自粛、自粛でどこにも行けないが、時刻表を眺めながら“空想旅行”が出来るのが、乗り鉄さんの強み…ということで企画してみた。
第一弾は「JRで日本最南端の駅から最北端の駅に行く!」だ
用意するもの…JTB時刻表(2020年3月号)
ルール…JRを利用し「片道きっぷ」でなるべく早く到着するように移動する。新幹線・特急列車使用可。列車は定期運行されているものを利用する。
JR最南端の駅は、指宿枕崎線の西大山駅 、最北端は宗谷本線の稚内駅 である。大阪から飛行機でも、フェリーでもいいから鹿児島に渡り、前日は指宿温泉あたりに宿泊…砂風呂を楽しんだ(ことにしよう)
翌朝、タクシーで西大山駅まで行く。西大山駅には駅舎が無く、1面1線のホームに屋根がかかっている簡単なつくりだ…切符は、大阪駅とかであらかじめ作っておくこと。ここで「日本最南端の駅」とか写真を撮ったりして列車を待つと、朝の7時過ぎに枕崎方面から上り列車がやってくる。1326Dだ。
西大山7:09 →1326D→ 8:51鹿児島中央
九州新幹線に乗り換え、広島で山陽新幹線に乗り換える。
鹿児島中央9:02 →さくら546号 → 11:49広島
広島11:57 → のぞみ108号 → 15:54東京
あっけなく東京に着いたが、それでも16時前になっている。東京で東北・北海道新幹線に乗り換え…
東京16:12 → やまびこ213号 → 18:25仙台
夕方になったので、1日目はここで泊まる。牛タンでも食うか…翌日は「人間が朝の6時に起きれるか!」 というコンセプトはがんばって封印し、1番列車に乗ることにする。
仙台6:40 → はやぶさ95号 →10:01新函館北斗
はやぶさ95号はこまち95号を併結しているので、盛岡で切り離しが行われる。新函館北斗駅でJR北海道の特急に乗り換え、札幌を目指すのだ。
新函館北斗10:24 → 北斗7号 → 13:52札幌
札幌で函館本線に戻って、旭川を目指す…ここで注意しなければいけないのが、北斗7号が室蘭方面から千歳線を通って函館本線と合流するのが、札幌の2つ手前の白石駅だ。白石駅には特急は停車しないので、白石―札幌間が重複した乗車になり「片道きっぷ」から外れることになる。しかし「分岐点通過列車に対する区間外乗車」の特例により、白石駅に停車しない特急列車に乗って千歳線から箱館本線、あるいはその逆方向に乗り換える場合、白石―札幌間は運賃計算に含めないというルールがあるのだ。ただし白石―札幌で途中下車することは出来ない。札幌で下車したければ、札幌までの片道きっぷとして終了させるか、白石―札幌間の切符を別途購入する必要がある。
札幌14:00 → カムイ19号 → 15:25旭川
旭川駅から宗谷本線に入る。
旭川16:38 → 329D → 18:27名寄
夕方になったので名寄で宿泊…名寄で何がうまいのかは、分からない…もっとも、その日のうちに稚内に就くことは可能で、旭川から20:06発サロベツ3号に乗れば、23:47に稚内に着く…が、外の景色を眺められない列車に乗ってもなぁ~名寄で泊まったとして、翌朝はちょっとゆっくりできるぞ。
名寄7:52 → 321D → 12:08稚内
となる…321Dはもともと旭川6:03発で、延々と稚内まで260㎞を6時間かけて走行している。
稚内に着いたら、駅の写真とか撮ってから、タクシーで空港まで行って飛行機で千歳もしくは羽田経由で大阪に帰ろう。あるいはバスで札幌まで帰るか、13:01稚内発のサロベツ4号で旭川方面に帰っても良い。おつかれさま~
ではこれだけの旅をするのに、いったいいくらかかるのか?
ざっと運賃計算をすると…このルートで西大山から稚内まで営業キロが3,061.7㎞、運賃計算キロが3,104.4㎞…この運賃が28,930円に、さらにJR九州区間351.3㎞分、440円の加算、JR北海道860.1㎞分が770円の加算が成されるので、片道きっぷのお値段は30,140円となるハズだ。
そして特急料金(普通車指定席・通常期)が、鹿児島中央―東京で13,700円(さくら→のぞみに乗り換えても、特急料金は改札をでない限り通しで計算され、指定席料金530円が2回かかる)東京―仙台が5,040円、仙台―新函館北斗が8,830円、函館北斗―札幌が1,580円(乗り継ぎ割引きで半額)、札幌―旭川が2,360円となる。特急料金の合計が、3,1510円となる…運賃より若干高い。
合計で、61,650円という計算になる。どっひゃっひゃぁ~結構いい値段するなぁ~
2泊3日の宿泊代と食費、および大阪ー鹿児島、稚内ー大阪の交通費や宿泊代、食費もかかるので、トータルでは10万円をかるく越えるが、そこは「空想旅行」のいいところ⁉
次回はこのプランを少しブラッシュアップしてみよう…というわけでつづく(^^)
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