくにに、いさおしく
  つとめよわがせ、つつがなく

だそうである。もちろん現在は2番までしか歌われていない。ちなみにこの歌は戦前、国定教科書にのったこともなければ、文部省唱歌でもない。そういう意味で「無批判」に使われているのが一番問題だろう。
ちなみに、4番の「千島のおくも、おきなわも~」の歌詞はどこかで読んだことがあるのだが、北村さんはここを「樺太も台湾も~」と歌った、さらに彼女よりも後輩の人で「アリューシャンとサイパン~」の組み合わせで歌った世代もあるそうだ。どっひゃ~「大東亜共栄圏万歳歌」じゃん!
元々中核派さんが指摘された「戦争犯罪について、日本人は余りにも鈍感で、徹底追及していないことが戦争責任が子孫に継承されていると思っております。」ということも、むべなるかな・・・
「汽車ポッポ」の作詞者「富原薫」氏についても、ちょっと調べてみますね。

あと、「言葉遊びできるのも、日本が平和で安全な証拠ですネ。」などとのたまう核武装論者さんへ、
2点でマチガイ・・・1.日本の平和と安全は、核武装なんぞすれば吹っ飛ぶこと(もしくはすご~く高い代償が必要、だから日帝は米の核の傘の下にありつづけざるをえない)2.平和で安全であろうがなかろうが、たくましい民衆は言葉遊びもつかって、権力者を批判するのじゃ~
以  上

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