たたかいとかくめい

設計変更を許すな!奥間政則さんの学習会

 昨日設計変更を許すな!大阪アクション学習会に参加してきた。講師は奥間政則さん、PLP会館4階の中会議室で、40人ぐらいの参加者であった。奥間さんは今日の昼に、西宮でハンセン病問題についての講演を行って来た…関西にしばらく滞在し、10箇所ぐらいで講演行脚を行うとのことである。
 奥間さんは配布された資料に、表紙がないことを詫びられた後(主催者側に送付し忘れたとのこと)、今年の2月に「高江の北部訓練場に侵入した」と言う容疑で「刑特法違反」逮捕されたいきさつについて説明された。この弾圧により、奥間さんの持っているパソコンや携帯が押収され、ごっそり資料を抜き取られている…奥間さんが様々な専門家と繋がり、どんな”情報”を共有しているのか、権力側はそれが知りたかったのでは?と観ているそうだ。パソコンとかは帰って来たのだが、どんな”細工”がされているか分からないので、新しいパソコンとかを揃え、メールアドレス等も変えたとのことである。もちろん高江での「刑特法」違反逮捕は、異例の「通常逮捕」でもあり(「刑特法」違反は通常、現行犯逮捕、米軍施設内に侵入したことを現認されて逮捕となる)、辺野古・高江で先鋭的に闘う部分への「萎縮」を狙ったものであるとの指摘もされていた。
 奥間さんは続いて、ドローンを使った基地建設現場などの空撮「沖縄ドローンプロジェクト」や、土木技術者としてのものの見方で、専門家と連絡を取り合い、基地建設反対運動を続けていることを説明した。ドローンで撮影した多くの埋め立て現場や土砂搬出現場の写真が紹介される共に、「ドローン規制法」では、日本の自衛隊施設26か所のみが”規制”されているだけであり、米軍施設は「米国領土」なので日本の法律で規制できずグレーゾーンになっていること、もちろん「基地建設現場」も規制されているわけではない。また、陸上からドローンを飛ばしていると、地元の人間が”通報”するのであろうか、警察が職務質問にやってくること。宮古島のレーダー基地を空撮していると、電波が強すぎてドローンが墜落したこと、また高江のG地区、H地区のヘリパッドがほとんど使われず、猪が地面を掘った後が見られることなどが紹介された。
 沖縄ドローンプロジェクトに関しては、「森の映画社」と共同で「ドローンの眼」という冊子とDVD(上映権つき)が発売されている。冊子は1冊千円、DVDは2部構成の1時間モノが1万円、14分の「辺野古新基地建設の問題点」が2千円である。冊子のほうは、すごく立派で内容も豊富であり、お買い得だ!
 奥間さんは、技術的なことについて理詰めで反対していく必要があるとして、得た情報を琉球大学の加藤名誉教授や、新潟大学の立石名誉教授など、多くの専門家に流している。そこから辺野古・大浦湾には活断層が2本あるのでは?ということが明らかになってきているのである。彼らは地質学の専門家であるが、彼らが編成した「辺野古調査団」には、名前等は出せないが軟弱地盤の専門家(土木技術者?)も存在しているとのこと。なお活断層の現地調査では、ドローンも活躍してどのくらいの地盤の隆起があるかも調べられている…凄いぞ、ドローン!
 こういったことがアメリカにも伝わり、ついに議会が動き出したことも紹介された。6月25日の琉球新報・沖縄タイムスの報道によると、米議会が辺野古の活断層や軟弱地盤を懸念し、国防長官に改善案などを盛り込んだ報告書を提出させることを「国防権限法案」に盛り込み、下院小委員会で可決したのである。

 奥間さんはパソコンに様々なデータを入れて持ち歩き、講演の際にはあっちこっちのフォルダを開いて説明を続けるので、いつものことながら際限がなくなる…とりあえず1時間半ほど講演していただき、その後の質疑応答の中で、辺野古で行われる地盤改良工事、サンドコンパクションパイル工法とサンドドレーン工法について説明された後、集会を終了した…終了にあたっては、8月23日(日)に大阪アクションでは北上田毅さんを呼んで、同様に辺野古埋め立て設計変更の問題点について講演する予定であること、沖縄県に提出された設計変更は公告縦覧されるから、そこに反対意見を送り、世論を盛り上げて辺野古新基地建設を止めよう!と主催者あいさつがあると、奥間さんは「南西諸島の自衛隊配備も止めましょう!」とクギを刺された。

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奥間政則さん学習会のお知らせ

 「STOP!辺野古新基地建設!大阪アクション」が企画する学習会のお知らせ
設計変更を許すな!大阪アクション学習会


2020年6月28日
時間:18:30
場所:PLP会館
資料代:500円
講師:奥間政則さん(土木技術者)
防衛局は3年間も海面下90メートルまでの軟弱地盤を隠し、沈下を見込んだ護岸工という形で今回変更したのだ!

・辺野古建設に係わる莫大な予算を、コロナ救済に回せ!
・コロナ危機を利用して、沖縄防衛局は設計変更を申請した。非常識なこの行為は許されない!
・辺野古新基地建設の設計変更申請に抗議し、工事の中止を求めよう!
・辺野古2区域の埋め立て工事費の契約変更重ね増額!政府の利権を許すな!
・辺野古断層は、活断層である可能性が非常に高く危険性が高い!無謀な計画だ!
・美ら海守れ!子孫に引き継ぐ責任を果たそう!
・Save the Dugong!ジュゴンを救え!
・Save the ocean ! Save the coral reefes!海を救え!サンゴ礁を救え!
・米環境NGOが選ぶ世界で最も重要な海域「ホープスポット」に、名護市辺野古・大浦湾一帯が認定された!

主催:Stop!辺野古新基地建設!大阪アクション

なお奥間さんはこの間、ハンセン病問題も含めてあちこちを行脚し、講演して回っているとのことです。

また、28日の昼間は京都円山野外音楽堂で、「基地のない平和な沖縄・日本 東アジアを!6・28京都集会」もあります。
ゲストスピーカーは
高良鉄美 参議院議員
Xバンドレーダー基地撤去 永井友昭さん
音楽 川口真由美さん
エイサー 月桃の花歌舞団

2020年6月28日(日)小雨決行
14:00開会 16:00終了予定
(オープニング音楽は13:30~)

お問い合わせ
京都沖縄連帯集会実行委員会事務局
電話 075-211ー4411
FAX 075-255ー2507

―以 上―

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本日6月24日の市役所前行動

 今日は昼から大阪市役所前座り込み行動である。12時過ぎに市役所南側の公園敷地内で開始。まず最初に朗報!十三市民病院の仲間から、委託労働者も含め全労働者の研修が行われたとのこと。

 やはり権利は主張しないとイケナイのだ。
その他、釜ヶ崎の野宿労働者への定額給付金問題、フリーランスへの補償、公共施設を開ける必要性などなど
のアピールが続く。大阪市役所ロビーに集められていたカッパは、1万着弱を学校現場に押し付け(各校長に「取りに来るよう」指示があった)それでも余った何万着ものブツは、市内の倉庫(場所は秘密?)で保管されているという報告もあった。
1時間ほどアピールタイムをとった後、市役所地下1階の会議室で13時15分から協議開始である。
  まずは健康保険局から、マスクや医療用防護服が“寄付”や国の補助で集められている状況が報告された。だが、足りないのならば大阪市で独自に購入するとか、したとかいう報告はなかった。それは変だろう?国が補助してくれなかったら、買わないつもり(カッパで済ます?)だったのか?とにかく市で購入するということを全く検討もしていなかったようだ。また医療従事者から、全ての1次医療機関の従業員に防護服を支給し、希望者にはPCR検査を受けられるよう要望が出された。
 保健所からPCR検査体制の拡充について説明があり、新規にPCR検査機を病院で購入する場合、国から全額の補助金が出る、それを使って新たに4箇所、PCR検査が健康保険で出来るようになったが、その病院がどこかは公表していない。希望者が集中されると困るからだそうだが、公表しないと患者はどこに行けばよいのか分からない…結局、保健所でPCR検査の数をコントロールする方式には手を付けられておらず、医者がPCR検査を必要であると判断しても、保健所のコールセンターで機械的に撥ねられる状況が続いている。「発熱外来」を作るなどの発想も実行されていないのである。
 保健所から学校や保育所でクラスターが発生しても「先生と生徒しかいないから」と発言があり、これにはすかさず「他の清掃や調理等の労働者(多くは委託)を無視している!」と批判されている。不特定多数が出入りする場所ではないということが言いたかったのだろうが、正規・非正規・委託労働者の差別なく危険手当を支払えと主張している私たちの前で不適当な発言である。
 続いて住民票のない野宿労働者に定額給付金を支払えという要求について、前回6月11日に別途提出した要求に対する回答が本日できているにもかかわらず、今協議している団体名とは違うから回答書は渡さない(今日は「市役所前座り込み行動」しか相手にしていないという“お役所”発想である)回答は本日中に代表の〇〇氏に渡す…と言ってくる。代表(というよりこの運動に“代表”はおらず、連絡先)の〇〇氏にこちらから電話して許可を得たにもかかわらず、回答を頑なに出そうとしない!何だこれはとこちらから数名が席を立って詰め寄り、机が少々ずれるぐらいゴタゴタした。結局、回答書を出すことになって取りにゆく…これだけで30分ぐらい時間が無駄になった。
 今回は「自立支援センター」の担当者も参加しており、定額給付金受給のため自立支援センターで住民登録が出来るか問いただしたところ、センターに住民票を置くことはできるが、職業訓練等のため最大6か月であり、定額給付金受給のため住民票を置いて下さいとは広報していない。前回、定額給付金担当が我々に説明した「自立支援センターで住民票を取る」モデルは、あっと言う間に崩壊し、センターの担当者は「お詫びする」とまで言ってくれた…定額給付金担当がなんの調整もせずに出まかせ説明をしていたわけだ。
 こちらとしては改めて、住民票が無ければ支払いが出来ないというスキームが間違っている、別のスキームを考えましょうよ。東京の渋谷区とかの情報は手に入れていますか?総務省から6月17日付で「ホームレス等に対する住所設定の取扱いについて」という文書(住民登録の相談に積極的に対応し、情報を取得した上で住民基本台帳ネットワーク等を活用し本人確認を行う。住民票が無い場合には緊急的な一時簡易宿泊所であっても生活の本拠たる住所として適当であると判断したときは、そこで住民票を作成する等)について確認しているか等、問い詰めた。総務省に対しては担当者どうしの電話連絡・問い合わせだけで済まさず、大阪市ではこうしたい!(大阪には野宿労働者が多いのだから、それが「大阪モデル」となる)という自治体からの突き上げを行うよう要求した。また住民票や戸籍の“附票”について調べる場合でも、家族にどこに住んでいるか知られたくないという人もいるのだから、一人ひとりの思いを聞く「相談窓口」を作れとも要求した。
 市役所からの参加者は、住民税や固定資産税の減免関係に交代して、協議を続行した…市民税や固定資産税の減免は通常のルールどおり、失業や減収で前年比6割の収入に落ち込んだ時のみ。今回のコロナ禍での制度拡張は一切考えられていない。雇用保険の拡充があるからという事であったが、フリーランス、自営業者など雇用保険の適用から外れる人も多い、固定資産税の減免がなければ、テナント料(家賃)に跳ね返ってくる…そういったことも検討して欲しい旨要求した。
 最後は健康保険関係だが、国民健康保険で傷病手当が支給されるようになったため、そのことについてどう制度設計したか説明をうけると、勤労所得者のみの支給対象であり、フリーランスや個人事業主は対象となっていない。フリーランスを切り捨てるのかと問うと、国の制度設計がそうなっている、今回は回答について説明をする場であり、提案を受け付けることは聞いていないと開きなおる始末である。ここで時間切れ…時刻は15時50分過ぎである。
 総じて、大阪市独自の対策や上乗せは全く行わない、検討もしていないということだった…市は1400億円もの財政調整基金があるのだが、それを全く取り崩そうとしない(「大阪都構想」でそのまま大阪府にもっていく予定?)松井・吉村がやっていることは、お金をほとんどかけないパフォーマンスばかり…上から押さえつけて、下の市役所からなんら新しいことをしょうということが起こらない…ということが、よぉ~く分かった。
 市役所の外で報告会をやった後、市役所5階の記者クラブに赴き、記者会見を行って今日の行動を終了した。

 

 

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京都で生活補償を求めるデモでありますっ!

 昨日、京都で行われた生活補償を求めるデモに参加してきた。四条河原町あたりからブラブラ北上し、新京極あたりで一休み…その後、京都市役所前へ。毎週水曜日の午後に行われている「座り込み」行動の場所ではなく、市役所南側の歩道上に集合だ。
 告知では13時半集合なのだが、13時にはすでにちらほら人が集まっている…ウクレレを奏でる人が「イマジン(日本語バージョン)」なんかを歌って、ゆる~く始まった。韓国KBS(KBS京都じゃないからね!)の方も見えられて、撮影を始める。
 「部落解放」とでっかく書かれた赤くてきれいな横断幕も登場!いや、別に解放同盟が組織参加しているわけではないのだが、ある方が「きれいな横断幕を見て欲しいから」と持ってきたもの。
 それでも13時半に、一応集会開始…まず大阪市役所前座り込み行動から、「都構想」や「カジノ・万博」にかまけなぁ~んにも生活補償をしない大阪維新とのたたかい…全ての病院労働者に危険手当を出せ!住民票がなくても野宿労働者に定額給付金を支払え!ということを要求している旨の報告。
 続いてトランスジェンダーの女性から、普段受けている差別や生きづらさに加え、コロナ禍で「医療的な支援」が受けられなくなったことなど、差別が酷くなったことへの報告、そして在日の女性から、コロナウィルスは中国から来ただの、”武漢肺炎”だの、差別排外主義が広がっていることの報告があった。
 そう、この集会・デモの目的は「生活補償」だけではない…これまであった様々な差別や格差・矛盾、そういったものが「コロナ禍」であからさまになったことを訴え、そのような差別や矛盾を無くそう!というのがキモなのだ。
 だいたい60人以上の様々なひとが集まって、デモに出発~
 「生活補償 まだまだ足りない」「賃金補償も まだまだ足りない」「給付に時間がかかりすぎ」
 河原町通を、南下していく。
 「リスクの仕事に 危険手当」「夜の仕事を 差別するな」「個人事業に 補償しろ」「フリーランスに 補償しろ」
 なぜか私は先ほどの「部落解放」の横断幕を持って歩くことに…
 四条河原町を、左折する…このへんは人が多い!
 「子どもたちに 今すぐケアを」「学費高すぎ 払えない」「金儲けより 市民を救え」「内部留保を 市民にまわせ」まさにその通り…デモはコールだけでなく、なぜデモをしているのか、生活補償を求めるため、声をあげよう!と説明も行う。
 四条通を、東へ…東山、八坂神社に向かってデモするのもオツなものだ。
 「障害者差別を 許さない」「外国人への 差別をするな」「排外主義を 煽るのやめろ」「セクマイ(セクシャル・マイノリティ)差別を 許さない」「野宿者差別を 許さない」「感染者への 差別をやめろ」…このへんが真骨頂!
 「軍事費高すぎ 福祉にまわせ」「京都 沖縄 基地はいらない(京都にも京丹後市に「Xバンドレーダー」米軍基地がある…それに対する反対運動を続けている人も参加しているのだ)」「コロナに乗じた 改憲反対!」
 円山公園の手前…ちょっと坂を上ることになる、炎天下だったら、キツイだろうなぁ~
 「安部は やめろ」「コロナ前から 生活苦しい」「我慢の限界 声をあげよう」「カネより命の 社会に変えよう」「格差をなくせ 差別をやめろ」「みんなの声で 未来を変えよう」う~ん、その通り!

 ホント、たんに生活補償・賃金補償を求める「ゼニカネ」の要求だけでなく、というより、そういった要求がなぜ出て来るのか⁉格差や差別があるからだろう!それを推し進めてきたのが安倍政権じゃないか!みんなの力で変えようよ!ということなのだ!
 円山公園内でデモは一旦解散、その後公園内でかるく交流会(飲み物だけ)
 で、この日は「Black lives matter」デモが京都でも企画されていて、実は円山公園を15時半に出発、市役所へというコース…そのデモにも参加するよ!という人も沢山いた。
 公園内で、デモに出発する人にエールを送る…京都に住む留学生や外国人労働者が主体の、人種・民族も多様なデモ…だいたい1000人近くの人が集まっているのではなかろうか…という感じだった。
 ではでは(^^)

サブブログは写真付きです

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京都で生活保障を求めるデモがあるよ!

 告知が遅れましたが、京都市役所前で生活補償を求め座り込みをやっている人たちの、デモでありますっ!

すべての人に十分な生活保障・賃金補償を!
★6.21デモ★
日時・場所
6月21日(日) 13:30 集合
         14:00 出発
集合場所:京都市役所前広場
    (京都市役所前南側)
河原町通り南下→円山公園ゴール
デモ終了後、円山公園にて交流会
●2メートル間隔にてデモを行います
●参加される方は、マスクの着用をお願いいたします

 わたしたちは、コロナ危機のもとで、さまざまな形で生活に困難をかかえるすべての人に対し、全面的で十分な生活保障・賃金補償を求めます。今こそ、私たちの社会の在り方が問われていると考えます。格差・差別なく、すべての人が人らしく生きられる社会を求め、ともに行動しましょう!

主催 京都市役所前座り込み有志
わたしたちは、京都市に対し、すべての人への全面的で十分な生活保障を求め、京都市役所前で座り込み&アピール活動、京都市への陳情などを行っています。
毎週水曜日 15時~17時 @京都市役所前
 ※雨天中止
連絡先:kyoto.action.s@gmail.com

京都に住む私たちが今生きていくためにどうしても必要なこと
~新型コロナウィルス感染症危機のなかで~ 京都市長宛ての要望書
京都市役所前座り込み行動
1.新型コロナウィルス感染症に伴って必要となる医療を無償化しろ。
2.医療の現場で働く人たちの生活と安全を守るための支援を十分に行え。
3.新型コロナウィルスに感染した人で入院する必要のある人たちのために、十分な病床の確保をし、適切な治療が受け入れられるよう環境を整えろ。
4.感染の可能性が疑われる人が早急に検査を受けられる体制を作れ。
5.医療現場で働く人以外でも感染が拡がるなか容易に仕事を休めない職種に就いている人たちの生活と安全を守るための支援を十分に行え。
6.個人に対する生活支援を個別の事情に応じてより手厚くできるようにしろ。
7.中小企業・個人事業主に対する支援を個々の事業者の事情に応じてより手厚く行え。
8.個人及び中小企業・個人事業主が支援を受ける際の手続きを出来るだけ簡素なものとし、申し込みから受け取りまでの期間もなるべく短くしろ。
9.生活保護制度を京都に住むすべての人が経済状況に応じて利用できるようにし、基準も緩和しろ。
10.諸々の事情で自宅に留まれない人たちのためのスペースを十分に用意しろ。
11.感染症の流行に伴って起きる特定の個人や集団への差別や暴力への対策をきちんと行え。
12.子育てやケアワークなどをはじめとして、市民の生活のために公共施設は必要不可欠である。感染症対策を十分に行った上で公共施設を開放しろ。
13.京都市内に住むすべての人が一切の区別なく保障・支援を受けられるようにしろ。
14.日本語を第一言語としない人、病気や障害がある人、家のない人、通信機器にアクセスできない人などを含めたすべての人が、自分がどんな支援を受けられるかを知ることができるように情報の普及を徹底しろ。
15.国の賃金補償は不十分であるため、それに加えて京都市独自での賃金補償をしろ。

※以上の要求を実施するにあたり京都市単独では実施できないものについては、国に協力を求め、その必要性を社会的に十分に発信せよ。また、支援の具体的な内容を決めるにあたっては、支援を必要とする当事者の要望をちゃんと聞く場を設け、そこに出た要望を必ず反映させろ。
2020年5月13日 京都市長門川大作様

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大阪府庁前行動で万博を追及!

 府庁前では毎週火曜日の12時から13時まで「朝鮮高級学校無償化・朝鮮学校補助金復活、外国人幼稚園への幼保無償化適用を求める火曜日行動」が行われている。今日は初めてそこに参加した…梅雨の中休みで天気が良く、おおむね40人ぐらいが集まっている。歌と音楽もあってなごやかに進められている。
 それが終わった13時半から、府庁前の座り込み行動を開始した。都構想・万博・カジノのためにお金を貯め込み、生活補償や商店の支援にカネを出さない大阪府に抗議の声がたたきつけられた。
 14時を過ぎて前回と同じ「旧議員会館」で要請・協議を行うことになる。司会進行は政策企画部広報広聴、まず最初は健康医療部と、全ての病院労働者に対する危険手当の支払いについての交渉。医療従事者に危険手当相当として?配布するクオカードについて問いただす…この原資は大阪府が寄付で集めた「新型コロナウィルス助け合い基金」である。すでに第一次贈呈分の「申請(医療機関からわざわざ申請せんとあかんらしい)」が締め切られている。第二次以降の贈呈についても検討しているとのこと。だが、正規・非常勤の労働者には支払うが、派遣・委託労働者については直接雇用しているわけではないので支払えないという返答。それはオカシイ!松井一郎市長がツイッターで、あるいは大阪市がHP(ページ番号505551) で示している「新型コロナウィルス感染症の感染危険区域で勤務する方に関しては、正規・非正規にかかわらず危険手当が支給されています」「十三市民病院で勤務する委託職員の危険手当相当額は、雇用主において支払うことになりますので、委託業者により早急に措置されるよう対応してまいります。」ということから、委託労働者に支払う「スキーム」はあるハズだ!そうゆうことを調べたり考えたりするのが行政職員の務めだろう。委託の会社が何社入っていて、何人の労働者が働いているかということは、病院に電話で聞けはすぐわかるはずだ。こういったことを指摘しても、なんとか言質を取られないようだんまりを決め込んでくる。そして文書回答することを明言しない…少なくとも、決裁権者に直接伝える旨、はっきり言うべきなのにそういったことも言わない。最終的に「調整させていただき回答させていただきます」なんじゃこりゃ・というような返答…回答期限も明言することが出来ない。こちらは1か月以上も前から要求書をだしているにもかかわらずだ。
 またクオカードで支払う方法についても、クオカードの会社に病院従業員の個人情報を渡して、該当者に直接送るようにしているが、個人情報漏洩の恐れはないのか?そもそもクオカードで支払うこと自体が問題で、なぜ直接病院に支援金を渡さないのかということも問いただした。別の医療従事者(歯科医)から、全ての医療従事者に定期的にPCR検査を実施し、不顕性感染者がいることを前提に、全ての医療従事者に防護服がゆきわたるようにして欲しいという要望も出た。防護服に関しても、ここに出席している府の職員では、どのくらいの防護服があるのか把握いていないようだ。
 続いて15時40分から「万博協力室」の職員3名が出てきて、交渉する。はじめに2025年大阪万博事業については、大阪しいては日本の成長を促進する起爆剤であり、国内外からもお客様が来る云々…と説明があったところで、コロナ禍でインバウンド頼みがなくなりどんどんつぶれている中で、誰が何のために大阪に来るのか?という疑問が呈された…前提条件がまるで変っているのだ!健康に関連する産業は、家電とかに良い影響を与える…といったところで、インターネットで情報がとれ、売れる商品は企業がすぐに商品開発をする時代に、見本市のようなことをやっても意味がない、万博自体、発想が19~20世紀初頭の発想なのだ。また「健康」が見世物・商売になる、それはいちばんふさわしくないテーマだ!今、見直す時期に来ているのだ。
 万博会場の建設費は1250億円、その1/6を大阪府が負担する。会場の夢洲の整備費用は、道路拡幅等に115億円、上下水道の整備日132億円、埋立て工事に136億円(大阪市の公共事業)…これだけの資金が、万博のために塩漬けされ、人びとの暮らしや生活補償に回らないのである。来年以降、経済が落ち込んで大阪府も減収が確実だと吉村知事も認めている。協賛企業だって、経営が悪化する…こんな金は出せないハズだ。
 オリンピックも、原発事故から人びとの目をそらすためのものであり、それがコロナ禍に目を向けないことに繋がった。万博を続けるということは、行政がどちらを向いて仕事をするかということに繋がる。
 日本で開かれた国際博覧会はすべて黒字で成功しているというが、成功の尺度は万博の理念が広まったかどうかだ。70年の大阪万博で「世界の国からこんにちは!(理念は「人類の進歩と調和」)」と言ったが、世界から差別は無くなっていない。今回は「いのち輝く未来い社会のデザイン」で、SDGs(持続可能な開発目標)を目指すとあるが、万博をやってどうして持続可能なのか?経済成長・日本の成長というが、それは「企業の成長」ということで、どうしたら人が豊かに生きられるかという発想ではない…いろいろ批判が飛び交う。
 そうこうしているうちに、コロナ禍で状況が変わったんだから、広聴会開くなり、パブリックコメントを受け付けるなりしましょうや!という意見も出てきたので、すかさずこれを私たちの「21番目の要求」として付け加え、提出した。万博の実施については、一度も民意が図られていないのだから当然のことである。
 16時45分で協議を終了し、ふたたび府庁前で報告会とコールを行う。釜ヶ崎センター開放運動をしている仲間から、センターで寝泊まりしている労働者を追い出すため、大阪府がコロナ禍の中で立ち退き訴訟を起こしたことが報告された。
 
 次回の行動は、6月24日(水)大阪市役所前にて。

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BLACK LIVES MATTER”よりも”大切なこと

 先週の日曜日、大阪で「Black Lives Matter」を掲げ、人種差別に抗議する集会・デモが行われた。Y!ニュースMBSより
大阪でも「人種差別抗議デモ」…SNSの呼びかけで集結 一連のデモは世界各国に拡大

 アメリカの人種差別に対する非難の声が世界各国に広がる中、6月7日、大阪市でも抗議デモが行われました。
 「大阪の中之島でも多くの人が『BLACK LIVES MATTER』と声をあげて行進しています。」(記者リポート)
 アメリカで黒人男性が白人警察官に拘束されて死亡した事件に端を発した反人種差別デモは、世界各国に拡大しています。7日、大阪市でもSNS上の呼びかけに応じて集まった外国人や日本人が、大阪のアメリカ総領事館の前などで人種差別を糾弾する声を上げました。
 「向こうで起こったことは正しいことじゃないなと思って、どうしたらいいか分からないので参加しました。」(デモの参加者)
 一連の抗議デモは6月6日に東京・渋谷でも開かれていて、日本でも抗議の声が広がりを見せています。

 記事にあるように東京でも集会・デモは行われており、昨日も行われたようだ 
 別の報道では、この大阪のデモ参加者が1000人ともされている。参加した人によればそれ以上に集っているという声もあって、それは凄いことだ!それだけ集まれば、集会・デモの様子を写真や映像でみても壮観だ!
 人種差別の問題を、遠く離れた海の向こうのことだと考えずに、自分たちの問題であると立ち上がった人たちに、最大のリスペクトを払いたい‼

 その上で、大阪で「人種差別」に対しこれだけの人が立ち上がれるのに、足元で続いている「朝鮮人への差別」について立ち上がる人が少ないのはなんでだろう?と思ってしまう。
 全国でもそうだが、大阪でも朝鮮学校に対し、授業料の無償化や様々な補助金から排除されるという差別政策が続いている。(大阪では毎週火曜日のお昼、府庁前で抗議行動が行われている)また朝鮮・韓国に対する「ヘイトスピーチ」「ヘイト言論」は野放し状態で、そんなことを煽る本も書店で堂々と売られている!
 そんな状況に対し、私も含めどれだけの人が声を上げているだろうか?怒りを形にしているだろうか?

 遠く離れた海の向こうの問題について声をあげることはたやすいが、足元で起こっている問題に声をあげることは難しい…のだろうか?

 でも今回立ち上がった”1000人”もの人たちは、こんどは朝鮮・韓国人への差別問題について立ち上がるだろう!と信じよう!

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辺野古埋立て工事再開弾劾!

 本日から辺野古での基地建設工事が再開された。沖縄タイムスより
辺野古側海域に土砂を投入 工事工事再開で政府
 政府は12日に再開した名護市辺野古の新基地建設工事で、午後0時30分ごろ、作業船から陸上げした埋立土砂を辺野古側海域に投入した。
 辺野古側の西側区域は、当初計画から1年遅れの来年9月末までに陸地化する計画に変更していたが、約2カ月の工事中断でさらに遅れる可能性がある。

 辺野古基地建設工事は新型コロナウィルス流行の影響で、ここのところず~っと止まっていた。7日に行われた沖縄県議会選挙では県政与党「オール沖縄」側が勝利し、辺野古新基地建設反対の民意は示された…にもかかわらず、日本政府。沖縄防衛局は工事を再開させたのだ。断じて許すわけにはいかない!
 カヌー隊のたたかい

そして座り込みも始められる…

 辺野古基地建設の再開に抗議しよう!沖縄とともに声をあげよう!
 ということで、神戸では13時からマルイ前で「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」、大阪では15時半から「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」がある。また大阪・梅田では「梅田解放区」が13時~15時までなので、「安倍やめろ!辺野古新基地建設反対」を力強く訴えよう!なお、時間がかぶらないので「梅田解放区」→「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」という連続決起も可能だ!(しんどいけど…)

 沖縄の民意を無視し、軟弱地盤に税金投入して無理くりつくる辺野古新基地建設を止めよう!
安倍政権を打倒しよう!

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6・13梅田解放区のお知らせ

6月13日(土)は梅田解放区…昼間の行動


呼びかけ文
 コロナ禍で自粛を強いられ経営が悪化している中小企業や個人事業主を支援するための持続化給付金事業が、ほとんど実体のない一般社団法人サービスデザイン推進協議会に委託され、20億円の“中抜き”の後に大手広告代理店、電通やパソナのような企業に丸投げされていたことが明らかになっています。コロナ禍に対応するための第二次補正予算案はおよそ31兆円ですが、1/3にあたる10兆円が「予備費」すなわち国会の議決を経ないで内閣が自由に使えるお金として計上されていました。持続可給付金に見られるような、不透明なお金が安倍政権の自由裁量で大企業に流される…私たちの生活を補償するお金でさえ、安倍政権の利権のために無駄に費やされているのです。
 沖縄・辺野古では軟弱地盤があるにも関わらず、民意を無視して何千億円もの追加費用をかけ、埋め立て工事を強行しようとしています。辺野古新基地建設のみならず、南西諸島への自衛隊ミサイル部隊配備や、アメリカからF35 戦闘105機もの機爆買いは何ら見直しも行われていません。予備費10兆円だけでなく、こういった軍事費もコロナ禍で仕事がなくなり困っている人や中小企業、個人事業主に、あるいは流行の第二派に備えてPCR検査や病床の確保など、医療体制の充実にまわすべきです。
 安倍政権はこのような問題、批判を抑え込むため早々に国会を閉じ、逃げ切りを図ろうとしています。しかし昨年行われた参議院選挙での公職選挙法違反が問われている河井克行前法相、河井案里参院議員の事件が、国会終了後に議員の逮捕・起訴を含めて動きだすとも言われています。選挙違反の原資である1億5千万円は、安倍首相の意向で自民党から出されたとされており、「モリ、カケ、サクラ」を始めとする安倍政権の疑惑は、とどまることを知りません。
 一方、コロナ禍で安倍政権のデタラメさが明らかなる中、吉村大阪府知事や小池東京都知事がもてはやされています。しかし吉村知事は「大阪都構想」やカジノ・万博といった巨大開発にのめり込み、小池都知事もオリンピック延期が決まるまでは感染症対策をないがしろにしていました。テレビに露出して、あるいは通天閣やレインボーブリッジをライトアップするなどのパフォーマンスには一生懸命ですが、感染症対策で成果をあげている他県の知事たちはそんなことはしていません。彼らの正体も徐々に明らかになっています。

 安倍首相や吉村知事、小池都知事に共通しているのは、日本軍慰安婦や関東大震災時における朝鮮人虐殺をなかったことにする「歴史修正主義者」であることです。過去の誤りに向き合うことができない「あったことをなかったことにする」政治家は、現在起こっている問題も「ないもの」としてしまいます。安倍政権があらゆる公文書を隠蔽・改竄・破棄し、感染症対策の専門家会議でさえ議事録を作らないのはその表れです。こんな政治家達に、コロナ対策を任せるわけにはいきません!

 アメリカをはじめ世界中で、黒人差別に抗議する大規模なデモ・集会が起こっています。大阪でも1000人あまりの人がデモに参加しました。理不尽な差別にたいし、多くの人が街頭に出て声をあげています。差別だけでなく#検察庁法の改正に抗議します #種苗法改正に抗議します と沢山の人が声を上げ、法改正を止めています。私たちが声をあげれば、力になります!今こそ安倍政権を追い詰めましょう!梅田のど真ん中で声を上げましょう!

#安倍やめろ!
#NO吉村知事!
#NO小池知事!
素敵な音楽とともに…

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都構想「法定協議会」に抗議しよう!

 大阪都構想「法定協議会」が、コロナ禍がおさまらない中で11日に強行される!抗議行動のお知らせ…

 
「都構想は中止!コロナ対策に集中を!市民宣伝」
 大阪市つぶしに時間かけてる場合じゃないでしょ
 6月11日12時~13時 大阪市役所前

 大阪は、今回のコロナ禍で、インバウンドに頼る経済政策の結果、全国平均よりも高い失業率、倒産件数の予想もされています。
 今までの経済政策を見直すことが必要な時に、吉村知事・松井市長は、宣言解除後は、何事もなかったかのように、「IR・カジノ」「万博」「大阪都構想」を進めようとしています。
 6月11日には法定協で「市民意見の集約・報告」をし、6月19日の法定協で「採決」を行い、9月初めに両議会での「議決」、11月1日住民投票の計画を強引に推し進める計画です。
 「法定協」当日、「大阪市をつぶすための計画はいったん中止、コロナ対策に全力を上げよ!」の市民宣伝を行います。法定協議会の会場が急遽変更になりました。各団体の方々への周知をお願いします。

カジノに反対する9団体懇談会(連絡先 カジノ問題を考える大阪ネットワーク 薮田 080₋3836₋3771)


 「市役所前行動」でも良く分かったが、大阪市・大阪府はほんと、コロナ対策でなんら有効な生活補償や医療支援を行わない…その一方で、カジノ・万博・再開発…都構想には前のめり!ためこんだ金を使わない!
 なめとんのか!
 ということで、11日、19日に法定協を弾劾し、市民に向けて「都構想ヤメロ!」と訴えるのである!

 参考:MBSニュースのサイト 大阪府の医師らが「都構想の住民投票の中止」を要望…「新型コロナ対策の方にお金を

 今年11月に予定されている『大阪都構想』の住民投票について、大阪府内の医師らでつくる団体が「新型コロナウイルス対策を優先すべき」として中止を求めました。
 6月8日、約1万人の医師や歯科医師が所属する「大阪府保険医協会・歯科保険医協会」は、新型コロナウイルスへの対応で「医療現場の混乱が予想され、市民が都構想について真剣に議論を深められる時期ではない」として、今年11月に予定されている“大阪市を廃止して特別区を設置する都構想の住民投票”の中止を訴えました。
「新型コロナがまだどういう方向に行くかわからない。しかもインフルエンザが秋口から広がってくる。11月の都構想の住民投票に使うお金は、当然そっち(新型コロナ対策)の方に回して万全の体制をとると。」(大阪府保険医協会 高本英司理事長)
 「大阪府保険医協会・歯科保険医協会」は、大阪府の吉村洋文知事と大阪市の松井一郎市長にあてて住民投票中止を求める要望書も提出しました。

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